日本口腔・咽頭科学会の魚臭症の記事

魚臭は魚臭症候群(トリメチルアミン尿症)の可能性もあります

口 鼻 臭 臨 床 研 究 会 のページ
口鼻臭臨床研究会のリンクのページ

体が"腐った魚"の臭いに ー 魚臭症候群とは

アメリカABCニュースより、Smells Like Dead Fish, Aug. 9, 2006
アメリカABC videoより、患者肉声 The Woman Who Smelled Like Fish (CMの後、英語で流れます)
アメリカ フィラデルフィア新聞より、Chemist helps folks whose body odor’s a bit fishy, April 10, 2007



魚臭症候群,魚臭症,トリメチルアミン尿症,Trimethylaminuriaの日本におけるホームページ

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薬物動態学研究室ホームページへ
Lab DMPK [in English]

Last updated on 12/28/2007
  1. ◆当研究室における尿中トリメチルアミン測定の実際について◆ (クリックして下さい)

  2. ◆ドコモアドレスの方、受信可能に設定をお願いします。◆2007年12月28日

    今週のお問い合わせが集中しております。しかし、こちらからのメール返信が届かない方が複数おられます。連絡がないと思われる方、着信条件等、メール受信制限解除をご確認下さい。@**.shoyaku.ac.jpより発信いたします。特にドコモアドレスの方、よろしくお願いします。
     なお、年始の試料受付は、7日(月)以降の到着日としていただくとより確実です。ご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。山崎浩史

  3. ◆測定器調整のため、検査が遅れております。◆2007年9月30日

     メッセージボードにも書きましたが、現在研究室の測定器調整のため、検査が遅れております。運悪く、10月第2週の学会出張と重なる可能性があります。新規のご希望に対する容器発送や、ご質問への対応や検査の御案内等も遅れております。大変ご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。今しばらくお待ち下さい。 山崎浩史

  4. ◆尿中の総トリメチルアミンのうち、悪臭物質トリメチルアミンの占める割合◆2007年9月24日

       現在アメリカの機関が中心となり、イギリス、オーストラリア、日本、ドイツなどの研究者が、トリメチルアミン尿症について、一般の方にわかりやすい科学的研究成果のまとめを作成し、シンポジウムやアメリカ公的機関のWebをつかって情報発信する作業中です。ここに昭和薬大山崎浩史も微力ですが、関係しております。
     においでお困りの多くの方が私たちの研究のボランティアとなって下さいます。試料を送っていただき、最初にお知らせする測定結果は、尿中の総トリメチルアミンのうち、悪臭物質トリメチルアミンの占める割合、すなわち無臭化効率をパーセントでお知らせするものです。皆さんに個別メールでお知らせしている内容をまとめますと、無臭化効率が、

     90%以上     トリメチルアミンの分解は普通です。においでお困りの場合にはトリメチルアミン以外が原因かもしれません。
     70%−90%   一時的に分解能が下がっているようです。時期をおいて、再度しらべてみましょう。日本の多くの例のように、問題ないかもしれません
     70%未満     魚臭症候群かもしれませんが、まだ断定はできません。既に低コリン食などの食事制限されておられる場合には、分析結果の確認のため、問題ないタイミングで一度負荷をかけてみて下さい。トリメチルアミン無臭化酵素の遺伝子も調べてみます。
     40%未満     トリメチルアミンがお困りの体臭の原因物質の可能性があります。さらに詳しく追跡してみましょう。
    と大別できます。ほとんどの場合、別の時期に予備容器を使って尿をお送りいただいております。

     90%を少し下回る結果であった皆さんには、本来の体質である無臭化能には問題なく、肝臓を中心とした健康状態、ストレス、女性の方の月経など、一時的に低下しているだけかもしれません。時期をおいて、皆さんの感じるにおいと、私達が測定する数値を一緒に追いかけていきましょう、という内容をお送りしております。グレーゾーンをいう表現をつかうことがありますが、常にグレーなのか、変動している一過性のグレーなのか、時間をかけて見極めることが重要です。
     身近なヒトから確かに魚くさかった、というボランティアの方から、別の日の尿を送っていただき分析すると、90%であることも経験しております。またお寿司などの食事負荷をかけると、グレーゾーンであった方から、99%近い無臭化効率が得られる例も少なくありません。ホルモンバランスの例としては、女性の場合、月経の直前あるいは期間中に、別人のような数値が得られることが複数の方のご協力からわかってきました。毎日の尿で99%の方が、生理直前に70%を示すことがあります。
     一方、40%未満の方の中に、無臭化酵素が遺伝的にうまく作れない方もいることも分かってきました。現時点で、日本人約500名中数名程度の方です。日本人特有の変化を持つタイプも見出しました。イギリスBBCは、この疾患は2,000人に1人という割合であると伝えたことがあります。 この方々には、この症状の仕組みをご理解いただき、生体にあるトリメチルアミンが、体臭の原因であるため、いろんな工夫を欧米のパターンを参考に考えていくことになります。ただ、無臭化酵素の遺伝子ですが、両親から受け継ぐ両方のこの遺伝子がともに酵素をうまく作れない組み合わせの場合にのみおこるようです。遺伝子1本だけですと、問題はないようです。インターネット掲示板などには、遺伝という言葉を用いた書き込みがありますが、2本の遺伝子の組み合わせの点に、ご留意下さい。

