金時山
2005年11月3日(木)

古期山体の金時山に登りました。
山頂には設備の整った山小屋もあり、登りやすい山です。
(山小屋ではビールも売っている!!)

ここを登った時期はまだ箱根の地質に興味を持つ前だったので、
それほど的を得た画像を撮ってはおりません。
近いうちに再度・・というより、何回か登ってみたい山です。

金時山へは湯本から仙石原行きバスに乗り、金時登山口で降り
ます。そこから直ぐに登山道があるので迷うことなく登れます。

金時山は久野先生による従来の説では古期外輪山の北西−南東
方向の測火山の一つとされており、古期外輪山形成中期に形成
されたとされておりますが、最近の調査ではより新しいという
結果と、より古い結果といろいろ出されているようです。
しばらくは古期山体の生成過程、年代は議論が続くと思われます。


金時山登山道


ちょっと登るとすぐに中央火口丘が目の前に見えてきます。
奥が神山、手前右のドーム状火山が台ヶ岳、左が小塚山。

金時山登山道


金時山も成層火山と言われております。火砕流堆積物がまずありました。

金時山登山道


もうしばらく登ると芦ノ湖が見えてきます。
その手前の斜面が芦ノ湖を生成した神山からの山崩れ堆積物です。
こうしてみると確かに芦ノ湖は堰き止め湖であるとわかります。

金時山登山道


山頂に近づくに連れ、古期山体が目の前に現れてきます。
頂上にアンテナが立っている山が丸岳。その向こうは・・地図に名前が書いてありません・・

金時山登山道


秋の箱根の楽しみの一つがこれです。
いたるところで見られる竜胆が可憐な風情を漂わせています。

金時山・山頂


直ぐ隣の長尾山とその奥の丸岳です。

金時山・山頂


金時山から見る中央火口丘全容です。コントラストが悪いので、神山周辺の詳細がわかりません。神山山崩れによる堆積物 と仙石原の地形はよくわかります。箱根に大地震が来たら、この堆積物は崩壊しないのでしょうか。そんなことになったら 仙石原は壊滅してしまいますね。
こうして中央火口丘を眺めてみると、神山は成層火山に近い山体をしていると思われます。ただ、ごつごつした稜線が もっと複雑な成因を語っているような気もしますが・・・
芦ノ湖の向こうにある三国山も独立した山体と見ることができなくもない形状をしております。。 なんか歯切れの悪い書き方ですね。形状だけ見てどうだと言われてもやっぱり成因を判断するのは難しいです。

金時山・山頂


仙石原を中心に撮るとこんな感じになります。
「箱根火山探訪」には以前ここに仙石原湖があったと書かれております。湿性花園があることからそれを想像するのは 難くないです。今、磐梯の五色沼のような景勝があったとしたら、もっと観光客が多かったことでしょうね。

金時山全景


下山途中に撮りました。これだけ急峻な山体だと、山腹のサンプル採取も難しそうだなと感じました。
最近金時山の山腹岩石の成分に関する論文を読みましたが、こんな所からでもサンプリングするんですね。
やっぱりプロの方はすごい!!


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