"スーパー竹とんぼ"ってナニモノ?


   竹とんぼって知ってますよね?竹などの板から左右対称の羽根を削り出し、 その中央に差し込んだ軸を手のひらを使って回転させると浮き上がるという昔ながらの玩具です。 子供の頃に自分で作って経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ただ、私たちが昔遊んだ 竹とんぼはせいぜい3メートルも上昇すればいいところでした。滞空時間も3秒から4秒という ところでしょう。

   しかし、この昔ながらのオモチャにいわゆる物理学のちょっとした知識 (ホントにちょっとした知識です(笑))を盛り込むことで、従来の竹とんぼの概念を打ち破る モノスゴイ性能を発揮するようになるのです。全国大会で上位に入賞する竹とんぼでは、その 上昇する高さは40メートルを軽々と超えて行きます。もうポカンと口を開けて空を見上げる ばかりで、「開いた口が塞がらない」状態(笑)です。また滞空時間では17秒に達し、これは もう見ていて息苦しくなるような時間です。距離にいたっては120メートル以上と、松井の ホームラン級の飛距離なのです。これは初めて見るともうビックリ以外のなにものでもありません。

   このように竹とんぼの性能を徹底的に追及して生まれたモノが"スーパー 竹とんぼ"なのです。竹とんぼをはるかに超越した竹とんぼということで、私たちはこう呼んで いるのです。ただ"スーパー"と称してはいますが、けっして敷居の高い存在ではありません。 竹の板などどこでも手に入るような材料と、ナイフや紙やすりといった簡単な道具さえあれば 誰にだって作ることができるのです。もちろん、それなりのレベルに達するには少々の根気と 探求心も必要とはなりますが・・・。

   竹とんぼは本来子供の玩具ですから、その成り立ちは非常にシンプルです。 羽根があって、軸があって、飛ばす人間がいるだけです。ですから、基本的な知識と少しの 工夫さえあればある程度の機体ができあがります。しかし、それ以上を求めるとなると、その構成の シンプルさゆえに非常に難しい作業となってきます。羽根の大きさ、角度、重さ、バランス、 あるいは軸の太さ、長さ、断面形状などなど・・・、ホントにささいな違いにこだわる必要も でてくるのです。もしくは、これまで誰も考えつかなかったような独創的な機体を生み出して 活路を見出すことも必要です。そしてそれらの実現のために工作精度が要求されることは当然です。 もうそれは試行錯誤の連続です。

   ただ、こうして生まれてきたスーパー竹とんぼは性能だけではなく、 それに対する愛着もまた"スーパー"なのです。その機体が自分が思い描いていた通りに空に舞い あがった時の喜びはまた格別です(もちろん期待ハズレってことも往々にしてあるわけですが (笑))。自分の理論と執念を注ぎ込んだ愛機を実際に飛ばし、その結果に一喜一憂しながらも それを次にフィードバックして更なる高性能を目指す。そしてまた一喜一憂を繰り返す・・・。 こうしてハマッて・・いや、夢中になれたらこんなに楽しいことはないですよね。

   さあ、あなたも一度"スーパー竹とんぼ"を経験してみませんか。これまで 踏み入れたことのないスーパーな世界があなたをあなたを待っています。もちろん大歓迎で。

 
 

   "スーパー竹とんぼ"の基礎知識


   見るだけでも楽しいスーパー竹とんぼですが、やはり自分で作った機体を 飛ばすのが一番です。そこで、これから挑戦しようと考えている方にスーパー竹とんぼを作るに あたって知っておいた方がいいこと、あるいは注意することなどを簡単にまとめてみました。 中にはウソも含まれているかもしれませんが(笑)、興味のある方は是非読んでみてください。

 

第1章 : カタチについて

第2章 : 錘(おもり)について

第3章 : 羽根について

第4章 : 素材について

第5章 : 軸について

第6章 : 「曲げ」と「削り出し」

第7章 : 空気の流れを考える

 

Copyright 1998 国際竹とんぼ協会姫路本部