絵本専門店絵本の店・星の子へようこそ! for children, and the child in you・・・

子どもたちと、
子どものような心を持ったあなたのために・・

「絵本の店・星の子」

絵本・児童書・子育て関連書
ウォルドルフ人形や
ヨーロッパのおもちゃなどを用意して
みなさまとの出逢いを
楽しみにしています

(開店日) ご注文は、メール・faxでいつでもお受けしていますが、店舗も木・金・土曜は営業をしています。
(11:00〜18:00 土曜は17:00迄 。どうぞお越しください。(詳細


**土曜日は、都合により開店時間が遅れることがあります。
その時は事前に本欄でお知らせしますので、ご確認ください**
(2016/6/26  -x) 更新内容: -b1 -b2 -b3 -b4 本の情報1234  -t おもちゃ -e 行事 -x その他 -p 新ページ
(*ブラウザの設定は「表示-文字サイズ-小」でごらん下さい) (facebook こちらへ


    「もう一人の自分」と言える大切なお人形を!
 「ウォルドルフ人形材料キット」のページは、こちらです
 ウォルドルフ人形の講習会のお知らせはこちらへ

 お待たせしました! 大人気の北欧のレッカー車・消防車が、再び入荷しました!
小さい子へのプレゼントに最適です。(おもちゃ紹介のページへ

ウォルドルフ人形 わらべうた 紋切り型
男の子にこそ・・・人形を!それは
「もう一人の私」と言われます。
我が子に孫に最高のプレゼント!
ウォルドルフ人形キットのページ
幼い子にとって母乳のように大切な
わらべうた・・・赤ちゃんに、幼い子に
絵本を与える前に「わらべうた」こそ!
「わらべうた」のページへ
子どもはみんなハサミで紙を切るのが
大好き!折り紙を折ってチョキチョキ・・
ステキな文様が出来あがりっ!
「紋切り型」のページへ
ヨーロッパのおもちゃ すぐれた絵本・児童書 幼児のための食器

これは楽しいアレックスランドルフの
「ぶた積み木」・・・すぐれたおもちゃは
子どもの感性と知性を育てます。
すぐれたおもちゃの解説のページへ
たくさんの絵本や児童書の中から、
すぐれた作品を選び出し、ていねいな
解説で紹介を続けています。
注目の絵本紹介のページへ
幼児がすくいやすく、こぼしにくく、口から
もこぼれない、そして親も食べさせやすい
そんなステキな食器があります。
贈り物にも最適な幼児用食器のページ
「絵本の店・星の子」は、皆さんの子育てをサポートし、子どもの発達を促す絵本やおもちゃを紹介し続けています。

布の柔らかい感触が夢中にさせる・・・小さい子の必需品「ふわふわ布」(ジョーゼット布)
これはジョーゼット布です。
なんともやさしい手触りの良さ・・・
しわになりにくい、扱いやすさ・・・
透けて見える楽しさ・・・
そしてなによりも安全・・・

このすばらしい布が
小さい子の遊びの素材として
無限の広がりを
見せてくれます。
詳しくは「0〜1.5才のおもちゃ」のページ

ドイツ製 オーガニックランドセル 
 新デザインも登場し、お求めやすい価格になりました!

これを背負って 学校へ行くのが うれしくって 楽しくって
卒業をしても いとおしくて 今も手提げカバンにして使っている

最高品質の「なめし革」の魅力に もう一生 手離せない
そう これは 6年で終わらないランドセル・・・

今 大きくなって感じる 親への感謝の気持ち
ちょっと遅かったかな・・・
   ドイツのマイスター(名職人)から

日本の子どもたちへ

最高品質のステキなプレゼント!
   
 詳しくはドイツのランドセルのページへ(こちらへ)

(うれしいおしらせ!)

アレックス・ランドルフの「ぶた積み木」
*コブタくん21(21匹のサーカスコブタ)*
ついに入荷しました!

なんとも愛らしいこの作品は、
「絵本の店・星の子」では大ヒットでしたが、
生産が止まり、しばらく途切れていました。
このたび再生産され、再びお目見えです。

最初に与える積み木として、
プレゼントとして最高です。
(ぶた積み木のページへ)
新しく紹介したおもちゃのページへ 
ウォルドルフ人形で遊ぶとき、
かかせないクシが入荷しました!

人間用のクシでは、目が細すぎて、
毛糸の髪はとかせなかったのです。

ブナとケヤキを使った
一つ一つ手作りの木のクシ・・・
どうぞお楽しみ下さい。
ウォルドルフ人形材料キットのページへ

 
クリクリした目がなんとも可愛らしい・・・
思わず、ほおずりしたくなる・・・
たてがみも実にカッコイイ!これ、ボクのお馬さんっ!
ホンモノのお馬さんそっくり!・・・
わくわく感が押し寄せる・・・

「木馬グロリア」(茶)

 (ドイツ MEIER社 ポーランド工場製) 

お馬さんの背中には、本物そっくりのクラ(鞍)が・・・
手綱を取って、アブミに足を掛けて・・・さあ進もう!
これに乗ったら、カウボーイ!カウガール!

体を動かすおもちゃは楽しい・・・
自分で木馬を揺らすのは愉快・・・
捕まり棒は無く、手綱とアブミで平衡感覚をやしなう
本物感覚のステキな木馬です。
(詳しくは「体を動かすおもちゃ」のページへ)



( 「大人のための読書会〜グリム童話」)
完訳「アンデルセン童話集」を読み終わって、いよいよ
完訳「グリム童話集」の読書会がスタート。グリムの全作品
を読み通す・・・どんな世界が広がるでしょう、楽しみが
いっぱいです。いつでも参加できます(こちらへ

小さなお店ですが左側にはコミュニケーション・ルーム。
ここで絵本の勉強会や、ミニコンサートなど楽しい行事。
そしてその上の青い階段からは「星見台」へ。
「絵本の店・星の子」は、
みんながほっとする場所になりたいとおもっています。

どんな形でも、きっと作れる・・それがうれしい・・「カプラ」(KAPLA)ブロック(フランス)
フランス生まれのカプラが、日本にやってきて15年・・・
その魅力に取り付かれて、全国どこの保育園・幼稚園・児童館にも、必需品のようにヒットしました。
そしてそのカプラを、自分の家でじっくりと楽しみたい・・・それは子どもたちの願いです。

箱を開けると、中からはたくさんの木の板・・・
おもわず並べたくなる・・・積みたくなる・・・

おやっ!・・・木の板がこんなに薄いのに
横にしても、立てにしても、どんなに高く積んでも
倒れない! 崩れない!

不思議だ・・・これは「魔法の板」なんだ・・・
クリスマスプレゼントや誕生日プレゼントの決定版!・・・「魔法の板」カプラのページへ


冬になるとお問い合せの多い「けん玉」を紹介しました。
男の子も女の子も、大人も、友だちも、家族みんなで
楽しめる・・・そんな数少ないおもちゃです。

「けん玉」他身体を動かすおもちゃの紹介のページへ
大皿に載せることから始まり、
順を追ってワザを磨く楽しさ、出来るようになるうれしさ、
心奥深く「達成感」と「誇り」が広がっていく・・・

そしてその誇りが、いろいろなことに挑戦をしていく
原動力となって、大きく成長を始める・・・

ちょっとした練習で、かなりの水準まで到達できるのも
とてもうれしいことです。
「ちょっとママにやらせて・・・」「ママ、すごい!!」

紹介するのは「山形工房」の「大空」、100%国産材使用、
全て手作りのぬくもりが伝わる作品です。
競技用にも使える「日本けん玉協会」認定の作品で、
その美しい形状と色はため息が出るほどです。

北欧のスウェーデンから、
木で出来た「はたらく車」が
入荷しました。

「北欧の小さい消防車」
「北欧の小さいレッカー車」


遊びやすく
楽しく
美しい
なんともステキな作品です。

その楽しさと
美しさは
こちらのページへ

ネフスピール

その美しさと
楽しさで
世界中の子どもたちを
魅了します・・・

一家に一つは
そなえたい
バツグンに楽しい
おもちゃ(積木)です。

ネフスピールの
ページへ

「おしゃれセット」「工具セット」「ままごとセット」・・・道具を使うのは楽しい!(「お道具セット」のページが出来ました!)
おしゃれ道具セットほど
子どもをワクワクさせるものはないでしょう。

セットのケースを開けると
夢にまで見たブラシ、ドライヤー、クシ・・・
それに髪の毛止め、口紅・・・
それに鏡まで!

お母さんになった気分で一生懸命・・・
ある時は美容師さんになった気分で一生懸命・・・
もう夢中で止まらない・・・

*左の写真は「ウォルドルフ人形」
髪の毛があつかえて、おしゃれ遊びや着せ替えには
最高の人形です。
一緒にお風呂に入れて洗うことも出来ます。
「ウォルドルフ人形材料キット」のページへ

「ウォルドルフ人形材料キット」のページは、こちらです。
「もう一人の私・・・」といえる大切な人形になります。
そして「男の子にこそ人形を!」こちらへ

「ジーナビーズ」

ひも通しの楽しさで人気のフランスの
「4色ジャンボビーズ」が手に入らなくなり、
問い合わせが多く続いています。
でもドイツの「ジーナビーズ」がこれに勝る
とても楽しい美しい作品になりました。
一家に一つは欲しい基本的なおもちゃです。
(ジーナビーズのページへ
「なわとび」

なわとびは、年中さんから
年長さんになる頃大好きになって
大きくなるまで楽しめる道具です。
でも上手になるには適度な重さと
しっかりしたヒモが必要なんです。
とっても楽しい「グループなわとび」
あります。
(身体を動かすおもちゃのページへ
新しく紹介したおもちゃのページへ 

「絵本の店・星の子」の ていねいで詳しい絵本・児童書、おもちゃ、わらべうた、ウォルドルフ人形の解説をお楽しみください。
│home│コース別子どもの本注目の本復刊・新刊おすすめおもちゃ定例行事トピックスおはなしかい│本の目次│
(おもちゃ関連)│おもちゃの解説おもちゃの村ザイフェンザイフェンのおもちゃ音と風XmasオーナメントXmasのおもちゃカプラ
(特集ページ)│わらべうた人形の話お母さんお月さま昔話入学進学ゆき・お正月クリスマスの本木の動物たち
(特集ページ)│ウォルドルフ人形材料キットウォルドルフの手仕事ウォルドルフ人形作品集森の妖精トムテ粂川人形人形の服
(作家別特集)│アンデルセンの本ベロニカグッズ││││ののじ食器具幼児用お皿カレンダー絵本ポスター東日本大震災
(home内)│本の情報(1新刊・復刊 2幼い子向け 3おすすめ 4本の選び方)│おもちゃ今月のイベントお知らせご注文地図

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*「携帯電話」のメールによるご注文は、こちらをご注意ください
03-3727-8505(tel/fax)でもどうぞ。   (「特定商取引に関する法律」に基づく表示)
*10〜12月のクリスマス繁忙期は、ミスを防ぐため出来るだけメールまたはfaxにてお願いいたします。

星の子・特別行事・・定例行事の他にもたくさんの、楽しいイベントを行っています。
ウォルドルフ人形
C体講習会
(2016/9月コース)


(1)2016/9/3(土)
(2)2016/9/24(土)
ウォルドルフ人形・・・
楽しいときも、お母さんに怒られたときも
いつも自分に寄り添ってくれる人形。
でも既製品はありません。
お子さんのために・・自分のために・・
作ってみませんか?
手作りの楽しみ、感じてみませんか?
(講習会詳細はこちらへ

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ウォルドルフ人形
C体講習会
(2016年9月コース)
(1)2016/9/3(土)
(2)2016/9/24(土)
ウォルドルフ人形作りは本当に楽しいですよっ。
スウェーデンひつじの詩舎講師の浜田幸子さんが
ていねいに教えてくださり、ステキに仕上がります。
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永遠の課題
「すぐれた本とは・・?」を
探し求めて・・・


星の子
子ども本勉強会


次回 2016/7/20(水)
10:00-12:00
(毎月第3水曜)

いつからでもお越しください
絵本や児童書を読みあい
楽しい時間を過ごします
世の中にはたくさんの絵本や児童書があふれ
今なお新しく出版され続けています。
その中には、あっという間に消え去っていく作品とともに
長い間読み続けられ、世界中の子どもたちから愛され、
試され済みの作品も多くあります。

同じ絵本でも、その子によって、その年令によって、
その絵本経験によって、その作品が大好きだったり、
たいして興味を見せなかったり・・・

あらためて永遠の課題「すぐれた本とは・・・?」を
理解するために、実際に作品を読みながら
その印象を語り合い、楽しいひとときを過ごします。

テキストは季刊「子どもと本」(子ども文庫の会)です。

いつからでも気軽にご参加ください。
(詳しくは・・・こちらへ
「指輪物語読書会」 ・・・いよいよ4月からスタート!
いつからでも参加できる
〜大人だけの児童書読書会〜

心ときめくファンタジー作品の最高峰
「指輪物語」
(トールキン)を読む

毎月第1水曜日

(次回) 2016/7/6(水)
いつからでも参加できます。準備の都合上事前にご連絡ください。
テキストなど詳しくはこちらへ


ワクワクするファンタジーの世界
アンデルセン読書会・グリム童話読書会・・・
「完訳本」をもとに、その全作品を読破しました。

そしていよいよ児童文学の真骨頂、
ファンタジー作品の最高峰、トールキンの「指輪物語」
を読み始めます。

一人ですべてを読むのは簡単なようで
なかなか時間が取れません。
どうぞこの機会に、みんなで楽しく読みあって
みませんか・・・
大人のためのわらべうた
(講習会)

次回 2016/7/22(金)
(年4回・第4金曜)
11:00-12:00
会費 500円


*必ず毎回、
事前申し込みをしてください*
12名で締め切ります。
キャンセルされる場合には、
早めにご連絡いただき、
他の申込者が参加出来るよう
ご配慮ください。

幼い子にとって母乳のように大切な「わらべうた」・・・・
覚えてみませんか?

