ルームチューン(定在波、反響対策)
ルームチューンは永遠の課題です、そもそも何も置いていない
部屋はかなりひどくライブで、私の家には啼き龍がいる(反響音
が常にある。いわゆるフラッターエコー)凄い部屋がありました。
これは凄かったです、特にでかいTVの裏側あたり。一応モノが
一杯あって物置状態に近くしかも和室なのにこの状態。
一般にルームアコースティックはクラシックではライブに、PO
PSではデッドにしておくべきとされています。で、デッドにする
のはわりと簡単なのですがライブにするのは大変で、基本的
には対策をし過ぎないのがポイントです。
対策というのは普通吸音材を配置することになるので、デッド
の方向にしか変わらないためです。
以前は高価なものしかありませんでしたが、昨今は安くて見栄え
もまあまあのものがあり、GAC−500(東京防音)やスカイライン
などが面白そうです。スカイラインは余った発泡スチロールを貼り
合わせて作ってみようかとか思うくらいのものですし。
このあたりを使うか、あるいは見た目が悪いですが布団とか丸めて
あちこちに置く、カーテンを色々と工夫するといったところです。
備中炭を使用している畳とかどうだろうと考えたことがありますが、
畳は結構高いんですね、それでうまくいかなかった時にどうするか
という、畳の行き先があればいいんですけれども。
カーテン1つとっても奥が深く、私が検討した範囲でもかなり色々
なものがあります、1級遮光を目的とし防炎加工されたもの、丈が
長く天井の高い部屋で使えるもの、色鮮やかな配色で部屋の色調
を変えられるもの。これは家族の同意をえやすいでしょう。
また防音性能に優れていたり紫外線の遮光に優れているが可視光
は取り入れられる透明なもの、明るい戸外からは中が見えない偏光
性のもの。太陽の強い光と熱を反射するもの吸収するもの。季節に
よりこれらを組み合わせて何枚かを配置するのが遮光・遮音の両面
から好ましいのではないかと思われます。
中でも厚手のものは遮音だけでなく吸音材としても作用しますので、
ルームアコースティック的な改善にも使えます。
一応最後でちらっと触れますが、電磁波シールドを目的としているよう
なものもあります、まあUVカットも似たような話ですが。
ちなみに、解像度を聞いたり、音の定位を聞いたりするための、ディスク
や機器の性能を試聴する目的にはたとえクラシック系のものであっても
デッドな環境である必要があります。
2003年のstereo4月号に調度特集記事がありますが、この雑誌で実は
一番奥の深いところは「藤の長椅子を取り払ってみると」というところか
も。参考になるところはなる、ならないところはならないとはっきりしてい
るので一読の価値ありです。地味な話なので、よく取り上げたものですね。
その他、最近の雑誌で興味があった記事としてはSound Desighner14号
「快適なプライベートスタジオの作り方」でしょうか。プロの有名なエンジニア
の方が録音スタジオでどのような対策をしているのかという実地的な話です。
さてはて、今回この問題はこのくらいにして。
ニアフィールドリスニングとは?
という話です。
一般にPAのモニタを指して、直接音を聞くのには良いが・・・と言われる
ことがあります。PAは基本的にニアフィールドモニタであり直接音が一番
うまく制御できるように作られています。従って間接音重視である方にとって
は不評な面があるわけです。
それでは、実際どのくらいの直接音、間接音を聞いているのか?
