北部ブロック


>>HTK「通信」(08.07.11発行)より

北部研修(報告)

 6月22日(日) 梅雨空の中、芸備線に乗って安芸高田市へ北部研修に行ってきました。 片道1時間半の電車内は、空模様とは裏腹に話しに花が咲き、とても楽しいひと時でした。
 今回も盛り沢山の研修内容を、テーマごとに報告したいと思います。
 参加人数20名(うち広通研運営委員9名)
    

『沈黙のヒロシマ』ができるまで(仲川文江さん)
 伊東先生から依頼されたのがきっかけで、聞き書きを始めたことや、見る文化である手話から、聞く文化である文章化の難しさ、それ故に、聞こえない人の文献が残ってないことなどを、具体例を挙げながらお話しいただきました。
 前作の『生きて愛して』が、成年してから被爆された方々の体験談に対して、昨年夏に発刊された『沈黙のヒロシマ』は、子どもの時に被爆された方々の聞き書きとのこと。
 学童疎開した吉田での辛い集団生活、そして入市被爆。
 疎開の時のことを思い出すので、吉田へは行きたくないと言う人。当時と同じ状況になるとパニック状態になる人。戦後60数年経った今でも、決して癒えることのない心の傷を抱えて今までこられたことに、目頭が熱くなりました。
 併せて、ろう者の被爆体験テレビ収録のことや、『原爆死没ろう者を偲ぶ碑』建立までのご苦労もお話しいただきました。
憲法9条がクローズアップされている今、1人でも多くの人に読んでほしいと思います。

手話ゲーム(山本洋子さん)
 『手話ジャンケン』普通のジャンケンと同じやり方ですが、グー・チョキ・パーを手話でだします。例えばグーは朝・病気etc。チョキは昼・会社etc。パーは晩・ありがとうetc。
 3人1組になって、2人がジャンケンをして、1人がチェックします。
 実際にやってみると、なかなかでてこないものですね〜
 「優勝/目指して/がんばる」(全部グーの手話ですね)と、文にして出される方もいて、「さすが〜」のひとこと!
 今度サークルでもやってみようと思います。

リラクゼーション 楽しく身体を動かしましょう(松本悦子さん)
 健康のために大切なことは【食事】【睡眠・休息】【運動】
 リラクゼーションとは 関節・筋肉をやわらかくする運動。
 その時の呼吸、腹式呼吸(鼻から吸い口からゆっくり吐く)はイライラした時にも効果があると開き、ぜひ身に付けなくては‥
 動きに集中していると、息が止まってしまう。そんな状態が分かっているように松本さんから「呼吸をしてください。」の声が飛びます。普段の生活では動かすことの少ない肩甲骨を動かす運動をはじめ、壁を使ってするストレッチ等を教えていただきました。
 日頃ほとんど運動してない私には、最後の有酸素運動の1分が長い!長い!
 「少しずつでもかまわないので、毎日続けることが大切ですよ。」松本さんの優しい言葉に‥「はい、がんばります(^^;)」

サークルと通研(神辺幸成さん)
 全通研前運営委員長の『伊東雋祐氏をしのんで』のビデオから‥
 サークルは地域でいつもの活動が安心してできるところ。
 通研は個人・県内の仲間から全国の仲間に通じる組織。
 話しの中にもでた「手話を始めるきっかけは何でも良い。」に関連して、
 手話ブームのきっかけとなったテレビドラマ『愛していると言ってくれ』(豊川悦司さん・常盤貴子さんが若い!!)と、朝倉まみさんの、手話シャンソンを神辺さんの解説つきで見ました。
 「サークルも通研も両方大事にしてほしい。」ほんとに、そうだよな〜と改めて感じました。