「わらべうた」がはぐくむ感性と
子どもの発達・・・
そしてその楽しさは
親と子、子どもと保育士の間の
コミュニケーションを深めていきます。

どうぞ楽しい時間をお過ごしください。


(詳しくはこちらへ

本の情報-1-(これから出る本 や 出たばかり!の本を中心に 注目の本)

(発売後すぐの紹介を心がけていますが、ていねいに紹介することを基本にしていますので、ご紹介が遅れることがございます。)
(今までに紹介され本を知りたい!・・・「話題の本・注目の本」の一覧はこちらへ
( 新刊・復刊にかかわらず、世界のロングセラーの名作の紹介は「本の情報-3-」へ)

*幼い子のための絵本の紹介はこちらへ*

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★(あすなろ書房)今までほとんど意識をしなかった「ホネ」に焦点を当てた、面白い絵本が登場しました。
なんにでも興味を持つ子どもたちへ、楽しい贈り物です。

「ホネホネ絵本」



スティーブ・ジェンキンズ 作
千葉 茂樹 絵

あすなろ書房
(1600円+税)




いやあ、とても面白く、興味しんしんな絵本の登場です。

ホネと言えば、子どもたちにとっては、まず恐竜のホネが
頭に浮かぶでしょう。
人間にもホネがあります。
カメさんにもホネがあります。
クジラにだって、鳥にだってホネがあります。

そのホネが、身体を支えてくれます。
脳や内臓を守ってくれます。

動物が違うと、ホネも違いますが、似ている部分も
たくさんあります。
人間の首の骨は7つのホネで出来ています。
でも、見上げるような大きな動物、キリンさんの首のホネも、
実は7つなんです。

頭蓋骨を持たない生きものは、脳が十分守られません。
でも、頭蓋骨をしっかり持った生きものたちは、脳がキチンと
守られ、その中で大きく発達し、かしこい動物になりました。

そんな興味深い一つ一つを紹介しながら、ホネの仕組みが
語られ、普段まったく意識しなかったホネの面白さが判ると、
生きものたちを見る目が変わってきます。

作者のジェンキンズは、「科学への最高の案内人」、
「思わず息を呑む大傑作」と賞賛されました。


★(徳間書店)アジアの国のお話しは、不思議と私たちの心に染み入ってくるのです。

「かしこいウサギと
はずかしがりやの
大きな鳥」




パスカル・マレ 文
デルフィーヌ・ジャコ 絵
平岡 敦 訳


徳間書店
(1500円+税)



作家も、画家もフランス人ですが、ミャンマーの昔話にヒントを得た、
異国情緒あふれる作品です。

昔、この世界は「陸の国」と「海の国」に別れていたそうです。

陸の国の王は、心やさしく、みんなから尊敬されるライオンでした。
海の国の王は、乱暴者の火を噴くドラゴンで、みんな怖れをなして
いました。

とても暑いある日、ライオンの王様は我慢出来なくなって、
海に泳ぎに行きました。
それを見つけたドラゴンは怒り、ライオンに決闘を申し入れます。
ドラゴンは、この際、海だけで無く、陸も自分の領地にしたいと
思っていたのです。

ドラゴンは堅いウロコを持っていて、ライオンの鋭い牙で
かみついても歯がたちません。
それどころか、ドラゴンの大きな口でかみつかれ、巨大な尻尾で
打たれたら、さすがのライオンもひとたまりも無いのです。

大変なことになりました。
ライオンの国の忠実でかしこい家来の、金のウサギはじめ
陸地の動物たちが協力して、戦いに知恵を絞ります・・・

異国情緒あふれる絵が、ユーモラスでありながら、一つ一つの
動物たちの気持ちを良く表現しています。
素朴できれいな色使いが、この物語をとても楽しくしてくれます。


★(徳間書店)小学生低学年から、自分で読める楽しい「ギリシャ神話」が登場です。
今まで読んだ絵本とはひと味違う、大昔のファンタジーあふれるお話し、ぜひお読みください。

「はじめての
ギリシャ神話」




尾高 薫 文
堀川 理万子 絵

徳間書店
(1300円+税)




ギリシャ神話・・・
この地球の世界の始まりなど、壮大なスケールで語られ、
冒険や戦い、恋の物語りなど、演劇や音楽でも上演され、
映画や絵画、彫刻、文学などあらゆる世界で題材とされて
きました。

星が好きな人にとっては、多くの星座が、ギリシャ神話に
ともなう逸話で語られ、それがまた楽しい星空ウォッチング
につながってきました。

その「ギリシャ神話」が、低学年の子どもたちにも、
一人で読めるように、やさしい表現や多くの絵を挿入して、
楽しい作品になって登場しました。

大昔、地球がまだどろどろとして何も形が無い時、
大地の女神ガイアが現れ、大地が出来ました。
ガイアが天空の神ウラノスを産むと、大地の上に大空が出来て、
星がまたたくようになりました。
ガイアはやがてこのウラノスと結婚をして、多くの子どもを
産みました。

ところがその産んだ子に、ひたいの真ん中に目が一つしか無い
息子や、腕が100本もある息子が生まれました。

ところが夫のウラノスは、この子たちを地の底に閉じ込めます。
それがきっかけになって、この世の中に大きな波乱が次々と
起きていくのです・・・

この作品には、有名なギリシャ神話が15ヶものストーリとなって
展開されています。
どうぞお楽しみください。


★(岩波書店)バレエの魅力を、ていねいに、しかもユーモアあふれる姿で語ってくれる、不思議な絵本です。

絵本「カエルの
バレエ入門」




ドナルド・エリオット 文
クリントン・アロウッド 絵
蘆原英了・薄井憲二 訳


岩波書店
(1600円+税)




バレエフアンにはもちろん、これからバレエを見たい方、
お子さんがバレエ教室に通っていて、バレエの初歩的知識を
知りたい方、普段まったくバレエに興味は無いが、なにが魅力
なんだろうと、ちょっと知ってみたい方・・・など、
幅広い方にバレエの基礎的知識を教えてくれます。

でも、バレエの基礎を教えてくれるといっても、
それはとてもまじめに語っているのですが、ポーズをとって
いるのはカエル・・・全体的にユーモアが流れているのです。

最初に5つの基本ポジションが説明されます。
第1ポジションは、ただリラックスして立っているだけのように
見えます。
でも、バレリーナは頭の先からつま先まで、筋肉の端々を
緊張させているのです・・・
こうして5つのポジションを説明されるだけで、バレエの足や
手の動かし方が判り、バレエの楽しみ方が判った気がするので、
不思議です。

やがてバーに捕まってのポーズから、バーを離れてセンターで
ポーズを取り、華麗な動きの一つ一つの特徴が説明されると、
バレエの魅力にはまり込んでしまいます。

そしてパ・ド・ドゥと言われる、男性のサポートを受けて2人で踊る
様子を見ると、バレエのあでやかさか迫ってくるのです。

カエルの姿で描かれるバレエのポーズは、ユーモアに満ちた
ていねいな絵で楽しいものですが、説明される内容はきっちりと
していて、ごまかしが無く、バレエの世界をキチンと深めて
くれるのです。
久しぶりの復刊です。


★(子ども文庫の会)季刊「子どもと本」143号が出ました!この機会に定期購読をオススメします。

季刊
「子どもと本」

143号

子ども文庫の会

(\590+税)
山本まつよ さん、青木祥子 さんらを
中心とする絵本・児童書研究家、子ども文庫の会が
「子どもにとってすぐれた本とはなにか」を
歯に衣着せぬ論評で、すべて具体例で紹介をしていきます。

子どもの本に対する見方を知り、視野を広げ、
また研究をしたい方にも、道しるべとなる冊子です。

第1号から毎号載せられている「子どもの好きな本のリスト」は
その素晴らしい解説で、子どもに読ませたい本の重要な指針
として、またどんな絵本・児童書を与えたらよいか迷う親たちの
大切なリストとして、幅広く愛されつづけています。

「星の子」ではバックナンバーのすべてを揃えています。
定期購読もぜひオススメします。(季刊・年4回)
また1号からお読みになりたい方のために、
毎月1〜3冊(何冊でもご指定ください)定期的にお送りします。
バックナンバーをお読みになりながら、新号が出たときに
それを付け加えてお送りすることも出来ます。
季刊「子どもと本」では、子どもたちにぜひ読んでいただきたい基本的な本を「子どもの好きな本のリスト」
として、年令を追って1号から順に解説・紹介をしています。39号で基本リストは終わりますが、その後に出た
新しい本を含めて「リストに加えたい絵本と本」を紹介し続けています。
(そのため「星の子」では、ご要望に応え1号から数冊ずつ毎月定期配本をさせていただいています。)
「絵本の店・星の子」では、季刊「子どもと本」をテキストにした「子どもと本・勉強会」を毎月開催し、
実際に絵本や児童書を読み、楽しみながら深めあう会を開いています。あなたもぜひどうぞ!(こちらへ


★(カランダーシ)ロシア民話ならではの素朴さと、ユーモラスな絵が、気持ちをなごませてくれます。

ロシア民話
「うさぎのいえ」




エフゲーニー・M・ラチョフ 絵
まきのはら ようこ 監訳

カランダーシ
(1100円+税)
 





 「ロシア民話」は、どれも素朴で、子どもの気持ちにスッと入ってくる
作品が多いのが魅力です。

あるところに、キツネとウサギが住んでいました・・・
民話や昔話は、こんな語り口で物語が始まります。
それを聞いた子どもたちは、スッとお話しの世界に入り込み、
これからの展開にワクワクしてくるのです。

キツネは氷で出来た家に住んでいましたから、キラキラ明るくて
それが自慢でした。
ウサギは木の皮で作った家に住んでいました。
キツネはそれを、「うさぎの家は暗い、暗い」とバカにしました。

ところが、春になると、氷で出来たキツネの家は溶けてしまったのです。
キツネは、ウサギに頼みます。
「ウサギちゃん、お願い、お庭に入れてくださいな」
ウサギは断ったのですが、キツネは強引に入ってしまいます。
そして、庭どころか玄関まで、玄関どころかお部屋まで・・・
さらにお部屋の中の暖炉まで・・・強引でずうずうしく、ウサギの領分に
入り込みます。

そして、ついにはキツネはウサギを追い出してしまうのです。
追い出されたウサギは、しゃがんで泣き始めてしまいます。
それを見た動物たちは、ウサギに助け船を出します・・・

物語は、「繰り返し話」のスタイルで、テンポ良く進んで行きます。
子どもは、その繰り返しが面白くて、惹きこまれていきます。
そして表情豊かで、ユーモアにあふれた絵が、素朴なストーリ展開に
ピッタリで、「民話」の楽しさをいっそう惹きたててくれるのです。
実はこの絵本を描いた「ラチョフ」と言えば、世界中の子どもたちから
圧倒的な人気を得た「てぶくろ」の画家その人なのです。


★(徳間書店)「トムは真夜中の庭で」で熱狂的なフアンを獲得したフィリパ・ピアスの作品です。
子どもの気持ちがファンタジーの世界となって、楽しく展開されていきます。。

「ひとりで
おとまりした よるに」




フィリパ・ピアス 文
ヘレン・クレイグ 絵
さくまゆみこ 訳


徳間書店
(1400円+税)




イギリスの児童文学作家であり、とりわけファンタジーあふれる作品で
有名なフィリパ・ピアスの作品です。
「ハヤ号セイ川をいく」でデビューし、「トムは真夜中の庭で」では
熱狂的なフアンを獲得しました。
これらを読んで、本の面白さ、ファンタジーの世界の楽しさを知り、
児童文学の素晴らしさにのめり込んだ人も多いと思います。

そのフィリパ・ピアスが、小さな子向けの絵本として出したのが
この作品です。

ある日、エイミーが言います。
「おばあちゃんのお家に、お泊まりに行きたいな。あたし、ひとりで・・」

エイミーは自分のカバンに歯ブラシやパジャマを詰め、さらに
大事な宝ものを3つ入れます。

おばあちゃんはエイミーを大歓迎してくれ、夕食を食べ、眠りの時間
になりましたが、しばらくして目を覚ましてしまいます。
ママがどうしているのか、弟は、ワンちゃんは・・・と気になって
仕方ないのです。
すると、持ってきた宝ものが、動き出したのです!・・・・

3日間のお泊まりで、不思議で、ステキな事が起こります。
子どもの誰もが感じる、一人でお泊まりする不安と、願いや想像が
ファンタジーの世界で実現していきます。
フィリパ・ピアスらしい、子どもの気持ちに迫った作品です。


★(徳間書店)うれしいお知らせです。ベスコフの絵本が久しぶりに登場です。ファンタジーあふれる世界をどうぞお楽しみください。

「雪のおしろへ
いったウッレ」




エルサ・ベスコフ 作・絵
石井 登志子 訳

徳間書店
(1400円+税)




エルサ・ベスコフ・・・「もりのこびとたち」「ペレのあたらしいふく」
などで有名なスウェーデンの絵本作家です。
そのファンタジーあふれる世界と、やわらかな絵は熱狂的フアンを
呼び、ベスコフの作品は全て揃えるという方もとても多いのです。

ウッレ少年は、6才のお誕生日で新しいスキーをもらったので、
冬が来るのが楽しみで仕方ありません。
しかし、そういう年に限り、降った雪はすぐ溶けるありさま・・・
でも、ついに2日間、昼も夜も降り続く大雪になり、お母さんはウッレの
上着のポケットにサンドイッチを入れて、森へ行かせてくれます。

新しいスキーを履いて森へ出掛けると、なんともきれいな白銀の世界・・
ウッレは「冬王」さまに、ありがとう!と大きな声で呼びかけます。

すると、そこに現れたのは「冬王」でなく、「霜じいさん」・・・
息を吹きかけると木々をキラキラ輝かせてくれるのです。
その「霜じいさん」が、ウッレを「冬王」のいるところへ案内してくれると
言うのです。

途中で、ほうきを肩に担いだ「雪解けばあさん」に会ったりしながら、
ついに「冬王」のお城に着きます。
そのお城の中で、たくさんのものが作られ、たくさんの出逢いがあり、
ウッレは楽しい、素晴らしい体験をします。
そして、さらに季節は進み・・・

