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手話のコーナー

手話についての個人的な意見です。日記のようなものです。
日記ほど更新しませんけど(本当にめったに更新していません)。

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手話を学ぶ前に

手話を知らなくても

最近は手話が広く普及してきましたが、「手話を知らないと聞こえない人と話せない」と思い込んでしまっているかたもいるようです。

確かに手話は聞こえない人の大切なコミュニケーション手段ですが、手話ができなければ話せないわけではありません。

口話

聞こえない人が聞こえる人と話すときには、まず口話を使います。口話は、口の動きや形を見て、言葉を読みとり、声を出して話す方法です。聞こえない人の正面に立って、はっきりした口調で話します(オーバーにする必要はありません)。

筆談

筆談もよく使う方法です。ただし、聞こえない人の育った環境によっては、文章力が不十分な場合もあります。その場合には、短く、わかりやすい言葉で書く必要があります。紙がない場合は、手のひらに指で書いたり、空中に書いたりします(空書といいます)。空書の場合は自分の見た方向で字を書きます。裏返して書く必要はありません。

いろいろな方法を工夫して、とにかく伝えあうことが大切です。

口話や筆談の限界

このように聞こえない人と話す方法はいろいろありますが、それぞれ限界があります。

口話は、聞こえる人にとっては普通に話せばいいので楽ですが、聞こえない人にとっては負担の大きい方法です。「暗号を解読するようだ」と言う人もいます。初対面の相手だったり、話し手が複数いたり、話し手が離れていたり、暗い場所だったりすると、読み取りが困難になります。また、後ろで話していることも分かりません。

聞こえる人は、これらの口話の限界を知らなかったり忘れてしまったりするので、口話ができる人に対しては配慮をせず、結果として聞こえない人が情報不足になってしまう場合もあります。

筆談は正確に伝える点では優れていますが、時間がかかり、要点だけしか伝えられません。

手話で豊かなコミュニケーション

手話は、聞こえる人に通じないということが最大の問題点でしたが、近年の手話の広がりを見ると「どこに行っても手話のできる人がいる」という時代は夢ではなくなりつつあるような気がします。より多くのかたが手話に関心を持ち、身につけられることを願っています。

なお、聞こえない人の中には手話を知らない人もいます。相手に合ったコミュニケーション手段を選ぶことが大切です。

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手話を学ぶ方法

手話を学ぶ方法には、地域の手話講習会、地域・学校・職場などの手話サークル、カルチャースクール、本、テレビ、ビデオ、通信講座、CD−ROMなどさまざまなものがあります。

どんな方法でも、集中して学べばある程度の成果はあると思いますが、一緒に学ぶ仲間を作ることと、聞こえない人との交流から学ぶことがポイントではないかと思います。

一人で本やビデオをじっと見つめて勉強する方法は、相当な根気がなければ続けられないでしょう。励まし合う仲間を作り、楽しみながら学ぶ方が、学習を長く続けられると思います。あまりに聞こえる人だけで仲良くなりすぎて、聞こえない人と交流しなくなっては逆効果ですけど。

また、泳ぎを覚えてから水に入るのではなく、水の中で泳ぎを覚えるように、手話を学ぶ場合も、手話を覚えてから聞こえない人と交流するのではなく、聞こえない人との交流の中で覚えることが大切です。「私は手話が下手だから」と遠慮したりしないで、どんどん話しかけて、たくさん失敗して覚えましょう。聞こえない人も、手話のうまい人とだけ話したいとは思っていません。手話は技術を競うものではなくて、気持ちを伝えるものなのです。

手話は目で見る言葉なので、聞いて覚えるのではなく、見て覚えることがとても大切です。聞こえない人が教える場合、自分で声を出したり、読み取り通訳が付いたりすることもありますが、耳で聞いて分かったつもりになってしまうのではなく、なるべく手や表情など、目に見える情報に集中しましょう。

