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新穂高温泉から
槍ヶ岳(3180m)〜
大喰岳(3101m)中岳(3084m)
南岳(3033m)    
槍ヶ岳 ウスユキソウ

日本アルプスの象徴といわれる槍ヶ岳。その鋭角的な山頂に憧れて・・・いざ。

槍ヶ岳への信州側の玄関が上高地なら、飛騨側玄関は新穂高温泉である。上高地側の賑わいに比べ、飛騨側は静けさを味わえるコースです。
北穂の大キレット 雷鳥の親子

     


《登山日》  H13.8.2〜4
《天 気 》  晴れ(雷雨あり)

《コース》 第1日 新穂高バスターミナル――槍高平避難小屋――白出沢出合ー―槍平小屋(泊)                
第2日 槍平小屋――飛騨乗越――槍岳山荘――槍ヶ岳(3180m)――槍岳山荘――大喰岳(3101m)――中岳(3084m)――天狗原分岐――南岳(3033m)――南岳小屋(泊)
第3日 南岳小屋・・・南岳新道・・・槍平小屋――新穂高バスターミナル

《標高差》 2130m



新穂高温泉から槍平小屋
東京を早朝4時30分、車で出発。10時30分、新穂高温泉を槍に向かっていざ、出発。新穂高ロープウエイの駐車場はいっぱい。その脇を通り、中高生のグループ(奥丸山に登るとか)と後になり先になり進む。しばらくは林道歩き――長い。まもなく穂高平避難小屋(近道があった)。新穂高ロープウエイのゴンドラの通過を見る。サワグルミの森を過ぎ、林道も終点。ガラガラの白出沢に出る。
非常に暑い。
樹林帯を行く。チビ谷を渡り、滝谷出合に。雄滝が上方に見えるが北穂の岩峰はガスっていて見えない。水が非常に冷たく、汗ダラダラの体に気持良い。この頃から、遠くでゴロゴロ。滝谷を過ぎると、傾斜も強まり、夕立も加わって、恐る恐るの行進。半濡れになって、ほどなく槍平小屋。予想以上に時間がかかった。槍平小屋からは、北穂、ドーム、涸沢槍、涸沢岳を夕暮れの中に望むことができた。幸いにも一人につき布団1枚分get。明日に備えてバターンキューン・・・・・


槍平小屋から南岳小屋
今日は長い。天気が良くてラッキー。6時出発。小屋の後ろがキャンプ場。その脇を朝露に濡れつつ進む。傾斜が徐々に増し大喰沢。登りの最後の水場。背後に笠が岳が現れ、次第に量感を増してくる。4時に槍岳山荘を出発した登山者に会う(朝富士山がきれいに見えたとか)。先は長い。
左手に西鎌尾根、右手に大喰岳が現れ、お花畑が広がり出す。岩屑のジグザグ道。幾重にも折り返し、高度を上げる。きーつい登り。フウロ、ヨツバシオガマ、シナノキンバイ・・・・・色とりどりの花々が、ガラ道の傍らで、咲き誇っている。やっと千丈乗越。救急箱が設置してある。西鎌尾根を行く登山者が見える。さらにジグザグ道の繰り返し。やがてようやく飛騨乗越。3020mの日本一高い峠。槍ヶ岳の三角錐が現れた !!!!!ゴロゴロ・・・またもや雷〜近くに来ないで !
左に進み、急坂をひと登りで、テント場、そして槍岳山荘にやっと到着。
小屋の前は登山者であふれている。槍の穂先に登る人が上まで数珠つながりに見える。槍沢から登ってくる人がアリのように続く。
荷物を置いて、槍の穂先へ。急な岩場だが、クサリやハシゴがかかっていて、見た目ほどではない。渋滞で、降りてこなければ交代で山頂へは登れない。交通整理が必要。最後のハシゴを登って、
やったー!!!! 3180m。狭いが、12人ほどはいる。北側に小さな祠が祭ってある。
すばらしい360度の大パノラマ。槍岳山荘の赤屋根が眼下に。南に穂高連峰の岩峰が、東に常念岳、西に笠が岳、双六岳が。大大大満足。惜しみつつ下山。
槍岳山荘でなんと焼きたてのデニッシュペーストリーにありつけた――限定早い者勝ち。

南岳小屋に向かう。飛騨乗越から大喰岳へと登り返す。槍の穂先が後からついて来る。
大喰岳山頂はケルンがいっぱい。残念ながら、山頂は見落としてしまった。中岳に向かう。せっかく登ったのに惜しいことに下ってコルへ、そして再び登り。クサリ、ハシゴを越えてガラガラ道を行く。石ころだらけの中岳山頂。槍ヶ岳が遠くになった。少し行くと、雪田が残っており、湧き水が。美味しい。岩屑道を下る。左下に天狗原の氷河公園が見下ろせ、天狗原分岐。南岳へのゆるい登り。南岳山頂は丘の感じ。
南岳小屋が眼下に。槍の肩からは快適な稜線歩きであった。
南岳小屋はいっぱい。布団1枚に2人。がまん、ガマン。水もチョロチョロ。でもバタンキューン。
最高の1日だった !