ステキな森の世界で、不思議な魔法使いたちに出逢い、ファンタジー
あふれる世界が繰り広げられます。
ベスコフは、いつも子どもたちを想像あふれる世界へ導いて、夢を
見させてくれます。
柔らかいタッチの絵とともに、ファンタジーあふれる世界へどっぷり
入り込むことは、子どもたちの感性を広げてくれるだけでなく、
自立への次のステップを踏み出す大きな力となってくれるのです。
ベスコフの絵本は、そんな魅力に満ちています。

*この絵本は「ウッレのスキーのたび」(フェリシモ出版)と同じものが、
出版社を替えて発行されたものです。


★(徳間書店)カササギ君の行動が、子どもの気持ちとピッタリで、幼い子の関心を良く表現した作品です。

「よくばりなカササギ」



I.C.スプリングマン 文
ブライアン・リーズ 絵
どい あきふみ 訳


徳間書店
(1600円+税)




このカササギ君、ちょっと退屈していました・・・
そんなとき、ともだちのネズミ君が、ステキな色のビー玉を
くれました。

よろこんでカササギ君は、それを自分の巣に持って行きました。
でも、それを見ている内に、なにか他のものをもっと欲しく
なったのです・・・・

こうして、あれも欲しい、これも欲しい・・・と、いろんなものが
増えていきます。
首飾り、めがね、キーホルダ、人形、コイン、時計・・・

でも、そうしている内に、大変なことが起こってしまいます・・・

やがて、たくさんのモノの中で、自分が本当に欲しかったモノは、
ほんのいくつかであったことを知ります。
そして、それを教えてくれたのは、友だちのネズミ君だったのです。

幼い子どもたちの、あれも欲しい、これも欲しいとワクワクする
気持ちにピッタリ応えた作品です。
そして、幼い子ども向けだからこそ、変にデフォルメした絵で無く、
きれいで写実的な絵は、子どもの気持ちを引き込むのです。

その美しい絵は、どのページも和紙の雰囲気の背景で描かれ、
現実的な迫力に満ちています
よく見ると、カササギ君の足には、数字の入った足輪が付けられて
います。
野鳥の愛好家や研究者が、どんなルートで飛び回り、どんな生態を
しているかの調査をする足輪なのです。
そんなことにも触れて話をしてあげると、子どもたちはお話しとは
違った関心を抱くかもしれません。

幼い子向けらしい、判りやすく単純なお話しの展開と、リアルな絵が
魅力の気持ちの良い作品です。


★(小さな絵本美術館)ハンス・フィッシャーの線画が魅惑する「グリム童話」の絵本が登場です。

「いたずらもの」



グリム童話より
ハンス・フィッシャー 絵
さとう わきこ 訳

小さな絵本美術館
(1500円+税)
 





 「グリム童話」の昔話の中でも、楽しい作品の一つが、
ハンス・フィッシャーのステキな絵で、絵本になりました。

「昔話」は「素話」が一番ですし、むりやりに絵本にすると、
「昔話」の良さが無くなってしまうものが多い中で、
ハンス・フィッシャーの巧みな絵が、すぐれた作品に仕上げています。

主な主人公は、おんどりとめんどり・・・
ユーモラスな線画で登場です。

おんどりがめんどりに言います。
「そろそろ、クルミがおいしくなる頃・・・
リスのやつが持って行っちまう前に、山に行ってめちゃくちゃ食べよう」

良い天気だったので、おんどりもめんどりも夕方まで遊び、クルミも
沢山食べて、すっかり疲れてしまいます。
帰るのが面倒になった二人は、あれやこれや策を考えます・・・

ページをめくるたびに、おんどりやめんどり、カモやイモムシ、カエル、
カタツムリ・・・それぞれが実にユーモラスに、しかも活き活きと描かれ、
ハンス・フィッシャーの線画の巧みさにワクワクしてしまいます。

それにつけても表紙の絵は残念です。
見開きに付けられたフィッシャーの同じ絵は素晴らしいのですが、
本屋で並んだ時に、他の本に比べ見栄えがしないと、出版社が
おもんばかり、表紙用に装飾を施したのでしょうか・・・
でも、ページをめくれば、フィッシャーの活き活きとした動き出しそうな
絵が飛び込んでくるので、まあ、良しとしましょう。


★(BL出版)幸せいっぱいの子どもたちに、ぜひ読んで欲しい絵本です。
視野を広げると、自分たちの知らない世界に住み、一生懸命に生きる子どもたちがいる事を、心に留めて欲しいと思います。
心やさしいステキな大人になるために・・・。

「ああ神さま、
わたしノスリだったら
よかった」




ポーリー・グリーンバーグ 文
アリキ 絵
日向佑子 訳


BL出版
(1400円+税)




多くの子どもたちは、今、幸せの中にいます。
それは、とても素晴らしいことです。

これは、しばらく前のアメリカの、ミシシッピデルタ地帯に住む人々と
子どものお話しです。

お父さんが、お兄ちゃんと私を連れて、綿畑に行きました。
太陽が朝早くから地面をギラギラと照らしていました。

私たちは、そこで綿を摘んで、摘んで、摘んで・・・
すごーく、ものすごーく暑かったんです。
汗がだらだら流れるんです。
ヒョイと顔を上げると、ヘビが草陰で涼んでいます。
「ああ神さま、私ヘビだったら良かった」と声が出てしまいます。

また汗の流れる暑い中を、綿を摘んで、摘んで、摘んで・・・
ヒョイと顔を上げると、チョウチョが花から花へ飛び回っています。
「ああ神さま、私チョウチョだったら良かった」と声が出てしまいます。

また汗の流れる暑い中を、綿を摘んで、摘んで、摘んで・・・
ヒョイと顔を上げると、ノスリが空高く、回りながら飛んでいます。
「ああ神さま、私ノスリだったら良かった」と声が出てしまいます。

そして土曜日、綿摘みが終わります。
お父さんが、うれしいうれしいごほうびをくれました・・・

ミシシッピ州のデルタ地帯で暮らす小作人や、関係住民たちは、
プロジェクトを作って活動し、子どもたちに教育の機会を与え、
その地域の子どもたちに見合った教材を作りました。
そういう中で、この本も生まれ、自分の体験を分かち合えることは
大きな喜びとなりました。

お話しの全体が詩のように流れ、アリキのキッパリとした絵は、
同時に、深い情緒と子どもの気持ちがにじみ出て、心に響きます。

日本の多くの子どもたちは、幸せの中にいます。
でも、世界中の多くの地域で、子どもも働かざるを得ない、児童労働
が現実になっている世界があることを、心のどこかに留めて置くこと
も大切に思います。

ぜひ、こんな本もたまには読んであげてください。

幸せであればあるほど・・・


★(福音館書店)冬のファンタージーの決定版とも言うべき作品が、再びお目見えです。
誠実であることが、その人の美しさと幸せを呼び込むことを教えてくれる、夢見るようなファンタジーの世界です。

「12のつきのおくりもの」




スロバキア民話
内田 莉沙子 再話
丸木 俊 画


福音館書店
(800円+税)




このお話は、とても有名なスロバキアの民話で、
日本でも毎年、どこかで、演劇や、ミュージカルや、人形劇と
なって、上演されています。

あるところに、二人の娘と暮らしているお母さんがいました。
でも妹のマルーシカは、まま子だったので、お母さんからも
お姉さんからも辛く当たられていました。

お姉さんは一日中遊んでばかりなのに、妹のマルーシカは、
朝から晩まで、水をくんだり、薪を割ったり、掃除をしたり・・・

でもマルーシカは少しも嫌がらずにせっせと働き、働けば
働くほど美しい娘になり、遊んでいるお姉さんは、どんどん
みにくい娘になっていきました。

ある日、お姉さんは、寒い冬だというのに「森へ行って、
スミレを摘んできてよ、帯に飾るんだから・・・」と言いつけます。
お母さんも「スミレを見つけるまで、帰ってきちゃいけないよ」と
マルーシカを外に追い出してしまいます。

泣きながら森を歩くマルーシカ・・・冬の森は凍えるように寒く、
スミレなど咲いている訳はありません。
倒れそうになったその時、向こうの方にチラチラと燃える炎が
見えたのです。

そして、そこには、12ヶ月の”月の精”が集まっていたのです。
マルーシカの事情を聞いた”12月の精”は、”3月の精”に
短時間、席をゆずってくれます。

”3月の精”の若者が杖を振るうと、冬の森はたちどころに春に
替わり・・・ここからステキなファンタジーの世界が展開して
いきます。

誠実であることの美しさ、それは幸せさえ運び込んでくれる
のです。

美しいファンタジーの世界を、「おおきなかぶ」「てぶくろ」など
民話作品の翻訳で知られる内田莉沙子が「再話」し、水墨画の
特徴を持った洋画家の丸木俊が、美しい絵を描き、この絵本を
いっそう魅力的なものにしています。


★(福音館書店)スイスで生まれた作家らしく、しかも詩人らしい美しい表現で、冬の森の世界を描き出します。
「絵本」から「児童書」の世界へ踏み出そうとする子どもたちにオススメの絵本です。

「ふゆのはなし」



エルンスト・クライドルフ 文・絵
おおつか ゆうぞう 訳

福音館書店
(1300円+税)




作家のエルンスト・クライドルフは、スイスのベルン生まれ。
大きくなってからもアルプスのふもとで過ごしました。

ですから、冬の森の美しさ、厳しさ、夢のような世界を
知り尽くしていて、冬のワクワクするような雪の世界、
氷の世界を、ものがたりにしました。

凍り付く森も、からみあった木の根っこの間には、
ほら穴や、抜け道が出来ます。
その中では、マーモットたちが冬の間、眠り続けています。
そんな雪のすき間に、3人の小人がひそみ、なにやら
話し合っています。

「白雪姫が、7年にいっぺん、7人の小人を訪ねて、
雪嵐の中をやってくると言うけど・・・」
おりしも、激しく風が吹き荒れ、雪が降りしきります。
その中を、3人の小人たちは、白雪姫に会いに出掛けるのです。

途中、赤い実のナナカマドの茂みがありました。
白い雪をかぶって美しいナナカマドに、お腹の赤い小鳥、
ウソがやってきて、それをおいしそうに食べています。
そのウソたちの鳴き声の美しいこと、3人の小人は大喜びです。

こうして小人たちは、森の美しい光景に次々に出逢います。
夢のように広がる冬の世界を楽しみながら進むと、
すっかり暗くなった先に、焚き火の明かりが見えたのです。
そこには・・・

作家のエルンスト・クライドルフは、詩人らしく、冬の森の世界を
ていねいに、幻想的に描いていきます。
そろそろ「絵本」の世界から「ものがたり・児童書」の世界へ
進む子どもたちにオススメの絵本です。
「雪」にまつわる絵本・児童書の紹介はこちらへ


★(岩波書店)「岩波の子どもの本」の創刊60周年を記念して、また新しい作品が加わりました。。
ツェマック夫妻の、幼い子向けの心やさしい作品です。

「おひめさまと
カエルさん」




ハーブ・ツェマック 文
マーゴット・ツェマック 絵
福本友美子 訳

岩波の子どもの本
(900円+税)
 
 


 「岩波の子どもの本」が1953年に創刊されて、もう60年が
過ぎようとしています。

第2次世界大戦が終わって、まだ8年、貧しさのさなかにあって、
できる限り安価に絵本を提供するため、やや小さめのサイズで
発行されました。

「岩波の子どもの本」シリーズが、子どもたちに与えた影響は大きく、
「かにむかし」も、「赤ずきん」も、「こねこのぴっち」も、「名馬キャリコ」
「ふわふわくんとアルフレッド」も、「ひとまねこざるシリーズ」も、
みんなみんなこのシリーズで世に広まりました。

そして、これらを読んでもらった子どもたちが親になって、また自分の
子どもたちに読み伝えたのです。

こうして60年、また新たに新しい絵本が付け加わりました。
「ありがたいこってす!」でコールデコット賞を受けたツェマック夫妻の作品で、
ケーテ・ツェマックが妹に語り聞かせたお話しをまとめた、親子で作った作品とも
言える3つのお話しが収められています。

むかし、あるところに、お姫さまがいました。
このお姫さま、いつも失敗をしてしまいます。
そして泣き出してしまうのです。
でも、そんなとき、カエルさんが現れて危機を救ってくれるのです。
そして、うれしいことにいつも「あめ玉」をもらって、楽しく終わるのです。

大人にとっては、思わぬ話の展開や、ビックリさせるようなワクワク感が無い
ので、物足りなさを感じてしまいます。
ても、子どもたちはどうしてこのお話しに惹きつけられるのでしょう・・・
幼い子どもたちにとって、むつかしいお話しでなく、単純明快で、心やさしく、
しかも判りやすいストーリー展開なのは、スッと気持ちの中に入り、
最後に「あめ玉」が登場するうれしさは、なんといっても魅力なのです。


★(福音館書店)雪が大好きな子どもたちに、ぜひ読んで欲しい、気が付かなかった「雪の下の世界」。
生きものたちのたくましく生きる世界が、ワクワクとした興味を強く惹かせてくれるのです。

「ゆきのうえ
ゆきのした」




ケイト・メスナー 文
クリストファー・S・ニール 絵
小梨 直 訳

福音館書店
(1400+税)




子どもたちは雪遊びが大好きです。
ソリで雪の上を滑ったり、大きくなるとスキーで勢いよく滑ります。

目に入るのは、真っ白な雪の色、やわらかでふかふかした雪や、
踏み固まって堅い雪や、凍り付いた雪・・・
そのどれもが子どもたちには魅力的です。

でも、この雪の下に何があるのか、思い巡らせることは、
少ないでしょう・・・

このお話は、この雪の下の世界にも焦点を当てた、興味深い
お話しなのです。

私は、森の中を、スキーですいすい滑りました。
お父さんと一緒に・・・

みると、雪の上にしっぽがちらり・・・
それはリスのしっぽ・・・そして雪の隙間に消えてしまいます。
「どこへ行ったの? お父さん」
「雪の下だよ」・・・雪の下には全く別の世界があって、ちいさな
生きものが隠れていて、寒さや危険から身を守っている事を
知りました。

