人が去り、もののけの住む村

向之倉の廃村
滋賀県犬上郡多賀町向之倉
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アクセス方法

名神彦根ICから国道307号線を南下、河内の風穴への案内に従い県道17号線へ。
河内の風穴に到達したら行き過ぎ。
多賀小学校分校跡を通過し、右側にある川を渡る橋を通り林道風の蛇行した鋪装路を登った終点。


1999年7月17日 土曜日  くもり

  翌週火曜日は7月20日の海の日(祝)である。月曜日に会社の年休を取得したh川口は、今日が4連休の初日である。
隊長 「さあ、休みだ!連休だ!出かけるぞー!」
隊員A「なんか〜、前回と同じはじまりですね〜」
副隊長「今回は何処へ行きますか?」
隊長 「うむ、今まで我々は遠くに目を向け過ぎていたとは思わんか?」
副隊長「と、言いますと?」
隊長 「もっと近場でも、良い物件はあるだろうということだ」
隊員A「そいうえば、今のところ全て県外ですね〜」
隊長 「うむ、地場を疎かにしては何ごとも成功せんぞ。という訳で、向之倉に行くぞっ!」
副隊長「ええっ、あそこは危険では・・・」
隊長 「うるさいっ!行くったら行くぞっ!」

  という訳で、h川口探検隊は滋賀県犬上郡は多賀町の山中へと向かった。
芹川の美しい流れを遡り、急な登りで落石の多い難所も無事クリアし、一行は向之倉の廃村に到達したのだった。
隊長 「みろ、無事ついたではないか。落石の危険など、注意すれば大丈夫なのだ」
副隊長「いえ、私が危険と言ったのは、落石ではなくて・・・」
隊長 「ええい、うるさい。おまえはいつもブチブチと。隊員B、出番だ」
隊員B「・・・」
隊長 「うーん、やっぱり無口な奴」


この廃村のメイン建造物(と勝手に思っている)
以前に訪れたときは、おサルさんの一群が住んでました


裏から狙っていますが、木の陰で良く見えませんね
表側から撮影するには、密林を何とかしなければ


いい感じだなぁ
表側はもっといい感じなんだろうなぁ


密林の中、門構えが残る
門を通る人は、今はいない


倉がある
人はなくとも、倉は在る


これなんか、まだ使えそうやなぁ
何が入っているのかなぁ

隊員A「たいちょ〜、なんか変なものが落ちてます〜」
隊長 「なんだ?・・・こ、これは、ど、ど、ど、動物の死骸に見えるぞ・・・」
隊員A「あぁ、そですね〜」
副隊長「だから危ないって言ったじゃないですか」
隊長 「な、なにが危ないんだ?」
副隊長「新聞に出てましたよ、熊の活動が活発になっているそうです」
隊長 「なんだと?ワ、ワ、ワシは植物と鉱物は好きだが、猛獣は苦手なのだ」
隊員A「ぼくも、猛獣におともだちはいませんよ〜」
副隊長「ここに居るかは判りませんが、そう遠くない所で目撃報告があったそうです」
隊長 「か、か、帰るとするか」
隊員A「かえりましょ〜」
副隊長「今日は、置いていかれませんからね」(シートにしがみつく副隊長)
隊長 「おまえねぇ、それは被害妄想ってもんだよ」
副隊長「そうでしょうか?」
隊長 「そうだよ。さあ、いつもの通りゴミ拾いをするのだ」
副隊長「了解です」
隊長 「・・・バカだな」
隊員A「・・・バカですね〜」
隊長 「帰るか」
隊員A「かえりましょ〜」
隊員B「・・・」(肩を竦め、首を振る隊員B)
振り返れば、やはり一人きりの副隊長であった・・・

おわり