動物園はどうあるべきか?


テレビ朝日「スクープ21」で放映されたものをまとめてみました。
放映日:2001年3月18日頃
番組名:ピコの死と「動物園」


動物とのふれあいを重視している私立動物園 「市原そうの国(千葉)」の坂本小百合園長はいう。
手で触ると動物のあったかさも伝わってくるし、動物も来る人を眺めて楽しんでいる。連日行われているゾウのショーもゾウの生き甲斐になっている。


東北大学 農学部 佐藤衆介助教授はいう。
動物と人との関わりは否定されるべきではない。
ただし、動物の生活の質が落ちるようでは長続きせず、動物のストレスになっているかどうかは行動を観察すれば分かる。
そうなると、展示そのものも無意味になってくる。
そいうものに対応していかないとそっぽを向かれるようになってくるんじゃないかという。


また、番組あてに届いた手紙では次のように書かれていた。
人間の勝手だけで生きていくのは、もう止めて共存していく世の中にしていかなければ、・・・
「動物の問題は」は、「大人が命を本当に考えているかどうか」試金石だと思う。


今から5年前ヨーロッパからある動きが日本に上陸した。
ズーチェックという。
これは、動物の異常行動などを調べ、適切に飼育されていない場合は改善を呼びかけるというもの。
市民団体が調査したのは10施設で、イギリスの法的基準に照らすと7園が不合格。このうち、4園は閉鎖すべきと指摘された。

地球生物会議 野上ふさ子代表は、国際水準から見ると日本の動物園は非常に劣悪だという。また、野生動物というのは、本来どういうところで生きているのか、どういう姿が自然なのかを常に考えなければいけない。

このとき一緒に視察したのが、イギリス動物園査察官のジョン・グリッパー氏。
イギリスと日本の大きな違いは、動物園を規定する法律があるかどうか。また、イギリスは自治体の認可制で、飼育に問題がある場合は認可が取り消されることもある。
ジョン・グリッパー氏はいう。日本の動物園の問題は、娯楽の場として運営するか、動物の保存の場として、運営するかのどちらかと。
そして、動物の取り扱いについては全く規制がないと。


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