トンネルの奥を進む探検家募集
日窒鉱業・土倉鉱山
滋賀県伊香郡木之本町金居原
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アクセス方法
国道303号線、滋賀県の岐阜県との県境附近。
北側(滋賀県側からなら左手)にのびる砂利道を徒歩で登ること3分。
1999年9月現在、橋の拡張工事(?)で通行止めの区間にあるため、岐阜県からの到達は無理だと思われる。
1999年9月4日 土曜日
くもり時々晴れ
その1
薄雲が空を占める明るい曇りの一日である。
前回と同じ道を進むこと2時間、前回の物件を通り越すとすぐ、工事中の車止めに行き当たった。
隊長 「うむむ、バイクで行けるのはここ迄のようだな」
副隊長「ここからは歩いていきますか」
隊長 「やや、副隊長ではないか。先週から泊まっていたのか?」
副隊長「そんな訳ないじゃないですか」
隊長 「うむ、いつも不思議に思うんだがな。置き去りにされた副隊長はどうやって帰るのだ?」
副隊長「実は、じいやに迎えに来てもらっているんですよ」
隊長 「じいやだとぉ、そんな大時代的な職業が現存しているとは・・・。それにしても、副隊長はええとこのボンボンであったのか」
副隊長「自慢じゃないですが、じいやのほかにも執事や家政婦やばあや等がいますよ」
隊長 「充分、自慢しておるではないか」
隊員A「そんなことより〜、通行止めの看板がでてますよ〜。どうしましょ〜」
隊長 「なに、心配はいらん。今日は土曜日だ」
副隊長「それで?」
隊長 「工事は休みだ」
副隊長「でも、通行止めの看板は・・・」
隊長 「よく読んでみろ。工事中のため通行止めと書いてあるだろう」
副隊長「ええ、そうですね」
隊長 「ということは、だ。工事が休みの今日は通行止めではないということだな」
隊員A「なるほど〜」
副隊長「さすが、屁理屈大王と呼ばれるだけの事はありますね」
隊長 「屁理屈だって理屈には違いあるまい。行くぞっ!」
隊員A「いきましょ〜」
車止めの横を抜け、すぐに左折すると砂利道となる。
両サイドを堆く生い茂った草木に覆われ、非常に寂しい道を歩くこと3分、行く手に目的の物件が見えてきた。
副隊長「あれですね、今回の物件は」
隊長 「うむうむ、素晴らしい廃址ではないか」
副隊長「御紹介いただいたkurataさん、本当にありがとうございます」
隊員A「たいちょ〜、なにか浮かない顔ですね〜」
隊長 「うむ、贅沢を言うようだが・・・」
副隊長「どうかしましたか?」
隊長 「もうちょっと、生活感というか廃れ具合と言うか、もうひと味欲しいような気がするのだ」
副隊長「機械類とか、あらかたの物は撤去されているようですね」
隊員A「でも〜、隊長好みの洞窟っぽい坑道がありますよ〜」
隊長 「をを、本当だ!さぁ隊員B、撮影するのだっ!」
隊員B「・・・」
隊長 「もう、隊員Bの声を聞くのは諦めたよ、ワシ・・・」
こんな感じの砂利道です。
勾配は緩やかなので、そんなにしんどくないです。
廃址が見えてきました。
めちゃめちゃかっこいいです。
11枚の写真を繋げてみました。
あんまり広がりが出てないです・・・やっぱり広角レンズが欲しい。
草木とコンクリートの絶妙なるハーモニー。
(今どき、こんな陳腐な表現使わないって)
真ん中に見えるのが隊長お気に入りの坑道。
果たして侵入することはできるのか?
四角い中に、円筒の建物が見え隠れする。
地中にのびる穴があったりするのかなぁ。
うーん、ワクワク。
山肌に這うように、建物が続く。
頂上まであるのか、先は見渡せない。
長いコンクリートの柱が立つ。
草が覆い、朽ち、それでも重い天井を支えて、立つ。
坑道を別角度から。
うーん、やっぱり良い感じ。
隊長 「をを、いつも以上に隊員Bがノッているようだぞ」
隊員A「やっぱり〜、撮り甲斐のある物件ですからね〜」
副隊長「無口だからといって、感情に乏しい訳ではないですからね、彼は」
隊長 「そうかぁ?隊員Bが怒ったり笑ったりしたところ、ワシは見たこと無いぞ」
副隊長「隊長、ひとつ忠告があります」
隊長 「な、なんだ、改まって」
副隊長「これからも歳をとりたいなら、隊員Bを怒らせない方が良いです」
隊長 「・・・お、憶えておこう」
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