4 大島はキャンパーに厳しい!? キャンプ地見つからず!
爆睡して起きると北村が言った。「イルカがいません!」
なんでも風にゴムのイルカが流されてどっか行ってしまったらしい。僕は親身にな って北村と一緒にイルカを探したということもなく「小松のだし、ま、いいじゃん 」と軽く流したのだった。
昼寝後もひと泳ぎして、そろそろキャンプ場でも探すか〜と本町の方に向かい出発 した。
途中、寂れた民宿の前の自動販売機で缶ジュースを買っていると、「兄ちゃんたち 、キャンプするのかい?」と地元のおじさんとおばさんに話し掛けられた。
「どこかいいキャンプ場はありますかねえ?」と聞くと、バスで南の方に行くか 、ホテルの敷地に併設された一人500円のキャンプ場くらいしかないらしい。しかも 、海岸でキャンプをすると警察が来て追い出されるということを5回くらい教えて くれた。
おじさんはとても親切で、500円のキャンプ場まで車で送ってくれるといってくれた が、食料の準備もままならない僕らはお礼を言ってお断りした。すると、もう一人 のおじさんが、じゃあ、ホテルのある登山口を教えてあげるよ、といい登山口近く まで歩いて連れていってくれたのだった。島の人は本当に親切な人が多い。日ごろ 都会の人間のしがらみに苦しむ僕には一種の清涼剤となったが、田舎暮らしの3人 には特に感慨はなかったようだ。
親切なおじさんについていく敬語を話す少年
おじさんと別れスーパーを探す物のなかなか見つからない。そこで地元っぽい少年2人(兄弟)に近くにスーパーがないか北村が訪ねた。
少年はちょっと考えて「・・・スーパーでしたらこの道がありますよね? ここをまっすぐ行ったところにあります。」と小学生低学年くらいにも関わらず、宇多田ヒカルに見習って欲しいくらいのきちんとした敬語で答えてくれた。少年の言葉通り、道の先には地元の人が利用しているスーパーがあり、そこでチンジャオロースの材料を買い込む。普通に材料を買っていれば良かったが、買い物途中北村の目が光った。
北村「林さん、これ買いましょう!」
と指しだした手には大量の角煮があり、1000円という安さだった。
「でもコレチンジャオも作るんだぜ!? 食べられるのかよ?」というと「大丈夫っすよ! 僕とZは2人で五合ごはんを食べることができますから!」とあまりに自信たっぷりにいうのでしぶしぶ了承したのだった。
明日葉ドリンクを手に記念撮影神社でチンジャオ作成!
さて、材料も買ったしどこで作ろうか? と話をしているうちに公園を見つけた。公園の奥までいくと神社がありこちらの方がいい感じなのでそこで作ることにした。
ご飯は五合。食材は椎茸、タケノコ、豚肉、ピーマンと抜かりはない。はっきりいってチンジャオロースを作ることは慣れきってしまっているので、面白いトラブルもなくあっさり完成した。しいてあげれば、チンジャオを食べる前に角煮に手を出してしまったことぐらいか。
で、完成したチンジャオはやっぱりうまい! キャンプにはコレだね、っていつも思うのだった。
今回も成功! チンジャオロース
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