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まさに、ワールドカップの開催に合わせた日本公開。
6月って、映画業界にとっては、かなり苦しい月となるのではないでしょうか。なんだかんだ言ってもサッカーは見てると、面白い。時間なんてアッという間。
どちらも時間を消費しなければならないだけに、映画を観るかサッカーを観るか苦しい選択を日々迫られています。
しかし、少林サッカー、そんな映画界の懸念を吹き飛ばすような場内の熱気。ワールドカップの試合会場に負けないエネルギーだ。
少林拳を駆使した技の数々、想像を絶するシュート、パス、タックル。すごいぞ、少林サッカー。
もう笑わさないで・・と息も絶え絶えという感じになります。これだけ超越していると、ものすごい精神浄化作用があるよね。
かつては「黄金の右脚」と呼ばれ、サッカーのスター選手だったファン。
チームメイトの策略で、足を負傷し、サッカーができなくなりスターの座から転落してしまう。かつてのプライドを失い、サッカーチームの雑用として失意のうちに過ごす彼。
そんなファンは、荷物運びや店舗清掃などの仕事をしながら少林拳を広めている男・シンに出会う。
シンのものすごい脚力を見せつけられたファンは、この男とサッカーチームを組んだらすごいチームとなるという予感がする。
そして、シンも少林拳を広めるための手段としてサッカーに挑もうとする。
しかし、かつて少林拳の修行に励み、少林拳の普及に燃えていたはずのシンの5人の兄弟は、ナイトクラブの下働きで意欲をなくし、または失業中であり、あるいは皿洗いに身をやつし・・・というようにかつての誇りはない。
印象的なテーマ音楽のオープニングタイトルで、この映画を気に入るでしょう。
なにかがはじまるという予感。
サッカーチーム"少林"に集うもの達は、かつての輝きを取り戻すことができるのか。
そして、ファンのかつてのチームメイトが率いる"デビル"との最終決戦で、栄光を勝ち取ることができるのか。
この映画に限っては、隣の上司と部下みたいな会社員の2人連れがポップコーンの音をやたらガサゴトいわせても、そのまた隣があらゆる場面で笑いまくりあげくの果てに一生懸命画面に向かってツッコんでいても、興奮して手を叩きまくって笑っている女性も、すべて許します。
シンを含めて少林6兄弟のキャラクターがいい。
個人的には両生類みたいな顔の"石頭"ミッドフィルダーが気に入りました。年齢的には還暦に近いそうですね。(それなのに、ブリーフ一枚になって・・・・頑張ってます)
目元がゴン中山に似ているチャウ・シンチー。森島に似ているデビルのFW・・・サッカー気分を盛り上げてくれます。
今が旬の傑作です。
はたして続編はあるのか?
観たいような、ちょっと心配なような。
梅田ブルク7 シアター1にて
−2001香港/109分−
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