国語教材ビデオを使って(神辺幸成さん)
 ろう学校では、内容をつかませるために教材ビデオ(教科書と同じように挿絵あり)を使っている。教科書だけでは絵が少ないので、絵本も使っていること。
 実際に使われている手話教材ビデオ【光村図書出版協力(財)全日本ろうあ連盟日本手話研究所発行】『おおきなかぶ』『どうぶつのあかちゃん』(小学1年生)『ちいちゃんのかげおくり』(小学3年生用)を見ました。
 『おおきなかぶ』では、ビデオを見ながら子どもたちも一緒に手を動かしていると聞き、楽しく学んでいる様子が目に浮かぶようでした。

 今回も中身のギューっと詰まった研修で、たくさんの元気をいただきました。
 講師の皆さま、本当にありがとうございました。


■■参加者の感想■■

 今年で2回目の参加ですが、今回はリラックスして参加できました。
 口話付でしたが皆さん(各担当者の方々)の手話も大分分かったように思います。
 又、プログラムの内容も、ゲームあり、体操ありでとても楽しかったです。
 特に仲川さんのお話は、ろう者の被爆体験もさることながら、何十年にもわたりろう者の体験を読み取り、文章に興したり、その方たちの為の各運動に尽力されたこと感動し敬服しました。今回の研修はいろいろな面でとても刺激になりました。有り難うございました。   (片岡睦子)

 市内で開かれる研修等には、時間的に参加できないことが多いので、自分の住んでいる所の近くで研修会が開かれるとのこと楽しみにしておりました。
 午前の仲川さんのお話は、本の出来るまでのご苦労や、被爆されたろう者の方々のお話を生で聞けてとても良かったです。
 午後のリラクゼーションは昼食後の眠たくなる時間に体を動かせて楽しかったです。丁度肩こりがひどかったので、少し楽になりました。
 普段目にすることの出来ないビデオを見せて頂たり、貴重な話を聞かせて頂けて本当に良かったです。今後も時間の取れる限り、北部での研修をして行っていただければと思います。 (I・S)

 安芸高田市の手話講座を今年の三月まで受講し八千代のサークルに入っています。
 と言っても月に一度のサークルで、4〜5人の少ない人数でお茶を飲みながらの勉強です。以前の手話講座の方ばかりで、うろ覚えの手話と辞典を見ながらの時間なのでなかなか活動とまではいかないところです。そんな時、「HTK通信」で北部研修のお知らせを受け参加させて頂きました。こういう会があることも知らなかったので、今日はとても良い勉強になりました。サークルの他の人たちも参加したかったのですが、皆それぞれに予定があり参加できなかったので、今日の事を次回のサークルで皆さんに知って頂き、少しでも学習会に参加できるよう話し合ってみます。今日は有り難うございました。(大下早苗)

被爆(沈黙のヒロシマ)について講演を聞かせてもらって有り難うございました。
講師は手話をしながら話して感動しました。僕は、戦前・戦中ろうあ者はどんな生活をしていたか、どんな苦労をしたか聞きたかった。ろうあ者が被爆された後どんな苦しみを味わったかが分かりました。又、手話は少し分からない所もありました。(三次手話サークル竹 勝部善雄)