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手話講習会

手話講習会は、自治体が社会福祉協議会(社協)や地域の聴覚障害者団体に運営を委託して開催することが多いようです。

受講生の募集は、自治体や社協の広報紙に掲載されるはずなので、役所の障害福祉担当課や社協に問い合わせてみましょう。

最近は手話講習会の人気が高く、申し込んでも抽選になる場合もあります。次のチャンスまでじっと待つのも一つの方法ですが、講習会の他にも手話を学ぶ場はありますので、その気がある「熱い」うちにチャレンジすることをお勧めします。

また、受講生が多い場合は、説明を聞くだけで、実際に手話を使わないで終わってしまうこともあります。受け身で学ぶだけでなく、できるだけ聞こえない人と話す機会を持つことが大切だと思います。

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手話サークル

手話サークルは、手話の学習や交流を通して、聞こえる人と聞こえない人との親睦と相互理解を目指す場ではないかと思います。

しかし、手話サークルは自主的で自由な団体なので、ひとくくりに性格を決めつけることはできません。

社会福祉協議会、ボランティアセンター、役所の障害福祉担当課などに問い合わせて、自分の家や職場に近いサークルを見学してみましょう。職場の手話サークルについては、福利厚生や研修の担当者に聞けば分かると思います。

講習会と違って、いつでも入れるところが多いと思いますが、人数が多くて入会を制限しているサークルもまれにあるようです。

多くのサークルでは聞こえる人と聞こえない人との交流を重視して、花見、ハイキング、スポーツ大会、クリスマス会など、さまざまな行事を開いています。交流と勉強は関係ないと思うかたもいるかもしれませんが、交流の中で手話を使い、聞こえない人の生きた手話に触れることは、最も効果的な学習にもなります(勉強のために交流するのではなく、交流を楽しむために交流するのですけど)。

地域の聞こえない人との交流が盛んで、雰囲気が自分に合うサークルを探すことをお勧めします。

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手話のテキスト

「手話がうまい」と言われる聞こえる人は、「手話の本は最初だけ見たけど、あとは聞こえない人との交流の中で覚えた」という人が多いようです。

手話は立体的なものですし、動きもあるので、本だけで正しい手話を学ぶことは困難です。しかし、聞こえない人に会う機会がない人や、講習会のときなどにしか会えない人もいると思いますので、そのようなかたには次の本をおすすめします。

手話は、年代や地域などにより個人差がありますので、本に載っている手話だけを正しいと思わないことが大切です。本のとおりに覚えても、身近な人に通じなければ意味がありません。本はあくまで参考として、地域で通じる手話を身に付けましょう。

NHKみんなの手話
NHKの講座のテキスト。毎年3月に上、9月に下が発行されます。聞こえない人が監修し、写真も多く使われており、最もおすすめできる本。講座をビデオに録画して何度も見て、テキストを使って覚えるのが、独習の場合には一番いい方法ではないでしょうか。

丸山浩路著「百万人の手話教室1〜5」KKダイナミックセラーズ
語源が載っているので、独学の場合は覚えやすいかもしれませんが、語源にこだわらないように注意が必要です。また、例文は日本語の語順と手話の語順が同じです。

米内山明宏監修、緒方英秋著「楽しんでおぼえるはじめての手話」ナツメ社
著者は聞こえない人です。例文は日本語の語順と異なりますので、表情をはっきりするなど注意が必要です。

米内山明宏監修、緒方英秋著「やさしい手話」ナツメ社
上記の本の著者による2冊目の入門書。こちらの方が文法の解説などが詳しく書かれています。

東京都聴覚障害者連盟編著「イラストでわかる場面別つかえる手話」新星出版
こちらも聞こえない人が編集しています。日本語と同じ語順の手話と、違う語順の手話の関係を解説しようとしています。

木村晴美・市田泰弘著「はじめての手話」日本文芸社
手話の文法についての解説が載っていますが、手話を見たことのない人には難しいのではないかと思います。同じ出版社の「やさしい手話入門」は、ろう者のインタビューなどが載っているほかは、ほぼ同じ内容です。

全日本ろうあ連盟「わたしたちの手話1」
単語集です。1〜10のほかに会話編、新しい手話、続編などもあります。全巻を買って覚えた人は私の身近にはいません。もし覚えるために使うなら、まず1を完全に覚える方がいいでしょう。

