1)『学ぶ意欲の心理学』市川伸一/PHP新書 ★★★
2)『世の中の「ウラ事情」はこうなっている』日本博学倶楽部/PHP文庫 ★★
3)『間テクスト性の戦略』土田知則/夏目書房 ★★★★
4)『なんとユーモア〜子どもたちと楽しく』高橋俊三/文教書院 ★★
5)『ことばの力〜「生きる力」を育むことば』花田修一/三省堂 ★★
6)『サルトル/メルロ=ポンティ往復書簡』菅野盾樹訳/みすず書房 ★★★★★
7)『40歳から何をどう勉強するか』和田秀樹/講談社 ★★★
8)『対論 教育をどう変えるか』寺脇研編/学事出版 ★
9)『階層化日本と教育危機〜不平等再生産から意欲格差社会へ』苅谷剛彦/有信堂 ★★★★★ 必読!
10)『すぐれた授業への疑い』向山洋一/明治図書/再読 ★★★★
11)『企画力と実践力は教師の力である』向山洋一/明治図書/再読 ★
12)『青春の終焉』三浦雅士/講談社 ★★★★★
13)『論争・中流崩壊』「中央公論」編集部編/中公新書クラレ ★★★
14)『論争・学力崩壊』「中央公論」編集部・中井浩一編/中公新書クラレ ★★
15)『ハイデガー本45』木田元編/平凡社 ★★★
16)『世界のひびわれと魂の空白を』柳美里/新潮社 ★★★
17)『大衆教育批判序説』すが秀実(「すが」という漢字を出せませんでした)/秀明出版 ★★★★★
【コメント】
今月は学校祭,合唱コンクールに忙殺された割にはよく読めたと思う。おすすめは6)と9),そして17)である。
特に6)はおすすめだ。何か知識を学ぶというのではなく,学問する上での批判し合える人間の存在の大きさを
実感出来る書だ。手紙の翻訳なので文体も読みやすい。私は深い感動を得た。柳谷さんにおすすめ。
9)は苅谷剛彦お得意の進学・就職データを豊富に取り入れた階層社会の実証的研究。専門書である。データ
の読み取りにやや難しい点があるが,教師として知っておきたい知識の宝庫である。幹也くん,藤原くん向き。こ
ういった現実を保護者会で語れるようになったら,学校教育は現在と比べて数段進歩するだろう。
17)は筆者が主に「発言者」に書いた論考をまとめたもの。批評として納得させられる論述が多い。南山さんが
好きそう(もうとっくに読んでいるか……)。でも,この書は必読の書だと思う。