さらに滑っていくと、急にキツネが現れ、雪を引っ掻いています。
雪の下の凍ったトンネルの中で、ネズミが爪でカリカリと音を
立てているのを、聞きつけたのです。

こうして、雪の上を滑っていく間に、たくさんの雪の下の生きもの
の世界に出逢っていきます。
私たちが知らなかった雪の下の世界・・・それを、なんとも
魅力的に教えてくれるのです。
とても良い絵本に出逢いました。
「雪」にまつわる絵本・児童書の紹介はこちらへ


★(主婦の友社)「サンタクロース伝説」は、この「クレメント・ムーア」の作品から、世界中に広まったのです。
誰にとっても、この本を読まないと、クリスマスが来ない気がするから不思議です。

「クリスマスの
まえのよる」




クレメント・C・ムーア 詩
ロジャー・デュボアザン 絵
こみや ゆう 訳

主婦の友社
(1200+税)
 
 


 サンタさんは、赤い服を着て、お腹の出っ張った太ったおじさんで、
白いひげを生やしていて、トナカイの引くソリに乗って、
夜中に、煙突から忍び込んできて、ベッドの脇に吊したくつ下に、
プレゼントを入れる・・・・

そんなサンタさんのイメージは、クレメント・ムーアのこの作品から
形づくられ、世界中に広がったのです。

この楽しい詩に、多くの画家が絵を描き、たくさんの絵本が生まれました。
トミー・デ・パオラ、デンスロウ、ターシャ・チューダ・・・
そして、こんどはロジャー・デュボアザンです。
それぞれがそれぞれの楽しい絵を描き、翻訳者もまた、ムーアの詩の
ゆかいな雰囲気を良く表現しています。

子どもたちにとっては、サンタさんはとても不思議な存在・・・
夜中に目を開けて、そっと見てみたいような、怖いような・・・
どんな風に自分の家にやって来るのか、そしてどんな風に、私の
プレゼントを置いていってくれるのか・・・ワクワクとドキドキの中で
クリスマスの夜を迎えます。

夜遅くまで起きているパパやママは、サンタさんに出逢えるのでしょうか・・
そんな子どもの気持ちに、まっすぐに答えてくれて、夢が大きく広がる
「The Night Before Christmas」(クリスマスのまえのよる)。

何年たっても、この本を読まないと、クリスマスがやって来ない気がする
から不思議です。
縦長のこの本は、何か特別の楽しさを運んでくるようです。

*描き手と訳者によって、この作品は「あすはたのしいクリスマス」
「クリスマスのまえのばん」「クリスマスのまえのよる」と題名が異なって
います。
*クリスマス絵本・児童書の特集ページこちらへ  


★(アノニマ・スタジオ)アンデルセンの有名な「モミの木」が、なんともステキな布張りの装丁の本になって
登場しました。クリスマスの大切な夜を、ステキな本でお過ごしください。プレゼントにも最適です。

「モミの木」




アンデルセン 作
サンナ・アンヌッカ 絵
小宮 由 訳

アノニマ・スタジオ
(2200+税)



有名な「アンデルセン」の作品です。

クリスマスの大切な夜に読み聞かせる、.大切な本に
ふさわしく、表紙はしっかりした厚みがあり、しかも
「布張り」で出来ています。
まさに、この本を触ったときから、特別な雰囲気が
伝わってくるのです。

ここは森・・・
その森のはずれに、小さなモミの木が立っていました。
まわりは、大きなモミの木も、松の木も生えています。
お陽さまは照らし、空気も新鮮です。
でも、小さなモミの木にとっては、そんなことはどうでも
いいんです。
ただただ、早く大きくなりたいんです。

近くの農場の子が、おしゃべりをしたり、野いちごや
木イチゴを摘んでそばを通っても、まったく関心が
ありません。
それどころか、子どもたちが自分を見て、
「ちっちゃくて、かわいい!」などと言おうものなら、
聞きたくも無いのです。

そんな小さなモミの木も、毎年少しずつ大きくなり、
やがて激しい痛みと共に、斧で切られ、街に運ばれて
行きます。
大きくなった証しとして、なんとも誇らしく、期待に胸を
膨らまします・・・

こうして新たに経験したものは・・・
幼いとき、若いときに、気が付かなかった大切なもの、
アンデルセンは、クリスマスのこの時に、自分の経験を
含めて、みんなに語りたかったことがあるようです。

この作品の絵は、フィンランドのファッションブランドで
あるMarimekkoのデザイナー、アンヌッカが新鮮な
表現手法で描いているのも魅力です。
プレゼントにも最適な一冊です。
(クリスマス絵本・児童書の特集のページへ)  


★(平凡社)「グリム童話」の中でも、ファンタジーあふれる作品の一つで、なんとも気持ちの良い作品です。
不思議なお話に、子どもたちはきっと、心がワクワクするでしょう。

「こびととくつや」
グリム兄弟の童話から



カトリーン・ブラント 絵
藤本 朝巳 訳

平凡社
(1500+税)
 
 



 「グリム童話」の有名な作品の一つで、
メルヘンあふれる楽しい作品です。

昔、あるところに正直者の靴屋さんがいました。
一生懸命働いていましたが、だんだん貧しくなり、
とうとう靴一足分の皮しか残らなくなりました。

この靴屋さんは、その皮を、靴の形に切り取りました。
あした、靴を縫い上げるつもりだったのです。
明日からの生活がどうなるかは、もう神様におまかせし、
心安らかにベッドに入りました。

次の日の朝、靴屋さんはお祈りをすませ、仕事台の前に
座りました。
すると、なんと、靴が仕上がって置いてあったのです。
一つの縫い目の間違いも無く、素晴らしい名人芸でした。

お客さんがやって来て、大変気に入って、普通の代金より
高く払ってくれました。
それで、靴2足分の皮を買うことが出来ました。

靴屋さんは、昨日と同じように、皮を靴の形に切り取り、
明日縫う準備を済ませました。
ところが次の朝も、靴は2足とも仕上がっていたのです。

こうして、靴屋さんは苦しい生活から抜け出ることが
出来ました。
そして、クリスマスが近づいたある日・・・

不思議なファンタジーあふれる話しが展開されます。
やわらかな絵が、読むものの心にぬくもりを与えて
くれます。
グリム・ファンタジーのあたたかさが、気持ちよく伝わる
作品です。


★(福音館書店)詩人デ・ラ・メアが再話した「グリム童話」の作品です。グリムの「昔話」は、物語りの世界を楽しめるようになる、
ファンタジーの世界を楽しめるようになる大切な一里塚です。

「ノウサギと
ハリネズミ」




W・デ・ラ・メア 再話
脇 明子 訳
はた こうしろう 絵

福音館書店
(1200+税)



このお話は「グリム童話」の一作品でもあります。
グリム兄弟の内、主に兄が色々な地域に出掛け、その地域の
人々からお話しを聞き、その「昔話」を「再話」したのです。

この本は、イギリスの詩人であり、物語り作家である
デ・ラ・メアさんが、 この本の製作のために、グリム童話から
再話したそうです。

お天気の良い日曜日の朝、一匹のハリネズミが口笛を
吹きながらお散歩です。
隣の畑を見に行ったのです。

イラクサの伸び具合を見て、そこにやって来るおいしい甲虫を
楽しみにしているのです。
また、その畑には、ノウサギも自分のキャベツの具合を見に
やって来ていたのです。

ところがこのノウサギは、ハリネズミを見て、短い足が曲がって
いるとバカにするのです。
悔しくってたまらないハリネズミは、ある計画を練ります・・・

この計画は、ハリネズミの奥さんの協力のもとに成功する
のですが、その奥さんへの愛情もさらりと描かれています。

この本のシリーズは「ランドセルブックス」と言います。
小学生に入る頃、もしくは小学生になった頃の子どもたちが、
一人で無理なく読める本を揃えています。

こういう年頃に「昔話」は、とても大切な分野なのです。
「昔話」は子どもたちの夢を広げ、不思議な世界へ導き、
やがて「ファンタジー作品」へといざなう、大切な導き手です。

そして、この時期に「昔話」を読まないで通り過ぎてしまうと、
大きくなってからでは「昔話なんて・・・」と、この世界に
入らないままになり、やがて踏み込むであろう素晴らしい
ファンタジーの世界、物語りの世界へ進めなくなって
しまうのです。


★(福音館書店)「絵本」の世界から「物語り」の世界へ、スムーズな移行を橋渡しする「幼年童話」・・・。
楽しさいっぱいの「幼年童話」の世界をのぞいてみませんか?。

「め牛のママ・ムー」



ヴィースランデル夫妻 文
スヴェン・ノードクヴィスト 絵
山崎 陽子 訳

福音館書店
(1600+税)
 
 



 久しぶりの「幼年童話」の紹介です。

ママ・ムーは、め牛の名前です。
暑い夏の日のことです。
牧場で、め牛たちは草を食べています。
太陽は輝き、鳥はさえずり、ハエはブンブン飛び回っています。

そんな中、ママ・ムーは牧場の柵を跳び越えて、
こっそり自転車に乗り、森へ行ったのです。
友だちのカラスのクロくんのところへ・・・

自転車の荷台に載せた板とロープを見せて、
「これでブランコを作りたい」と、クロくんに頼むのです。
ロープを木の枝に結ぶのは、ママ・ムーには出来ないからです。

クロくんは
「め牛は、牧場を歩き回って、草を食べて、ねそべって、
口をモグモグ」させて、のんびりしていればいいの!」
と言います。

でも、好奇心がいっぱい、なんでもやってみたいママ・ムーに
押され、クロくんは枝にロープを巻き付けるのです・・・

幼い子どもの気持ちをそのまま現すママ・ムーに、これを読む
子どもたちの心が一気に吸い寄せられてしまいます。
そして、友だちのクロくんの言い分は、子どもたちのお母さん
ソックリ・・・もうすっかり、自分の環境とお話しの世界とが
区別出来なくなってしまうのです。

これが「幼年童話」の魅力です。
あんなに「絵本」が好きだったのに、「物語り」の世界へは
なかなか入っていけない・・・と嘆くお母さんが増えています。
「絵本」から「物語り」の世界へ橋渡しをする「幼年童話」
ぜひ与えてあげてください。
いくつものお話しと、絵本のようなたくさんの絵で、「物語り」
世界の面白さにいざなってくれます。


★(福音館書店)森と山の国・ノルウェー・・・そこにはトロルやノームなどの妖精がたくさん棲んでいて、人間の住むところはわずかしか
ありません。そんな森に棲む少年オーラの旅を通じて、この地球上に、こんな人々の暮らしが息づいていることを教えてくれます。
ドーレア夫妻のやわらかでおっとりとした作品が、輝きを放っています。

「オーラのたび」



ドーレア夫妻(イングリとエドガー) 作
吉田新一 訳



福音館書店
(1300+税)




「ひよこのかずはかぞえるな」など、そのおっとりとした作風と、
独特のやわらかなタッチの絵で魅了するドーレア夫妻の作品です。

スイスで生まれた夫のエドガーは、ヨーロッパ中を舞台に画家
として活躍しましたが、妻のイングリの祖国ノルウェーを知ってから、
ノルウェーを熱愛し、この作品もノルウェーを舞台にした作品です。

ノルウェーは北極に近い北の国です。
冬は、太陽がほとんど姿を見せないのです。
その凍てつく空と、長い夜に、月が煌々と照り、星は宝石のように
またたきます。
そしてオーロラの冷たい炎が、音も無く踊り続けるのです。

冬のノルウェーは、雪と氷に包まれた山と森の国です。
そして、そこに、トロール巨人や、赤帽子ノームなど、たくさんの
妖精が住んでいて、人間が住めるところはほんのわずかなのです。

そんなノルウェーの森の真ん中に、小さな家があって、そこに
オーラという男の子がいます。
ある朝、オーラが起きて窓の外を見たら、オーロラのまぶしい光り。
オーラはすっかり目を覚まし、身支度をして家の木戸を開けます。
するとそこにはヘラジカが立っていました。
ノウサギがサッと逃げます。
オーラは、スキーでノウサギを追いかけます。
こうしてオーラの冒険の旅が始まります・・・

村の農場でステキな結婚式に出逢います。
教会に行く途中、突然雪が降りかかり、オーラは埋もれます。
そこで出逢った行商人と、ラップ人に逢いに行くため北へ向かいます。
北極海に面した漁村で、タラを捕りに海に出ます・・・
ケワタガモが巣ごもりをしている島で、毛綿を集める作業を
経験します・・・
それぞれの場面で、ノルウェーの民族色豊かな生活や、昔話が
浮き彫りになります。

なんともステキなノルウェーの国で、たくましく生きる姿に、
ただただ圧倒されてしまうのです。
こんな国と、そんな暮らしが、この地球上にあるということを知る
ことは、とても大切なことです。


★(BL出版)アフリカの民話を、ジョン・バーニンガムがユーモラスな絵本にしてくれました。
アフリカならではの動物たちの世界です。

「つなひき」



ジョン・バーニンガム 作
谷川 俊太郎 訳

BL出版
(1500+税)
 
 



 作者のジョン・バーニンガムは「ガンピーさんのふなあそび」で、
とりわけ有名になりました。
そのお母さんは、アフリカにもステキな民話があることを
教えてくれたそうです。
これは、そのお母さんに捧げた、アフリカに伝わる力強く愉快な
民話です。

森には、のうさぎと かばと ぞうが住んでいました。
でも、かばくんは のうさぎにこう言います。
「みっともない ながながみみの ちびの ひょろすけ」
ぞうさんは のうさぎにこう言います。
「うさこうよ、おまえはぴくぴくみみと ひくひくひげしか持っていない」

「とんちき」だの「おたんちん」などと言われて、のうさぎは
すっかりうんざりです。
そこで、のうさぎは考えます。

「ぞうさん、ボクと綱引きすることになったら、ボクの勝ちだよ」
そう言って、のうさぎはぞうさんに綱の片はじを渡します。
こんどは、カバくんに言います。
「あんたは、僕が弱虫だと思っているけれど、もしボクと綱引きする
ことになったら、ボクが勝つに決まってるね・・・」

