4月(第1~4週)

(1)花嫁は15歳(4月7~12日)
明治40年、岡山の弁護士で県会議員の川村晃の間に女の子が生まれた。あぐりである。奔放に育ったあぐりは男の子にひけをとらない。あぐりの悩みは色が黒いことだった。神戸に嫁ぐ姉の紀美子はあぐりに美白クリームをプレゼントする。その喜美子はスペイン風邪で死に、2番目の姉の富美子もなくなる。父もスペイン風邪で死去、美佐は屋敷を売って小さな家に引っ越す。
岡山高等女学校の級友中村民子が他校の男子に恋文を出したのが担任の山神にばれる。民子をしかる山神に、あぐりは反論する。あぐりは民子に頼まれて恋文を渡すのに付き添う。相手の男性エイスケはキザで冷たい態度をとり、あぐりの第一印象は最悪。そのエイスケが、あぐりの結婚相手となる・・・。

(2)エイスケの秘密(4月14~19日)
札付きの不良エイスケが結婚相手と知ったあぐりは結婚を断ろうと思うが、母の美佐に言い出せず、そのまま嫁ぐ。しゅうとの健太郎と光代は優しいが、あぐりは望月家の家風になじめない。エイスケが遊郭で働いているのを使用人磯部が目撃。あぐりはエイスケを探しに遊郭に行くが、警察に補導されてしまう。
黒いマント姿の怪しい男、森が望月家を訪ねてきた。エイスケの東京の友人で、放浪の文士として注目されている。あぐりは森に不思議な好感を持つ。
望月家で奉公している少女かよが勇造を慕っていることがばれ、エイスケの姉のふき子は身分の違いを言い立てる。人は平等のはずと怒り悲しむあぐりに、エイスケは「君はまちがっていない」と言いきる。

(3)謎の女(4月21~26日)
エイスケにあこがれていた民子はやけになり、他校の男子と駆け落ちした。民子の両親とほかの父母からは、あぐりがいると風紀が乱れるという声があがる。担任の山神は、自主退学させようとするが、エイスケは学校をやめさせないと言いきる。
世津子という女性が望月家を訪ねてきた。あぐりは世津子のことをエイスケの愛人と思いこむが、実は健太郎と深い仲にあった。現在は東京でカフェを経営し、エイスケたち若い文士の相談相手でもあった。
世津子は東京に帰る際、エイスケにこのまま岡山にいたら作家としてダメになると言う。健太郎はエイスケの後を継がせようと工作するが、エイスケは東京に戻ってしまう。エイスケを待ち続ける日々を送っていたあぐりにショッキングなニュースが入る。関東大震災でエイスケが行方不明だというのだ。

(4)親の心(4月28~5月3日)
関東大震災から10日以上過ぎたが、エイスケの消息はつかめない。そしてあぐりが学校で倒れた。健太郎と光代に、医者はあぐりの妊娠を告げる。担任の山神は、あぐりを退学させようとする。
健太郎はエイスケの生存を諦めかける。そんなとき、世津子のカフェに青森に警察からエイスケらしい男が無銭宿泊で留置されていると電話がある。青森に急行した健太朗の前に、エイスケが現れた。エイスケは、電話であぐりに無事を知らせる。突然、森が望月家を訪ねてきた。実はエイスケと一緒だったのだ。駅で、エイスケと森を見送りに行ったあぐりは、その場で産気づいてしまう。


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