保育園を決めるまで

東京都23区の保育相談窓口で調べられる事項
(01.4.17デビュー)
電話などで調べられる事項(01.12.8最終更新)
見学する際のチェック事項(01.4.17デビュー)
保育者に向いているのは、どんな人?(02.2.2デビュー)
どうしても疑問が残ったら(01.4.17デビュー)


東京都23区の保育相談窓口で調べられる事項>

市区町村は、地域住民が自由に利用できる方法で、次の情報を提供しなければいけないことになっています。
   (児童福祉法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令等の施行について

・各保育所の名称、位置及び設置者に関する事項
・各保育所の施設及び設備の状況に関する事項
・各保育所の運営の状況に関する事項
・保育所の入所定員、入所状況、職員の状況、開所時間及び閉所時間
・保育所の保育の方針
・その他保育所の行う事業に関する事項(1日の過ごし方、年間行事予定、
 父母会 等の有無、延長保育、 一時保育、障害児保育等の特別保育事業
 の実施状況ほか)


受入年齢:
同じ区内の区立保育園でも一律ではありません。早い園では生後57日より預かってくれますが、6ヶ月位から預かるのが主流で、1歳(入所日の前日までにお誕生日を迎えていなければならない!)から、という園もまだたくさんあります。私立保育園や認可外保育所の方が、低月齢児の受入に積極的で、生後43日から預かってくれるところもあります。

欠員の募集の有無
受入年齢と、入所可能日及び申込受付開始日は重要です。
4月1日一斉入所に向け、前年の12月頃より受付開始というのが一般的ですが、欠員募集を随時行う園もあります。あいにく都23区内では、千代田区・中央区・台東区などの一部地域を除くと、認可保育所のほとんどが4月1日に定員一杯でスタートしますが、認可外保育所では、4月1日は定員割れでスタートし、その後随時申し込みを受付け、年央には定員が埋まるところも多いようです。

職員の人数
職員の数は保育のゆとりに正比例します。
1歳過ぎくらいまでの乳児については乳児2人あたり保育者1名、また、1歳過ぎから3歳までは幼児3人あたり保育者1名、程度の人員があれば、充分ゆとりある保育が期待できます。


認可保育所では、次の条件を充たさなくてはいけないことになっています。
                ( 児童福祉施設最低基準第33条第2項)

保育士の数は、乳児おおむね3人につき1人以上、満1歳以上満3歳に満たない幼児おおむね6人につき1人以上、満3歳以上満4歳に満たない幼児おおむね20人につき1人以上、満4歳以上の幼児おおむね30人につき1人以上とする。ただし、保育所1につき2人を下回ることはできない。


保育士(有資格者)
保育士の資格は、厚生労働省が指定する学校施設(短大の保育科など2年以上)を修了すると自動的に取得できますが、他に、国家試験をパスすることによっても取得することができます。有資格者は、児童福祉、児童心理に関する知識のほかに保健衛生学、看護学、栄養学等の幅広い知識を体系的に学習しているため、単なる育児経験者とは違う安心感があります。ただし、保育者にいちばん必要なのは、知識以上に、子供に対する分け隔てない愛情や根気強く丁寧に接する態度ではないかと思います。是非、実際に見学をして、今後信頼関係を築いていけそうな保育者かどうかをご自分の目で確かめてください。


認可外保育所では、次の条件を充たすよう、都道府県等による指導監督が行われています。
                ( 認可外保育施設指導監督基準1)

(1)保育に従事する者の数は、主たる保育時間である11時間(施設の開設時間が11時間を下回る場合にあっては、当該時間)については、概ね児童福祉施設最低基準(以下「最低基準」という。)第33条第2項に定める数以上であること。ただし、2人を下回ってはならないこと。また、11時間を超える時間帯については、常時2人以上配置すること。
(2)保育に従事する者の概ね3分の1(保育に従事する者が2人の施設にあっては、1人)以上は、保育士又は看護婦の資格を有する者であること。
(3)常時、保育に従事する者が、複数、配置されるものであること。。


