MSX2・ハード編
こちらではMSXのハードについて語ります。レアMSXは←へ! 本日の当番機種:
MSX2の説明です。
1983年アスキー社は一定の統一基準の下に互換性(お互いに使える性能)を持たせようと提唱されたのがMSXという規格を提唱した。当初はマイクロソフトも絡んでいたが途中で撤退し(MSXの名前に名残がある)アスキー社主催となった。
MSXは「ホームコンピュータ」を目指していたため、当時ファミコンに対抗すべく、スロットにカセットを差してゲームが出来るようになっていた…だからゲーム機と勘違いするユーザーも少なくなかっただろう。実際ゲームが多かった
だが蓋を開けてみると松下・東芝・日立・三菱・ソニー・ビクター・三洋など家電メーカーが善戦し、その上位規格であるMSX2が発表された。
MSX2はグラフィック機能を大幅にアップ、漢字処理やAV機能などを前面に出した高価な機種が数多く出た。
当時AVパソコンとしてFM77やX1などとタメ張っていたが、PC−9800など16ビット機の攻勢により勢力が落ちていった。
また通信など個性的な機能を搭載したMSX2も数多く見かけられました。レアMSXコーナーを参照下さい
そんな中に松下の低価格MSX2・FS−A1がデビューしてゲーム機兼用パソコンとして再認識され、一時的に息を吹き返したが松下とソニー以外は息切れしてしまい…翌年FDDつきMSX2・松下FS−A1FやソニーHB−F1XDが出てくるとソフトはFDD版が普及、ROM版は姿を消していった。
そんな逆境の中1988年に日本語処理機能とFM音源を装備MSX2+がデビューしたが既に16ビット機主導の流れは止まらず、松下・ソニー・三洋の3社以外からは出なかった。1〜2ヶ月おきにディスクステーションが発売されるなど娯楽パソコンとしての本領は発揮していたようであったが。「ぷよぷよ」で有名だったコンパイル社の全盛期はこの頃だった。
そしてCPUにR800を使用した最終規格・MSXTurboRが松下からFS−A1ST,A1GTがリリースされた。スペックは相当上がり出来はよかったがDOS/Vには太刀打ちできず、1992年を最後にひとつの時代が終わった。
かつてライバル視されていたPC−9800シリーズも2003年秋にその使命を終えた…DOS/Vにはかなわなかったか。
SONY MSX2 HB-F1XD
ソニーが発売したMSXは通常「HITBIT」と呼ばれている。
MSXは8ビットマイコンであり、当時メーカーごとにバラバラだったマイコンの規格を、一定の統一基準の下に互換性(お互いに使える)を持たせようと提唱されたのがMSX規格。
MSXはそもそもホームコンピュータを目指していたためか、当時のファミコンに対抗すべく、スロットにカセットを差してゲームが出来るようになっていた…だからゲーム機と勘違いするユーザーも少なくなかった。初代MSXはFDDなど高嶺の花だったからカセットテープにBASICソフトを入れて遊ぶケースが多かったものである。これも懐かしいですよね(笑)
MSX2が出た頃からワープロなど実用ソフトが増え、ワープロ付MSXも多く出回った。
[そしてMSXワープロカートリッジもそこそこ売れた。ワープロ付プリンタもあったし(爆)]
MSX2発売当初は価格も高くユーザーはあまり増えなかったが、3万円を切る低各機種が出回ると奇跡的に息を吹き返しユーザーが増えた…その後FDD低価格化でFDD内蔵MSX2が出回りそれ以降ゲームはROMでなくFDDで出回るようになり、本格的なPCとして扱われるようになった。HB−F1XDもその代表機種で1987年製、大概のゲームはこの機種で動く
スペックは激しく時代遅れだが(CPU:Z-80A 3.5MHz,RAM:64kB,VRAM128kB,FDD:2DD)それでも根強いユーザーは現在も使い続けています(爆)
個性的なMSXの数々
三菱 ML−G30 モデル1 MSX2セパレート機
(CPU:Z-80A 3.5MHz,RAM:128kB,VRAM128kB,FDD:2DD,SLOT*1[+Internal
3slots],第1水準漢字ROM内蔵)
Model2だとFDD*2,+RS-232C Interfaceが追加になります。
ただしキーボードがないため現在は本領を発揮しておらず、もっぱらゲーム機として使われている。
PS/2キーボード変換機を作るかオークションなどで中古出品を落札するなどしかないのが辛い。
セパレート型MSXの悲哀を感じます。あの当時は高嶺の花の高級機だったのに今やヤフオクでは安価らしい。
2DDドライブがあとひとつあれば前面に増設できます。2ドライブだとコピーが楽ですし…。
ソニー HB−T600 MSX2株式ターミナル
(CPU:Z-80A 3.5MHz,RAM:128kB,VRAM128kB,FDD:2DD,SLOT*2[+Internal
1slots] 漢字ROM内蔵)
このMSXはモデム内蔵、キーボードは別売で代わりに株式ターミナルのパッドが付いていた。
当時はバブル絶頂期で株式投資によく使われていた機種である。元とった方はいるのかな?