     試料をお送りいただく全体のうち、トリメチルアミン無臭化効率がやや低下しているグループに属する割合の方が少ないです。シビアなトリメチルアミン尿症が疑われる方の割合は約1%で、日本でも欧米と同じような頻度です。多くの試料をお預かりしましても、結果は必ず順次御連絡しております。こちらからの御連絡が届かない場合は、メール不具合やスパムメール誤処理など、意図しない別の原因も考えられうるので、匿名化コードを添えて山崎まで直接お問い合わせ下さい。

  5. ◆イギリスのBBCチャンネル3で特集番組がありました。◆2007年9月14日

       イギリスのBBCチャンネル3で、9月5日にこのような特集 Help! I Smell of Fish が組まれました。ここでは、3人のトリメチルアミン尿症の患者さんが紹介されました。

     一人目は、トーマスという小学生の男の子です。現在の状態は、まだ彼を悩ますほどではありませんが、成長するに従い、においが悪化した時に、彼が友人たちと良い関係を維持できるかは分からないと医師は話しています。しかし、彼には、この病気について話せる親友や、とても信頼する家族がいます。そのため彼はこの病気を恥ずかしく感じることはありませんでした。

     二人目は、キャロルという2人の子供を持った既婚の女性です。彼女は最近まで、一日に三度シャワーを浴びることで、15年間この病気を夫と子供たちに隠してきました。しかし、彼女はこのテレビ番組で、この病気についてカミングアウトし、姉妹や友人にもこの病気について話したのです。この番組では、彼女の異常なまでに体を洗い、この病気について隠そうとする体質をケアするための治療セッションを特集していました。また、この治療は、人々が彼女のにおいによって気分を害したとしても、それは彼女のせいではなく、彼らの問題であるということを、彼女に自覚させるためのものでした。彼女の治療医は、彼女の異常なまでの行動に対処するために、一日中シャワーを浴びることなしに夫とともに買い物に出かけるという試みを提案しました。そして最後には、友人たちと共に彼女の家でバーベキューをするというものです。彼女はカミングアウトした時の気持ちを、肩の荷が下りたようだと話しています。そして、それは、彼女の認識を変え、彼女の人生を前向きにするものでした。彼女はさらに自分の人生をコントロールしています。

     三人目は、レイチェルという、32歳の独身女性です。彼女は、University College 病院Lachman医師から、陽性という検査結果を受け取りました。彼女は、これまで14年間この病気について知りませんでした。彼女は、これがトリメチルアミンに起因するものだと知っていたら、こんなにも自分を責めることはなかっただろうと話しています。彼女はイギリスで301人目のトリメチルアミン尿症患者であったそうです。

    この番組では、性ホルモンや恐れ、幸せ、悲しみなどの感情によってにおいが影響を受けるか、一般の人が大衆についてどう感じるか意見を尋ねるなどの試みも行われました。

  6. ◆トリメチルアミン生成量の多い食品、少ない食品(再掲)◆2007年9月2日

     日常の食品由来のトリメチルアミン量の過多の議論が メッセージボード によく出るようになりました。 [トリメチルアミンが多い食品、少ない食品](クリックして下さい) のPDFファイルを再度掲示いたしますので、是非ご覧下さい。トリメチルアミンの前駆体の構造式も出ております。
     尿検査の際に、できれば海の魚をとってください、というお願いも、このイギリス人の食事データに基づくものです。体内にはいってきたトリメチルアミンをきちんと無臭化できているか、を調べることによって、お悩みの臭いがトリメチルアミン由来かどうか、はじめの段階で明らかにしておくことが肝要です。このような理由から、すでに食事制限されている方の尿の分析は非常に難しいことをご理解いただければ幸いです。
     トリメチルアミンの化学的性質からも、汗などに含まれるトリメチルアミンを洗い流すには、弱酸性の石けん類が適しています。アルカリ性の物質トリメチルアミンを水に溶かして流しだすため、弱酸性の石けんやシャンプー類が好まれる訳です。