正職員とアルバイト
ほとんどの保育園では、正職員に加え、アルバイトを採用しています。職員全体に占めるアルバイトの比率は、認可保育園では全体の2割未満ですが、認可外では半分を超える保育室もあります。保育園の業務は、全員揃っての遊び、お散歩、食事時は多忙を極めますが、お昼寝の時間帯や、子どもの人数が少ない早朝及び夕方の延長保育時はけっこう手があきます。また、認可外保育所などでは、年度の前半は定員を割れていても、年度後半には定員が一杯になったり、といった季節要因もあり、人件費節減のためには仕方ないようです。アルバイトが保育業務に携わるところと、アルバイトは保育を行わず、清掃・配膳・保育用具準備等の用務にのみ携わるところとあります。園長以外はアルバイトばかりで職員の定着率がよくない園というのでは、園内の人間関係がよくないことも予想され、子供にも少なからず悪影響を与えるかも知れないという覚悟が必要でしょうが、ゆとりある保育の実現のためのアルバイト採用はむしろ好ましいことだと思います。


調理員
身体的成長の著しい乳幼児期の食事はとても重要です。調理専担者がいない園での手作り給食の実施は大変だと思います。調理専担者さえいれば、年齢相応の栄養バランスのとれた食事を用意することは可能でしょう。管理栄養士の有資格者が作成する献立によるものであれば、なお安心ですね。

なお、消化器官の未熟な乳幼児にとっては、おやつも立派な1回の食事です。添加物の多い市販のスナック菓子はおやつにはなりません。

その他(看護婦等):大規模保育園では、看護婦さんを置いていたり、大工仕事や繕い物なども多いので用務員さんを置いている園もあります。また、認可保育園には必ず嘱託医がいて、入所時および定期的に健康診断を受けることができます。

年齢別保育室の数
這い這いする乳児と3歳くらいの幼児が常に狭い1室で暮らす、というのは乱暴過ぎます。乳児は幼児の嬌声がうるさくてオチオチ寝てもいられないでしょうし、幼児も地面を這いまわる乳児が邪魔になって思う存分遊べないでしょう。乳児用の保育室(もしくはほふく室)がちゃんと確保されているか、チェックしましょう。

認可保育所では、次の条件を充たさなくてはいけないことになっています。
                 (児童福祉施設最低基準第32条

・乳児室の面積は、満2歳未満の乳幼児1人につき1.65u以上
・保育室または遊戯室の面積は、満2歳以上の幼児1人につき1.98u以上



<電話などで調べられる事項

食事
おやつを含め、メニューは大事。乳幼児向けに、栄養バランスがとれ、変化に富んだ、素材の味を生かした食事を手作りしているかどうか。調理設備がなかったり、あっても手作りしないで大人用の市販のお弁当のおかずにスナック菓子等を与えている保育園もあるので、注意が必要です。1ヶ月の献立表が用意されていればなお安心ですね。また、アレルギー食の用意の有無もアレルギー児の多い昨今では重要でしょう。なお、0歳児を受け入れていない園では、1歳児クラスに一律(離乳食ではなく)幼児食を食べさせる園があります。

ミルク
乳児のミルクについては、ダイオキシン問題はあるものの、母体の健康回復と免疫効果を考えれば絶対母乳!というお母さんは、少なくないのではないでしょうか。母乳バッグの受け入れをするところもありますから聞いてみてください。しかし、23区内の多くの保育園では、市販の粉ミルクを使用しています。

母乳 粉ミルク(人工乳)
メリットほか ・母体の健康回復が早い
・赤ちゃんに対して免疫効果がある
・アレルギー児でも大丈夫
・衛生的
・粉ミルクよりSIDS発生率が低い
・(歯ごたえのある幼児食とともに、母乳哺育も)顎の筋肉の発達を促し、歯の成長を促進する
・授乳によるスキンシップが粉ミルクより若干大きい
・人前でも授乳できる
・栄養的なバランスは母乳と遜色ない
・母乳に比べ、スキンシップが少ない分断乳しやすい
デメリットほか ・日中は搾乳(&母乳バッグに保存)する必要があり面倒
・お母さんはアルコールや母乳に悪影響を与えるお薬が飲めない
・哺乳瓶等の殺菌消毒が面倒
・赤ちゃん連れの外出時の荷物が多くなる
・アレルギー児用はあるものの、まずい!
・吸う力が少なくてすむので顎の筋肉が発達しにくく、顎が狭く歯並びが悪くなる
・赤ちゃんによっては哺乳瓶の感触を嫌がることもある



