2000.12.17より

吉田松陰

[生] 天保1(1830).8.4. 長門
[没] 安政6(1859).10.27. 江戸

江戸時代末期の思想家,尊王論者。名は矩方 (のりかた) ,通称は寅次郎,号は二十一回猛士。父は長州藩士杉百合之助。5歳のとき叔父吉田大助の養子となり,山鹿流軍学の家学を継ぎ,長州藩兵学師範となった。嘉永3 (1850) 年兵学研究のため長崎に遊学し,他藩士との交流を深め,翌年江戸に出て,佐久間象山に入門し,脱藩して宮部鼎蔵と東北を旅し,御家人召放しの処分を受けて,閉居した。同6年許されて再び江戸に行き,象山に洋学を学んだ。安政1 (54) 年 M.ペリーの浦賀再来の際,海外密航を企てたが失敗し,萩の野山獄につながれた。翌年出獄し,叔父玉木文之進の塾を受継ぎ,同4年には自邸内に松下村塾を開き,高杉晋作,久坂玄瑞,井上聞多,伊藤博文ら尊王攘夷運動の指導者を輩出せしめた。翌年条約勅許,将軍継嗣問題をめぐって攘夷を主唱し,みたび下獄したが,安政の大獄によって江戸に送られ刑死した。



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