  7. ◆オーストラリアでも患者さんの記事が取り上げられました。◆2007年7月9日

     アメリカのトリメチルアミン尿症支援財団からの連絡で、オーストラリアでもトリメチルアミン尿症患者の記事が新聞社のWebに掲載されましたことを知りました。Australian Magazine, Edition 1(SAT 30 JUN 2007, P 14)。下記に要約を示します。
     「Ron Green (仮名)は小さいころから何かにおいがしていた。彼は自分のにおいが感じ取れなかったが、自分が着た後の洋服はにおいが感じ取れた。彼は次々と医者を訪ねてみたが、原因は分からなかった。医者は精神科に行くことを勧めた。
     ある日彼は、インターネットで、“body odour”を検索してみたところ、“trimethylaminuria (トリメチルアミン尿症)”という単語が出てきた。トリメチルアミン尿症はFish Odour Syndrome (魚臭症候群)とも言われ、遺伝子疾患である。世界中で600-700人の患者がいる。この疾患の治療法はないが、においは軽減できる。“これだ”と彼は思った。彼は遺伝子を扱う専門家にテストしてもらった。結果は陽性だった。
     彼はアドバイスを受け、low-choline diet(低コリン食)を始めた。低コリン食とは、内臓肉、魚またはシーフード、卵黄、ナッツおよびエンドウ豆または豆類のない食事である。彼はプロバイオティクスやサプリメントを取ったり、(トリメチルアミンを)体から流しだすために、水をたくさん飲んでいる。彼にとって、問題は軽減した。・・・彼は今幸せである。」

  8. ◆口鼻臭臨床研究会第2回学術集会◆2007年6月3日

     6月下旬に名古屋市にて口鼻臭に関する研究集会があります。その集会にて、トリメチルアミン尿症の話をさせていただく機会を得ました。現在講演スライドの作成中ですが、この疾患のご説明や広く社会に理解を求める上で役立つ部分がありますので、準備途中ですがPDFファイルとしてアップロードします。なお集会についてのお問い合わせは口鼻臭臨床研究会事務局までお願いします。山崎浩史

  9. ◆ご依頼、お問い合わせ多数のため、検査が遅れております。◆2007年5月18日

     現在研究室へのお問い合わせやご依頼の件数が急増し、返信や検査が遅れております。順次対応しておりますので、大変ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんが、しばらくお待ち下さい。よろしくお願いします。山崎浩史

  10. ◆アメリカでの啓蒙活動について◆2007年4月11日

    アメリカにおける支援団体と連携し、研究者が地元新聞のインタビューをうけて、記事が掲載されました。アメリカ国立衛生研究所によるこの疾患のまとめと併せてご覧下さい(英語です)。

  11. ◆測定器調整のため、検査が遅れております。◆2007年2月2日

     メッセージボードにも書きましたが、現在研究室の測定器調整のため、検査が遅れております。2月中旬には測定結果を御連絡する見込みであります。大変ご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。もうしばらくお待ち下さい。 山崎浩史

  12. ◆口鼻臭臨床研究会事務局 植田秀雄氏が当研究室を訪問されました◆2006年11月24日

     臭いでお困りの皆様が増えていることから、昨年7月に歯科の先生方を中心に「におい」の研究会を設立されたようです。後日ご紹介いたしますが、リンクを張りましたので取り急ぎご報告します。 山崎浩史

  13. ◆皆様、いかがお過ごしですか?現状報告です◆2006年10月1日

     今年8月中旬に、アメリカのニュース番組に顔を出してトリメチルアミン尿症(魚臭症候群)の苦しみを告白した女性の紹介記事をきっかけとし、私たちのところへのお問い合わせ数も急増しております。
     自己申告にて臭いのお悩みをもたれている方の平均約3割の方に、最初の尿の検査でトリメチルアミンの無臭化効率が下がっている結果をお知らせしている状況となっております。確率約3割ですので、一時期よりも、頻度は上がってきております。
     次に、トリメチルアミンを無臭の形に変換する酵素の作用が低下した場合、その原因がどこにあるのかによって、対処の考え方が変わります。一時的なものか、変化しないものなのか。小さいお子様の場合は、成長に合わせて急に良くなる場合を体験しており、あせらず経過を観察することも重要のようです。大別すると、

     1)無臭化酵素をつくる遺伝子そのものに小さなな変化があり、結果的にその影響が強烈に出る場合、
     2)酵素作用の低下は一時的で、肝機能低下、ホルモンバランスの変化、同じ酵素で処理される他の物質との競合など、総じて一時的と考えられる場合

