<縄文時代のお墓>
遺骸をそのまま土の中に埋葬することは、今日でもごく一部の地方に見られますが、この時代も、土坑墓とよばれる葬法が最も多く、埋葬の姿勢によって屈葬と伸展葬に分けられます。この他にも、甕に納めて埋葬する甕棺墓とよばれるものがあります。
手足を折りまげる屈葬の中には、石を抱いたものがあります。これは甕棺墓についてもいえますが、死者の霊を封じこめて、生きている人間に害を及ぼさぬようにするためと考えられています。
精霊・霊魂などの霊的存在や、自然物・自然現象を畏敬し礼拝する信仰形態は古くからありますが、これらの葬法が、初めから畏敬と礼拝に結びついたわけではありません。死者は、むしろ恐ろしいものとして忌避されていました。


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