園庭とお散歩
園庭は、有るに越したことはないのですが、3歳くらいまでは無くても大して問題ではありません。雨や雪の日を除いて、きちんと毎日お散歩に出て日に当たり、土に触り、歩いて運動しているかどうかが問題です。園庭があるばかりに園庭しか知らないよりは、園庭はないけれど近所の公園をあちこち知っている方が、さまざまな四季や自然を身近に感じることができ、また、交通ルールなどの学習もできるため、子供にとっては有益という考え方もできます。ただし、これは、保育者の人数に余裕がある園でないと実行できないことであるのは言うまでもありません。お散歩等はいつ(毎日?何時頃?何十分くらい?)どこに行っているのか、夏場プール遊び等はさせてもらえるのか聞いてみましょう。


おむつ
布おむつの場合=おむつカバーは各自で用意、家庭で洗濯します。おむつはリースも含め園側で用意してお洗濯してくれるケースがほとんどかと思います。布おむつは排泄感があるため、紙おむつに比べると一般的に早くおむつ離れができるようです。
紙おむつの場合=各自が用意するケースがほとんど。また、東京都内は、区立保育園を中心にほとんどの園で、使用済み紙おむつは各自が持ち帰らなくてはいけないので、乳児期は毎日5個を超える使用済み紙おむつを持ち帰ることになります。(自宅から遠い保育園を選ぶ場合は、ちょっと考えてしまいますね。


寝具
シーツやタオルケット、といった大物の準備とお洗濯は意外に負担になるもの。園で用意してもらえるならそれに超したことはありませんが、衛生上の問題もあるので、昨今はほとんどの園で保護者が準備、毎週お洗濯しなくてはいけないようです。布団まで保護者が用意しなければいけない園というのは今ではほとんどありませんが、あらかじめよく聞いて、シーツ類は余分に用意しておくと後々楽です。園によってサイズが違うこともありますから、新年度から区立保育園へ転出を予定している場合などは、あらかじめ大きい方のサイズにしておくと楽かも知れませんね。シーツは綿素材で用意しますが、分厚い生地を避けるだけでも、洗濯、乾燥、保育園への持参が楽になりますヨ。また、おむつがはずれたばかりの3〜4歳の子にはおねしょパットなどの併用も一考です。
それから、今後子供のお洗濯物だけで毎週2〜3回は洗濯機をフル回転させることになりますから、家庭に乾燥機(干す手間のかかる浴室乾燥機よりもドラム式乾燥機の方がずっと楽です)があると、梅雨時、繁忙期、本当に助かります!


その他手作りで用意しなければならないもの
忙しいワーキングマザーに手作り品を強要する保育園なんてナンセンスだと思うのですが、シーツの他にもパジャマ袋、エプロンといったものを手作りで、という園は沢山あります。将来区立など他の園への転園を考えている場合は特に、余計には作りたくないですよね。
手作りが面倒な場合は、入園前に園のバザーに顔を出してみると、先輩のお下がりをGETできるかも知れません。

入浴
保育園からの帰宅が遅くなる場合は、帰宅して食事&お風呂の間もなく子供が寝てしまうことがあります。夏場は特に、園で入浴させてもらえると大助かりですが、実際には入浴をさせてくれる園はまだまだ少ないようです。シャワー設備(乳児・低年齢児の場合は洗面台やベビーバスで充分)を使わせてくれるだけでも助かりますネ。

連絡帳
乳児は特に睡眠、食事、排泄の生活のリズム作りが重要なので、健康管理上の目的と1日のタイムテーブルを共有する、という趣旨で、連絡帳は非常に大切です。連絡帳そのものがない園では、責任ある保育が行われているか疑問・・・。

子供の行事
お誕生会、運動会、クリスマス会といった行事は、個人差が大きく集団行動のできない3歳まではかえって負担となるので、ごくごく簡単な方が好ましいでしょう。3歳を超えてくると、集団遊びもできる年齢になるので、さまざまな行事で季節を感じる方が好ましくなってきます。その際、保護者が衣装や小道具等の準備をしなくてはいけないのでは大変!保護者の負担が少ない方が望ましいのは言うまでもないことです。