もちろん、ぞうさんもカバくんも、バカバカしくてビックリしますが、
試してみることになります・・・・

ぞうさんも、カバくんも力の限り、一生懸命がんばります。
やがて、夕暮れになり、夜中になり・・・

なんとものんびりと、ゆったりとした絵が、ユーモラスで、
アフリカらしい動物の世界が繰り広げられます。
単純明快で、しかものうさぎさんの精一杯の知恵比べ、
こんなお話しが、アフリカにはいっぱいあるのでしょう。


★(福音館書店)「大型絵本」の中には、どうして大型にしたのか判らない作品もある中で、大きいサイズを十分に活かし、
迫力だけで無く、活き活きとした描写で惹きつける楽しく愉快な作品です。有名な作品がうれしい復刊となりました。

「ねこのオーランドー」



キャスリーン・ヘイル 作・画
脇 明子 訳


(福音館書店
(1800+税)




待ちに待った大型絵本の復刊です。
その大きさは365*265mmで、特別の迫力があります。
そして、それはサイズが大きいだけで無く、そのサイズいっぱいに
活き活きとした絵が、全ページ埋め尽くされているのです。

この物語は、ねこのオーランドー一家が、夏休みの休暇を取って
キャンプに出掛ける様子を、明るく楽しく表現しています。
「ネコが、休暇を取るの・・・?」
みんなが不思議に思うでしょう。
でもオーランドーたちが住む家のご主人にとってみれば、
ネコたちがこの家を空けたら、いたずらネズミたちがどんな悪さを
しでかすか、とても心配なのです。

ねこのオーランドーは、マーマレード色のねこで、その縞模様は
マーマレードに入っているオレンジの皮にそっくりです。
その目は、グズベリーの実のようなみどり色・・・とても立派な
ステキなネコなんです。
奥さんと子どもが3匹います。

そのオーランドーは、キャンプで一番下の子を連れて、川で魚取りを
教えました。
腹ばいになって、顔を突き出し、ひげの先をちょっとだけ水に刺します。
そうすると、魚たちはおいしそうな蚊が水の上で踊っていると思い、
パクッと食いつくのです。
もちろん、それは蚊では無く、オーランドーのひげですから、
オーランドーは素早く川に手を突っ込んで、魚を捕まえるのです。

その時のオーランドーの輝く目、筋肉全体が盛り上がり、身構える姿、
鋭い爪・・・作者の描く表現はなんとも力強いのです。
この絵本全体を通じて、多くの生きものが活き活きと表現され、
迫力に満ちていて、大きめのサイズの魅力を十分に使って、子ども
たちをとりこにするのです。
とてもうれしい復刊です。


★(福音館書店)チェコの「わらべうた」の有名な作品が復刊しました。どんなに多くの方が、この作品の復刊を待ちわびたことでしょう。
あまりにも長年のあいだ品切れが続き、あきらめた方が多いだけに、なんともうれしい復刊です。

「かあさんねずみが
おかゆをつくった」




チェコのわらべうた
ヘレナ・ズマトリーコバー 絵
いで ひろこ 訳

福音館書店
(1000+税)





チェコの「わらべうた」を絵本にした作品です。

お家が一軒ありました。
そのお家にテーブルが一つありました。
そのテーブルには鉢が一つ載っていました。
その鉢にはお水がいっぱい。
水の中にはお魚が一匹。
ところが、そのお魚は骨だけになりました。
そうです、ネコに食べられてしまったのです。
そのネコは、森の奥まで逃げていきました。
でもその森は、ぼうぼう燃えて灰になりました。
ところがその灰は、雨が降って川の中に・・・
その川の水は、今はもうありません。
だって、二匹の牛が飲み干したんです。
そして、その牛は・・・

こんなお話し(わらべうた)が、いくつも載って、
わらべうた」らしく、おかしく、おもしろく、しかも
不思議な雰囲気に満ちてお話しは進みます。
しかも「わらべうた」は「唄」であり「詩」ですから
韻を踏んで、短い言葉で調子よく語られるのです。

幼い子向けにとても人気でしたが、品切れ絶版が
長年続き、当店では問い合わせがとても多い作品の
一つでした。
それがようやく復刊して、うれしい限りです。


★(岩波書店)誰でも幼い頃、一度は読んだことのある「イソップ物語」・・・擬人化した動物たちが知恵を絞って、あれやこれや策を
めぐらします。登場する動物たちは、キツネ、ツル、ネコ、カラス、ヒツジ、オオカミ、ネズミ、イヌ、クジャク・・・出逢うのが楽しみですね。

「イソップのおはなし」



バーバラ・マクリントック 再話・絵
橋本友美子 訳



岩波書店
(1300+税)




「イソップ物語」・・・時には「イソップ寓話」とも呼ばれる
お話しのいくつかを、きっと幼い時に聞いたことがあるでしょう。

イソップは紀元前のギリシャの人だと言われています。
たくさんの短いお話しが、動物の姿と行動で語られていきます。
そんな昔のお話しを、アメリカの絵本作家バーバラ・マクリントック
が「再話」して、ステキな絵本にしてくれました。

ある朝、キツネがめかしこんで散歩をしていました。
その時、カラスがチーズをくわえて、飛んでいくのが見えました。
ずるがしこいキツネは、なんとかそのチーズをいただこうとします。
キツネは、あれやこれやとお世辞を述べます。
カラスはうれしくなって・・・

次の話にもキツネが出てきます。
このキツネは、ごちそうを作ってツルさんをお招きします。
おいしいスープを浅い皿に入れて、ツルさんに勧めます。
キツネはスープをぺろぺろと平らげます。
でもツルさんのクチバシは細く長く、お皿を突いても、その先が
少し濡れるだけでした。
そこで、こんどはツルさんがキツネを招待します・・・

それぞれのお話しに、教訓がちょこっと添えられます。
絵本は「しつけ」の道具ではありませんから、子どもは教訓話だと
イヤになってしまいます。
でも、「イソップのおはなし」は、それぞれが短く、単純明快、
そして登場人物はすべて動物たち・・・さてどうなることかと
興味しんしんにお話しを聞き、最後にちょこっと添えられた教訓に、
「へえ〜、そういうことなの・・・」と少し大人になった気分にさせて
くれるのです。

再話者のバーバラ・マクリントックは、イソップ童話の中から
厳選した9つのお話しを選び、出てくる動物たちに19世紀の衣装を
着せて、舞台に登場するお芝居として描いています。
だから、次はどうなるかとワクワクするのでしょう。
さすが絵本界の巨匠センダックが目を付けた作家の作品です。


★(岩波書店)「テディ・ロビンソン」を世に送り出した作者が、読み物でなく、こんなステキな絵本を作っていました。
すぐれた作家は、絵本もまたステキです。

「庭にたねをまこう!」




ジョーン・G・ロビンソン 文・絵
こみや ゆう 訳

岩波書店
(1300+税)



あのなんとも可愛らしくて、楽しい「テディ・ロビンソン」シリーズの
作者として有名なジョーン・G・ロビンソンの作品です。

庭の草が朝露に濡れています。
お陽さまは輝きを増してきます。
虫たちも土から出てきます。

ピロロ、ピロロ!ピーッ、ピーッ!
クロナキドリの声が聞こえ、こんな風に言っているようです。
「出ておいで! 出ておいで!」

そうです、春がすぐそばにやって来たのです。
子どもたちは庭に飛び出ました。
落ち葉を集めたら、その下にみどりの小さな芽が6つも・・・
落ち葉をどけなければ気づかなかった新たな発見です。

こうして子どもたちは、春の動きを感じていきます。
そしてこんどは庭を耕します。
土に指を刺して、小さな穴を開けます。
そこに一粒ずつ種を入れて、そっと土をかぶせるのです。

ヒキガエルが虫を食べてくれます。
クロウタドリが、若い葉っぱをかじるカタツムリを捕まえてくれます。
ミミズが土に穴を開けて、空気を入れてくれます・・・

そうして、種は芽を出して育っていきます・・・
やがて、子どもたちにとって楽しい楽しい日がやって来ます・・・

春が来るってどんなに楽しいことでしょう!。
それを子どもたちの行動や、生きものたちの営みを追って描き、
身近な自然を感じさせてくれるのです。
現代社会のバタバタした忙しさの中で、忘れがちな大切なことを
気づかせてくれます。

たくさんの絵、短い文章・・・たくさんの場面展開で飽きさせません。
可愛らしく、やさしいお話しだけれど、充実感にあふれた作品です。
さすがジョーン・G・ロビンソンの作品です。


★(徳間書店)エルサ・ベスコフ作品が、久しぶりに復刊しました。
そのやさしさと深みのある絵に触れると、もう誰もがとりこになってしまいます。
こうしてベスコフは、世界中に熱心なフアンを作りあげてしまったのです。

「しりたがりやの
小さな魚のお話」




エルサ・ベスコフ 作・絵
石井登志子 訳

徳間書店
(1300+税)






スウェーデンの作家エルサ・ベスコフ作品の、久しぶりの復刊です。

お魚にスズキという種類がいます。
日本でもおなじみで、とてもおいしく、お刺身はスズキのお造りから
始まったと言われています。

そのスズキの子どもスイスイが、このお話の主人公です。
スイスイのお父さんやお母さんは誰だか判りません。
だって、魚は、そのほとんどが、みんなそうなんです。

でも、スイスイにはやさしいカレイのおばさんがいます。
立派なコイのおじさんも、強くて鋭い歯を持ったカワカマスの
おじさんだっています。
みんな、可愛いスイスイが大好きなんです。
この場所は海の水と湖の水が混じり合う汽水域なので、
いろんな魚がいるのです。

スイスイは、水の上の方に行くと、水の無い世界があり、そこには
ニンゲンという不思議な生きものが住んでいるということを
知ります。
そして、どうしてもそこへ行ってみたくなります。

そんな冒険心から、ついにニンゲンの子どもに、スイスイは
釣り上げられてしまうのです・・・
さあ、大変、スイスイを大好きな魚たちが、知恵と勇気を絞って
行動します・・・

ベスコフというと、多くの人は森の世界を想い浮かべ、そこに出てくる
小人たちや生きものたちの愛らしい姿を頭に描きます。
でも、こんどは魚たち・・・子どもたちから見ればみんな同じように
見える魚たちを、これはスズキ、あれはカマス、こちらはカレイ・・・と
いう風に、一切のごまかし無く描き分けています。

擬人化して、魚たちはお互いに話をしますが、そのどの場面でも
魚たちを正確に、ごまかし無く描くことに妥協はありません。
たかが、子ども向け・・という姿勢は全く無く、子ども向けだからこそ
いい加減な妥協は無いのです。

それでも、その魚たちはユーモアに満ち、優しさにあふれ、
出てくる登場人物みんなが、心やさしいのです。
ベスコフの作品しか、子どもに与えないというお母さんが多くいます。
そのお気持ちはとても良く判ります。


★(福音館書店)ロシアの昔話は、いつもほのぼのとしていて、あたたかさに満ち、楽しくて子どもたちに大人気です。
ちょっと怖い魔女のバーバ・ヤガーが出てくるのも、お話をグンと楽しくしてくれます。

ロシアの昔話
「イワーシェチカと白い鳥」




I.カルナウーホア 再話
松谷さやか 訳
M.ミトゥーリチ 絵

福音館書店
(1200+税)



福音館のランデセルブックスの一つで、読み聞かせで育った
子どもたちが、一人で無理なく読める本のシリーズです。

昔あるところに、年とったお父さんとお母さんと、ちいさな息子が
暮らしていました。

息子は言います。
「池へ魚釣りに行かせてよ。舟と、舟をこぐかいを作ってよ」
とても一生懸命頼むので、お父さんは舟を作り、お母さんはシャツを
着せてあげます。

息子のイワーシェチカは、舟をこぎ出し、遠くへ、深いところへ
出て行きますが、お母さんが呼べば、お父さんが呼べば
すぐ帰ってきて、釣った魚を渡し、持ってきてくれたごちそうを
一緒に食べ、また釣りに出掛けます。

そんな様子を見ていた魔女のバーバ・ヤガーは、なんとか
イワーシェチカを捕まえようと策略を練ります・・・

バーバ・ヤガーについに捕まったイワーシェチカ、
魔女の娘もからんで、駆け引きが始まります・・・

いかにも昔話らしい展開は、ロシアのお話らしい素朴さと
ほのぼのさに満ちて、楽しくあたたかく進行していきます。
日本の昔話にありがちな、やっつける、こらしめる・・・とは
違った世界も気持ちの良いものです。

再話者のカルナウーホアは、昔話やわらべうたの収集に努めた
研究者であるばかりでなく、ラジオ番組の語り手として、子どもたちの
人気を集め、絵を描いたミトゥーリチはロシアの代表的な画家で、
アカデミー銀賞など国の内外から多くの賞を受けています。

海外では、その国の最高の作家と画家が、子どもたちのためにも
作品を作ることが多いのは、なんともステキです。


★(こぐま社)新しい年を迎えた時の、干支のお話し。そしてその干支は、子どもたちにとって、12種類の楽しい動物たちですから、興味しんしんなのです。

「十二支のしんねんかい」




みき つきみ 文
柳原 良平 画

こぐま社
(1100+税)


お正月になると、みんな「今年は何どし?」などと、興味を持ち、
「自分は何どし生まれ・・・」等と言い合います。

これは、その十二支のどうぶつたちを主人公にしたお話しです。

まずは「ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い」
の順に、可愛らしいどうぶつの登場です。

うし(丑)の項では
うしに ひくは たなばたの けんぎゅうさまと おりひめさま
ねんに いちどの あまのがわ


こんなふうに、語呂合わせと、調子の良い言葉表現で、十二支が
紹介されていきます。

そして、いよいよ十二支の動物たちの新年会が始まります・・・

幼い子どもたちの為の、楽しく愉快な絵本です。


★(新教出版社)フランスで、子どもの自発性や感受性を育む手段として、創造的な子どもの本を製作しようと、ある文庫が作られました。
これはその理想に共鳴し、才能ある画家たちが取り組んだ作品の一つです。
心のやさしさがにじみ出る、なんとも感動的な作品です。

「ミシュカ」




マリー・コルモン 文
フョードル・ロジャンコフスキー 絵
みつじまちこ 訳


新教出版社
(1300+税)




