さあ!舞台を作ってみよう(稽古)

ここでは稽古の進め方につて紹介します。ただし稽古の進め方は各劇団、演出家によって大きく変わりますので独断と偏見で紹介します。


稽古場の確保(制作)

劇団員が練習をする際、個人練習は各自でやれば良いですが、まとまった人数で練習をするとなるとそのための場所が必要となります。そこで劇団員が円滑に練習を行えるように制作は練習場所を用意しなければなりません。最低条件としては芝居の稽古では大きな声を出したり、どたばたしたりするのでそういった事の許される場所でなければいけません。公演までは稽古の回数も相当な数になりますので安く借りる事が大事です。小劇団では劇団専用の稽古場を持つ事は難しく公民館といった所を利用する事が多いようです。

公共施設の中には団体登録をすると割引や無料になる所があるのでそのような制度を利用して練習場所料金を少しでも安く抑える方法もあります。

顔見せ(2〜3カ月前)

稽古の始まりは顔見せからです。とはいえ仲間内で集まったのであればほとんどの人は顔見知りだったりします。ですのでこの言葉は小劇団の場合単に稽古初日と解釈して構いません。

基礎練習

集まるなり公演用の稽古というのでは身体も暖まってませんし、声も良く出ません。その為稽古に入る前に基礎練習をして身体をほぐしましょう。内容としては準備運動、発声練習活舌練習といったものです。

本読み

セリフの持つ意味を誤解させない為にも演出家が一通り台本を読み上げます。この作業は必ずしも必要なく、飛ばして読み合わせに入って構いません。

読み合わせ(2カ月前)

台本を見ながらそれぞれのキャストが各自のセリフを読み上げていきます。動きを省略したセリフのみの稽古の事です。動かないからといって気持ちの入らない稽古にならないように演出家は注意しなければなりません。この稽古を通して役者は徐々に動きのイメージを作り上げていく重要な稽古です。ただし机の上でイメージを固め過ぎるのは逆効果なので期間は程々にした方が良いでしょう。演出家によってはこの稽古を飛ばしてすぐに立ち稽古に入る事もあるようです。

立ち稽古

読み合わせとは対照的に実際に身体を動かしながら行う稽古です。この稽古には入る頃には役者はセリフを入れて(暗記して)おかなければなりません。どうしても台本を持ちながらでは動きもぎこちなくなってしい、台本を見るといった動作を行うことで芝居が止まってしまうからです。でもどこにでも物覚えが悪い人というのはいる物です、そういう場合はプロンプターを付けて対処しましょう。また、立ち稽古に入ったらなるべく早いうちから小道具を使うようにした方が良いでしょう。

抜き稽古、通し稽古

抜き稽古、通し稽古というのは対語で部分部分を区切りながらするのが抜き稽古、最初から最後までを止めずに行うのが通し稽古です。最初の内は各場(シーン)を形にする為に抜き稽古に終始します。ただ抜き稽古にばかり力を入れ過ぎると全体の流れがいつまでたっても見えて来ませんから、各場をそこそこに作り上げて通し稽古に入るのが良いでしょう。通し稽古が出来るようになったら、通し稽古→ダメ出し→抜き稽古→通し稽古...というように進め徐々に作品を練り上げていきます。

きっかけ稽古、ゲネプロ(小屋入り後)

これらの稽古は小屋入り後に行うので仕込みの方で紹介します。