遠足:保護者がついて行かない遠足は保育者の負担がとても大きく、実施していない園が多いのですが、4歳くらいになれば、年に1〜2回あると楽しいですネ。

保護者会
保育者とは勿論のこと、同じクラスの他の保護者ともゆっくり話のできる保護者会は、育児の負担を軽くしてくれます。隔月程度のペースである方が好ましいですが、仕事で毎回欠席するくらいなら、回数が少なくても出席できる日程である方が好ましいでしょう。保護者会の日程がきちんと決まっていない園や、そもそも保護者会が全く行われないというのでは、巷のベビーホテルと変わらず心配です。


父母会
父母会とは、保育者を交えずに、保護者だけで集まる会で、私立保育園の多くで開催されています。父母会では、保育園に対する要望等を話し合います。保育園に対して疑問や要望等ある場合、一人で悩まないですむ父母会は心強い存在でしょう。


その他の行事
例えばバザーなどがあるのは結構無意味だとは思いませんか?そのために手作り品を用意したり、不要なお買い物をしたり、当日はお手伝いもしなくてはいけないしょう。それでなくとも貴重な休日をつぶすくらいなら保育費で請求してもらう方が余程効率的かも知れません。バザーがある場合は、内容や頻度について聞いてみましょう。



<見学する際のチェック事項>

産休をとっている間に、或いは、保育園に預けると決まったらできるだけ早く、必ず見学するようにしましょう。事前に電話して、保育園が忙しくない日時を指定してもらって訪問するのであれば、どこの園でも歓迎のはず。それでも見学させてもらえない園はよほど人的余裕がないか、要綱などと異なる保育が行われているということが予測され、とても心配です。見学の際は、出産後であれば子連れで行き、保育室に食事室、調理室、トイレ等々、見せてもらえるものは全て見せてもらいましょう。


クラス編成と職員数
乳児2〜3人に職員1名、幼児3〜6人に職員1名くらいの割合の保育者がいて、全員が仲良くなごやかに仕事をしていれば、きっと、ほとんど問題はありません!


園長
保育園は、区立等では児童の定員が100人を超し20人以上の正規職員を擁する園もありますが、ほとんどが職員数10人前後の小さな組織です。ですから、園長先生のカラーがすなわち園のカラーと言っても過言ではありません。園長先生の仕事は、保育園の園内にとどまることなく、他の園との交流、行政との交渉等々、多岐にわたっていますが、見学を申し込むと園長先生が案内してくれるケースが多いと思います。是非、自分の目でチェックしてみてください。園長先生自身が子供好きで、働く保護者への理解があり(←子供かわいさの余り親の事情を理解できない、ってこともあります。)、懐の深い人であれば、きっと、その保育園は、安心して子供を預けられる園だと思います。

職員
保育者達の言葉遣いはどうですか?児童に対し、適切な言葉掛けをしていますか?お迎えに来た保護者に対してタメ語、というのでは、日頃の保育内容もおのずと知れていますよね。見学者に対し、敬語も使えないというのも不安ですね。子連れで見学に行ってみて、連れている子供には声もかけてくれない、というのも心配です。また、服装は活動的ですか?まさかとは思いますが、タイトスカートにネックレスでは、本当に乳児を抱っこしたり、幼児と一緒に遊んでくれているのか心配になりますね。乳児を預かる保育者が喫煙している、というのも、SIDS(乳幼児突然死症候群)に対する認識の低さを表していて×です。
ちなみに、区立では園長先生以下の全正職員が転勤の対象になり、4年毎程度のペースで替わります。

保育室
這い這いをする乳児には特に充分な広さがほしいもの。子供達が自由に動き回れるだけのスペースが確保されていれば安心ですね。そして、何よりも大切なのは明るく清潔かつ安全であること。整理整頓がされていてお掃除が行き届いているかどうかは自分の目でチェックしましょう。安全かどうかは、家庭並みであるのがいちばんです。誤飲の要因となるボタンや電池等が散乱している、というのは論外ですが、玩具も遊具も棚も何もなくて全く安全というのでは、かえって目が行き届かなくなりますし、子供の危険予測能力も育ちません。


また、緊急時に速やかに避難できるよう、ビルの4階にあるよりは、1階にある方が安心ですね。日当りがよく、通気性もよい場所か、ということも健康的な生活を送るうえでのポイントになると思います。