「野うさぎのフルー」「りすのパナシ」の美しい自然描写に、
感動を覚えた子どもたちや大人は、とても沢山いると思います。
これらを描いたロジャンコフスキーの作品が、こんどは少し小さい子向け
にうれしい登場です。

ミシュカは、こぐまのぬいぐるみです。
ミシュカのいる家の女の子は、とても怒りん坊で、しかも乱暴・・・
おもちゃに飽きると、部屋の隅に投げ出したりします。
だからミシュカは、投げられた時、足の片方がちぎれでもしないかと
いつもびくびくしているのです。

そして、ついに雪の中を、家から抜け出してしまうのです。
雪の中を歩くと、小鳥に出逢い、楽しくふざけ合います。
なんと楽しいことでしょう。

やがて森に入り、気持ちの良い散歩・・・
美しいトナカイに出逢います。
トナカイは「さあ、はやく ソリに乗って」とミシュカに言います。
こうしてミシュカは、クリスマスプレゼントを配る手伝いをします。
そうしている内に、これだけでは無く、”もっと自分に出来る良いこと”を
したくなります。

そして、そのステキなチャンスがやってくるのです。
なんとも言えない感動が伝わってきます・・・

幼い子は、自分の能力が上がってくると、誰もが「自分で!」と
言い始めます。
食後にお茶碗を運んだりするのも大好きです。
自分が役に立つのがうれしく、役に立つのを人に見せて自慢したくなります。
自立への一歩を進む自然な発達過程です。
そんな幼い子の気持ちを良く表現しているからこそ、子どもはミシュカに
自分を投影し、自分がミシュカになった気分で、このお話にのめり込んで
いきます。
だからこそ、最後の静かな感動が、子どもを大きく包み込んでいくのです。

この本は、子どもたちに、ステキな本を提供しようと「ペール・カストール
文庫」がフランスで計画された時、才能ある画家たちが理想を目指して、
こぞって参加した作品の一つです。


★(BL出版)これぞまさしく、絵本の中の絵本とでもいうべき絵本が登場しました。全ページを埋め尽くすように描かれた海の世界に
読むものを引き込み、すっかり漁師さん気分に満たされ、夢中になってしまうのです。

「ちいさい りょうしさん」



マーガレット・ワイズ・ブラウン 文
ダーロフ・イプカー 絵
やました はるお 訳

BL出版
(1500+税)




この本の、ほとんどのページを埋め尽くして、海の絵が描かれています。

見開いた片方のページに絵、もう一方にテキストなどということはありません。
やや大きめサイズ(29*23.5cm)の本に、どのページを開いても、
紙面いっぱいを使った、海の香りがあふれ出る絵が、飛びこんでくるのです。

だから、この本に触れた瞬間、ページを開いた瞬間に、もう自分は
漁師さんになってしまうのです。

大きな漁師さんがいます。
大きな漁師さんたちは、大きな船に乗って、太いロープと、大きなバケツ、
それに大きなブラシ、大きな網を積み込んで海に乗り出していきます。

小さな漁師さんがいます。
小さな漁師さんは・・・・ここで子どもたちは、これは自分たちのことだと
すっかりその気になって、身を乗り出してしまいます。

海の中にいる沢山の生きものたち、そしてそれを取るための仕掛けや、
漁師たちの奮闘に興味しんしんです。

やがて船は魚でぎっしり・・・今にも沈みそうになります。
小さい漁師は叫びます。
「網を取り込め。家に帰るぞ」・・・

この作品を描いたダーロフ・イプカーの絵は芸術性高く、メトロポリタン美術館や
ホイットニー美術館に収められています。
そして、彼の最初の絵本であるこの作品に、テキストを付けたのは、
「おやすみなさい おつきさま」で世界中を風びした伝説的児童文学者の
マーガレット・ワイズ・ブラウンその人なのです。

どうぞ、あなたのお手元に・・・


★(福音館書店)小さめの絵本が、どれほど子どもたちに親しみを与え、自分で手に取ってみたくなることでしょう。
ゆったりとしたお話しが子どもの心を捉えます。プレゼントに最適な4冊です。

「こねこのハリー」



メアリー・チャルマーズ 作
おびか ゆうこ 訳

福音館書店
(700+税)


可愛らしい手のひらサイズ(15.5cm*107cm)です。
思わず手に取りたくなります。
ハリーの絵本4冊が登場です。

ハリーは子猫です。
今日はお母さんと一緒にお散歩です。

お母さんが途中で誰かに会い、道ばたでおしゃべりが
始まります。
ハリーは近くでうろうろし始めます。
あれをみたり、これをみたり・・・
大きな家が建っていました。

ハリーはその家のそばにある木に登りました。
そして、その家の屋根に飛び移ったのです。

お母さんがハリーを見つけます。
「ハリー、今すぐ降りてきなさい!」
そんなこと言ったって、ハリーはどうやって降りたら
良いか判らないのです。

消防自動車が駆けつけます。
それは一番大きなはしご車でした。
そしてやっと、消防士さんがハリーを助けて
くれるのです。

お母さんはハリーに言います。
感謝のしるしに「投げキッス」をするように・・・
でも、ハリーはママに叱られても、しないのです・・・

ハリーは、恥ずかしくて出来なかったのでしょうか、
それとも、ママに言われたからって、すぐ簡単に
投げキッスをするのがイヤだったのでしょうか・・・

幼い子にもある複雑な気持ちが表れて、子どもたち
には、大きな共感を呼びます。
そして、最後はハリーの気持ちがちゃんと出る
のです・・・

こんなお話しが4冊・・・
それぞれ違った魅力に満ちています。

そして、短く判りやすいストーリ展開で、
何回も読む内にすっかり覚えてしまい、
自分で絵を見ながら「ハリーは、木に登り・・・」等と
読んでしまうのです。
そんなとき、小さいサイズというのは、子どもにとって
とても親しみを呼ぶのです。

また、4冊あるのは贈り物にも最適です。

「ハリーのクリスマス」は、自分の願いを伝える為、
なんとサンタさんに、直接会いに行くのです。
お母さんと一緒に・・・
そしてクリスマスの朝、なんとなんと・・・

どうぞ、ゆったりと、あたたかでのほほんとした
世界を、親子でお楽しみください。
「ハリー
びょういんにいく」



メアリー・チャルマーズ 作
おびか ゆうこ 訳

福音館書店
(700+税)
 
「まっててね ハリー」


メアリー・チャルマーズ 作
おびか ゆうこ 訳

福音館書店
(700+税=735円)
 
「ハリーのクリスマス」


メアリー・チャルマーズ 作
おびか ゆうこ 訳

福音館書店
(700+税)
 


★(偕成社)「おやすみなさい おつきさま」のクレメント・ハードが描く、「科学絵本」の傑作。
詩情あふれるものがたりが、科学的正確さを背景に、興味つきないフクロウの生態を描き出し、夢中にさせてしまいます。

「かあさん ふくろう」



イーディス・サッチャー・ハード 作
クレメント・ハード 絵
おびか ゆうこ 訳


偕成社
(1100+税)




これは「科学絵本」です。
と言っても、むつかしい科学的説明を描いている訳でありません。

ふくろうの世界を、とりわけ「ふくろうのお母さん」に焦点をあて、
美しく、詩情あふれるものがたりでありながら、科学的正確さを
失わず表現しているのです。

リンゴの木の巣穴の中に、「母さんフクロウ」がいます。
その巣穴で卵を温めているのです。
その間、なんと28日もの間、「父さんフクロウ」は、奥さんのために
食べものを毎晩運んできてあげるのです・・・・

「へえ、そうなの・・・」と思うフクロウの生態が始めから語られ、
その知られざる世界に興味しんしんとなります。

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ羽根が濡れていて、
身体も冷たく、羽毛も少ししか生えていないので、寒さから身を
守ることは出来ません。
「母さんフクロウ」は、柔らかい自分の羽根でヒナたちを暖めます。
夜になると狩りに出掛けます。
低い声で呼びかけると「父さんフクロウ」も付いてきて、一緒に
ガやカブトムシやヘビなどを捕まえて、お腹をすかせたヒナたちに
あげるのです。

ガサッ・・・草むらで小さなモグラが動きます。
真っ暗で何も見えなくても、その音でモグラを捕まえるのです・・・

お話しが進むごとに解き明かされるフクロウの生態・・・それが
「科学絵本」の良さです。

そして「おやすみなさい おつきさま」で子どもたちを魅了した
クレメント・ハードならではの詩的情緒あふれる絵が、心に迫って
くるのです。(作者はクレメント・ハードの奥さんです。)
「木版画」で描く、科学絵本の傑作と言えるでしょう。


★(福音館書店)雪が降ると、ステキなことが・・・それは幼い子どもたちの願いです。そんな願いを背景に、たのしい夢を描いてくれる作品です。

「とらたとおおゆき」



なかがわ りえこ 文
なかがわ そうや 絵


福音館書店
(800+税)


「ぐりとぐら」で、日本中の子どもたちを魅了した中川李枝子さんの作品。

雪が降りました。
とらたは、屋根の雪をお父さんと一緒に降ろしました。
雪の山が出来ます。

もちろん、とらたはその山をおしりで滑ります。
でも、お父さんはソリを作ってくれたのです。
ソリに乗って山を滑り降りたら・・・
危ないことが起きてしまいます。

そこでお父さんは、ソリにステキな仕掛けを作ってくれるのです。
そのおかげで、うさちゃんが、ろばさんが、そしてさらに・・・

楽しい、たのしい世界が待っていて、お話しは終わります。

幼い子どもたちは、自分もとっても愉快になって、なんどもなんども
読みたくなるでしょう・・・
*「雪」にまつわる本の紹介は・・・・こちらへ  


★(フレーベル館)イタリアの美術家・ブルーノ・ムナーリが、自分の息子のために作った楽しい仕掛け絵本。
前作「どうぶつうります」とは、全く違う視点の心温まる作品です。

「たんじょうびの
おくりもの」
ムナーリの仕掛け絵本



ブルーノ・ムナーリ 作
谷川俊太郎 訳

フレーベル館
(1100+税)





イタリアの美術家・ブルーノ・ムナーリが、息子のために作った
「仕掛け絵本」です。

今日は息子の3才の誕生日・・・
お父さんのマルコは長距離トラックの運転手でしょうか、
どうしても息子に会いに行きたくて、トラックを飛ばします。

ようやく家まで10kmに近づいたとき、トラックは故障して
動かなくなってしまいます。
頭をかかえたマルコですが、トラックを開けて取り出したのは
車です。

その車を飛ばして急ぎますが、なんとあと9kmのところで、
今度は車がストップ・・・
しかたなくマルコは車をバラバラにして、取り出したのは
オートバイ・・・

そのオートバイにまたがって、マルコは走りますが、
今度はあと8kmのところでパンク・・・

こうしてお話しが進むたびに、大きくなったり、小さくなったり
するページをめくると、そこには素敵な乗り物が目に
飛び込んできます。
そのどれもが美しい彩色で、ユーモアのある表現・・・
お話しは単純で明快ですが、楽しい雰囲気に溢れています。

「あと、何キロで・・・」等という数字に興味を持ち始めた子に
判りやすい里程標が、どのページにも描かれ、遠くに
見え始めた小さな我が家、近づくにつれ大きく描かれる家、
わくわく感溢れる親と子のあたたかい愛情物語です。


★(福音館書店)グリム童話の昔話の中でも、有名なこの作品が、楽しい絵本になりました。
とりわけホフマンが、ユーモアたっぷりでありながら、深い情感で描いた絵は、人の気持ちを幸せいっぱいにしてくれるのです。

「しあわせハンス」
グリム童話



フェリクス・ホフマン 絵
せた ていじ 訳

福音館書店
(1300+税)



スイスの画家ホフマンが描いた、これまた有名なグリム童話のお話しです。

少年ハンスは、奉公をして7年も経ちました。
「郷のお母さんの所に帰りたくなりました」と主人に申し述べます。
主人は「よくやってくれたからにゃ、たんまりやらねばならないよ」と、
ハンスの頭ほどある金のかたまりを、給金としてくれました。

えっちらおっちら、金のかたまりを肩に担いで旅に出たハンス・・・
馬に乗った男に出逢います。
重い金など持って歩くより、馬に乗ったらどんなにステキだろう・・と
ハンスは思います。
そうすると、男は馬を止めて、金のかたまりと交換してやろうと言うのです。

なんとうれしいことでしょう・・・幸せいっぱいの気持ちになって、ハンスは
馬に乗って歩きます。
でも、馬に「はいしっ、走れ!」と声を掛けると、ハンスは馬から投げ出されて
しまいます。

馬は、折よく通りかかった農夫が捕まえてくれました。
馬に懲りたハンスは、農夫の持っていた牝牛と交換してもらいます。

こうして事あるごとに、ハンスは幸せな交換が続くのです。
最初から最後まで、幸せいっぱいのハンス・・・
それをユーモラスな雰囲気の絵で、ホフマンが表現していきます。
思わぬ結末は、なんとも気持ちの良いハンスの表情で締めくくり、
グリム童話の、この有名なお話しの真骨頂を、心に残るものにしています。


★(岩波書店)開拓時代、オーストラリアの先住民アボリジナルの人々は、追い立てられ、逆らう者は殺されました。近年になってやっと、
先祖伝来の土地をいくらか返す国の計画がはじまり、アボリジナルの人々は文化や信仰、誇りを取り戻すきっかけとなりました。
そんな中で、口伝えで語られてきたお話しがまとめられて、ステキな絵本となりました。

「カンガルーには、
なぜふくろがあるのか」

アボリジナルのものがたり



ジェームズ・ヴァンス・マーシャル 再話
フランシス・ファイアブレイス 絵
百々 佑利子 訳

岩波書店
(1800+税)


これはオーストラリア大陸の先住民「アボリジニ」の人々に
伝えられたお話しです。
今は先住民の人々の意見を取り入れて、「アボリジニ」ではなく
「アボリジナル」と呼ばれています。
「先住の人たち」という意味だそうです。