     1)の遺伝子ですが、ご両親から1本ずつ受け継ぎますので、他方に作用を低下させる変化が仮にあったとしても、もう片方が機能すれば、ご心配はありません。運悪く、2本とも作用をうまく出ない方を引き継がれた方には、お気の毒な無臭化効率の数値が出てしまうことがあります。自己申告の方の中でのこのような方の割合は、1%以下程度ですので、一般の方に分母の範囲を広げると、非常に少ない確率となります。
     2)の一時的なものですが、端的なのは、女性の生理直前、あるいは期間中のホルモン変動によって、ふだんは正常な無臭化ができている方でも、ほんの一時的にこの疾患でお苦しみの皆さんのような数値が出ることがあります。また、十分な休養や食事をとらずに、過酷な勤務を長時間続けた方も、別人のような数値を示すことがあります。
     お悩みの方は、清潔にするために、大変なご努力をされています。ご本人には責任はないので、異なる個性として受け入れできる、理解のある社会づくりに、我々の研究成果が微力でもお役に立てれば幸いと存じます。 山崎浩史

  14. ◆皆様の意見交換用にメッセージボードを開設しまた。◆2006年8月22日(クリックして下さい)

  15. ◆アメリカのトリメチルアミン尿症財団の活動再開のおしらせ◆2005年12月31日

    トリメチルアミン尿症でお悩みの皆様を支援する財団が、このほど活動を再開いたしました。12月には、ニューヨークでオフ会をやったり、ニュースレターを発行して、社会的弱者とされる皆様を、前向きに支援する活動をしております。英語ですが、メーリングリストも再開しております。
    以前は、日本から直接この財団に検査方法の問い合わせをされた方もいらっしゃいます。現在は、海外においても、日本でもコンタクトできるところがある(この研究室です)、と紹介されるようになってきました。最近問い合わせが多いようで、あらためて、この病気のなりたち、食事の影響などが、財団の中心人物である Sandy Gordonと、各メンバーで議論されています。

    連絡先: Trimethylaminuria Foundation
    P.O. Box 3361, Grand Central Station
    New York, NY 10163、USA
    phone: +1-212-300-4168 Email: trimeth411@aol.com

  16. ◆2005年12月時点での全体の状況のご報告◆2005年12月31日

    本ホームページの更新が遅くなり、大変失礼しました。2005年12月26日までに、約350名の測定キット送付のご希望をいただき、皆様から返送された約250名の方の測定を行いました.多くの皆様が「におい」でお悩みであること、あらためて痛感いたしました。まだ我々の未発表データですが、皆様の結果の一覧をグラフにしました。ご本人様以外は、どのあたりにご自身が位置しているか、わからないと思います。

    皆さまの約7割の方は、臭いの原因物質であるトリメチルアミンを全く正常に無臭化されておられました(90%以上).残りの方は、欧米の基準値に照らして、「グレーゾーン」、あるいは、程度は軽いながらも、トリメチルアミン尿症の疑いの有る方、ごくごく一部の方で、欧米で研究報告されているこの病気の患者さんと同程度にしかトリメチルアミンを無臭化できていない方がいらっしゃいました。
    トリメチルアミンの無臭化酵素そのものの遺伝子を調べる作業は、半年から1年ほどお待ちいただておるのが現状です。なかには、メールアドレスを変更され、ご連絡がつかない場合もあります。お心当たりの方は、恐れ入りますが、このページの下部にありますコーナーよりメールを発信いただくと幸いです。 昭和薬科大学 山崎浩史

  17. ◆一日体験入学「くすりに弱い人?強い人?」◆2005年8月9日

    主に高校生の皆様を対象として、昭和薬科大学オープンキャンパスの機会をとらえ、「くすりに弱い人?強い人?」のタイトルで、遺伝子の実験を簡単に行いました。我々の身近にある食品成分やくすりを分解する酵素の力は、体質のように、ヒトそれぞれ異なることを体験いただくことが目的でした。このぺージにあるような臭いのもとであるトリメチルアミンの無臭化酵素が対象ではありませんでしたが、皆さん個人ごとに差があってもあたりまえ、という感覚を、少しでも体験いただければ幸いです。当日の説明資料をアップロードします。 「くすりに弱い人?強い人?」  (クリックして下さい)

  18. ◆新規募集と継続検査の再開時期のお知らせ◆2005年6月10日

    東京都町田市にて測定器や倫理委員会などの体制づくりの目途がようやくたちました。皆様と一緒になってトリメチルアミンの無臭化効率を調べる検査は、2005年7月1日より再開予定といたします。新規に検査をお待ちの一部の方には、6月再開との観測をご連絡した経緯もあり、再開が遅れてしまい、申し訳ありません。各種お問い合わせは、下記のメールにていただければ幸いです.よろしくお願いします.