当方なんとかヤフオクでキーボード付ゲトー!ラッキーでした(笑)
MSX2用「網元さん」が動くので今更(ぉ)パソコン通信ホストBBSを稼動させるのもいいかも(爆)
…とまぁ、こんな酔狂な用途にも答えてくれる名機(迷機)でもあります。
松下 FS−A1ST MSX turboR機
(CPU:R-800 7.16MHz + Z-80A 3.5MHz,RAM:256kB,VRAM128kB,FDD:2DD,SLOT*2
漢字ROM+FM音源搭載)
MSX TurboR です!今までのZ-80 CPUからクロック倍増&内部16ビットのため体感速度は倍以上です!!
turboR専用ソフトは少ないが、従来のソフトもちょっとした改造でかなり早くなったものです。
しかしMSXマニアの必須アイテムでコレクターも多いせいか、いつも一万円以上の高値が付いてしまいがち。
ですが根気よく入札した結果、やとーのことでゲトー!でした(爆)
自身ギャルゲーマーですのでそれに近い育成ゲーム「プリンセスメーカー」をよくプレイしますが、MSX2では遅かったディスクの読込速度が高く描画もスイスイなのでもう手放せません!出品者様に御礼申し上げます。
※その他は編集中…。
現存する我が家のMSX周辺機器
14インチTV(ソニー製) MSX最大のウリは家庭用TVをモニターとして使えることなのだ(笑)
RF,ビデオ入力を備えているので現在はビデオ端子を用いて接続している。ただしプレステもつながっているから切替機が欲しくなるが…。
MSX用のRGBモニタは現在希少品であるので大半のユーザーはビデオ端子を使わざるを得なくなるだろう(爆)
24ドット熱転写プリンターHBP−F1 白黒専用、感熱紙があればそれで印刷することも可能。
主に日本語ワープロと一緒に使われるアイテムなのでワープロ付MSX2+などと一緒にヤフオクで出てくる。
消耗品情報:現在でもTYPEIIのワープロインクリボンが使えます。ホームセンターなどで入手可能だ!
マイクロフロッピーディスクHBD−F1 3.5”FDD(2DD)1ドライブ
MSX用FDDの中では最も安い価格で売られていたので持ってる人も多いだろう。
HB−F1XDやHBD−F1はダイレクトドライブゆえ駆動用ベルトがなく、当たり外れは少ないため「買い」でしょう。
ただしいずれもモータ音が五月蝿い問題があるため深夜の使用は問題あり(爆)
#参考までに、松下FS−FD1Aというカートリッジ一体型FDDもあるが、販売価格がやや高かった上、形状の問題から
あまり普及せず、ヤフオクで出るものもACアダプターなしが多い。購入時は気を付けよう(我家には安定化電源があるが)
このHBD−F1にはディスク取出し時に引っ掛かるトラブルがあるが、何度か出し入れしているとそのうち正常に戻ります。
たまにディスクを読み込まなくなる場合も、出し入れしているうちに直ることがあります…とはいえ予備が欲しいなぁ。
MSXに使えるFDDは可能な限り多くキープしないと安心できませんよ。(爆)
FM音源カートリッジ 松下FM−PAC OPLL内蔵[MSX2でこれを標準搭載した機種は無い]
本来は松下電器がパナソフトのゲーム(アシュギーネシリーズなど)用のセーブデータを保存するS−RAMとして開発したもので、それにFM音源チップを搭載したものがこちら。定価7800円と当時にしては安いFM音源であった
MSX2の基本サウンドはPSG3音だが当時8のビットマイコンでは当然プアな部類で、対抗上2+ではMSX−MUSICと銘打って松下の低価格一部機種を除き標準搭載されたのは言うまでもない。
ただし安いだけあり流石にX68000などの高性能PC用FM音源と聞き比べるとプア、ドラム音が軽いのが泣き所(爆)
…でもPLAY文などで簡単に入力できるのは嬉しいですね。
その他、ヤマハのFM音源がMSXでは有名、高性能で定評もあるが、こちらは高価でかつヤマハYIS&CXシリーズ以外では機能をフルに使えない場合が多くあまり普及しなかった。(拡張スロットNEOS・EX−4を使えば話は別だが割高)
日本語処理カートリッジ・アスキーMSX-WriteII 漢字ROM内蔵(これがないとHB−F1XDでは漢字が使えない)
当初から漢字ROM兼日本語ワープロの二つの機能を買っているのだ(笑)
とはいえ変換速度は最新式PCより遅いのが泣き所(T_T)
