旧作邦画 |
(トーキー以後の)1979年までに公開された邦画の部屋
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−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− “司葉子 特集” 浅草東宝オールナイト 『雪の炎』 監督/丸林久信 1955年*東宝*黒白&スタンダード。 『見事な娘』 監督/瑞穂春海 1956年*東宝*黒白&スタンダード。 (2度目)『青い野獣』 監督/堀川弘通 1960年*東宝*黒白&スコープ・サイズ。 『夜の傾斜』 監督/内川清一郎 1962年*東宝*スコープ・サイズ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− “サザエさん特集” 浅草東宝オールナイト 『サザエさん』 監督/青柳信雄 1956年*東宝*黒白&スタンダード。 『続 サザエさん』 監督/青柳信雄 1957年*東宝*黒白&スタンダード。 『サザエさんの青春』 監督/青柳信雄 1957年*東宝*スタンダード。 『サザエさんの婚約旅行』 監督/青柳信雄 1958年*東宝*スコープ・サイズ。 10本(?)ある江利チエミ嬢の“サザエさん”シリーズのうち、第1作〜第4作を公開順に上映したもの。 4コマ漫画を長篇映画にするのは難しいと思うが、そういう意味ではこの脚色(笠原良三氏)はなかなかのもの。原作ではほとんど描かれない、サザエとマスオが知り合ってから結婚する前までの交際期間を薄く長く縦軸にして、そこに原作からの細かいエピソードを盛り込んでいる。 シリーズとしての安定もあり、内容も充実した第3作『サザエさんの青春』がお薦め品。『…婚約旅行』になると、ほとんど“サザエさん”のキャラクターを借りたオリジナル作品だもんなあ。興味深くは見たけど。しかし、この作品だけ上映プリントがボロボロ。東宝のスコープ初期のプリントって、どうして状態が良くないのだろうか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 『愛と誠』 監督/山根成之 1974年*松竹*スコープ・サイズ。ラピュタ阿佐ヶ谷にて。 有名なハイテンション劇画の、始めの3分の1くらい(?)までの映画化。細かいテクニックの多用が、ありえないほどの激しい虚構世界を、無理やりに成立させている。 キャラクター“高原由紀”(影の大**)の登場は次の続篇らしいので、残念。多岐川裕美がやっているらしいので、これは悪くなさそうだ。でも、シリーズ3作・3枚組のDVDボックスは買えないなあ。もうちょっとだけ安ければ…。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− “白川由美”特集 浅草東宝オールナイト 『慕情の人』 監督/丸山誠治ぎ 1961年*東宝*スコープ・サイズ。 未亡人(原節子さん)とその亡夫の友人(三橋達也)との交友を妨げようとする(?)義妹(白川由美)の話。いろいろとツッコミどころ満載の作品だが、それにしても白川由美、同年代の役者と写っているときにはなかなかの美貌なのだけど、原節子さんと一緒に写ると、ほんとうにただの小娘に見えてしまう。 ◆ 『山のかなたに 第1部/林檎の頬 第2部/魚の接吻』 監督/須川栄三 (見落としたのかもしれないが、第2部の表示が出なかったような気がする…) 1960年*東宝*スコープ・サイズ。 まるで“青い山脈”のような、と思っていたら、同じ石坂洋次郎さんの原作もの。須川栄三さんの、意外な(?)モラリストぶりがあちこちから感じられて、興味深い。 ◆ 『恐妻党総統に栄光あれ』 監督/青柳信雄 1960年*東宝*黒白*スコープ・サイズ。 かなり戯画的に誇張された、架空の“女性上位時代”を舞台にした、かなり面白そうな冒頭(!)でした。途中で眠ったので何とも言えませんが、目を覚ましたら若水ヤエ子が画面にアップになっていて、うーん、何となく全体の雰囲気が想像できるような…。 ◆ 『恐怖の弾痕』 監督/日高繁明 1957年*東宝*黒白*スタンダード。 部分的にはほんの少し面白いところもあるんだけど、御都合主義だったり、小道具の使い方が雑だったり、いくらプログラム・ピクチュアだからといって、もうちょっとちゃんと作ったほうが良いのでは。一番の謎は、タイトルの前の短いシーンが、本篇とどういうつながりがあるのか、ということ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 『地獄の破門状』 監督/舛田利雄 1969年*日活*スコープ・サイズ。浅草新劇場にて。 60年代末期の日活オールスタア任侠映画。小林旭を観に行ったのだが、後半になるとほとんど彼の出番は無くなり、ちょっと残念。 浅丘ルリ子嬢の凛とした美しさ。高橋英樹♀(爆)の美丈夫ぶり。軽快だがよく考えると意味不明(^^)の宍戸錠。渡哲也の空手(?)奇術は、それだけで1本の映画を作っても面白そうな馬鹿馬鹿しさ。実際に、ああいう類の奇術があったのだろうか。 しかし、やはりファンとしては、小林旭の和服姿にほれぼれとしてしまう。既にこの時期だと、ちょっと頬に肉がついてきている(作品によっては)のではないかと恐れていたが、それほどでもなかった(^^;)。頬からアゴにかけての線が、きれいだよなあ…。 他のキャストに関しては、好人物ふうな大親分役・水島道太郎さんの役作りに、ちょっと疑問が残る。「実は…」の意外性が、意外というより、むしろ別人のようで。これは、巧いというのとは違うだろう。 ラスト、主役たちとその好敵手・宍戸錠が、恩讐(!)を越えて談笑する。それはいつもの日活アクション映画的な理想郷のひとつではあるのだけど、しかし、たとえ画面には映らなかったとしても、その周囲に累々と(?)横たわる悪者たちの死体までをも思い描いて違和感を感じてしまうのは、やはり任侠映画が様式的なものであり、そこからは逃れられないため、ではないだろうか。無国籍アクションとは違うのだ…。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |
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