ということが問題になるでしょう。無響室と比較してみると間接音が
ほとんどなんじゃないかという錯覚をおこしそうですが、たとえどの
ような広い家に御住まいの方でも1つ1つのお部屋はそう大きくない
のが現状ですので(私が存じ上げている中で一番広い方の家は36
LLDKでしたが1つ1つの部屋はほぼ普通サイズでした、まあ広くても
使いにくいだけです)、実はかなり直接音を聞いているというのもまた
真実ではあります。
また、直接音が良くないとそれに付帯する間接音も良い音は望めない
のではないかという点も見逃せません。つまり、PAだからダメだとか
そういう問題以前のことというわけです。
スタジオでは小型のスタジオモニター使用の時には壁に埋め込んで
あるラージモニタと併用しモニタしますが、スタジオの広さも広いところ
狭いところと様々で、広くなると結構な編成人数のバンドやコーラスが
入ったりできるだけの大きさのところもありますのでそれはもう多様と
しかいいようがありません。(一般的に広いところは少ないです)
しかし、このような場合もモニタリングルームは狭く聴取者の部屋も
普通は狭いので結局基本はニアフィールドリスニングであるという
ことになりますしたとえばGENELECのS30クラスのモニタがあれば
それがそのスタジオモニタの全装備だというところもまた結構あります。
耳元でトライアンプで全部が120W駆動すればまあ十分でしょう。
GENELECの特徴としてはまさに「揺るがない、不安定さがない、
軽々しくない、優しくない。みたままのものをみたままに、ソースの
悪い点は許してくれず徹底的に叩いてくる。」というわけでややきつ
めの音です。これは全帯域120Wで2mの距離のSN比が111dBと
音圧がかなりあることが関係しています。オーケストラでいえば、常に
指揮者の位置の音が聞けることになるわけですから。
その代わり、良い点もしっかり埋もれさせずに聞かせてくれるのです。
特に高音領域の微小音の再現性は見事です。トウイーターが120W
駆動であるというのがいかにいいことか、ということがわかります。一方、
ウーハの120Wも強力で、かなりの低音まで正確無比に再現するので
特殊なソース、パイプオルガンの最低音のようなものを注意して再生して
いる場合でなければまず遜色ありません。さすがはスタジオモニターの定番。
この中で問題なのは、優しくないということです。優しくなくてもいいのです
が聞き疲れがするほどというのもどうかと。鳴らし始めた最初の頃はまさに
そういう状態で、確かにいい音いい再現性なのですがきつめだったので
格闘することとなりました。これは慣れても問題があり、それをどうコントロ
ールしていくかということを目標としてこの1年は色々と工夫してきています。
一般のスピーカーの音作りは間接音重視とまではいきませんがかなり
間接音に依存している面があることは事実です。実際、スタンドやその
スタンドとの接触の仕方、床がフローリングのままか何か敷いてあるカー
ペットやじゅうたんがあるかといったことにかなり影響されます。
たとえば、床に近い低い位置のスタンドを用いてスピーカー直下の床の
反射音をうまく拾うと低い音を扱うのに有利となるわけです。しかし拾い
過ぎるようだと位相が狂った妙な音になります。ある一定の高さを越える
とほとんどこの利点を使えなくなりますが、それが望ましいスピーカーで
あればそのようにすべきなわけです。
ところが、スタジオモニターはそういうわけにはいかないのです。その結果
として直接音重視の設計になるわけで、どのような位置どのような場所に
置くとしても一定の性能を求められるためです。
しかし、スタジオモニターといえども間接音の影響を受けないですむはずは
なく、直接音をより生かすために間接音の環境も整えてやったほうがよい
わけです。
私が力を入れているのはそこで、ニアフィールド設計のモニターに対して
スタンドやルームアコースティックへの配慮を加えて間接音をさらによくしよう
という試みです。
それでは、ニアフィールドリスニングというのはどのくらいの範囲のことなのか?
日本の住宅事情ではどうあがいても全てニアフィールドなのではないか?
つまり、直接音の呪縛から逃れられないのではないか、ということなのです。
ニアフィールドの定義というものはあるのでしょうか?