まだ、この世の中に生きものが全くいなかった時のことです。
オーストラリアの大地の下には、大きな虹色のヘビが
眠っていました。

ヘビは目を覚まして、大地の上に出てみましたが、なんにもなくて
「あまり良いところとは、いえない」と、魔法を使って雨を降らせました。
虹ヘビが身体をずるずる引きずった跡に、水たまりが出来、やがて
それは川や池や泉になりました。

虹ヘビの胸から出た乳が土の中に染みこみ、とても肥沃な土地に
なって、草や木が伸び、きれいな花のじゅうたんも出来ました。

虹ヘビと同じように土の下で寝ていた生きものたちを起こし、
それぞれが一番暮らしやすいところに連れて行きました・・・

こうしてステキな土地が出来たあとに、不思議で面白いお話しが
たくさん生まれました。

お母さんカンガルーのお腹には、どうして袋が付いているんでしょう?
カエルはなぜ、ぐわっ、ぐわっとしか泣かないんでしょう?
優雅なツルは、どうしてあんなにステキに踊るんでしょう?
山のバラは、なぜあんなに大きな真っ赤な花を咲かせるのでしょう・・

みんなみんな、不思議で楽しい「いわれ」があるのです。
素朴で、自然と共に生きたアボリジナルの世界へ、とっぷりと浸る
10のお話しが、民族性豊かな絵とともに綴られていきます。


★(BL出版)久しぶりのトミー・ウンゲラー作品の登場です。幼い子向けの作品らしく、明快なストーリーと、温かくユーモラスに満ちた絵が
子どもの心を惹きつけます。

「コウモリの
ルーファスくん」



トミー・ウンゲラー 作
いまえ よしとも 訳


BL出版
(1300+税)



ちょっと怖いけれど、不思議でゆかいなお話し「ゼラルダと人食い鬼」で
有名なウンゲラーの作品です。

みなさんはコウモリって、知っていますか?
空が明るい内は、洞穴の天井にぶら下がって、寝てばかりいます。

でも、夜になると、外に飛び出してごちそうを探すんです。
そして夜の世界は、黒と灰色の、色のハッキリしない世界なのです。

ところがある日、あることをきっかけに、コウモリのルーファスは、
美しい色の世界を見てしまいます。
それにあこがれたルーファスは、眠い目をこすりながら昼間の
世界、美しい色の花が咲き、鳥が飛び交う世界を飛び回るのです。

しかし、思わぬことが起こります。
身の危険にさらされます。
そして、ステキな出逢いが訪れるのです・・・

幼い子向けに求められるのは、判りやすく明快なストーリー。
そして冒険に満ち、楽しく、やさしさあふれる物語展開・・・
さらに大切なのは、情緒あふれる美しい絵のつらなり・・・
これが作者トミー・ウンゲラーの魅力です。
どのページを開いても、ユーモラスに満ち、やさしさあふれる絵が、
飛び込んできます。


★(福音館書店)スイスの絵本作家ホフマン・・・グリム童話の挿絵作家として、世界的に名声を広げました。
そのホフマンが生誕して2011年は100年、それを記念してステキな絵本が復刊して登場です。

「ながいかみのラプンツェル」
グリム童話



フェリクス・ホフマン 絵
せた ていじ 訳

福音館書店
(1300+税)



これは有名なグリム童話のお話しです。
魔女が出てきてちょっと怖いけれど、お姫さまと王子さまが出てくる
美しくステキな物語です。

昔あるところに、子どもの無い夫婦がいました。
いつも庭のテラスに出て、暮れゆく空を眺めます。
隣の家の大きな庭も見えます。
そこにはなんと、おいしそうなレタス(ラプンツェル)がたくさん・・・
それを見た奥さんは、食べたくて食べたくてたまりません。
でも、その庭は魔女のもの・・・

やさしい旦那は、奥さんの願いに応えて、夕暮れになってから
魔女の庭に忍び込み、レタスを取ってきます。
喜んだ奥さんは、それをむさぼり食べます。
しかし・・・また、どうしても欲しくなります。
旦那は、また忍び込みますが、魔女に見つかってしまいます。

しばらくして、やっと奥さんは子どもを授かります。
でも、その子は魔女に取られ、森の奥の塔に閉じこめられて
しまいます。
魔女がその塔に入ろうとする時は、その娘の長い髪を窓から
垂らしてもらうのです。

ある時、王子が馬に乗って、その塔のそばに差し掛かります。
美しい歌声が塔の中から聞こえてきます。
事態は大きく展開していきます・・・・

グリム童話の有名なお話しが、ホフマンのステキな絵で
展開されていきます。
ファンタジックなストーリーは、昔話の深みを伴って、心に
染みこんでいきます。



★(講談社)どうして子どもたちは、こんなに「新幹線」に惹きつけられるのでしょう。この本に出てくるさまざまな新幹線は魅力的です。
でも同時に新幹線に乗って見られる景色のステキさにも惹かれます。震災に遭う前の東北の美しさもまた格別です。
この本は、再び美しい風景を呼び戻したいという願いを呼び、大人気となりました。

「新幹線のたび」
〜はやぶさ・のぞみ
・さくらで日本縦断〜



コマヤスカン 作


講談社
(1500+税)



子どもたちはみんな「新幹線」が大好きです。
みんな見てみたい、乗ってみたいとあこがれます。

はるかちゃんは、おじいちゃんとおばあちゃんへ
手紙を書きます。
「げんきですか?
春休みになったら、会いに行くよ。
お父さんと新幹線に乗って、行くんだよ。
すごいでしょ!まっててね。」

こうして雪の舞う「新青森駅」を出発し、
「はやぶさ」「のぞみ」「さくら」を乗り継いで、
「鹿児島中央駅」に着くのです。
出発の朝は雪が降っていたのに、その日の夜に
着いた時は、もう桜が咲いているんです。

道中の車内の様子が描かれます。
横浜では「シューマイ」の「駅弁」を食べます。
道中の車窓の風景は、高い空からふかんして、
リアルに描かれます。

「三陸」までやって来ると、リアス式の美しい海岸、
その海にはカキなどの養殖棚や、舟の出入りが
ハッキリと見えます。
海岸に迫る東北の美しい山々も描かれます。

出版の直前、2011年3月11日の「東日本大震災」が
起きました。
この絵本に描かれた美しい景色は一変しました。
著者も出版社も発刊に迷いました。
「被災者の人々に悲しい思いをさせるだけでないか・・」
でも「再びこの美しい風景を取り戻したい」という願いの
方が大きくなり、出版にこぎ着けました。

そして、その願いは共感を呼び、発売から2ヶ月で4刷、
なんと2万部も出たのです。
著者に対する印税や出版社の収益(売上の5%)は、
震災の義援金として寄付されます。

今日も新幹線は「希望」を乗せて、走り続けます。
*東日本大震災関連の本や支援グッズの紹介は、こちらへどうぞ!


★(瑞雲舎)「シナの五にんきょうだい」のビショップと、「かもさんおとおり」のマックロスキーの競演作品・・・思わず手に取りたくなりますね。
ユーモアに満ちたストーリ、そして20世紀初めのアメリカの田舎の風景・・・てんしんらんまんなファンタジーの世界をお楽しみください。

「あたまを なくした おとこ」



クレール・H・ビショップ 文
ロバート・マックロスキー 絵
もりうち すみこ 訳


瑞雲舎
(1300+税)




ある朝、男が起きたら、頭がなかった!!

お話しの最初から、ビックリが始まります。
さてさて、どうなるんだろうと、子どもたちは次の展開に
惹き込まれてしまいます。

もちろん、このおじさんは一生懸命、自分のアタマを探します。
洋服ダンスの中、ベッドの下、それからそれから、生ゴミのバケツまで
探すんです。

でも、どこにもアタマは見つからないんです。

困ったこのおじさん、アタマが無いので、どこに置いてきたのか
思い出すのも大変なのです。
でもようやく、ブタを連れて、村のお祭りに行ったことを
思い出しました。

でもアタマ無しに、お祭りに出掛けるわけにいきません。
そこで畑に行ってカボチャを取って、目や鼻をくりぬいて、
そのアタマをちょこんとのせて、お祭りに出発です。

途中で、村人たちに出逢い、冷やかされます。
いろいろする内に、話しは思わぬ方向に展開していきます・・・

なんとも奇想天外なファンタジーの世界・・・
そしておじさんの必死さと、ユーモアが織りなして、
面白さバツグンです。
20世紀初めのアメリカの、なんとものんびりした村と、お祭りの様子、
くったくのない村人たちの表情が楽しく描かれ、実に気持ちの良い
作品です。

そうです、「シナの五にんきょうだい」を書いたビショップの作品に、
「かもさんおとおり」で迫力のある絵を描いたマックロスキーの
誰でも読みたくなる最強のコンビ作品なのです。


★(ほるぷ出版)幼い子を持つママたちが、こんな本を手にしたら、どんなにうれしい気持ちになるでしょう。
読んでもらった子どもたちも、どんなに心がはずみ、どんなにうれしい気持ちでいっぱいになるでしょう。
だって、自分のことを言っているのに違いないからです。

「みんなであなたを
まっていた」




ジリアン・シールズ 文
アンナ・カリー 絵
松井 るり子 訳


ほるぷ出版
(1300+税)


最初に、のんびりとした雰囲気の村の風景に、
小さな農家、牛の群れ、草木や花々が描かれます。
そして、こんな言葉が連なります。
   
「みんなで あなたを
   まって いたとき
   くうきは すんで
   かがやいて いました・・・」


あなたを待って、風景や空気までが美しくきらめくのです。

家族みんなが準備をします。
部屋をきれいに片付けます。
並べられた人形やおもちゃも、あなたが生まれるのを
待っています。
子どもたちはお母さんのお腹を触って、
「もうすぐ うまれる?」と聞きます。

やがて、大騒ぎが始まります・・・

すばらしい出来事を、ただ甘ったるく描くのでなく、
感激を、単に感傷的に表現するのでなく、
愛の言葉を羅列するのでなく、
ただただ、周りの人々の心づかいや行動を、
さりげなく、たんたんと語っていきます。

やわらかで温かい絵、語りかけるような言葉・・・
読んでもらった子どもたちは、それを自分に引き写して
うれしくなるでしょう。
そして、そんな渦中にあるママたちへも、受け取ってうれしい
ステキなプレゼントになるでしょう。


東北の子どもたちを応援する気持ちをこめて・・・

震災復興応援カード(ニキティキオリジナルカード)
2011/3/11に相次いで発生した東日本大地震・津波・原発事故では、
本当にたくさんのことを考えさせられました。
このことにより一瞬にして生活・生命が奪われ、今もなを家族の元に
帰れない数え切れない御霊・・・・そして原発禍!
これからを生きる子どもたちに、不安の無い世の中を、みんなの知恵で
残してやりたいものだと、心の底から思います。
また、これを機会に、原発への依存から脱却出来ればと願います。

「絵本の店・星の子」では、このカードをお求めいただいた代金を
全額、「東日本大震災義援金」としてユニセフへ寄付させていただきます。
みなさま、どうぞご協力ください。
震災復興応援カード(ニキティキオリジナルカード)
3枚セット 150円(消費税込み)

*
星の子では、利益分だけでなく、仕入れ価格を含め、皆さまからいただいた代金全額を寄付させていただきます。
カードだけでも、本やおもちゃの購入のついででも、どうぞお求めください。


★(誠文堂新光社)「つるし雛」・・・それは、段飾りとは違った可愛らしさ、楽しさ、美しさがあります。
伝統に満ちた和布小物の、型紙が付いて、作り方の説明が付いて、愛情あふれる作品が簡単に出来上がります。

「作って楽しむ つるし雛」
すぐに作れる60モチーフ
型紙付き



監修
(稲取) 森幸枝
(柳川) 下田美知子
(酒田) 商工会議所女性会

誠文堂新光社
(1600+税)


ひな祭りといえば段飾り・・・
でも、糸に人形を吊す、「つるし雛」「つるし飾り」を楽しむ
伝統もあります。

福岡県の柳川では「さげもん」
静岡県の伊豆稲取では「雛のつるし飾り」
山形県の酒田では「傘福」
など、とても有名で、この地域を訪れると、
なんとも可愛らしい、美しい「つるし雛」が見られます。

こんな楽しい「つるし雛」をあなたも作ってみませんか?

