<畑に魚を掘りに行くって?>
アフリカでは魚を採集するときに、川や沼ではなく草原に魚掘りに出かけることがあるというのです。
"アフリカに生息する肺魚は、エラ呼吸ではなくて肺呼吸する魚として有名です。
ところでこの肺魚が生息する地域は雨季と乾季の区別がはっきりしていて、長い乾季の間には川や沼の水がすっかり干上がってしまいカラカラになってしまいます。
このとき、普通の魚は干からびて死んでしまうのですが、肺魚はこの危機をどのようにして脱出するのでしょうか。
肺魚は乾季が近くなってきて水位がだんだん下がってくると、水底の泥の中にもぐりこみます。
そして体表から粘着性のある液を分泌し体の周りの泥を固めちょうど繭のようなものを作り出します。
この繭の中で肺魚は長い乾季をじっと我慢しているのです。
このとき繭の周りがカラカラに乾燥してもまったく問題無いようで、7〜8ヶ月もの長期間に渡り肺魚は繭の中ですごします。
この時期に肺魚を採集する現地の人は、草が生えている草原のようなところに行きおもむろに土をほじくり返すのですが、実はここは雨季の間川が流れていた場所なのを現地の人はちゃんと覚えているのです。
そしてまもなく、土の中から肺魚の繭がごろごろと飛び出してくるというわけで、まるで畑でジャガイモ掘りをしているような光景にはびっくりさせられます。