山間の別荘?のような会社
株式會社シガ・マリーア
滋賀県東浅井郡湖北町津の里
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アクセス方法
湖北町、山本山の西側。
県道2号線(湖岸道路:さざなみ街道)、片山隧道トンネルの南側を東に折れ、そのまま道なりに。
1999年8月28日 土曜日
晴れ
あまり晴れ間のなかった今夏だったが、そろそろ夏休みも終わりに差し掛かる
(いいなぁ、学生さんは夏休みがあって)
この頃になって、遅蒔きながら夏らしい天気が続いていた。
我らがh川口探検隊は、今日も廃址の調査に励むのであった。
副隊長「さて、今日はどうしましょうか」
隊員A「じつは〜、廃址の情報があるんですが〜」
隊長 「ほほう、でかしたではないか。どこから情報を仕入れたのだ?」
隊員A「じつは〜、三田さんに教えてもらったんですよ〜」
隊長 「三田さん?ワシの義兄上殿と同じ名前だな」
隊員A「そですよ〜、隊長の義理のお兄さんです〜」
隊長 「ほほう、義兄上殿に会ったのか?」
隊員A「そうです〜、この間、隊長が休日出勤しているあいだに家族で来られました〜」
隊長 「家族ということは?」
隊員A「はい〜、姪御さんにも会いました〜。いや〜、かわいいですね〜。僕はぁ、えーちゃんなんて呼ばれちゃいましたよ〜」
隊長 「ななな、なにぃ!ワシが未だおっちゃんと呼ばれたこともないのに、貴様だけ、えーちゃんだとぉ!」
隊員A「でも〜、副隊長もふくちゃんとか呼ばれてましたよ〜」
隊長 「ななな、なんだとぉ!どうゆうことだぁ!」
副隊長「た、隊長、落ち着いて下さい」
隊長 「ワシが未だおっちゃんと呼ばれたこともないのに、隊員Aばかりか副隊長までもが・・・おかしいではないかっ!」
副隊長「隊長、落ち着いて。とりあえず紹介いただいた物件に行ってみましょう」
隊長 「なんでワシをおっちゃんとは呼んでくれんのだぁ!」
現地に到着。
もめている三人を後目に、撮影を開始する隊員Bであった。
正門は閉ざされ、侵入を阻んでいた
この筒はなんだろう?
広大な敷地は、すべて塀とフェンスに囲われている
社名のプレートが綺麗
正面の建物
建物と言い、並木道と言い、会社じゃないよなぁ
何の施設だったのだろう
フェンス越しに見える建物は、どれも綺麗
草むしりさえすれば、まだまだ使えるよなぁ、絶対
周りを囲むフェンスだけが廃址っぽい
蔦が全てを覆うかのように伸びていた
立ち並ぶ建物は、どれもこんな感じ
ただの会社や民家という感じではないよね
ははぁ、研修施設なのかな
雑草というよりは、密林って雰囲気は良い
何か住んでいそう
そう言えば、カラスの泣き声が五月蝿かった
敷地右翼側の側道
奥の方に橋が見えたが、それも朽ちていた
うう、入ってみたい・・・が
隊長 「なぜだ、なぜワシをおっちゃんとよんでくれないんだ」
隊員A「嫌われているんじゃないですか〜」
隊長 「ななな、なんだとぉ!」
副隊長「お、落ち着いて下さい。ほら、なんだか隊員Bが呼んでいるようですよ」
見れば、隊員Bが左翼側の側道の附近で三人を手招きしているようだ。
ただならぬ雰囲気を感じた三人は、隊員Bの元へと駆け付ける。
隊長 「どうしたのだ、隊員B。慌ておって、おぬしらしくないぞ。」
隊員B「・・・」(側道の入り口を指差す)
山本山へと通じているであろう側道
警察が現場に貼る黄色いテープを初めて見たよ
隊長 「クマぁ?クマって、あの、あれの、それの、熊かぁ?」
副隊長「そ、そういえば、以前熊が出たって新聞に載ってたのはこの辺ですよ」
隊員A「こんな民家の近くにも居るんですね〜」
隊長 「うむ、そう考えるとやっぱり田舎だな、滋賀県は」
隊員A「そですね〜」
副隊長「そんなに落ち着いていて良いんですか、早く逃げないと・・・」
隊長 「うむ、副隊長の言う通りだ。では副隊長、いつものゴミ集めに速やかに取り掛かりたまえ」
副隊長「了解しました」
ゴミを集めるに走る副隊長。
隊長 「・・・あいつは、学習と言う言葉を知らんのか?」
隊員A「・・・ほんとですね〜」
隊長 「まあ、奴なら熊にも可愛がってもらえるだろう」
隊員A「そですね〜、かえりましょ〜」
隊員B「・・・」(ため息をつく隊員B)
最近、置き去りのなかった副隊長。すっかり油断していたのだ。彼の名誉のためにも、油断だったのだと思ってあげよう・・・
おわり