
2000.12.17より
10万年周期問題(100 kyr problem)
ミランコビッチ・サイクルのうち,地球公転軌道の離心率の変化は10万年周期を持ち,氷期サイクルの発現周期と一致する.しかし,離心率の変化に起因した日射量の変化では,氷期サイクルもの大規模な気候変動引き起こすほどの日射量の変動は生じないことが明らかになった.この10万年周期の謎は,地球のシステムに日射量の変動を増幅するフィードバック機構があることを意味している.このフィードバックメカニズムは,地球科学の大きな未解明な課題で,「10万年周期問題」あるいは「10万年周期の謎」と呼ばれている.

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