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民主党は1996年に日本新党、さきがけの流れを汲んで誕生した。 当時は、小さいながらも、市民による草の根からの政治の実現という理念を掲げ、挑戦していた。 「市民政治」とは究極のボトムアップの政治であり、市民レベルの議論のプロセスが最重要になる。極端に言えば、市民による議論が活性化されていれば、その中の誰が代表者(議員)になろうと同じである。そのような仕組みを内部に持つ政党が「市民政党」である。 結成当時の民主党はまさに、市民政党を目指していた。それはまだ挑戦という段階であったが、小さい政党なりに、何年も時間をかけながら、それまでの日本の政治にはなかった仕組みを作ろうという理念があった。 民主党は日本で市民政党、市民政治のモデルを作るという実験・挑戦をするという使命も負っていた。 ところが、1998年、新進党が解党する。かつて新進党に所属していた政治家が民主党に加入した。現在の民主党の原型はここで作られた。 新進党が消滅し、そこにいた政治家が吸収され、民主党は野党第一党になった。もう「小さいながらもキラリと光る政党に」とは言っていられなくなった。自民党を倒し、政権を奪取する使命を負ってしまったからだ。 政権を担える政党でなくてはならないため、ある程度の現実路線が必要になる。いまの民主党は結党当時の市民政治の理念が揺らいでしまっている。 民主党は結党当時の原点に立ち返ってほしい。 |
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