野沢久美子著「手話は友だち」広済堂出版
こちらも単語のみの本ですが、「わたしたちの手話1」よりは単語数が少ないので、まずよく使う言葉を覚えてしまいたい、という人にはいいでしょう。

丸山浩路著「イラスト手話辞典」KKダイナミックセラーズ
手話辞典のロングセラー。「わたしたちの手話」も、総さくいんが出ていますので、辞典として使えます。また、高くても構わなければ全日本ろうあ連盟「日本語・手話辞典」という労作があります。続編も発売中。

緒方 英秋著・米内山 明宏監修「わかりやすい手話辞典」ナツメ社
ろう者が実際に使う約2000語を収録。新しい言葉やコンピューター用語なども紹介する。

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手話のドラマ

TVドラマ「君の手がささやいている・第四章」 2000年10月5日 朝日・ABC系

 出演:武田真治、菅野美穂

 脚本:岡田恵和

 母親としての自覚も芽生え生き生きと暮らす美栄子。娘の初恋、夫の仕事上の挫折を深い愛情で支えていく。

TVドラマ「君の手がささやいている・第三章」 1999年10月7日 朝日・ABC系

 出演:武田真治、菅野美穂

 脚本:岡田恵和

 娘の千鶴が自分の障害に戸惑いを感じ始め、美栄子は自信をなくしかけるが、家族愛で困難を乗り越えていく。

TVドラマ「君の手がささやいている・第二章」 1998年10月1日 朝日・ABC系

 出演:武田真治、菅野美穂

 脚本:岡田恵和

 妊娠した美栄子は、悩みながらも夫や周囲の励ましによって出産、育児に立ち向かっていく。
 第7回橋田賞 作品賞を受賞


TVドラマ「君の手がささやいている」 1997年12月15日 朝日・ABC系

 出演:武田真治、菅野美穂

 脚本:「ビーチボーイズ」の岡田恵和

 聴覚障害のある女性、美栄子は、就職した会社で健聴の男性、博文と出会い、周囲の試練を乗り越えて結婚する。
 原作 軽部潤子「新・君の手がささやいている」(講談社「kiss」に連載中)
 コミック「君の手がささやいている」1〜10、「新・君の手がささやいている」1〜12講談社から発売中
 第15回ATP賞グランプリを受賞

映画「アイ・ラヴ・ユー」 1999年11月公開

 監督:大澤豊・米内山明宏

 出演:忍足亜希子、田中実

 ろう者の妻と、聴者の夫と娘。小さな家族の笑いと涙の愛の物語。
 世界的にも例がない、ろう者と聴者の共同製作による映画。日本初、ろう者のヒロイン 忍足亜希子主演
 こぶしプロダクションホームページ

映画「ビヨンド・サイレンス」"Beyond Silence" ("Jenseits der Stille," Germany)  1998年5月公開

 1996年製作/カラー/ドイツ映画/113分

 監督:カロリーヌ・リンク

 出演:シルヴィー・テステュー、エマニュエル・ラボリ、タティアーナ・トゥリープ

 ろうの両親の深い愛に包まれて、幸せに暮らす少女ララ。手話を覚え、両親の通訳を務めていた彼女は、クリスマスに叔母からプレゼントされたクラリネットに魅了され、やがて音楽の道を目指すが、猛反対する父との間に深い亀裂が生まれる。ララは、傷つき、苦しみながらも自分の生き方を貫き、大人の女性へと成長していく…。
 第10回('97年)東京国際映画祭インターナショナル・コンペティション東京グランプリ受賞
 1998年アカデミー賞外国映画賞ノミネート

 
映画「風の歌が聴きたい」 1998年夏公開

 監督:大林宣彦

 出演:天宮良、中江有里

 聴覚障害のトライアスロン選手、高島夫妻をモデルにした映画。
 文通を通して知り合った、福島県生まれの昌宏と北海道生まれの奈美子は、就職で上京し、やがて同棲。トライアスロンで絆をさらに深めていく。
 原作は小田大河著「風の歌が聴きたい…」1994勁文社

映画「どんぐりの家」 1997年公開

 ろう重複障害者の共同作業所「どんぐりの家」ができるまでを描く。

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