結婚相手を探す!お見合い情報誌「ノッツェ」プレゼント

2000.12.17より
伊吹大根
その名の通り、伊吹山の麓、滋賀県坂田郡伊吹町大久保辺りで「峠の大根」として古くから栽培されてきた大根です。来歴は不明なのですが、古くから存在が知られ、この地の名産品であったようです。
大根といっても、通常の大根のように長くなりません。かといって、聖護院大根のように、丸型になるのでもありません。長さ20cmほどの少し下膨れのずん胴型です。その大きさ・形がネズミに似ていることから、「鼠大根」とも呼ばれました。
また、急に尻尾の部分が細くなる所が「マムシ」に似ているということで、蝮大根(まむしだいこん)と呼ばれる事もあったそうです。
葉の形は通常の大根と全く同じですが、葉柄の部分が少し赤くなります。これも特徴の一つです。根部の色は白色ですが、青首大根と同じで、地上に出ている部分は緑色になります。
この伊吹大根の里、伊吹町は、古くからのソバの大産地でした。備荒食糧として伝わったソバを、最初に栽培したのが近江の国伊吹山下とされ、ここから各地にソバ栽培が広まったのだそうです。
そして、ソバに産地に付き物なのが、良質の辛い大根。大根おろしを薬味にして、ソバを食べるのですが、これは辛くなくてはいけません。この地のそれは、伊吹大根でした。しかし、伊吹大根は、
おろし専用の単なる辛味大根ではありません。 肉質が緻密で澱粉含有が多い為、煮崩れしませんので、おでん等の煮物にも向くのです。また、古くから漬物用としても珍重されてきました。それから、貯蔵性もあります。