実ははっきりした定義はないようです。
録音/編集スタジオ等で用いるスモールモニター、プライベート録音
システムなどで使うものをパッシブ、アクティブに関わらずニアフィールド
モニターと呼称しています。
ではどのようなモニターを選択すべきなのか。小型の100mm〜130mm
程度のスピーカーではオーケストラを再現するのは難しく、これより1ランク
上の大きさのモニターか、できればラージモニターにする方が本当はよいの
です。オーケストラでは低域の音が中高域の音に干渉して音の質感が形成
されるので普通の商業音楽(って凄い言葉ですが、他に表現が見当たらない
のであえて使います)のように低域の楽器にコンプレッサーを極端にかけて
ごまかすという常套手段が取れないという問題があります。
どの楽器の音も全部きっちり分離して聞こえる分解能があるのと同時に違う
楽器同士の音の融合もある、音色の違うものの美しいハーモニーをいかに
再現できるのかということがクラシックやライブテイク再生の醍醐味です。
以前から気になっていたことですが、私の以前のシステムでは何故か
ライブテイクのCDになると急に音が悪くなったような気がしていました。1つ
の理由として考えられるのは録音そのものがうまくいっていない可能性、そし
てもう1つの理由として考えられることが上記の問題です。音の質感がうまく
形成されていないということです。
このことは、オーケストラ曲と商業音楽のリファレンスとなるCDを用意し
持っていって試聴させてもらえば一聴瞭然だといわれていますが、商業
音楽においては、モニターの大きさによって音のバランスがそれほど崩れ
ないのですが、オーケストラの場合は大きく変化してしまうことでわかると
いわれています。小さなモニター過ぎると音の質感が表現できないのです。
自分で使用するための聞きなれたリファレンスCDを選んでおくという必要
性が大きいのはそれが簡単にわかるようにしておくためです。
さて、モニタースピーカーにも小型のニアフィールドモニターと
大型のラージモニターがあります。モニタースピーカーはさらに
パッシブとアクティブタイプに分類され、前者がパワーアンプを
必要とするのに対しアクティブタイプはパワーアンプを既に内蔵
しています。
選択はお好みなのですが、パッシブタイプはアンプによって音
がかなり変化するのでアンプの選択に注意が必要となります。
それなりの音を鳴らすためにはアンプに20万円以上の投資は
したいところとなります。スピーカーケーブルもある程度の品質の
ものがある程度の長さ必要になります。
スピーカーケーブルはそもそもあまり厳重にシールドされておらず
またシールドのしようもなく、かなり音色を変化させている問題箇所
でもあります。従って同じものを用意しても部屋が違うだけで音が
かなり変わることが予想されます。それではモニターとしての使用
には問題があるわけです。
それに対してアクティブタイプはアンプを内蔵しているのでメーカ
ーのチューニング済みの音となっており調整が少なくて済みますし
まあその20万とかはいらなくなるわけです。
スピーカーケーブルは不要となります。かわりにラインケーブルは
必要ですがこれはシールドしやすくケーブルの選択もしやすいところ
です。バランスタイプがよく使われ、伝導特性の変化が少ない信号を
送ることができます。
(ただし一般的にスピーカーケーブルは長いものが安く買えますが
ラインケーブルは良いものは高くなりしかも長いものとなると、特に
バランスの場合にはほぼ確実に特注が必要となります。となると安
くつくのかどうかは実は「?」ということになります。)
ただし、電源を2台分確保せねばならなくなること、スイッチが別々
になるので面倒ということ、それにその電源ケーブルの選択が必要
です。過大入力に対してヒューズが入っているので電源は常に入れ
っぱなしでよくなります。ユニットが壊れる可能性も少なくなります、
また入力のない時の消費電力は小さいですし、電源安定化も図る
ことができます。
アクティブタイプの一番の利点は、極めて正確に調整されたフラットな
特性を全部の帯域に渡ってサービスすることができるということにあり
ます。3つなら3つのユニット全部をあわせた調整ができているわけで、
とりあえずぽんと置いただけで無調整でスピーカーケーブルの接続と
いう面倒な作業なしで使えるという利点は大きいのです。
また、モノラルパワーアンプを用いた時と同じことになりますのでチャン
ネルセパレーションに優れている点では極めて有利です。
後、モニタースピーカーでも大事なのはスピーカー台と設置位置
です。スピーカーは空気を振動させて音を鳴らすものなので、その
振動に耐えるしっかりとした台であることがまず必要です。剛性の
次には振動のコントロールができることが要求されます。
