北海道方言辞書

北海道語辞典 か

2007.1.18更新

1【痒い】〔「かゆい[形]」の終止形の変わった形。(kayuikayiikai)〕 かゆい。「あー背中かい

かい2 [終助] ~でしょうか。~かな。「車,運転できるかい?」〈全〉

いち【外地】〔北海道弁の「内地」に対する語〕[名] 《俗》 北海道。 →ないち

いに【害に】[副] 1. (必要以上に)強く。無理矢理に。力まかせに。「がいに回すと壊れるぞ」〈中〉 2. 余りに。

・い【痒い】[形] かゆい。

いはつきょく【開発局】 《略》 国土交通省北海道開発局。〈標〉北海道開発局

イベツ【介別】(cabbage)[名] キャベツ(cabbage) 〈道東〉 ~「キャベツ(kya-)」→「かいべつ(kai-)」は名古屋訛りで「ai」が「ya」になるのとちょうど逆の関係である。

い・る【帰る】[動ラ五] かえる。「家にかいるぞ」

・る [動ラ五] (病気で)弱る。やつれる。〈高・広〉

・う【支う】[動ワ五] =かる 「じょっぴんかう〈まれ〉

がと【踵】[名] かかと。〈全〉

きょう【家教】[名] 《略》 家庭教師。かてきょう。「今日,かきょうに行かなきゃなんないんだ」〈学〉

・くく】[動カ五] 雪を払う。除雪する。〈全〉

くしょく【角食】[名] 《略》 角型食パン。食パン。角食パン。〈全,業〉 ~道外ではあまり使わないらしい。

けいし【書け石】[名] 舗道などに書くことのできる石。軽石の類。〈子〉

たけ【籠茸】[名] 《きのこ》 アミガサタケ(Morchella esculenta),またはアミガサタケ近縁のキノコ。モリーユ(フランスmorille)。カゴタケ(Ileodictyon gracile)とは別。食用。ただし,生で食べると中毒する。

・い [形] 格好悪い。〈全〉

しが・す【傾す】[動サ五] かたむける。〈中〉

じか・む(じかむ)【悴む】[動マ五] こごえる。手足などが冷えて思い通りに動かせなくなる。〈全〉

しが・る【傾がる】[動ラ五] かたむく。〈中〉

【瓦斯】(オランダgas) [名] 霧。濃霧。もや。「ガスがかかる」 「今朝はちょっとガスっぽかった。」〈中〉ガスる

スかか・る【ガス掛かる・瓦斯掛かる】[動ラ五] 霧・もやがかかる。→ガス

すべ [名] 《魚》 カジキエイ。エイの一種。軟骨魚なので普通に煮たり揚げたりすれば骨も食べられる。 ~北海道はかすべの形に似ていると言われている。

すべえ [名] =かすべ

・る【瓦斯る】(オランダgas+る)[動ラ五] 霧・もやがかかる。→ガス

[名]棘皮(きょくひ)動物》 エゾバフンウニ。食用。

【型・形】 [名] (果物・野菜に付いた)傷・凹み。部分的な変色。「かたが付いてるけど味はなんでもない。」 →かたつく

たつ・く【型付く・形付く】 [動カ五] (果物・野菜に)傷・凹みが付く。部分的に変色する。 →かた

たびっこ【片跛】[名][形動] 《俗》 2つで1組のものの片方しかない。

たゆき【固雪・硬雪】[名] 積もった雪が固まっているもの。日中にある程度融解した雪が夜に再凍結して固くなった状態の雪。〈全〉

ちゃっぺな・い [形] 頼りない。

ちゃっぺな・い [形] =かちゃっぺない 〈まれ〉

ツゲン 《商》 かつて雪印で製造されていた乳酸菌飲料。現在はメグミルクがソフトカツゲンや関連商品を製造している。

ったる・い [形] だるい。気が進まない。→たるい 〈広(関東)〉

っち・い [形] =がっちゃい

っちゃ・い [形] =がさい〈全(子)〉

っちゃき [名] ()。特に裂肛痔(れっこうじ)(切れ痔)。

っちゃ・く 裂く】[動カ五] 1.(ア) (爪で)引っかける。(爪を立ててつかむ・えぐる・つねるように)引っかく。〔一般に「かっちゃく」は爪を立てた深いあとが残るが,「ひっかく」は線状のあとしか残らない。〕〈全〉 (イ) (くわ)鶴嘴(つるはし)などで地面などを掘る。 2. 引っかく。

