
2000.12.17より
象
長鼻目ゾウ科に属する最大陸生哺乳類。皮膚は厚く、毛は少ない。
鼻部は上唇とともに円筒状に長く伸び、先端の突起で上手にものをつまみあげる。上顎の門歯は牙状(象牙)。草原や森林に群生し、樹葉、枝、草など植物質を1日あたり45〜90kg、水を90〜180リットルとる。1腹1子、寿命60年。化石種が多いが、現在は2種。アフリカ象はアフリカのサバンナに分布し、雄は体高3.3m、体重は6t以上に達するが、雌は小さい。耳が大きく、雄雌とも牙が大きい。
アジア象(インド象はアジア象の亜種)は南アジアの森林に分布し、体高2.5〜3m、体重は5t以上に達する。雌の牙は小さい。性質は温和で利口なので運搬・狩猟用などに用いられる。
アフリカ象の亜種のマルミミ象は中央アフリカの森林に住み、耳が丸く、肩高は2.2mほど。
象牙は象の上顎の門歯が長く伸びたもので、アフリカ象は3m、重さ90kgにも及ぶ。幼時には、先端がエナメル質に包まれているが、やがて摩滅し象牙質のみとなる。木目模様が美しく、適度な堅さをもつため、彫刻材として珍重された。
現在はワシントン条約(1989年の第7回締約国会議)によって商取引は禁止されている。しかし、1999年約10年ぶりに日本を唯一の対象国として、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエの3ヶ国から限定月で輸入された。

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