不要な振動はうまく逃がし、妙な共振をさせず、制振ということだけ
でなく振動はあるものとしてそれをうまく利用する方法。これが一番
難しいところでしょう。
スピーカーの設置位置については、聴取する人に適した向きと高さ
があります。どのように座るのかどの位置に座るのかによってかなり
変わりますし部屋の形によっても変わることなので、常識にとらわれず
色々やってみるしかないでしょう。レーザーセッターなどを使って視聴
位置から等距離に正確に配置するという試みも流行っていますが、
これもあくまでも1つのやり方でしかないのです。部屋が完全対称で
他に何もものがないといった環境が可能でその正確さに意味がある
のであればそれも面白いのでしょうけれども。
私はだいたいの等距離に座って、内振りに設置したスピーカーから
若干左右にずれたポジションをとることにしています。椅子の位置を
ずらしながら良さそうな位置を少し探します。生活している部屋なの
でモノで溢れていますのでそれ以上の意味を見出せないからです。
(なお、一般的にはオーディオルームは専用の部屋にしてなるべく
余計なものは置くなというのが常識です、がそれはちょっと。)
ウーハーの位置が耳の高さにあうように、ウーハーの位置が約1m
の高さにします、これは座高が低い方でしかもソファーなどを使う方
であればもっと低くていいはずです、たとえばそういうことなのです。
(一般的にはソファーに沈み込んで座るのでせいぜい30cm〜50cm
程度の台に乗せる場合が多くなります)
結論としては、オーディオマニアが好むのは間接音をうまく利用した
リスニングスタイルでありつまり一般のスピーカーにとっては直接音を
より磨かないといけないわけで、スタジオモニターにとっては間接音を
どうするのかという問題に対してのアプローチが必要ということになる
のではないでしょうか。
PAを野外で使用している場合、しばしば遠方からの反射音の影響を
受けてエコーがかかったようになったりします。タイムドメインスピーカー
をPAとして使用するのにはそういう意味合いがあり、できるだけ直接音
をどの聴衆にも正確なサービスで届けたいという意思が働いています。
間接音は計算不能なので信頼できるのは直接音だけということになる
わけです。
それでは、逆に間接音が計上できる室内でのリスニングにおいては、
うまく利用したほうがいいのではないか?ということです。
より豊かな表現ができるように、より自分の好みにあうようにといじれる
部分はここにこそあるわけですから。
ルームアコースティックを無視できないというのは、そういうことなのです。
それでは、どのように調整してやればよいのか?これは無限の回答が
あると思います、無限の好みがあるのと同じに。
ただ、基本は部屋のどこにいても、ステレオ感はともかく音質としては
同じようなリスニングができることが理想的です。部屋のどこで何をしな
がら聞いていても同じような繊細さ、迫力ある低音、流麗なボーカル、
必要かつ最低限の音量は音圧として十分に感じとれ、妙な共振や雑音
が聞こえない状態が望ましいのです。
もし、そんなことは実現不可能だと思っているとしたらそれはその再生
装置、再生環境、ルームアコースティックに大きな欠陥があるということ
なのです。
もちろん、正確なステレオ像を得るためのいいポジション、サービスエ
リアというものは存在します。
これは状況により狭かったり広かったりするでしょうけれども、まあせい
ぜい1人か2人にしかそういうポジションが得られないというのはある
意味宿命的なことでもあります。これはスタジオモニターといえども同じです。
試聴会という催しがあり、大勢の人間が1つの部屋に同室して試聴を
する場合がありますが、この場合は厳密には正確なステレオ像は得ら
れないということになるわけです。
なお、設置位置を高くすると明らかにサービスエリアが広くなります、が
同時に床反射等をうまく利用できなくなるためにだんだん腰高な音にな
ります。その限界が私の今の設置の高さのようで、あと10cm高くして
みたらこれはもうだめでした。
さて、それでは正確でなければいけないのか?もちろんそんなことは
ありません。
人間は脳で音を聞き感じています。従ってあまりにもひどいものでなけ
れば補正して聞いているものです。しかし、その補正が大きくなればな
るほど違和感が生じてきますし余計な神経を使って疲れてきます。疲れ
てくるとより補正がうまくいかなくなるという悪循環を生みます。聞き疲れ
をするというのはそういうことなのです。
アクティブモニター的な聞こえ方が、極端にニアフィールドなエリアで
なくても聞き取れる、そういうものでないといけないわけです。実際、アク
ティブモニターを使うオーディオマニアも徐々に増えてきており、いかに離れ
