浜甲子園の家・K邸場合

・建 物 名  浜甲子園の家・K邸
・所 在 地  兵庫県西宮市浜甲子園
・家族構成   夫婦+両親
・設計・監理  Hiva市原設計 (市原 直尚);
・施  工  (有)林建設
   キッチン・家具−イメージパルス(来住 信典)
・竣  工    2000年11月
・構造規模  木造3階建(通柱:檜,管柱:杉,梁母屋等:米松)
 敷地面積  100.25m2
 建築面積    59.34m2
 延床面積  168.04m2
   1階 58.61m2,2階 55.68m2,3階 53.75m2
 建ぺい率   59.19%(60%)  容積率  167.72%(200%)
・主な外部仕上  
屋 根 −ガルバリウム鋼板(カラー)横葺
外 壁 −色モルタル掻落し一部モルタル刷毛引リシン吹付
建 具 −断熱アルミサッシ(ペアガラス入)
バルコニー −米ヒバ竪格子・床:檜スノコ(オスモカラー塗)
・主な内部仕上  
天 井 ルナファーザーチップス貼(3階−針葉樹合板千鳥貼)
ケーソーライム塗(和室−紙壁紙貼)
能登ヒバ無垢フローリング貼(和室−畳敷)

 

・企画段階

この住宅は阪神大震災で両親の自宅が全壊した友人が、自身の結婚を期に両親と2世帯で住むための家を建てるために、1999年8月頃に相談を受けた事から、計画が始まった。
  まず、友人という事も有り旧知の間柄で有ったが家族の事などいろいろな話をしながら、家造りに関して意識をお互いに作っていった。この中で、30坪の土地の中に2
世帯という事から必然的に3階建てとなり、また私の提案した「ぬくもりのある家造り」の実践にもっとも適した木造にこだわる事とした。震災で全壊を経験しているだけに構造には特に注意をして設計をすすめる事にした。
  また土地を探す必要が有ったが、建主が知人の紹介などでいろいろな不動産屋に当たったりして、何ヶ所かの候補地を選び出し、そこに私が大体どのようなボリュウムで家を建てられるかを、口頭や、簡単な図面を書いて示し土地の選定をすすめた。同じ30坪程度の土地では有るがいろいろな条件により、かなり違いが出来た。最終的に南側が直接広い道と接し敷地を最大限有効利用できる事が見込まれた事から現在の土地に決定し、1999年10月に土地を購入した。

 

・設計段階

土地が決まる前から、この土地にあわせていろいろなプランを提案して、建主とともに検討した。土地が決まる前から建主とは意見の交換を行い要望や考え方をまとめていた。、建主には家族構成に即して必要な部屋数等に明確な予定が有ったため、限られた空間の中でこれらの部屋数を確保するために、さまざまなプランを検討し(結果として9種類)大体現在のプランのもとが出来た。
  12月の始めころから実施設計に入り同時に構造設計も進めた、この最中も頻繁に建主と打ち合わせを行い、建主との要望に随時対応して変更を行った。約1ヶ月で実施設計図完成させた。(実施設計図面として約40枚の図面を作成した) この設計図により業者に見積もりをしてもらった。またこの時期に使用する素材を検討するためにさまざまなサンプルを取り寄せたり、ショウルームや過去に私の設計した住宅などを見学してもらい、建主に理解をしてもらった上で、設計に取り入れた。同時にCADにより3Dのパースを作成し完成後のイメージを固めていってもらった。

参 考 図 面
平面図   矩計図
(表示されない場合はAdobe Acrobat Readerをインストールしてください)
完成予想図(パース)
CGで作成したパースを敷地の写真と合成した画像をペイントソフトでさまざまな色を塗り、
仕上げの色をイメージし検討してもらった。

また、住宅ローンは住宅金融公庫より災害復興住宅融資(被災公庫)の適用を受ける事が出来たためその手続きを建主とともに行った。

・建築業者

今回は、建主に懇意にしている工務店が有ったため、この工務店で工事をする事を前提として作業を行ったため、実施設計中より意見を聞きながらすすめていた。また見積もりを他社と比較できないため、私の行った積算による設計予算書をもととして、細部まで検討して2000年1月末に金額を決定した。複数の業者に合い見積もりを取ってお互いを競争させて工事金額を安くさせる方法も有るが、単純に安ければ良いというものでもないので、ケースバイケースで、慎重かつ誠意を持って、対応したいところです。

また、この期間に市役所に建築確認申請を行い2000年2月7日に確認済証が交付された。

・工事段階

2000年2月15日に地鎮祭を行い工事が始まった。


基礎工事

 基礎は鉄筋コンクリートのべた基礎とした、
基礎工の職人が住宅でこんなに大掛かりな 
基礎は初めてと驚いていた。

3月4日には上棟式を行った。


建て方

あいにくの雨のため建て方には手間取ったが
柱梁等の、ボリュウムに圧倒された。
小屋組 床根太組

 

内装工事:内装には自然素材を多用しています。


小屋組には松丸太を使用

天井には針葉樹合板を流用した。

壁は珪藻土系の塗壁材

柱や造作材に杉材を多用した


天井は天然パルプ素材の壁紙

床は能登ヒバの無垢フローリング
オスモフロアークリアー塗

8月上旬建主による家具取り付け工事を残し完成した。

建主が造作家具の設計施工を職業としているため自らキッチンや、洗面台・収納などの造付の家具を設計して、取り付けを行い11月に竣工した。

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