2001年ドラフト指名選手 78年度生リスト   01.12. 5

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日本のプロ野球のドラフトで指名される選手は、大半が18歳、21歳、22歳、24歳のどれかになります。
これは、意中の球団以外に指名された選手が1年間だけ社会人チームで「浪人」して次の年のドラフトに賭けるという事態を防ぐため、高卒で社会人チームに入った選手は2年間、大卒の社会人選手は1年間、指名を凍結しなければならないというルールがあるからです。
したがってドラフト会議で指名される選手は、「高校生」の18歳、「高卒―社会人」の21歳、「大学生」の22歳、「大卒―社会人」の24歳の4パターンが多くなります。それ以外の選手は、19歳で巨人入りした元木大介選手(上宮高時代にダイエーに指名されながら入団拒否し、社会人には入らずハワイで自主トレを行いながら1年待った)など少数です。

78年度生は今年、23歳。谷間の年ですから当然、指名選手の数も少なくなっています。このような年齢で入団する選手には、往々にして経歴に「ワケ」があります。

氏 名指名球団順位守備入 団 経 路身長体重生年月日
久本祐一中日柏原高―亜大―河合楽器176691979. 3.14
山井大介中日神戸広陵高―奈良産大―河合楽器177751978. 5.10
有銘兼久近鉄浦添商高―大仙―九州三菱自動車179721978. 9.27
後藤光尊オリックス秋田高―法大中退―川崎製鉄千葉175751978. 7.27
村西辰彦日本ハム近江高―愛知学院大卒175751978.10. 8

久本投手と山井投手は、大卒1年目の河合楽器の選手。大卒選手は社会人入りして2年経つまで指名が禁止されていますが、所属の河合楽器が今年限りで休部になるということで、急きょ特例として指名が解禁されました。
2人とも元々は来年ドラフトにかかるはずの選手で、多くの球団が今年のドラフト戦略を固めた後に急に指名解禁になったため、他球団は手を出せず、河合楽器とパイプを持つ中日が両獲りに成功したということのようです。

久本投手は即戦力の呼び声高い左ピッチャー。今年急激に成長したと言われています。高い総合力を持ち、先発、中継ぎ、抑えのどこでも行けるという評判です。中日では、まずは左対左の場面での中継ぎとして即一軍での活躍が期待されています。
山井投手は指名順位は低いですがこれは競合の可能性が低かったことが原因であり、来年のドラフトなら自由競争枠で消えると目されていた投手です。148キロとも言われる直球とスライダーが武器の本格派右腕です。私には良くわからないことですが、どのマスコミも口を揃えて「ヒジの使い方が柔らかい」と書いていることを紹介しておきます。

有銘(ありめ)投手は、高卒で社会人チームに入ってから4年目でドラフトにかかった晩成選手です。今年の都市対抗に日産自動車九州の補強選手として活躍しました。近鉄は今年左腕を3人指名しましたが、その中でも即戦力の期待を受けています。今年終盤に新戦力が台頭してきた近鉄投手陣ですが、まだまだ層が厚いとは言えず、有銘投手のいきなりの出番もありそうです。スラーダーとシュートを両コーナーに投げ分けるという、ちょっと格好いいタイプの技巧派です。

後藤内野手は法大を中退してから社会人入りという経歴。全日本を経験しています。攻走守全ての面で光るものがあるという評判で、プロでの成長が期待されます。特に打撃の確実性と、どこでも守れる器用さを買われての指名となりました。

村西内野手は愛知学院大を卒業した後、アメリカに渡り、1年間独立リーグで武者修行をしてきました。今年の入団テストでスタッフの好評価を得て、ドラフトにかかりました。俊足、強肩、巧打と揃い、内外野どこでも守れる器用さがあるという選手です。オリックスの後藤選手とは身長、体重も同じで、個性が似ているかもしれません。

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