現在は漢字ROM機能のみ使う
2DDディスクにTXTファイルで保存するのでDOS/Vでも読めるのが嬉しいですね。
日本語MSX−DOS2 アスキー製。 漢字BASIC搭載、RAM内蔵版(256kB)
MSX2がPC−9800シリーズ同然になるといわれた名アイテム。階層ディレクトリなどMS−DOS互換OSとして売出された。
通常のMSX2では漢字ROMがないと使えない。MSX2+はこのカートリッジだけ差せばDOS2が使える。
RAM内蔵の場合拡張スロットでは使えないのでスロットの少ない機種では苦労する。同時に使うカートリッジが多いことから拡張スロットEX−4も必要になることが多いがその場合は本体の2つのスロットを両者で占有することになる。
とはいえ大概の機種では基本スロットを二つ搭載しているから滅多に問題にならないが(爆)
MSX2で漢字BASICを使う場合はDOS2かソニーHBI−J1日本語カートリッジ(漢字ROM搭載)のいずれかが必要になる。ワープロソフト・文書作左衛門を持っていればHBI−J1がお勧めだがそうでなければワープロソフトMSX-WriteIIに頼らざるを得ない。
ジョイパッド メーカー不明
MSXはゲーム機と言われる最大の証拠のひとつ(爆)ヤフオクで中古本体と一緒に出品されているアイテムです。
ファミコンもジョイパッドを使用するためMSXユーザ必須アイテムとなっているのである。僕も複数持ってます(笑)
その他、
MSX用マウスもRPG(ロールプレイングゲーム)などで使えるのでヤフオクで本体ごと出てくるケースが少なくない。
以前我家にあったMSX周辺機器紹介
※NEOS EX−4:MSX用拡張スロット、一気に4つスロットが増えるので機能拡張に最適である。これがないとMSX2ではツライ
ずっと使用しつづける予定だったが結婚時の引越しで行方不明となり、以来姿を現していない。間違えて処分しちまったか!?
同人製でもイイからもう一度入手したいアイテムです!!(それより自作せぃというもうひとりの自分が居るが…)
改造ベースになるMSX:2+各社3機種を例にとる。MSXマガジンやバックアップ活用テクニックなどでも紹介済
FS−A1WX&FX:RAM256kB化(HP記事あり、比較的簡単)これは既存のRAMを外して別のRAMを付ける。
FDD交換(難しい)←これは半田付けが多数要る。24本という特殊なケーブルがネックか!?
FDDベルト交換(比較的簡単)経年劣化でベルトは切れます。直せるに越したことはないでしょう。
A1WX高速コマンド:実はこの機種には裏技がいくつも眠っているらしい(笑)高速化はコマンドひとつで出来るようです。
HB−F1XDJ:RAM512kB化(HP記事あり、相当難しい)、これは相当数の半田付けが必要なので上級者向け
FDD交換(比較的易しい)…FDDコネクタが標準品なのでDOS/V用FDD移植も割と簡単にできるとか(笑)
FDDベルト交換(比較的簡単)…実はF1XDJもベルトドライブ式です。経年劣化で切れてたら交換しよう。
PHC−70FD:RAM128kB化(HP記事あり、比較的簡単)…A1WX改造で不要となったRAMがあれば貰い受けよう(笑)
70FDのFDD2ドライブ化(比較的易しい)…DOS/Vドライブを搭載するのも面白い。とにかくいじれる機種である(爆)
内部スペースは比較的大きいので付加価値をつけるにはもってこいのマシンかもしれません。
MSX2改造話いろいろ
HB−T600:実はこの機種、内部に拡張スロットがあり、SLOT3−1にモデムカートリッジが刺さっています。
モデムが要らない場合はこれを外し、代わりにFM−PACを積んだ者も居るとか。これでDS(ディスクステーション)は完璧(爆)
類似:ML−G30:このマシンには内部スロットが3つもある!外部スロットが1つしかないから尚更貴重ですぞ!!
ひとつはRS−232C用スロットらしい(爆)
その他、MSX標準スロットがマシン内部に入っている機種も少なくないです(笑)
FS−A1F&A1mkU:RAM128kB改造ができるらしい。HB−F1XDも出来ると噂されているが、それを知らせるWeb情報なし。
FS−A1FMも128kB改造できますが、メモリタイプがZIP型で入手難ですので諦めました
!(T_T)トホホ
MSX TOPへ | 最終更新 06/01/01