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『歴史との対話 ― 十人の声 ―』
History as Human Legacy ―― Ten Voices
神宮輝夫・早川敦子 監修
近代文芸社 2002年4月2日1800円


いま、歴史が語りはじめる
――歴史を見つめる児童文学作家たち――

人間、特に子どもの基本的人権の確立をめざす流れは、従来の子どもの文学で表現されてきた子どもと大人の関係、子ども像、大人像などを変え、いわゆるジャンルなども従来の概念が通用しにくくなった。……この『歴史との対話―十人の声―』は、これからの歴史小説・物語の可能性をさぐる試みである。

「歴史」をキーワードに個々の作家論から
子どもの文学の可能性まで考えていった論文集です。
数年間にわたる研究会の成果です。
巻頭言 神宮輝夫
第一部  大地の声と<わたし>
一章 歴史化される「ヴィジョン」 J・ハイウォーター 鈴木宏枝
二章 越境する民族・文学・歴史 G・ソト 神戸万知
三章 記憶を紡ぎ出す夢想・物語 P・ライトソン 宮崎麻子
四章 交感する時間のドラマツルギー A・ガーナー 内藤貴子
五章 時間の記憶・個の記憶 P・ピアス 林祐子
第二部  心の声と<わたし>
一章 奪われた過去、再生される記憶 L・ローリー 増田珠子
二章 内なる歴史、内なる場所(トポス) M・マーヒー 森上めぐ美
三章 歴史の中の入れ替わり、一人の中の入れ替わり P・ファーマー 浜名那奈
四章 自分を語り、現在(いま)を語る A・ファイン 澤田澄江
五章 私と世界の「あいだ」を超えて P・プルマン 渡辺佳子
第三部  世界の声と<わたし>
一章 「歴史小説」から見た児童文学――読みに開かれる地平 西村醇子
二章 「歴史」との対話――物語が拓く地平 早川敦子
あとがきにかえて 早川敦子