た場所でもよいサービスを得られるかということをみなさん目指しておられ
るようです。
LINNのスピーカーのように、最初からアクティブ化ができるように設計して
あるものもあります。詳しくはlここへ。
あくまでも適度なボリューム位置で、大きすぎない音でこれができないと
いけないわけです。音を大きくすれば話は簡単、しかしそれでは意味が
ないわけです。
苦虫を噛み潰したような顔でオーディオ装置だけしかない部屋で大音量
で音楽を聞く、そういうマニアは少なくなっているのではないでしょうか。しか
も音源もCDであったりするように変わってきている、そういう時代になってき
ています。
さて、ルームアコースティック改善の大方針として必要なだけのメモです。
壁や床、天井に平行部分をなくす。壁は家具を斜めに配置したり部屋の
角に適度な反射と吸音を目的とした反響板の役目を果たすようなものを設置。
一番難しいのがスピーカーの場所や向きを固定させること。子供がいたり
掃除に入る人がいて自分以外の人が部屋に入る可能性があれば、これは
なかなか大変なこと。対策としては動かせないようなものにしておくこと、元
の位置を床に書いておいたりすることしかないかも。実際のところ、床にビニ
ールテープで印をつけたりしている人は多い。数cm単位の位置決めが重要
だということを興味のない人に理解していただくことは無理。
本当にわずかな位置のずれでも音響の状態というのは変わってしまうもの。
たとえばスピーカーとスピーカーの間にオーディオラックを置いたりTVを置い
たりしている方は多いと思うが、できればこれはやめたほうが無難。というのも
置いてあっても良い音響になる配置の場所を見つけることはできるとは思うが、
まずそれ自体がかなり難しくなる。3つのもののベストな配置を見つけることと
2つのもので見つけることがどの程度手間が違うかを考えてみてください。
つまり、ラックの位置もベストな位置があるのです。しかも、3つとも大変に
重量があるものであり一度置いたら動かすのは大変です。
どういう配置をしたらよいのかは、試聴室や雑誌の試聴写真が参考になり
ます。背後や試聴するすぐ前、横にラックを配置しているはずです。少なくとも
スピーカーの間にラックを置いている場合は皆無に近いのでは。置いていると
したらあまり音響を追求されていないお店かと。「オーケストラでは低域の音が
中高域の音に干渉して音の質感が形成」ということを前の方で書いてますが、
この理屈からしても途中に何かがない場合のほうがいいわけです、で、それを
一番実現しやすいところはスピーカー同士の間です。
私も部屋の後方や横にはモノがありますができるだけ視聴位置とスピーカー
の間にはさえぎるものが少なくなるようには注意しています。
床はともかく、天井の処理をどうするのか?ということは確かに問題。1つ
大事になることは可能なかぎり天井は高い方が良いということ。フラッター
エコーなどが出にくくなり、コントロールしやすくなるため。
天井に適度な傾斜を与える、といってもなかなか難しい。そこで1つの工夫
として考えられた苦肉の策がスカイラインなどの貼り付けるタイプのもの。
浮雲というものもあります。
特に聴取位置の頭上はよく効きます。落ちてきても問題のなさそうなもので、
気軽に試してみていいかもしれません。
シールド研究第2弾発動?か??
シールド素材といってもその特性は様々です。一般的にはGHz帯
のシールドを目的とするようなものが多く、MHz帯に対するもの、と
いうだけでいきなりオーディオ的には現実味のある素材ということに。
ということで、いきなり浮上したのがアキレスのエミセーフ。そもそもは
東急ハンズでアキレスの別の製品が扱われていて、35dBの低減性能
をうたっているものなんですが、これ(アキレス リフレミー)が検索しても
見つからないんですね、アキレス本体ももちろん。で、かろうじてあった
商品説明の別のリンクをたどって見つけてきました、フジナミさんのHP。
取扱い品目が多すぎてしょうがなくてカタログを手当たり次第にデジタル
化してくれてまして、その中のビニールソフトパーティション項目カタログ
の中に。0.1〜1000MHzに大して60dB以下のシールド性能を発揮
するということで、その特性グラフからするとそれ以下にも以上にもそこ
そこのシールド性能を期待できそうです。
シールド素材でも金属そのものの場合には被覆した線材の内側から
の輻射をもろに内側へ反射して帰してしまい、かえって音質を損なうこと
が経験的にも多いようです。
特にデジタル伝送系統への使用の場合に顕著です。(例:CDPの電源
ケーブルやデジタルケーブル。ただし細かい話をすると電源タップへの
給電ケーブルにはしっかりシールドしておいたほうが良い。うちでは経路
が長い関係か?)
