21世紀枠旋風 宜野座高校 01. 4. 7
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高校野球に造詣が深い友人が、「21世紀枠」の制度を厳しく批判していました。「そもそも選抜大会は、夏の大会に出場できなかった実力校を救済するために設けられた」という彼の論理を、私ももっともだと思っていました。
その21世紀枠で選出された宜野座高校。
私は21世紀枠制度には、特に選出方法など様々な問題が残っていると思うし、賛成とも反対ともいえませんが、ただ今大会で宜野座高校の活躍を見られたことは本当に良かったと思っています。
まずこのチームを気に入ったのはその試合スタイルから。
私は、森西武が大好きだったこともあり、手堅い野球を非常に好みます。
緒戦となった2回戦の岐阜一高戦では、2つのバント安打を含む9つのバントを成功させて7得点。そのうち6点は、バントで走者を進めてから還した得点です。
3回線の桐光学園高戦でも7回バントを試み6つを成功させています。4-3で勝ったこの試合では、4点すべてがバントで走者を進めていなければ挙げられなかった得点でした。5回の安打・犠打・安打・スクイズという攻撃は個人的に最高です。
準々決勝・浪速戦ではバントが得点に直結こそしませんでしたが、7回にわたって走者を得点圏に送ってプレッシャーをかけ続け、11回のサヨナラ劇につなげました。
決めるべきときに決められるチームは強い。宜野座高校は、確実にチャンスを広げて後続の打者に賭ける、まさに人事を尽くして天命を待つ攻撃を、信念を持って仕掛けられるチームだと思います。
四番のバント、1死からのバントは一見非効率的で無謀ですが、見事に得点につなげています。大砲は不在でも、どこからでも安打は出るという打線の自信の現れであり、後続の打者への信頼の現われでしょう。
私がこのチームに惹かれた理由はもうひとつあります。
宜野座高校が21世紀枠に選出された理由は「地元出身者だけのチーム構成ながら県大会での健闘が地域に自身と誇りを与えたから」。
部員の多くが宜野座小、宜野座中で一緒にに野球をやってきた仲間で、他のメンバーも近隣中学出身で気心が知れている、そんなチームだそうです。過疎地域で育ち、幼稚園から中学校まで小規模校で過ごした私にとって、郷愁を掻き立てられるチームなのです。
21世紀枠といっても、秋に沖縄大会を制して九州大会に進んだ実力校。
一回り成長し、また夏の大会で姿を見せてほしいと思います。
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