南岳小屋から新穂高温泉
夜半より強い風音。4時、早立ちする人も。天気悪くご来光は残念。
獅子鼻から北穂の大キレットをのぞく。すーごい高度感 !聞きしに勝る穂高の縦走路が延びている。(初(中)級者は無理をしないでそれなりに―――こわい!でも行ってみたい !)
天気は徐徐に回復、しかしガスっている。今日は下るだけ。小屋の裏手から南岳新道をとる。
標高差にして1000mを一気に下る急な尾根道歩きのコース。
テントサイトを過ぎてしばらく・・・なんと目の前を雷鳥の親子が !!!
一瞬目を疑って―――早く写真、写真。なんの警戒もなくエサを探して歩いていく。こども3羽もチョロチョロ。保護色のため、岩と間違えそうだが、まさしく雷鳥。ラッキー!ラッキー!ラッキー!
これだけでこの山旅は大成果。大満足。
興奮に酔いしれつつ、後方に名残り惜しく北穂(の滝谷)、眼下に槍平小屋を見て進む。
この南岳新道は、急坂で、数ヶ所にクサリ場やハシゴが現れ、また雪渓も残っていて、変化にとんだ尾根道歩き。様々な高山植物が可愛く花開いている。かなり下り、傾斜も緩み始め、やがて槍平小屋に到着。水がおいしい。
さあゴールまでもう少し。登路にとった道を下る。滝谷出合、白出沢、穂高平、順調に足を進める。
が、またもやゴロゴロ、ピカ、ドーン。たちまち、ざあざあ降り―――本当に夏山は雷がこわい !(山の上でなくて良かった)びしょ濡れで、やっとこさ、新穂高温泉にゴールイン。
なぬ―この雷雨の中、ロープーウエイが動いている !・・・(大丈夫なんだ)。空腹感 ?で、おそばを―――おいしい。駅前には、無料のアルペン浴場もある。
新穂高温泉の賑わいと飛騨沢の静けさ。槍からの大パノラマ。苦しい登り。一昨日ここを出発したのがうそのよう―――(無事下山できてよかった、よかった)。
先ずは、汗を流して―――宿に直行 !


新穂高温泉バスターミナル――出発! 滝谷出合―雄滝と北穂のドームを仰ぐ
槍平小屋から北穂、涸沢岳を仰ぐ
左から、北穂、ドーム、涸沢槍、涸沢岳
2日目 槍を目指して・・大喰沢〜最後の水場
飛騨沢を槍ガ岳に向かう〜背後に奥穂岳、前穂岳がのぞく 笠ガ岳が次第に量感を増す
苦しい登り。幾重にも折り返すガラ道を行く。
左に西鎌尾根、右に大喰岳を見て。
ジグザグ道の周りに
お花畑が広がる
千丈乗越〜救急箱が設置
長くきついガラ道。やっと飛騨乗越〜3020m。
日本一高い峠。槍ガ岳は左、もうすぐ。
ついに来ました〜槍岳山荘からの槍
山頂への道は渋滞中。
クサリとはしごの断続する岩場。最後のハシゴを
登って。やったー!3180m、わが国第5位。
360度の大展望。頂上は狭く、降りないと登って
これない順番待ち。
山頂から赤い屋根の槍岳山荘。
南〜穂高連峰への主稜線 北〜双六岳
東〜槍の肩から、殺生ヒュッテ、ヒュッテ大槍を見下ろす。
人の列がつながっている。
南岳小屋に向かう。
大喰岳より槍ガ岳とテント群
槍の穂先は、天空をついてあくまで、高い !
大喰岳からの下り〜高山植物が咲き乱れる 中岳山頂〜3084m〜水場あり
天狗原分岐〜氷河公園を見下ろす 南岳山頂〜3033m〜
ゆるやかな斜面を下って南岳小屋へ
3日目・・・風が強く、曇っていてご来光は残念ながら・・獅子鼻から〜ゾッとするような北穂の大キレットがそそり立っている
南岳新道を下山〜標高差1000mを一気に下る。
雪渓あり、クサリ場あり、ハシゴあり。
尾根道から北穂、涸沢岳がくっきりと。

雷鳥に出会う !


南岳小屋から下山途中、なんと目の前を雷鳥の親子が・・・
お母さんと3羽の子供。なんの警戒もなく、エサを探して歩いていきました。

ラッキー !!!!
さあ、どこにいるでしょう ?
保護色のため、石と区別がつきますか。

 可憐なお花たち

槍ガ岳というと、『高みを求めて』だが、高山植物も豊富で素晴らしい。
飛騨沢や南岳新道のお花畑ばかりでなく、稜線のあちこちでたくさんの花に出会えた。

飛騨沢の登りで

飛騨沢の登りで

槍岳山荘付近で

中岳付近で

南岳新道で

 


頭上は空だけまさしく頂点に立った
感激―――最高 !!!
3年前、北穂を目指した時は、例の群発地震で、涸沢から逃げ帰ってきた。そして今回。
息を切らしてのきつい登り、可憐な花、槍の山頂の大パノラマ・・・・・そして、ラッキーな雷鳥との出合い〜満足度120パーセント。
それにしても、中年の夫婦の多いこと(当方もその例にもれず)。そして、仲の良い(?)こと。人生の縮図かな。
滑落事故も多発。無理をせずそれ相応に、そして楽しく・・ですね。
槍ヶ岳に登った自信。さあ次はどこにしようかな・・・・・・・・・・・・・・・
槍の穂先。この頂点に立ったのだ !
8月11日付けの読売新聞に『パノラマ求め登山者続々』と掲載。夏山登山の最盛期を迎え、多い日には、1日1000人が山頂を目指すとか。