  19. ◆新規募集の一時休止のお知らせ◆2005年4月10日

    札幌市にて測定を行ってきました主担当者が、東京都町田市に異動しました。測定器や倫理委員会など、改めて体制づくりを行うため、皆様と一緒になってトリメチルアミンの無臭化効率を調べる検査を一旦休止しております.必ず再開いたしますが、その時期については、準備が整い次第、改めてお知らせします.各種お問い合わせは、下記のメールにていただければ幸いです.よろしくお願いします.

  20. ◆新規募集一時休止のお知らせ◆2005年3月3日

     測定者側の都合により、2005年3月7日正午時点で到着したメールの方までは受付しますが、その後、新規の方の募集を一旦休止いたします.必ず受付を再開いたしますが、その時期については、改めてお知らせします.現在継続中の方は、下記のメールにてお問い合わせいただければ幸いです.よろしくお願いします.

  21. ◆2005年2月時点での全体の状況のご報告◆2005年3月3日

    2005年3月1日までに、約250名の測定キット送付のご希望をいただき、皆様から返送された約180名の方の測定を行いました.約7割の方は、臭いの原因物質であるトリメチルアミンを全く正常に無臭化されておられました.残りの方は、欧米の基準値に照らして、「グレーゾーン」、あるいは、程度は軽いながらも、トリメチルアミン尿症の疑いの有る方、ごく一部の方で、欧米で研究報告されているこの病気の患者さんと同程度にしかトリメチルアミンを無臭化できていない方がいらっしゃいました.

  22. ◆採血にかわる検査方法◆2004年12月27日

    採血には医療機関の御協力が必要です.スムーズにいかない場合がこれまでもありました.これに代えて、皆さん自身で試料をとれるよう、綿棒を使った検査方法をとりいれました.詳しくは、上のリンクをクリックしてください.

  23. ◆2004年10月時点での全体の状況のご報告◆2004年10月24日

     皆様、その後いかがでしょうか.

     尿に排泄されるトリメチルアミンとその無臭化体の測定のご依頼は、北海道から、沖縄まで、全国からいただくようになりました.最近では、東南アジアからも問い合わせがありました.その結果、こちらからのキットの発送数は、最近200件を超えました.2004年10月中旬現在、約140名の方の尿の測定を行いました.その約半数の方が、血液検査にもご協力いただいております.

     結果ですが、当初、尿を調べて、トリメチルアミンの無臭化効率が、90%以下となる方は、体臭でお困りと自己申告される方のうち、約4人に一人であったのが、例数が増えるにつれて、最近では、約10人に一人の割合となってきました.トリメチルアミン尿症(魚臭症候群)の疑いが高い方は、トリメチルアミンの無臭化効率が、約70-90%になっており、海外研究者からは、”マイルド”な症状と考えられるようです.しかし、日本にも、欧米並に、トリメチルアミンの無臭化効率が40%を下回る方も複数いらっしゃることがわかりました.

     体臭でお困りで、医療機関を訪ねても、この病気の認知度が低いためか、診察結果をご不満に思われる方が多いように聞いております.しかし、このホームページをご覧いただいた医師の先生方からも、私たちに問い合わせをいただくようになってきました.今年は、大学病院、市民病院、地域で開局されておられる先生方と協力して、尿の測定を行いました.中には、臭いが急に変になったということで、救急車で運ばれた方もいらっしゃいました.

     非常にゆっくりとした歩みですが、皆様の体臭のお悩みや、ご苦労を理解される方々が増えてきております.あきらめずに、状況をよく見て、科学的な手法を通じて、研究の推進とともに、皆様のお役に立ちたいと考えております.臭いも常に一定でないことがわかってきました.日本人女性の方の中には、生理直前に、スイッチがはいったように、無臭化効率が悪くなる方がいらっしゃいます.欧米での報告ですが、ある男性が、男性ホルモンであるテストステロン処置をすると、無臭化効率が悪くなったとの文献があります.いずれにせよ、ホルモン周期やバランスによって、無臭化酵素機能の変動があります.お困りの皆さんの臭いがきつくなる状況をよく見ることによって、対策がとれるかもしれません.山崎浩史

  24. ◆2004年10月時点での遺伝子検査状況のご報告◆2004年10月24日

     2004年7月から9月にかけて、血液試料をご提供いただきました皆様のトリメチルアミン無臭化酵素(FMO3)の遺伝子検査がほぼ終了しました.大きな問題となる遺伝子の変化はありませんでした.順次皆様個別にご報告いします.時間がかかる検査ですので、ご連絡先のメールアドレスの変更があれば、ご連絡いただけば幸いです.実際の報告例を、以下に簡単にご紹介します.