ところが、アナログ系あるいはそれへの給電系への使用にはかなりの
効果があります。GHz帯にまで特性が安定してのびていますので、PC
のクロックなどのようなものに対しての外部ノイズの遮断効果が良好なの
ではないかと考えられます。
しかしそこまで特性がのびていることは両刃の刃でもあり、デジタル系
での伝送をもろ反射してしまい内側への影響を強く出してしまうのではな
いかと思われます。
これに対してアナログ系ではそのあたりの周波数での変化はほとんど
影響せず、内側からの輻射も少なくそれを反射することも少なく、外側から
のシールドという本来の目的に対して極めて有効に働いているのだろうと
考えています。
従ってデジタル系でのシールド被覆は内側への反射が少ない特性のもの
が適当となり、金属そのものを使っているのではなく金属をコーティング加工
したような布やシート、テープなどで導電性のないようなものを何層かうまく重
ねているもの、これがうまい具合に効果的であるようです。
携帯電話が判り易い例でしょう、ほとんどのものは1GHzあたりの電波を
使用しています。これが遮断され携帯電話の電波が入り込まないようなシー
ルド効果があるかどうか、これが1つの目安になるでしょう。これに使えるような
帯域の遮断性能を持つものはアナログ系に適度に使えます。(使い過ぎはだめ)
逆にいえばそうではないものであればデジタル系の被覆に使えそうだということ
になりそうです。
PHSや携帯の電波はBSなどの受信コンバーター動作に影響を及ぼして
います。実はそのくらい問題になるようなものが空中を常に飛び交っているの
です、これをカットしたほうがいいことは間違いありません。携帯のアンテナ立
たなくなりますが。
さて、このエミセーフですがなんとm¥15,000くらいということで、10m1
巻を買うに買えずにいます。リフレミーはm3千円少しなのでこちらを検討中。
テープ状のものもあるのでこちらが使いやすいかも。
ぐるぐる巻きするなら1枚あたりは35dBで十分ですしねー
さて、リフレミーですが50m単位、ということで
137-0.17*50mで価格は
@1850*50*1.05=¥9,7125
だそうです。あ、あかん。高いー
ビニテープREだと安いんじゃ?ということでこっちかな、またまた聞いてみま
すかー。
とあるところだと¥14000くらいのようです、50mのが1巻で。
こういうものって、単価も問題ですがどのくらいの量の単位で個人と取り引き
してくれるのかということが大きいんですね、つまり仕事で経費として使えるもの
であればいいんですが趣味で単純な出費としてだけで出て行くとなると金額的
にちょっと大きいものがあったりします、まだまだ高価な分野ですので。
ちなみにビニテープREは既に製造終了品だそうです、在庫あるのか??
