<天下取りの言葉使い>
徳川家康は家来に情け深く、言葉使いも丁寧だったと伝えられている。
戦国時代の大名は独裁主義者が多く、家来をあごで使い、場合によっては刀を振り回すことも少なくなかった。
徳川家康もまた、今川家に人質になったり、織田信長に息子を殺させるようにしむけられたり、大名でありながらあごで使われることもあった。
だからこそ、家来を大切に扱う主君の人徳を学び、実践したのではないだろうか?
少なくとも戦国時代は下克上の世の中、家来に大名が殺されるのは日常茶飯事で、家康の父もそれによって殺された。
家康はそれを防ぐという目的もあったと考えられる。
家康は天下人となり、駿府城に隠居した後、大御所となったが、家来に対して「○○殿!」と呼んでいたようだ。
言葉使いで表されるように、家来に対してどのように接していたかよくわかる表現だ。
現在の人を使う立場の人間も、これを知っておく必要があるかもしれない。

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