北海道方言辞書

北海道語辞典 あ

2006.12.25更新

いてくさ・い【相手臭い】[形] 相手にするほどではない。相手にならない。

イヌ (アイヌaynu)〔アイヌ語で人間の意。〕[名] 北海道,サハリン(カラフト),千島列島の先住民族。古くは東北地方にも住んでいた。〈標〉ウタリカムイ

イヌいぬ【アイヌ犬】[名] =ホッカイドウイヌ

イヌけん【アイヌ犬】[名] =アイヌいぬ 〈全〉

イヌご【アイヌ語】[名] アイヌ民族が用いていた言語。現在,日常の言葉として使われることはなくなってしまった。〈標〉 ~北海道の地名にはアイヌ語由来のものが多い。

イヌじん【アイヌ人】[名] 《俗》=アイヌ

イヌね【アイヌ葱】〔古来よりアイヌ民族が食用にしていたことから〕[名] 《植物》 ギョウジャニンニク。ネギ科の多年草。ニラに似た強い臭いがあり食用。春の山菜として賞味される。〈全〉 =えぞねぎキトピロプクサ ~これを食べると呼気がニンニクを食べたときのように臭うので注意。

おたん【青たん】[名] あおあざ。皮膚に打撲を受けたとき等にできる青い(あざ)〈全〉

がい【赤貝】[名] 《貝》 バカガイ。バカガイ科の二枚貝。〈全〉

かだも【赤楡】[名] 《植物》 ハルニレ。ニレ科の落葉樹。エルム(elm)。

かだもきのこ【赤楡茸】[名] 《きのこ》 =あかだものきのこ

かだものきのこ【赤楡の茸】[名] 《きのこ》 タモギタケ。ヒラタケ科のきのこ。ニレ類,カエデ,ナラなどの倒木や切り株に生える。食用。

かれんが【赤れんが・赤煉瓦】〔通常「赤レンガ」と表記。〕 北海道庁旧本庁舎の愛称。

あじ【秋味】[名] 《魚》 サケ(鮭)。塩鮭。〈中〉

【灰】[名] (石炭ストーブ等の)灰。〈高〉

くど 〔「あぐど」とも〕[名] (かかと)

げいも【揚芋】[名] ゆでたじゃがいもにホットケーキミックスを付けて油で揚げたもの。 ~国道230号線の中山峠にある道の駅,望羊中山の「中山峠名物あげいも」が有名。

さひかわラーメン【旭川ラーメン】[名] ラーメンの一種。一般に,(めん()は札幌ラーメンより細めで,魚のだしが加えられているのが特徴。旭川ラーメン食べ歩き

したあさって【明日明後日】[名] (あしたの次の日の)あさって。「あしたあさって海に行くんだ。」 〔「あしたとあさって」という意味ではない。〕〈伝〉 ~2つあつものをものを「1つ,2つ」と数えるのと同様に,「あした,あさって」とカウントする癖が「あしたあさって」という言葉を生んだと思われる。

じつけざんぎ【味付(け)ざんぎ】[名] 濃い目に(しょうゆ)味を付けて揚げたざんぎ。→ざんぎ

スピリンスノ (ドイツAspirin+snow)[名] 細かい粉状のさらさらした雪。氷点下のごく寒い状況下で見られる。〈標〉しばれゆき

ずまし・い [形] 落ち着いて心地よい。〈中〉あずましくない

ずましくな・い (連語[形]) 居心地が良くない。気分が落ち着かない。〈中〉

・る [動ラ五] 1. 手こずる。難儀する。〈広〉 2. 自動車等の車輪が滑って進めなくなる。 (ア) 車輪が積雪などにはまり自力で脱出困難になる。 (イ) 積雪や凍結路面の坂道で滑って上れなくなる。

ったら [連体] 〔余り良くない意味で用いることが多い〕あんな。あのような。「あったらとこに行くな。」〈高(中)〉

っちゃ【彼方】[代] あっち。あちら。〈高(中)〉

っちゃこっちゃ【彼方此方】[代] あちこち。〈高(中)〉

っつ・い【暑い】[形] 暑い。〈全〉

っぱくさ・い【あっぱ臭い】[形] たやすい。取るに足りない。〈まれ〉

っぺ [形動] あべこべ。互い違い。逆。反対。さかさま。〈まれ,高〉あっぺこっぺ

っぺこっぺ[形動] あべこべ。〈まれ,高〉

づま【厚真】 「あつま」の訛り。厚真(あつま)町。厚真町役場

なづり【穴釣り】[名] 結氷した湖沼面に開けた穴に釣り糸を垂らして魚を釣ること。この方法でワカサギを釣る。〈標〉

ぶらがに【油蟹】[名] 《甲殻類》 十脚目異尾亜目タラバガニ科の大型のヤドカリの一種。タラバガニとよく似ている。甲羅の中央部の棘状(とげじょう)の突起が4つで,足の裏側が全体的に白い。食用。〈標〉 →たらばがに ~タラバガニと称してアブラガニが売られる可能性があるので注意を要する。タラバガニとの味の差は余りなく,タラバガニより味が劣ると言えるほどでもない。

ぶら [名] 《魚》 アイナメ。カジカ目アイナメ科の海魚。〈全〉

まさ 【余される】[動ラ下一] 仲間はずれにされる。〈中〉

・す【余す】[動サ五] 1. もてあます。 2. (食べ物を)残す。〈高〉

まらか・す【余らかす】[動サ五] =あます

まら・す【余らす】[動サ五] =あます 〈高〉

あ・【饐る】[動マ下一] 1. (食品が)腐る。〈中〉 2. 悪くなる。変質して機能を果たさなくなる。ねじがばかになる。〈中〉

らまき【荒巻・新巻】[名] サケの内臓を取り出して塩を詰めて作った塩鮭。〈標〉

らまきざ【荒巻鮭・新巻鮭】[名] =あらまき

らまきじゃ【荒巻鮭・新巻鮭】[名] =あらまき

く・う【泡食う・沫食う】[動ワ五] 慌て急ぐ。〈広〉

をく・う【泡を食う・沫を食う】[動ワ五] =あわくう 〈広〉

んばいわる・い【塩梅悪い】[形] 具合が悪い。調子・体調・気分が悪い。 ~「あんべわり」と訛ることがある。