午前中の講演は流れがよくわかって興味深かった。

笑いあり、涙あり、眠気あり(失礼!)一番は「なるほど感」ありでした。有り難うございました。


>>HTK「通信」(07.07.11発行)より

北部研修の報告

 昨年まで三次で開いていた北部研修、今年は安芸高田市に行って来ました。6月10日の日曜日、6月末で廃止になった『急行みよし』に乗って、田植えが済んだばかりの水田を眺めながら、お茶を飲み、お菓子を食べ、おしゃべりして(これも北部研修の楽しみのひとつです。)1時間ちょっとで、列車は甲立駅へ到着。
 さて、研修ですが、今回の参加者は、ろう者2名、サークル会員や講座の受講生13名、通研の運営委員8名の計23名でした。
 内容も盛り沢山で、まず、午前中は仲川さんの医療班結成に至るまでのお話と診察場面での簡単な模擬通訳。
 小学校の3年生の頃から、ご両親や近所の聞えない方々の通訳をされていた仲川さん。「手話」や「通訳」という言葉も無い時代、『わからんから、ちょっとおいで。』が通訳合図で、授業を抜けだし、病院の通訳に出かけていた。
 小3の仲川さんには医師が言った「月経」という言葉の意味がわからず、通訳できなかった。その時の事がずっと心に残っていて、そこが通訳活動の原点になっている、と語られた事が印象に残こりました。
 25年前広島に通研ができ、その1年後に念願の医療班を4人で立上げ、聞こえない方が、「一人で病院に行く」「家族と行く」「通訳と行く」など、自分で選べる環境を作りたい。という目標をもって、『療関係者対象講習会』や『病院に手話のあるネットワーク』など、意欲的に進められている仲川さんの活動の裏には、そんな幼い頃の経験や、ご両親の入院生活を通じて感じられた事が活かされているんだなと感じました。
 午後からは、河合さんのミニ手話講座。
 『赤い 大きな 窓のある 家』の例文を基に、自分のイメージを伝えるには、単語を順番に表わすのではなく、順番を変えて表現する事の大切さを学びました。
 その後、コーヒーやお菓子を食べながら、塩沢さんから、通研とは…「手話・通訳・さまざまな問題を研究する会なんですよ。」という説明を聞き、会員歴の長い私も、なるほどと納得しました。そして、手話班の活動で作られた、ろう者の被爆体験のビデオを見ました。
 最後はみんなでサークルの様子などを話合い、1日の予定を終えました。

☆☆参加者からの感想☆☆
☆堅苦しいものかと思いましたが、少人数でお菓子やドリンクのサービス付きで時間もあっという間でした。
☆仲川先生のお話は、心に響くものがありました。
☆手話のニーズが違うということを御両親の入院生活の実体験からわかりやすく講演いただき、勉強になりました。
☆医療現場の模擬通訳で、「あれっ?」と感じた違和感が何だったのか?仲川先生の指摘で目が覚めました。
☆河合先生のミニ講座、手話表現の難しさ、奥深さを感じました。また、手話に対する興味も深まりました。
☆被爆体験を語ったろう者は、同窓会が同じです。ろう者が頑張っていて、良かった。
☆全通研、広通研について、初めて知りました。

                                  報告者 大越


>>HTK「通信」(05.08.11発行)より

体と歯・救命法
 八月二〇日(日)三次市福祉保健センターで開かれた「健康にほん21手話のある市民講座(第二回)に参加しました。
 午前は、体と歯のお話で、最初クイズ形式で各グループ毎に話し合い学習しました。答えがなかなか出せず苦労もしましたが、皆楽しそうにクイズに取り組んでおられました。歯の磨き方は模型を使い分かり易く説明され、義歯の取り扱いの注意点なども聞くことが出来ました。
今まで知らなかった事も多くあり、「なるほど!」と感心する場面もありました。これからの生活に役立てていければいいなと思いました。
 午後は、救急のお話。
 消防署の方が来られ、救命処置の大切さや、早い処置で命が助かる確率が上がること(人が助かる確立は心臓停止から3分で75%、4分で50%、5分では25%に下がるそうです)救急車が到着するまでに出来る救命処置の方法などを分かり易く説明されました。
 後半は人形を使い、実際に自分で人口呼吸、心臓マッサージを体験したり、ADE(ポータブルのカウンターショック)を操作して、しっかり理解することが出来ました。
 実際、救命の現場に自分が居合わせる事はめったに無い事だと思いますが、これらを知って入る事で安心して生活できると思います。もし、そういった場に居合わせたら、私も積極的に出来たらいいと思うし、一緒に参加された皆さんも積極的に救命活動が出来たらいいなぁと思いました。
 一日、充実してお話が聞けました。
前で、手話通訳をされている方を見ていて、手話の勉強にもなりました。
ろうあの方ともしっかりコミュニケーションがとれたと思います。
 またこういった講座などあれば、是非参加させていただきたいと思います。