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茶道関連用語
あ
- 一期一會(いちごいちえ)
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幕末の大老、井伊直弼は石州流の茶道家としても有名である。彼がその著書「茶湯一會集」の中で一期一會について述べてからこの言葉が有名になった。彼は一期一會こそ茶道の真髄であると看破している。つまりこれこそ、亭主と客の心構えそのものだと云うのである。
現代は交通網も発達し、昔と違い飛行機を使えば嘗ては数ヶ月掛かった処
へ、僅か数時間で行ける。にもかかわらず何故この言葉が、人の心を打つのであろうか。
人の幸、不幸は全て出会いから始まる。このことは数千年昔も今も変わらない。いや人口過密な現代だからこそ、一度の出会いが大切なのかも知れない。
- 大名物(おおめいぶつ)
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利休以前の、東山御物、珠光名物、引拙名物、
紹鴎名物 等を指す。
- 主茶碗(おもちゃわん)
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お点前をする人が、最初にお茶を点てて
正客に差し上げる為の茶碗。
か
- 替茶碗(かえちゃわん)
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正客の次の、次客の為に点てる茶碗。
通常、お点前をする人は正客と次客の二人に点てる。
- 唐物(からもの)
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宋、元 より渡来した茶道具。武野紹鴎が出るまでは茶道具は全て唐物が使われた。
- 結界(けっかい)
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点前をする側(亭主の側)と客側を分ける仕切り。
竹か木で作られている。客はそこから先に入ってはいけない。
- 小間(こま)
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四畳半以下の座敷のこと。
さ
- 枝折戸(しおりど)
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茶庭における最も簡素な木戸。
- 正客(しょうきゃく)
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茶会の主賓。
た
- 中興名物(ちゅうこうめいぶつ)
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小堀遠州の選んだ、利休以後の名物茶道具をいう。
松平不昧が著した「古今名物類聚」にこの中興名物や
大名物の名前が始めて登場する。
- 中門(ちゅうもん)
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内路地と外路地を分ける門。
- 亭主(ていしゅ)
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茶会を主催する人物。
- 点心(てんしん)
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茶会の合間に食べる軽い食事のこと。
元々、禅から来ている言葉である。
な
- 躙口(にじりぐち)
-
茶室へ入る狭い入り口。千利休が考案したもの。
- 野点(のだて)
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野外で茶を点てること。通常、野箱という箱に道具を入れて行く。行く場所によって自分なりの趣向を考えることが出来る。
は
- 初釜(はつがま)
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正月に最初に行う茶会のこと。
- 半東(はんとう)
-
茶会の時の亭主の補佐役である。正客、次客の為
に、点てられた茶を出したり、茶碗等の片付けの差配をする。もともとの言葉のルーツは禅坊の飯頭からきている。
- 東山御物(ひがしやまごもつ。御物は「ぎょぶつ」とも)
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足利義政の時代、東山山荘に於いて同朋衆の能阿弥、
芸阿弥が歴代室町将軍所持の唐物茶道具を鑑定して
上物、中物を選定した。これらを東山御物(東山御物)
と云う。
- 風炉先屏風(ふろさきびょうぶ)
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点前をする畳(道具畳という)の
先に、二つ折りの屏風を立てる。これを風炉先屏風と
いう。
- 風炉点前(ふろてまえ)
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陰暦4月〜9月には座敷に風炉を置いて点前をする。
之を風炉点前と云う。
参考:炉点前(ろてまえ)
- 風炉名残(ふろなごり)
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名残の茶ともいう。10月の終わり、風炉
を片付けるので、名残の茶の湯を催す。
ま
- 待合(まちあい)
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庭のなかにあって、茶室に入る客が待っている場所。
寄付(よりつき)ともいう。
- 抹茶(まっちゃ)
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茶の葉を蒸して乾燥させ、すりつぶして粉末にしたもの。
高山寺の明恵上人が宇治に苗木を植えたことから
宇治茶の名前が起こりその後、足利義満が宇治の
抹茶生産を保護し始めた事により、宇治茶の質が
上がり以降、上質の抹茶と言えば宇治茶ということになった。
江戸時代には幕府の庇護を受けた。
明治維新後「茶道」の没落により宇治の茶園は
壊滅適打撃を受けて多くの茶園はつぶれた。そして宇治に替わり静岡の煎茶が全国に普及し始めた。
-
その時、宇治の茶師が考え出したのが玉露である。
抹茶の葉で作った玉露は煎茶の最高峰として全国にその名が知れ渡った。その後「茶道」の復興とともに再び抹茶の需要も増えだして現在に至っている。
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茶道で使う抹茶は全て宇治の茶園製である。
- 水屋(みずや)
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茶室の御勝手のことをいう。茶会の時は、ここに
道具類を置いて、正客、次客以外の客に点て出しをしたり、汚れた茶碗類を洗ったりする。
ら
- 路地(ろじ)
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茶室に行くまでの路(みち)を云う。
- 炉点前(ろてまえ)
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陰暦10月〜3月には炉で点前をする。
之を炉点前と云う。
参考:風炉点前(ふろてまえ)
- 炉開き(ろびらき)
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新暦では11月から炉点前になるので(4月迄)
11月の初めに炉を開き茶を点てる。之を炉開きという。
- 炉縁(ろぶち)
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炉にはめ込まれている四角形の木の枠のこと。
茶会では通常、塗縁が使用される。
わ
- 和敬静寂(わけいせいじゃく)
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茶の湯(茶道)の心構えのこと。
和敬は亭主と客の相互の心構えを指し、静寂は人以外の
庭、部屋、道具 等に関する心配りをいう。
- 侘び(わび)
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茶道の根本理念。村田珠光は「月も雲間の無きは嫌
にて候」と言ったと云う。
武野紹鴎は「紹鴎侘びの文」に於いて、初めて茶道に侘びという言葉を用い、侘びとは「正直に慎み深くおごらぬさまを云ふ。10月がこれにあたる」といった。陰暦10月つまり晩秋、初冬の状況である。
- 元々、侘びと云うのは歌道における境地である。
紹鴎は連歌を学び、茶道と歌道の境地が同じであることを悟り、「侘び茶」を唱えた。利休は紹鴎の弟子であり、更にその侘び茶を発展させた。
- この侘びと言う理念ははその後の日本人の精神に大きな影響を与えた。西洋には無い思想である。
グローバル化といわれるくだらない金銭欲物欲にのみ穢れた世界に人間は惑わされるべきではない。「侘び」とは堀衛門とは全く別の世界である。