秋になってから、親しい友達数人で、経営学をかじる程度の勉強会をしています。
参加していない方は読んでも全くつかめない話になってしまっているかもしれませんが、まあ最悪自分達用ということで文を書いていきます。少し興味のある方はぜひ最後まで読んで私の悩みを晴らしてください。
10月6日に行った第1回では商学部の友達、経済学科の友達の卒論計画を読んで、「EVA」や「M&A」について話をしました。私は2人と違って大学で経済も経営も学んでいませんから、教わるばかりでした。
第2回からは『会社ってなあに?』(澤昭人、東洋経済新報社)をテキストにし、株式会社というミクロの視点で経営学の勉強をしています。
余談ですがこの『会社ってなあに?』は現在の日本の大企業の状況を知るうえでは非常に分かりやすい本です。就職コーナーにも置いてあるので、就職活動の前に企業のことを少し勉強しようという人にも適していると思います。
12月2日の第4回のレジュメ担当は僕でした。レジュメといっても、何かを調べて発表するわけではなく、話題を作るために分からないことを挙げておく程度です。
今回の範囲は『会社ってなあに? Part3』です。
そして、以下がレジュメです。
1.財務諸表=損益計算書+借貸対照表+キャッシュフロー計算書=会社の業績を表す
・財務諸表を理解する。
・キャッシュフロー計算書を2000年から導入した意義は。
2.投資家は会社の過去の成績と未来の予測に基づいて投資をする。
過去の成績の根拠は財務諸表。未来の予測の根拠は証券アナリスト。
財務諸表+証券アナリストの予測 → 株価予測 → 投資
・証券アナリストとは何者か。
3.日本とアメリカの株主と株主総会
| アメリカ | 優先株が多い | 総会は経営陣から株主へのプレゼン |
| 日本 | ほとんど普通株 | 総会はシャンシャンに限る |
・優先株の多さは柔軟な株式投資ができる環境の現れか。
4.マクロです
日本とアメリカのディスクロージャー
| アメリカ | 四半期に一度 | 迅速な開示 | 投資家の目が肥えており、迅速な開示をしても短絡的な判断にならない。
| 日本 | 半期に一度 | 長期的展望 | 秘密主義「知らしむべからず、依らしむべし。」 | |
これまでの日本:産業保護と銀行依存→株主軽視
産業保護政策と安価な賃金に裏打ちされ、企業の成長は約束されていた。
(→欧米に追いつき、外資に対し市場をオープンにせざるを得なくなった。)
バブル以前は主な資金調達を銀行でしていたため、株主への配慮は不要だった。
(→バブル崩壊とともに銀行の貸し渋り。企業は株主の方を向かざるを得なくなった。)
これからの日本:規制緩和と貸し渋り→株主重視
欧米に追いつき、外資に対し市場をオープンにせざるを得なくなった。
(←産業保護政策と安価な賃金に裏打ちされ、企業の成長は約束されていた。)
バブル崩壊とともに銀行の貸し渋り。企業は株主の方を向かざるを得なくなった。
(←バブル以前は主な資金調達を銀行でしていたため、株主への配慮は不要だった。)
⇒ 長期的展望はともかく、秘密主義のままでは外資との競争に勝てない。
ハード面:ディスクロージャーへ環境整備(2000年の企業会計制度改革、公認会計制度)
ソフト面:投資に関する正しい教育(米では高卒までに20段階の株式投資教育)
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「財務諸表の理解」、「キャッシュフロー計算書の意義」は、専門家とも言うべき商学部のジュンヤ君のさすがの解説で、一気に理解が進みました。
「証券アナリストとは何者か」については、専業でできるほどの収入はあるのか、評論家が副業でやってるのか、から話が始まりました。そもそも証券アナリストを必要として予想に頼っている人がいるのか、いるとしてもアナリストだけで高収入を得られるほどの需要はあるのか、と話は進みました。そして、競馬の予想家にも需要があるのだから証券アナリストにも需要はあるのだろう、ということで、「証券アナリストは競馬の予想家のようなものだ」という結論になりました。
この会の良くない傾向として、全員がそれぞれの憶測だけで意見を言い、それで議論が進んでしまう点があります。結果、全員が納得できる結論が出たとしても、それは事実とは全く違う結論だということも有り得ます。
証券アナリストについて詳しく知っている方がいましたらメール下さい。
あと、3の優先株の話や、4の「長期的展望」と「短期的収益」のバランスの問題の話でもいつも引っかかることなのですが、一般企業の株主のタイプ(銀行、持ち合い企業、一般の配当目当ての株主、投資家、投機家・・・)やその人数比が理解できていないと話が行き詰まってしまいます。
現在、これが全く解決できません。誰か教えてください。