<ランタニド収縮>
同じ周期で周期表を右に進むとZ*(有効核電荷)が増大するので、軌道(電子雲)は収縮して、原子のサイズは小さくなる。(希ガスは例外)
つまり電子数が1個ずつ増える効果より、有効核電荷の増大の効果が上回ってサイズは小さくなるのである。(同じ周期なら電気陰性度が大きいほど半径は小さくなる。)
遷移金属やそれに続く13族以降では、dやf電子の遮へい効率が悪いために、その傾向が著しい。
この収縮を、4f軌道が順次占められるランタノイド系列ではランタノイド収縮という。
<もっと簡単に!>
簡単に言えば、遮へい効率が低いために原子サイズが収縮してしまうこと。
<もっと詳しく!>
1個のf電子が他の電子によって原子核の電荷の影響から遮へいされる仕方は、f軌道の形からいっても極めて弱い。
したがって、原子番号および核電荷の増大とともに、核4f電子によって遮へいされたとしても有効核電荷は増大する。
このことは、La〜Luまですすむにつれて、それらの原子半径あるいはイオン半径が収縮する原因となる。
この逐次的な収縮の集積がランタニド収縮といっているものである。