
2000.12.17より
アルケノン:長鎖不飽和アルキルケトン
大西洋などでは炭酸塩の殻を作る有孔虫の死骸が深海でも融解せずに堆積していて、
そのC14炭素同位体比で年代(過去数万年が限度)を、18酸素同位体比で水温変化
や氷床の消長を、殻の形状で水温を復元できる。
これに対し、太平洋や北極海の深海では炭酸塩の殻が溶けてしまって有孔虫の殻による
解析ができない。代わりに、ある種の円石藻類が持っている
「アルケノン」(長鎖不飽和アルキルケトン)というアミノ酸を使って水温を決定する。
すなわち、アルケノンには炭素数37で不飽和度2のものと3のものがあり、
その割合が表層水温とプラスマイナス0.5度Cの精度で直線性があるという
性質を利用する。年代は、地磁気勾配の変動を利用する。

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