っちゃま・すっちゃます】[動サ五] かきまぜる。〈中〉

っちゃまわ・すっちゃ廻す・っちゃ回す[動サ五] =かっちゃます

っち [副] =がっつり

っつ [副] =がっつり

っつ [副] 1. こっぴどく。〈全〉 2. 非常に。凄く。がっちり。

っぱがえ・す掻剥返す】[動サ五] 裏返す。ひっくり返す。めくる。〈まれ〉

っぱが・す掻剥がす】[動サ五] めくる。はがす。裏返す。〈まれ〉

ッパズボ (ポルトガルcapa+フランスjupon?) 普通のズボンの上にはく防水性のズボン。主に冬に防寒用および雪で足の部分を濡らさないためにはくもの。

っぽ [形動] (スイカや脱皮後間もないカニなど)身がしまってなくて,空間があるさま。〈中〉

か・【数でる・糅でる】[動ダ下一] 仲間に入れる。数える。〈まれ〉

なちょろ【金ちょろ】 《動物》 カナヘビ科のトカゲ。カナヘビ。〈全〉

(cover) [名] カバー。(布製などの)覆い。「電話にカバかけておくれ。」

ぶれくさ・い【黴れ臭い】[形] かびくさい。〈高〉

れる【黴れる】[動ラ下一] かびが生える。かびる。〈高〉

ペリン (capelin)[名] カラフトシシャモ。キュウリウオ科の海魚。シシャモの代用魚とされる。 →ししゃも

ぼちゃもち【南瓜餠】[名] =かぼちゃだんご

まか・す廻かす・回かす[動サ五] かきまぜる。攪拌(かくはん)する。〈中〉

・す1廻す・回す[動サ五] =かまかす

・す2ます・咬ます】[動サ五] (装置などを)中継させる。「パソコンとプリンタの間にプリンタ切替器をかます。」 〈全〉

ムイ (アイヌkamuy)[名] 神。→アイヌ

が・ [動マ下一] にらみつける。〈全〉

・す【返す】[動サ五] かえす。ひっくりかえす。〈中〉

やに [副] =がいに〈高〉

・る【返る】[動ラ五] かえす。ひっくりかえる。〈中〉

から [格助] 「…のうちからから所定の分を」の意。「一万円からお預かりいたします。」〈業(小売)〉

らか・ぐ【絡かぐ】[動ガ五] 絡げる。結ぶ。〈中〉

らがら [副] 湯が沸騰しているときの音を表す。ぐらぐら。

らっぽの【空っぽの闇】[名] =からっぽやみ 〈高〉

らっぽやみ【空っぽ闇】[名] 1. ぼんやりしていること。〈高〉 2. めんどう臭がり。怠け者。〈高〉

リンコごう【ガリンコ号】 紋別の観光流氷砕氷船の名。夏季は釣り船として運航する。〈新〉 オホーツク・ガリンコタワー(株)

・る【支る・掛る】[動ラ五] 1. (鍵を)かける。ロックする。栓をする。「じょっぴんをかる」「つっぺかる〈全〉 2. 圧力をかける。「重しをかる〈全〉

ンカイ (アイヌkankay)[名] 1. 《魚》 コマイ。タラ目の海魚の一種。食用。干物にする。〈全〉 2. 1.の干物。 〈全〉

んからか [形動] (乾燥して)かちかちに固まっているさま。「かんからかんだからカンカイって言うんだべか。」

んがらが [形動] 凍ってかちかちに固まっているさま。

んが [名] 18リットル(1斗)缶のような比較的大きな缶。〈全〉

んけ【崖・崕】[名] がけ。〈中〉

んぜ [名] 《棘皮動物》 エゾバフンウニ。=がぜ

ンテラ (オランダkandelaar)[名] 空き缶等で作った携帯用ろうそくランプ。ろうそくもらいの時に携行する。〈渡島〉ろうそくもらい

んび [名] 《植物》白樺。シラカンバ。〈高〉

んぷうかい【観楓会】[名] 晩秋,会社等の組織で開催する宴会・小旅行。〈全〉 ~「観楓会」の字面が示すように,本来は紅葉を観賞するという名目で(おこな)ったものかも知れない。一般に,紅葉の鑑賞をしなくても宴会で飲み食いできれば観楓会の目的は達成される。

んべ [名] 1. 吹き出物。(ア) にきび。(イ) 頭部の吹き出物。 2. かさぶた。 3. その他の皮膚疾患を示す。白癬など。 4. 野菜や果物の表面にできたがんべ1.,2.状の傷み・病変。