     トリメチルアミン変換酵素の遺伝子検査の結果は今週やっと出ました.遺伝子はご存じのように、両親から一本ずつ受け継ぎます.一本は野生型(もっとも多い、普通のタイプ)でした.他方は、欧米でもよく見られる変化が1つありましたが、酵素機能には影響ありません.

    結論は、遺伝子上も、欧米で問題となっているような、無臭化変換酵素が作れなくなることにつながる変化は無いとの結果です.

    (中略)もう少し詳しく述べます.遺伝子ですが、トリメチルアミンの無臭化酵素をつくる部分の遺伝子配列に限って調べました.

     遺伝子そのものは、4つの構成(アデニン、チミン、グアニン、シトシン)からなり、その3つずつでアミノ酸1個に対応します.例えば.アデニンがたまたま別の文字に置き換わると、3文字からなるアミノ酸が別のものになった無臭化酵素ができます.その酵素が通常の働きをすれば、全く問題ありません.XXXXさまは、片方の遺伝子が一カ所変化していましたが、問題はなかったのです.

     なかには、3文字の1つが変わると、そこで、うまく働けない酵素になったり、時には酵素を作るのをやめてしまう命令になる場合があります.つまり無臭化酵素を事実上もたない方となりえるのです.通常は一本の普通の遺伝子があれば、まず問題ありません.しかし、ご両親ともに臭いが問題なくても、それぞれ一本ずつ変化した遺伝子をもっていると、確率的には、変化した遺伝子を2本とも受け継ぐ場合があります.ご兄弟には問題がなくとも、運悪く、ご本人だけが結果的に無臭化酵素を作れない、というのが、典型的な欧米のこの病気の例です.

     そうなると、例のトリメチルアミンが、食品由来で腸内ででき、そのまま無臭化され ずに尿や呼気、汗にでますので、その臭いはかなりひどく、電車や飛行機に乗れない、学校にいけない、職場にいけない、といった深刻なことになります.

     日本では、遺伝子は問題なくても、どういうわけか、一時的に無臭化の機能低下を起こしている方が多いようい思います.症状は軽いようですが、低下しているヒトがいます.中に、とても数値の低い方が複数いることが最近分かりました.山崎浩史

  25. ◆トリメチルアミンが原因ではなくとも、体臭でお困りの方は多い◆2004年10月24日

    日本で、自己申告で体臭でお困りの方の原因は、どうもトリメチルアミンの占める割合が小さいようです.多くのご相談をいただく皆様のお話をお聞きすると、人一倍清潔にされておられ、ご本人の責任ではないように感じます.トリメチルアミンの臭いが体臭の原因ならば、その対策を考えることになりますが、原因不明では、対処は難しいです.
    なかには、ご家族のお話からは、ご本人の強い思いこみのみで、体臭は少ないと考えらる事例もあります.一方、身体から、トリメチルアミンではない、何か刺激臭がでていると考えられる方のお話を多く聞きます.その原因と断定できるかどうか、現段階でははっきりとわかりませんが、最近、体臭.comに、血中のアンモニア濃度の高かった方の診察体験記が出ております.アンモニアは、トリメチルアミンと化学構造が類似しており、刺激臭が強いです.アンモニアは、トリメチルアミンと異なり、広く医療機関で測定可能です.正常上限値の2倍程度のアンモニア濃度を示した方が複数いらっしゃることがわかりました.現在医師の処方箋によって、このアンモニアを腸内から吸収しにくくする対策は進行中で、その状況に関心をもっておられる方も多いようです.山崎浩史

  26. ◆「食事中のコリンの量」◆2004年7月24日

    英語ですが、アメリカを中心として、トリメチルアミン尿症でお困りの方々のメーリングリストがあります.(To visit your group on the web, go to: http://groups.yahoo.com/group/Trimethylaminuria/ )
    そこで回覧されています、アメリカ農業庁が作成した「食事中のコリンの量」の資料をpdfとしてアップロードいたします.ご存じのように、我々の腸内でできるトリメチルアミンは、「コリン」由来である場合が多いでの、総コリンの少ない食事をとって、臭いとうまくつきあっていくために、この資料が活用されているようです.英語版で恐縮ですがご参考になれば幸いです.

