
2000.12.17より
<沢庵和尚>
三大将軍家光が何か美味い物食べたいと言うので、沢庵和尚が招待します。
家光は品川の東海寺に午前十時頃やってきて、和尚が何を食べさせてくれるか期待しながらまっています。
しかし、昼が過ぎても、なかなか食事が出てきません。
将軍は「まだか、まだか、」と催促しながら待っています。いや、待たされます。
ようやく午後四時ごろ、一杯の湯漬けに香の物が添えて出されました。
それを家光は食べます。
「うまい!こんなうまい物は初めて食った」と言うのですが、なに、普通の湯漬けです。
空腹がそれをうまくさせるだけです。
「で、和尚、この香の物はなんと言う?」
「それは、禅寺に伝わります”蓄え漬け”です。」
将軍の問いに沢庵禅師は答えました。
すると家光は、「いや、これは゛蓄え漬け”にあらず以後これを”沢庵漬け”というべし」と命名したそうです。
辻斬りをして歩いたという、あいかわらずの暴君ぶりを発揮する家光です。

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