ワーグナー・ハイライト(二台のピアノによる)Yukie
Nagai& Dag Achatz
ワーグナーはおそらくピアニスト、またはピアノの最も好む人には最も縁の遠い作曲家だろう。彼は、ピアノ用には、見るべき作品を残さなかったし、彼自身興味が薄かったと思う。
| 演奏は敢闘賞もの |
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このCDは、そのワーグナーの有名な、序曲、前奏曲などを、マックスレーガー(ドイツの近代作曲家)のアレンジで、2台のピアノで演奏したものだ。ワーグナーの音楽をピアノで聴くことはほとんどないので、これはこれで新鮮な体験である。また、優れた作曲家でもあるレーガーの編曲も妙に凝らず素直なもので、それもこの場合は良いようだ。こうして聴いてみると、ワーグナーの曲が、こけおどしのオーケストを使わなくても十分に美しい音楽であることがよくわかる。モチーフも埋もれないので、対位法の織物もかえって良くわかる部分があり、曲の研究にはよいのではないだろうか?特に『トリスタン』の前奏曲は美しい。
演奏も、マジメにしっかり演奏していて、アンサンブルも良い。しかし、正直にいえばこれを聴いたあとやはりオーケストラ版を聴きたくなったことを告白しておこう。
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