認可保育所では、次の基準を充たしていなくてはいけないことになっています。
                     (児童福祉最低基準第32条

・耐火建築物であること
・屋内階段のほか、幼児の避難に適した耐火構造の傾斜路(すべり台状の
 もの)等か屋外階段があること
・地上または避難階(直接地上へ通ずる出入り口のある階)に直通し、かつ、
 幼児の避難適した構造の屋内 階段もしくは屋外階段があり、かつ、保育
 室から避難階段までへの歩行距離が30m以下であること


遊具・玩具
家庭ではスペース上なかなか購入できない大きな滑り台やジャングルジム等があればよいですね!
逆に、乳児室に幼児の持ち込んだ小さなビー玉が散乱しているようでは誤飲等が心配になってきます。


食事
調理室を見せてもらえれば、ちゃんと調理がなされているか、そして常に衛生的に保たれているか、を自分の目でチェックすることができますね。
ちゃんと整理整頓されていますか?滅菌消毒できる設備は配置されていますか?
なお、食器は、プラスチックよりも陶器の方が衛生上も好ましいのですが、区立は品川区など一部を除いてまだほとんどがプラスチックを使用しているようです。
規則正しい食生活を習慣づけ、心身ともに健康に発育するために、乳幼児期の食事は大変重要です。家庭で個食がちな子供が多いと言われる昨今、お友達と賑やかに食べる食事の時間を子供たちもとても楽しみにしています。食事風景を見せてもらえれば、百聞は一見に如かず、納得できそうですね。

お昼寝
うつぶせ寝?仰向け寝?
うつぶせ寝=
SIDS(乳幼児突然死症候群)の可能性が高いと言われていますが、現在SIDSの原因とされていることはさまざまで、人手が充分であればさほど心配しなくてもよい場合もあります。
仰向け寝=
SIDSの可能性が低く、安心です。

いずれにしても、自宅では仰向けで眠れるよう、慣らしておく方がよいでしょう。
お昼寝の仕方については、できれば実際の様子を見せてもらって、聞いてみましょう。


連絡帳
園での子供の様子をちゃんと教えてくれる方が望ましいのは当然。病気の早期発見にもつながります。特に乳児期は、睡眠・食事・排泄のリズムがわかる内容であることが大切です。実際のものを見せてもらえるようであれば見せてもらいましょう。


トイレ・トレーニング
実際にできているかどうかは、見てみないとわかりません。3歳児のほとんどがおむつを卒業できているか、実際にクラスを見せてもらって聞きましょう。狭くてもかまわないので、トイレ・スペースが確保されているかどうかも衛生上大切です。


投薬
最近は、回復期の風邪薬程度の飲み薬や、アトピー症状のための塗り薬等を預かって投薬してくれる園が増えてきましたが、職員の人数に余裕のない園や、児童数の多い区立保育園などを中心に、間違いを防ぐために、投薬期間中は登園しないように指示されるところが多いのが現状です。医師に相談すればたいていの薬は1日2回以下で処方してもらえますし、責任持って投薬してくれないくらいなら、最初から断られる方がマシという考え方もできますから、投薬O.K.なのかNOなのか、また、O.K.の園は、どのように管理しているのか、よく聞きましょう。

緊急時の対処法
保育中に急病になったり怪我をした場合はどういう対応をしてもらえるのか、嘱託医は誰か、保険に加入しているのか、というのは大切なことですから、きちんと聞いておきましょう。

入園の基準
区立の場合は、保護者の所得や勤務時間や人数等が細かく点数化され、保育に欠けていると判断された順に優先順位が決まります。私立の場合は、先着順というところもありますが、既に兄姉がいる子供が大抵優先されます。下のクラスからの持ち上がりも多いので、定員よりも募集人員は少なく、さらに実質的な募集人員ははるかに少ないこともありますから、入園直前に断られた、などということのないよう、よく聞いておきましょう。


自転車・バギー置き場
通園の際、自転車やバギーを置いておく場所があれば送り迎えが楽ですよね!日中バギーを置くスペースがあるのであれば、できるだけコンパクトに畳めるものを選ぶとよいですね。


その他
夫婦の職業とお休み、残業等の状況、子供の病気など、いざという場合の代替措置(どちらかの実家に頼む、専門のシッターに頼む等)について、正直に話し、相談しておきましょう。なお、実際に通園し始めたら、知らないおじさんに誘拐されたなんてことがないよう、御両親のかわりにお迎えする人はあらかじめ園に紹介しておきましょう。