    ホームページの情報更新の予告をしておきながら、その作業が遅れております.お詫び申し上げます.山崎浩史

  27. ◆皆さんのご協力によって得られた研究成果の学会報告用の要旨です◆ 2003年12月5日

    やや専門的かもしれませんが、研究成果の学会発表の要旨をpdfファイルとしてアップロードしました.

     [第18回日本薬物動態学会年会シンポジウム] アジアで見出した魚臭症候群患者のトリメチルアミン代謝の変動要因 (クリックして下さい)

     [日本薬学会第124年会] 日本人における魚臭症候群患者の探索およびその原因の解明
     [日本薬学会第124年会] 日本人における新規FMO3遺伝子多型の発見
     [日本薬学会第124年会] 魚臭症候群患者のトリメチルアミン代謝に及ぼす食品成分の影響

  28. ◆この半年間の研究成果の中間報告です◆ 2003年11月2日

    4月13日以降、10月末現在までの我々の研究成果の概略をお話します.

    研究室ホームページでの広報を始めて、現在までに約90名の方に、初回用の測定キットをお送りしております.10月末時点で、約60名余りの方の尿と約30名余りの方の血液を分析してきました.

    トリメチルアミンは、そのものに特有の悪臭があります.ヒトではトリメチルアミンの大部分を臭いの少ない形に変換し、主に尿に排泄します.この変換効率がなんらかの理由で悪くなると、トリメチルアミンの刺激性や悪臭の問題が起こってきます.

    我々自身を含めて、においの問題が見かけ上起こっていない集団(約20名)の尿中トリメチルアミンは、約95%以上が臭いのない形(トリメチルアミンオキシド)に変換されておりました.つまり、我々の身体は、食事成分から腸内細菌などによって体内で作られるトリメチルアミンの大部分(約95%〜99.9%)を、臭いのない形に変換しておりました.この変換率は、海外の文献報告とほぼ一致しておりました.

    一方、自己申告で体臭でお悩みの方については、同意書をいただた上で、試験にご参加いただいた方の尿を測定しますと、約5分の1の方々の尿で、このトリメチルアミン変換率が90%以下でした.これは、欧米での判定基準値ですので、これらの方々には、トリメチルアミン尿症(魚臭症症候群)の疑いが考えられます.一方、残りの約5分の4の方々の大部分の方は、この変換率の数値が95%以上でありました.これらの95%以上の変換率の方は、見かけ上、トリメチルアミンを正常に臭いの少ない形(トリメチルアミンオキシド)に変換できており、トリメチルアミン尿症(魚臭症候群)の可能性は低いと考えられました.つまり、今までに調べた範囲で体臭でお困りの方の原因がトリメチルアミンである確率は、現時点で約20%程度です.この数値は、この半年間で、測定にご参加いただく方が増えてくる毎に、やや低下傾向にあります.一部には、トリメチルアミン変換率(代謝率)が90-95%を示し、グレーゾーンに含まれる方もいらっしゃいました.

    トリメチルアミン変換率(代謝率)が90%以下の一部の方には、食品成分の影響を試してみる実験に参加いただきました.いくつか試してみましたが、ある食品成分をとっていただくと、トリメチルアミンの尿中濃度が下がり、それに伴いトリメチルアミン変換率が上昇することがわかりました.これらの場合、見かけ上、95%以上のトリメチルアミン代謝率が得られております.自覚症状は、あまり変化なしか、あるいは臭いが改善されており、悪くはならないようです.

    そこで、効果をさらに確実にするため、ご参加の方の人数を増やしながら、確認中です.日常の食品成分を使って、少量で、効果的な使用方法が分かれば、トリメチルアミンの臭いの対処方法になると考えています.これらの取組みが、この臭いとうまくつきあっていく目的のために、一歩前進となれば幸いと思っております.

    次に、血液を使った研究の成果です.トリメチルアミンを変換するFMO3と呼ばれる酵素の遺伝子を白血球から得て調べてます.欧米では、遺伝子の小さな変化(変異)がFMO3の酵素の著しく機能を低下させるいつかのパターンが報告されています.日本では、問題となる遺伝子の変異は、あまり頻度が高くないようです.

    また一般の血液検査値と尿中トリメチルアミン変換率の関係をみますと、ある種の一般的な肝機能を表す生化学検査値が悪いと、尿中トリメチルアミンの変換率も悪い傾向がでました.肝機能低下とトリメチルアミン変換率と関係は、どちらが原因か、結果かわかりませんが、ここに臭いとつきあっていくヒントが隠されているかもしれません.トリメチルアミンを低くするため、食事制限をされている方が多いですが、肝蔵の健康回復も臭いとつきあっていくために、重要だと思われます.

    今後ともよろしくお願いします.

