弥生時代のお墓
弥生時代に始まる稲作は、前代の原始的信仰を大きく変えることになります。それは定着して農耕を営むことで、穀霊信仰が生まれたことです。収穫への願いと感謝は、さまざまな儀礼を生じますが、同時に再生の知識をも芽生えさせることになるのです。
この時代も甕棺墓が主流ですが、中には木棺に納められたものがあります。お墓の中に銅鏡・銅剣・玉類などの副葬品が入っているのが見られますが、これは死者の霊に対する恐怖心がいくらかやわらいでいることを示しています。
また、朝鮮半島から伝来したものに支石墓があります。簡単に説明すると、大きな一枚の岩をお墓の上にのせるもので、遺骸を土の中に直接納める場合と、石棺あるいは甕棺にする場合とがあります。
この時代の特徴とすべきものとしては、方形周溝墓とよばれる墳墓があります。これは周囲に方形あるいは円形の溝をめぐらしたもので、後に出現する前方後円墳につながるものと考えられます。
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