2001年 日本ダービー観戦記   01. 5.27

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私が初めてリアルタイムで観たダービーは、フサイチコンコルドが勝ったレースでした。
1996年、ダンスインザダーク。
1997年、メジロブライト。
1998年、キングヘイロー。
1999年、ナリタトップロード。
2000年、ダイタクリーヴァ。
毎年毎年、思い入れた馬だけを目で追って、そして悔しい思いをしてきました。

競馬ファンは、ダービーが終わった翌日に、翌年のダービーへと思いをはせます。
一年間かけて、毎週毎週少しずつ、時には大幅に予想図に修正を加えてきたその最後の結論がダービーの予想です。
今年、予想図の中心から突然メジロベイリーが消えてしまった私は、春の2冠をジャングルポケットに託すことにしました。
アグネスタキオンが出ていてもジャングルポケットを本命にしていたでしょう。
しかし、アグネスタキオンが出ていれば的中はしなかったな、とも思っています。

3歳最強馬アグネスタキオン。今年のクラシック戦線はこの馬のために回っていたと言っても過言ではありません。
大多数の競馬ファンが、年頭から予想図の中心にアグネスタキオンを描いていたことでしょう。
本番直前に戦線を離脱してしまったタキオン。心にぽっかりと穴があき、その虚脱感を引きずってダービーを迎えた人は少なくないはずです。

今年、ダービーの結果を1面にしたスポーツ紙はありませんでした。
確かに貴乃花の優勝は劇的でしたが、年に一度のダービーです。
今年のダービーは、例年ほどの求心力を保てなかったのかもしれません。

第68回日本ダービー。
あいにく降雨のコンディションとなった東京競馬場で、淀みのないレースを先頭で駆け抜けたのは、1番人気ジャングルポケット。

一度結果が出ると、「アグネスタキオンが出ていたら」は禁句になるのかもしれません。
しかし、よほどジャングルポケットの実力を信じきっている人か、よほどひねくれた人でない限り、今年のダービーは「アグネスタキオンが出ていたら勝っていた」と思っているでしょう。

私は、それでいいと思います。無理にジャングルポケットの実力を持ち上げるよりも、アグネスタキオンがこの世代で一番強かったことを認めるほうが素直です。

それでも、この世代を制したのはまぎれもなくジャングルポケットなのです。

応援していた馬がダービーを勝つと、これほど嬉しいものなのかということを私は初めて知りました。
今年の冬、穴埋め的にジャングルポケットを予想図の中心にした私でさえそうなのですから、ジャングルを
夏から応援してきた人の喜びはどれほどのものなのでしょうか。

来年こそは一年かけて応援した馬がダービーを勝てますように。
2002年のダービー戦線がスタートしました。

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