    北海道大学大学院薬学研究科 助教授 山崎浩史

  29. ◆皆さんにお願い 仲間をもっともっと集めて下さい◆ 2003年6月10日

    その後皆さんいかがお過ごしでしょうか.今日は皆さんにお願いがあります.
    結論から言いますと、皆さんの仲間をもっともっと集めて頂きたいのです.HPでも何でもメディアを使ってでも集めて頂きたいのです.
    その理由を以下に書きます.皆さんの疾患が遺伝的なものなのか、それとも後天的なものなのか、その問題について正直言って私は悩んでおりました.皆さんの情報を総合すると、青年になってから発症した方が多く、FMOの遺伝子の変異によるとは到底考えられない事実が分かったからです.FMO遺伝子の変異でしたら、赤ちゃんの時から発症するはずです.
    網羅的に遺伝子を調べ、一体何が原因なのかを大規模に調べてみる必要がありますが、この種の研究には少なくとも100名の患者さんの遺伝子が必要だとのことがわかりました.現在、皆さんの尿検査をやっていますが、明らかな魚臭症候群の人の遺伝子だけが解析に供されることになります.その辺もご理解下さり、是非、患者さんの数を増やして頂きたいと思います.大規模な遺伝子解析から、疾患と結びつく遺伝子が明らかになれば、対処方法が生まれることが期待されます.今までは手探り状態でしたが、病気の解決の方向性が見いだされる可能性が高いと思います.是非、皆さんのご協力をお願い致します.

    北海道大学大学院薬学研究科 教授 鎌滝哲也

  30. ◆2003年4月13日の説明会報告◆ 2003年4月14日 

    昨日4月13日、東京で、いわゆる魚臭症候群の説明会を開催しました.以下は当日配布した資料です.イギリスので研究結果によると、予想外にトリメチルアミンと直結しない食品がありそうです.しかし、これはイギリスの健常人6名の尿での結果で、我々日本人とおな じかどうかは、ただちにはわかりません.イギリスBBCニュースは、この症候群は「もはやまれではない」と伝えています.
    説明会当日には、33名の方が集まり、12時に開会しました.次第は、以下のよう でした.
    1)医師の平形先生、国立医薬品食品衛生研究所の小澤先生、北大スタッフ4名の紹介
    2)鎌滝教授 全般の解説
    3)山崎助教授、事前尿検査の結果のまとめ
    4)藤枝助手、斎藤助手 文献情報紹介(以下をクリックして下さい)
     [最近のBBCニュースの紹介]
     [トリメチルアミンが多い食品、少ない食品]
    5)各参加者による体験談
    6)国立医薬品食品衛生研究所 小澤先生 コメント
    7)参加者相互の意見交換会、採血
    8)閉会 15時
    というものでいした.この会をご紹介した掲示版体臭.comにも参加体験記がでているようです.今後の試験計画ですが、
    ○コリンの負荷をかけ、トリメチルアミン尿症か、否かの尿の試験
     もしも変換効率が悪ければ、数日間(?)臭いが強くなる恐れ
    ○生活の質の向上に向けての科学的サポート
    ○日常の食事をとりながらの尿の分析
    などを計画しています.今後ともよろしくお願いします.

    北海道大学大学院薬学研究科 助教授 山崎浩史

  31. ◆2003年4月13日の説明会予告◆ 2003年3月6日

    私たちは北海道大学で薬物代謝酵素の研究をしております.フラビン含有モノオキシ ゲナーゼ(FMO)という酵素は薬物代謝酵素の一種ですので、この酵素についても研究し ております.このFMOの酵素活性の低い人や無い人ではトリメチルアミンの臭いがしま す.この病気(魚臭症候群またはトリメチルアミン尿症)が疑われる人が日本にもい ることは最近まで知りませんでした.そこで、トリメチルアミンの臭いでお悩みの方 に、この病気の成り立ちなど科学的な説明をしたいと思います.病気の成り立ちなど がご理解頂ければ、食生活を工夫するなどして症状が改善できるかも知れません.私 たちはこの病気には素人ですが、科学的な説明はある程度出来ます.
    説明会は2003年4月13日(日)、御茶ノ水駅近くの東京ガーデンパレスで、正午から2時間程度を予定しており ます.もし、ご自身、または近親の方で魚臭症候群が疑われる人がいらっしゃいまし たら、奮ってご参加下さいますようにご案内致します.
    なお、参加費は無料ですが、人数の把握をしたいので予めご参加の申し込みをメールにてお願い致します.

    北海道大学大学院薬学研究科 教授 鎌滝哲也、同助教授 山崎浩史

  32. ◆アメリカにおける尿中トリメチルアミン測定について◆

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