乳幼児期、特に2歳くらいまでは、自主性を尊重しながらも徐々に生活のリズムを作り、みんなと合わせていく能力を養う時期。生活のリズムもまちまちなはずの乳児クラスなのに軍隊みたいに全員が眠らされていた、というのでは少し心配です。全員が寝ていたら、「ちゃんと眠ってみんなお利口ですね」と水を向けてみましょう。


這い這いしているような乳児も含め優しく丁寧な言葉かけをしているか、汗をかいたりおもらしをしたりした場合にこまめに着替えさせてくれているか、乳児にはちゃんと抱っこしてミルクを与えているかどうかなど、実際に自分の目で見て確認しましょう。子供達がみな明るくのびのびと活動していれば、何も心配することはないでしょう。

?意外にどうでもいいこと?

夕方お迎えが遅くなった場合に、複数のクラスの子がひとつの部屋に集められている、というようなことは、子供の情緒形成にはあまり影響ないと思います。ふだんから時折縦割り保育(年齢横断的に保育をする)がされていれば、ひとつの部屋に集まって子供同士面倒を見たり見てもらったりしながらお迎えを待つのも、子供にとっては楽しい時間なのです。保育者の目も行き届きやすく、安心です。適度な縦割り保育は、兄弟姉妹の少ない昨今の子供達が、年下をいたわったり、年上を見習ったりする、格好の教育の場です。


<保育者に向いているのは、どんな人?>

保育園を選ぶ際は、ついつい、開所時間や場所など保護者にとっての利便性に目をむけがちになりますが、そもそも子どもの心身の健全な発育にふさわしい保育者とは、どんな人なのでしょうか。あくまでも、わたくしの私見ですが・・・


 ・健康で明るい性格の人。
   保育園はそれでなくとも感染症の巣窟なので・・・。
 ・子どもが好きな人。子どもと一緒に物事を楽しむことができる人。
   先回りして指示してしまう人は子どもの能力をつぶしてしまうので、ご遠慮願いたいです。子どもに習うくらいの気持ちで付き合える人は、子どもの潜在能力をぐんぐん伸ばす人です。
 ・人の話をよく聞き、また相手を理解しようとする人。相手の良いところを見て付き合える人。
   子どもの個性を受け容れられる人だと思います。と同時に、子どもと信頼関係を築くのが上手な人でもあると思います。子どもの精神衛生上、非常に大切なことだと思います。一方的に自分の言いたいことをまくしたてる人と対峙していると、子どもは自発性をなくしてしまいます。そのような状況は、反響言語(オウム返し)を頻発するなどといった子どもの言動で表面化します。
 ・気分が安定している人。気分にむらのない人。
  そのときどきの気分で接していると、かわいそうに子どもは大人のご機嫌ばかりうかがうようになり、明るくのびのびと振舞うことができなくなります。

 ・気が長く、辛抱強い人。
   特に乳児期、低年齢期は、基本的な生活習慣を形成していく大切な時期なのに言葉の習得はまだ。子どもが要求を訴えたらわかるまで聞き、悪いことをしたら根気よく説得し、といったことの積み重ねが、子どもの生活習慣の確立と情緒の安定に大きく貢献すると思います。
 ・子ども並みの体力と運動神経のある人。
  子どもの運動機能は3歳くらいから急速に発達します。限りなくたくさんの能力を開発するためには、憧れの先生の存在はとても有効。
実際、若く元気な男の先生はみんなから大人気です。
 ・口の堅い人。
   職務上知りえた子どもの家庭のプライバシーを他の保護者の前で不用意に喋ったり、保育園の外で話題にする人は論外です。子ども相手で無口も困るのですが、お喋りな人や口の軽い人というのはもっと始末に終えないと思います。
 ・向上心があり、いつも世の中に興味を持って勉強している人。
  医学が進歩していくのと同様、保育も環境の変化に応じ進歩していくのです。いつまでも古い保育を守っていたら、勉強熱心な今どきのお父さんお母さんはあきれてしまいますよね。



<!どうしても疑問が残ったら!

見学してみて、それでもまだ納得できなかったら、夕方のお迎え時刻にもういちど園の前まで行き、お迎えを終えて出てくる保護者の方に聞いてみる、というのも手ですね。
また、調理をしているか否かは、朝10時過ぎに保育園の調理室の前を歩くだけでもチェックできます。ちゃんと調理をしていれば、いいにおいがしてきますよ!



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