なお、リフレミーの方は最初に書いた通りで東急ハンズで切り売りで買える
のでお近くの方は大丈夫。買出しにでも行くかな、実際時々三ノ宮ハンズ
まで行くことがあります。
最近買ったものではソルボセインとかフエルトとか。フエルトはもっぱらユザ
ワヤですね、これまた三ノ宮。黒い長いものを買ってきて折り畳んだり切った
りして使っています。
その後服部服部
というところからビニテープREが入るという知らせあり、1巻購入
決定。納期は2週間くらいで送料込み¥8000くらいのようです。安くすむようで、
めでたいー
X処理その後
うちで使っているのは旧タイプのX処理RCAケーブルとSACD
プレーヤーです。ケーブルは12/31に到着し約4ヶ月が経過。
プレーヤーも約1ヶ月になりました。
プレーヤーは同じマランツ同士のCD23Daが私のリファレンス、
比べるのはX処理後のSA8460です。
沢山のソフトで比較試聴しましたが、結論としてはかなり高度な
レベルでの争いではありましたがやはりCD専用プレーヤーとは
比較にならず、CD23Daに圧倒的な差がつきました。ただしそ
の差はエージングが進むにつれて縮まりつつあります。しかしど
うやら根本的にDACが違うので音色の違いがあってこればかり
はどうにもならないようです。従って圧倒的な違いの原因の1つ
には音色が変わりすぎるということがあるので割り引いて考える
べきでしょう。
比較せず1台のみで試聴すれば、X処理済みでのSA8460は
かなり高品位なプレーヤーです。SACDの再生についてはこれで
十分でしょう。SACDのソフトが増えてきて高音質のソフトが多くな
ってきてこれでの再生での問題が出てくるようになるまではまず
問題なく使える品質ではあります。数十万円以上の出費をする
つもりがなければ、このクラスで十分でしょう。
なお、スピーカーコンフィグレーションはできませんのでご注意。
CD再生時の具体的な違いがよくわかる典型的なCDは高嶋ちさ
子「Lovin'You」COCQ-83516、幻のストラディバリウスのCDとい
われたもののクライオ版、ストラディヴァリウス・オン・ゴールド
・CD
さらば「サンライズ」
といったもののバイオリンの音色の
最高音部分、もはやキーンというモーターのうなりのような音に
なっている部分で再現性がかなり違います。また、そもそもSA
では音色がかなり派手でありややキンキンした感じが残るのに
大して23Daでは基本的に背景が静粛であるところから音が出
てくる、このあたりは大きな違いといえるでしょう。
DACの性能的には確かにSAの方が高解像度感がありますが、
この音作りの点で損をしてしまいかえって割を食っている感じが
どうしても消えませんでした。それはエージングにより若干後退
はしましたが根本的には変わりませんでした。
X処理のケーブルは、約数時間程度のエージングで安定します。
旧タイプなので5千円でしたが数万円レベルの音といえるでしょう。
普通はここまでしか投資していられないと思います。ましてや5.1ch
となると6本とか必要です。私もやむを得ず何本か数万円のバラン
スケーブルを買っていますが特注になるのでしょうがなかったのです。
今回のまとめ:
音を聞くのか音楽を聞くのか、という問いを発される方がいますが、
基本的には両方なんですね。音がよくなければ音楽もよくありません。
欲張って両方を求めていいのだと考えています。
stereoで紹介しているノイトリックのML1とMR1、それに専用マイクは
サウンドハウスで扱っています、が、今のところ私の部屋ではそこまで
必要なさそうなので買わないつもりです。結局自分の耳が全てなので。
アイソレーション電源を最近よくすすめられますが、多分コストと結果が
見合わないのだろうと。私が比較して興味を持っているのはアキュフェーズ
の方で、これにしてもかなりお高くて買ってません。買うならこっち、ノイズ
よりもより元気でより素直な音の方を選びます。
おそらく、電源ラインから混入してくるノイズと戦うにはノイズ源を停めて
しまうしかないのではないかと。エアコンであれば、オーディオタイムだけ
止めればよいですし。実際そうしてきましたし、しばらく最大出力でかけて
おいて切ってしまう。1時間くらいはなんとかもちます。
どちらにしても同じ部屋にあるPCやビデオデッキのファン音や冷蔵庫の
モーター音などはコンセントから抜いてしまうに限ります。聞こえてしまうの
でしょうがありません、あきらめるにかぎると。
そういう意味で、プロジェクター使用時にファン音はどちらにしてもうるさい
のでしょうがないです、おかげでそういう時にはエアコンも切らないですみ
ますしある意味あきらめがついているというか。ファンレスのプロジェクター
が早く出てくれればよいのですが。
今回の背景はきらめき通り。博多出張にて発見!うれしくて2度通ってやっと
いい写真撮ってきました。わからない人はちっちゃな雪使いシュガーをご覧ください。