経験者が欲しいなら育てよう
- 「業界未経験」のまま、書店売りの単行本を書くライターとして執筆活動をスタートしたのは、1991年1月のことでした。それまでは、まるで畑違いの業界で、サラリーマンをやっていたのです。
この20年の間に雑誌系の仕事もやりましたが、手掛けた単行本はゴーストライターも含めて数十冊。手元に残っていない本もたくさんあります。そして、ありがたいことに、自分の著書も5冊出すことが出来ました。
気が付けば、年齢的にもキャリア的にもベテランの部類に入ってしまいました。そんなベテランの目から見た昨今の出版業界は、不況とはいいながら、毎日のようにどこかでライターを探している版元があります。
mixiにもいくつかある出版関係のコミュニティでは、求人のできるトピックスが立っています。日に1本は必ず「ライター募集」の書き込みがあって、仕事を探しているライターたちはこまめにチェックしているようです。
しかし、そこに書かれている応募資格は、経験の浅い新人たちには厳しい現実を突きつけています。
目に付いたものをざっと列挙してみましょう。
A社の募集要項
■応募資格:
パワーポイントが使える方。ライター経験のある方。
eラーニングの絵コンテ作成を行った経験のある方。
B制作会社の募集要項
<応募資格>
○都内・近郊在中
○編集経験のある方
C編集プロの募集要項
■執筆もしくは編集経験がある方、又は実務経験があり執筆をしてみたいという意欲的な方
■雑誌編集またはWebサイト編集・製作の経験が3年以上必要です。
D出版の募集要項
【応募条件】
・雑誌または書籍での執筆経験がある専業のライターであること(副業の方、紙媒体未経験の方は不可です)。
このように軒並み「経験者」を求めています。
事情は分かります。
この不況では、人材を育てる余裕なんかありません。すでに経験と実績を積んで、出来上がっている人を使ったほうが、手間も時間も経費も大幅に節約できます。
私どもはかねがね、即戦力を求める側の事情を理解しつつも、現状はこれで良いはずがないという思いを発信し続けてきました。
今はベテランとよばれる人たちだって、誰でも初めは実績のない新人だったのです。仕事を重ねて実績を積んで「経験者」を名乗れるようになったのです。
そう、経験者は、育てなければなりません。誰も育てないなら、自分の手で新人を育てよう。育てて「経験者」を名乗れるレベルまで実力をつけてもらおう。そう思い立ったのが、この「新人ライターを育てるプロジェクト」を立ち上げた直接の動機です。
実践的なトレーニングで即戦力を育てる
「新人ライターを育てるプロジェクト」では、受講生を随時募集しています。個人で、あるいは団体でお申し込みください。
受講対象 プロのライターを名乗ってはいるものの、いまだ見るべき実績のない人
プロのライターを志している人
企業や団体で広報担当の部署に所属して文章を書く機会の多い人
実践的な文章トレーニングをしたい人
お金の取れる文章の書き方はもちろん、取材の進め方、記事のまとめ方などを、実体験に沿った経験則に基づいてレクチャーします。
詳しくは電話またはメールでお問い合わせください。