その地域の伝統の説明だけでなく、思わず作って
見たくなる「つるし雛」のモチーフを60も紹介して、
型紙や作り方の説明があるのです。

眺めているだけで、心が楽しくなって、手が動いて
しまいそうです。
出来上がった作品は、段飾りのように、見ているだけ、
触ってはいけないものでなく、子どもが楽しむものです。

どうぞ、お子さんのすこやかな幸せを願って、
愛情たっぷりの贈り物を送ってあげてください。



★(福音館書店)ひな祭りが近づくと、皆さんからお問い合わせの多い「折りびな」・・・ついに新版で復刊し、うれしい再登場です。

「折りびな」・・・孫や子どものために自分で作る・・・伝統美と共に、いとおしさが迫ってきます。
新版 「折りびな」
-和紙の折り紙付き-


田中 サタ 著
真田 ふさえ 画
三水 比文 協力

福音館書店
(2300円+税)
折りひな・・・この創案者は不明です。
でも、日本の折り紙は、そのほとんどが
創案者不明のまま伝承して折りつがれてきました。
田中サタさんは、それを誰でも折りやすく、しかも
おひな様の美しさ・正しさ・単純さを可能な限り
表現して、折り方を説明しています。

子どもの幸せを祈ったお祓いや厄除けの役割と、
源氏物語などにも出てくるひいな遊びなどが、
結び合って出来た立ち雛、やがてそれは座り雛に・・

この本は、児童文学界の大御所・石井桃子さんの
お勧めで、田中サタさんらが作ったものです。

すぐ折って楽しめるよう、手染め和紙の折り紙が
付属して、絢爛豪華なおひなさまたちが作れます。

キリリとして素敵な男びな

前から見ても、後ろから見ても・・・華麗な美しさの女びな

5人ばやしの、それぞれ違った姿も楽しい・・・
男びな、女びなだけでなく、
3人官女、5人ばやしも
ていねいに説明されています。

その立体的な美しさは、和紙の美しさと、
古来から工夫されてきた折り紙の、
究極的な到達点でもあります。

触りたくてしょうがないのに、触ってはいけないと
たしなめられる豪華な7段飾り・・・
心ゆくまで触って遊んでいい「折りひな」・・・

うれしそうな子どもの顔が目に見えるようです。


(「折りひな」と「折りびな」は同じです。)
この本は従来、福音館書店で発行されていましたが、品切れ・絶版になりました。
一方この作品を惜しむ声は多く、ご要望に応え、著作者の個人出版(三人会)で少量の発行が続けられてきました。
「絵本の店・星の子」では、この三人会発行の本を長い間、あっせんし皆様にお届けしてきました。
そして年月が経ち、再び新版となって福音館書店から登場したものです。
「折りびな」は、児童文学界の大御所・石井桃子さんの「三月ひなのつき」で感動的に描かれ、広く知られるようになり、
また石井桃子さんのオススメがあって、この「折りびな」も発刊されました。
「三月ひなのつき」も、どうぞお読みください。(「三月ひなのつき」の紹介はこちらへ


(今までに紹介され本を知りたい!・・・どうぞこちらへ・・・「話題の本・注目の本」の一覧はこちらへ

この欄では新刊・復刊を中心に紹介していますが、お問い合せの多くは「名作」「ロングセラー」作品です。
そこで新刊・復刊にかかわらず、子どもたちにぜひ読んでいただきたいすぐれた作品を「星の子・オススメの本」として
「本の情報-3-」で紹介いたします。どうぞご覧ください。(「星の子・オススメの本」一覧はこちらへ


本の情報-2-(幼い子のために・・・子育て・わらべうた・おもちゃなど)


幼い子のための絵本とは・・・
お店に来られるみなさんから、よくこんなご相談をお受けします。
「まだ、赤ちゃんなのですが、よい絵本はないでしょうか・・・」

赤ちゃんは、目の前にあるものは認識できますが、まだお話しに
想像を働かせることは出来ません。
そういう意味では「絵本を楽しむ」ことは、まだ先になります。

絵本に興味を示しているように見えても、じつは本をなめたり、
かじったりの方が楽しかったりします。

ですから、お母さんがそのページを読み終わっていないのに、
ページを勝手にめくろうとしたりします。
それは絵本の中身を楽しんでいるのでなく、ページをめくるという
作業そのものが面白くて、つまりおもちゃと同じ扱いなのです。

幼い子のための絵本は、そういう特性をよく理解したいくつかの
作品に限られます。(「幼い子のための絵本」のページへ
幼い子によい絵本が少ないとすれば、この年令にどんなものが良いのでしょうか・・・?
乳児から幼児に向かう過程で、子どもはお母さんの肉声を聞き、身体を触られながら、
なによりもそれがうれしくて、コミュニケーションをして育ちます。
そのコミュニケーションに、なによりも「わらべうた」がオススメです。(「わらべうた」のページへ
そしてこの時代の「発達をうながすよいおもちゃ」があります。(「0〜1.5才のおもちゃ」のページへ
そして世界中で、幼い子どもたちには「わらべうた」「おもちゃ」が中心になっているのです。
この時代は特に、絵本だけに頼らないことが、子どもの発達にとって重要なのです。


赤ちゃんや幼い子の発達段階を よく研究した絵本
幼い心をよくとらえた、ヘレン・オクセンバリーの名作があります・・・

ページをめくると・・・これは くつしたです。

「これは、くつしただよ」・・・ママが語りかけます。

「おんもにいくとき、くつしたはいて出かけようね〜」

文字のない絵本で、ママが絵を見ながら話しかけます。
この時期に大切な子どもとのコミュニケーション・・・
そのためにこの絵本があります。

幼い子は、見たこともないものに想像を働かすことは、まだ出来ません。
だから、自分の身の回りにあるパンツやクツや、「知っているもの」が
出てくるのがうれしいのです。
「したく」

ヘレン・オクセンバリー

文化出版局
(\400+税)

幼い子の心をよく研究した、ヘレン・オクセンバリー
の名作5冊セット(ケース入り)があります。
それぞれの本は、なめてもかじってもいいように
各ページ厚紙で出来ています。

またプレゼントにもとても喜ばれています。
(バラでもお求めになれます)
詳しくは「幼い子のための絵本」のページへ

身の回りのいつもの出来事だから、うれしい!・・・「バーニンガムのちいさいえほん」シリーズ

台所には戸棚があります。
あけてみたら、お鍋がいっぱい・・・

もちろん、ぼくは引っ張り出しました。
ああ、たのしい・・・


でもママは迷惑そう・・・そしてガマンの限界!
「かたづけなさい!」って言うんだ。
「とだな」

ジョン・バーニンガム 作
谷川俊太郎 訳

冨山房
(\600+税)
特別なことが起きるわけでなく、おもしろおかしいストーリ展開があるわけで
ありません。
でも子どもの日常生活そのものを描き、ママのいうこともそのまんまで、
ページをめくるたびに、「うん、そうそう」と納得してしまうのです。

幼い頃は、なによりも自分の身の回りの出来事が、自分の想像の範囲を
超えないで再現されることが、とても親しみが湧き、うれしいのです。

「ジョン・バーニンガムのちいさいえほん」シリーズは、身近なテーマの
8種類・・・この魅力は「幼い子のための絵本」のページへ
幼い心をよく研究した絵本・・・・ 「幼い子のための絵本」のページ をごらんください


わらべうた を楽しむ 本やCD
ねんねーこせ〜 おんぼーこせ〜
なんともいえないわらべうた(子守歌)
いつもコレでボクは眠くなる・・・
てんこ てんこ てんこ てんこ・・・
おばあちゃんの声につられて手首の
発達がうながされる。じょーずでショッ!
あーわわのしゃんぽんぽん・・・
乳児はまず口の動きに注目がいき、
次に手の動きに注目が集まります。
「星の子」といえば「わらべうた」・・・「わらべうた」といえば「星の子」・・・
「星の子」オススメのわらべうたの本やCDを、
単なるリストでなく、一つ一つていねいに紹介した本邦初?のわらべうたの総合ページが出来ました!
豊富な事例で、見るだけで楽しくなります!ぜひごらん下さい(
「わらべうた」のページへ)
「わらべうた」で子育て
入門編
(唄と語りのCD付)
阿部ヤエ
平野恵理子 絵
母の友編集部 編

(福音館書店)
(1500円+税)
赤ちゃんの目が見えるようになった時、
声を出して人を求めます。
そんなとき必要なのは、
目をまっすぐ見て
にぎ にぎ にぎ・・・
てんこ てんこ てんこ・・・

人間として初めの1年間を中心に、
やさしく愛情を込めて
子育ての基礎を
具体的に教えてくれます。
あかちゃんとお母さんの
「あそびうたえほん」

小林衛己子 編
大島妙子 絵


(のら書店)
(1200円+税)
いちり(子どもの足の親指をつかむ)
にり
(両足の足首をつかむ)
さんり
(両足のヒザをつかむ)
しりしりしりしり!
(おしりをくすぐる)

親と子が楽しむものを中心に取り上げ、
絵本らしい楽しい絵とともに、あそびの
ポイントを解説しています。

*この本に沿ったカセットテープやCDが
用意され、実際の唄い方がわかります。
少し大きくなったら・・・「わらべうたかるた」があります

ねえ、おばあちゃん、うたって・・

み〜つけた!このうた知〜ってる

ねえ、このわらべうたであそぼーっ
「わらべうた」を遊ぶ実用的な本やCDだけでなく、
「わらべうた」の基本的考え方や子育てについて知る本や、外国での「わらべうた」、
「わらべうた」を題材にした絵本、カルタあそびなど、幅広く紹介しています。
豊富な事例で、見るだけで楽しくなります!ぜひごらん下さい(「わらべうた」のページへ)


★(エイデル研究所)待ちに待った「わらべうたかるた」が再び入荷しました!CD付です。
どうぞ、お子さんと一緒に楽しまれてください。

わらべうたの"カード遊び"は楽しい・・・・
「わらべうたかるた」
(CD付)



子どもに豊かな文化を伝える会
浅井 民男 版画
かしのき保育園 うた

エイデル研究所
(2381+税)


ぶーぶーぶー たしかにきこえる 
ぶたのこえ ぶーぶーぶー・・・

このこ どこのこ かっちんこ・・・

さよなら あんころもち またきなこ・・・

たのしいわらべうたが
楽しい遊びになって登場です。
音符や拍子符がついたわらべうたを
読み手が最後まで歌います。
歌い終わるのを待って、ステキな版画の
絵札を探し当てます。
その時の得意な笑顔が光ります・・・

CDが付いて、知らなかった歌、あいまい
だったうたもキチンと覚えられる50曲。
このCDを聞くだけでも楽しい気分に・・

ねえ、おばあちゃん、うたって・・

み〜つけた!このうた知〜ってる

ねえ、このわらべうたであそぼーっ
  楽しいわらべうた関連の本やCDは・・・・わらべうた」のページへどうぞ


布の柔らかい感触が夢中にさせる・・・小さい子の必需品「ふわふわ布」(ジョーゼット布)
これはジョーゼット布です。
なんともやさしい手触りの良さ・・・
しわになりにくい、扱いやすさ・・・
透けて見える楽しさ・・・
そしてなによりも安全・・・

このすばらしい布が
小さい子の遊びの素材として
無限の広がりを
見せてくれます。
詳しくは「0〜1.5才のおもちゃ」のページ
幼い子の発達に合わせた、すぐれたおもちゃの世界があります・・・
おしゃぶりおもちゃの世界的名作・・・「ドリオ」(dolio) (スイス ネフ社) 「ゆらゆらバリー」 (ドイツ セレクタ社)
なんとも不思議な形・・・
心おどる美しい色・・・

見ていると心がワクワクしてきます。

これが
あのペア・クラーセンがデザインした
おしゃぶりおもちゃ「ドリオ」です。

これが世に出て、すでに30年・・・
世界中で愛され続け
今もトップの座を譲りません。
おしゃぶりおもちゃは、この「ドリオ」を基本にして、
世界中に広がっていったと言っても良いでしょう・・・
ゆらゆらゆれる不思議さ・・・
積み重ねる楽しさ・・・

幼い時期にどんなおもちゃがいいのでしょう・・・・詳しくは0〜1才半までのおもちゃのページへどうぞ!


★(文化出版局)ウォルドルフ人形作りは楽しい・・・羊毛を使った手作り人形の可愛らしさ、楽しさをていねいに説明し、
優しい気持ちになり、子どもの笑顔が浮かんでくる本です。この本に合わせて材料キットも用意されています。

ウォルドルフの手仕事
「心を育む人形たち」


佐々木奈々子


文化出版局
(1700+税)
羊毛を材料に手づくりで作られるウォルドルフ人形・・・
それは子どもの心に寄り添う「もう一人の私」と言われる
大切な人形になります。
(詳しくは「ウォルドルフ人形材料キット」のページへ)

そのウォルドルフ人形つくりの楽しさは、羊毛を扱う
手作業の楽しさにあります。
この本には羊毛を中心に自然素材を使った人形たち
(赤ちゃんサーラ、パペット、ガーゼ人形、ポシェット・・)、
羊毛と毛糸を使っての遊び(蜘蛛の巣織り、布フェルト、
ポンポン鳥、毛糸のトムテ・・・)、妖精たち(ふたごの天使、
星の子、夏至祭の子どもたち、フェルトの人形、
森の小人・・・)、などが美しい写真とともに、その作り方の
解説や、実物大のパターンが付いています。

ウォルドルフ人形C体の遊びがまだ早い子どもたちに、
そしてウォルドルフ人形を楽しんでいる子どもたちが
さらに遊びの幅を広げるために、簡単に作れて楽しい作品
ばかりが紹介されています。
著者はもちろん「ウォルドルフ人形の本」の訳者・佐々木
奈々子さんです。

あなたもどうぞ楽しい手仕事にはまってみませんか?
うれしいことに材料キットも用意されています。

(「心を育む人形たち」より)
「赤ちゃんサーラ」・・・作ってみませんか?

「心を育む人形たち」に紹介されている、なんとも可愛らしい「赤ちゃんサーラ」。
うれしいことに、心惹かれるこの人形の「材料キット」があり、すぐ作れます。
「赤ちゃんサーラ」材料キット
*綿ジャージーは縫製済みです。 (4286+税=4500円)
作り方は「心を育む人形たち」に載っています。
「赤ちゃんサーラの服」材料キット
*ヌードも可愛いですが、オーガニックコットンの柔らかい服も魅力です。
(2381+税)  作り方は「心を育む人形たち」に載っています。
*「心を育む人形たち」に載せられたステキな作品群とその材料キットは、「ウォルドルフの手仕事」のページへ


本の情報-3-(いつも変わりなく心にとめておきたい本 や 今の季節に・・・)

*この欄で紹介した「星の子・オススメの本」の一覧はこちらへ*
(新刊・復刊に関わりなく、名作・ロングセラーを中心に世界中の子どもたちから愛され続けている本を紹介しています。)

(*品切れ・絶版・重版未定になっている本の一覧は、品切れ情報のページへ)
*「星の子・オススメの本」の最近紹介した本はこちらへ*


「折りびな」・・・孫や子どものために自分で作る・・・伝統美と共に、いとおしさが迫ってきます。
新版 「折りびな」
-和紙の折り紙付き-


田中 サタ 著
真田 ふさえ 画
三水 比文 協力

福音館書店
(2300円+税)
折りひな・・・この創案者は不明です。
でも、日本の折り紙は、そのほとんどが
創案者不明のまま伝承して折りつがれてきました。
田中サタさんは、それを誰でも折りやすく、しかも
おひな様の美しさ・正しさ・単純さを可能な限り
表現して、折り方を説明しています。

子どもの幸せを祈ったお祓いや厄除けの役割と、
源氏物語などにも出てくるひいな遊びなどが、
結び合って出来た立ち雛、やがてそれは座り雛に・・

この本は、児童文学界の大御所・石井桃子さんの
お勧めで、田中サタさんらが作ったものです。

すぐ折って楽しめるよう、手染め和紙の折り紙が
付属して、絢爛豪華なおひなさまたちが作れます。

キリリとして素敵な男びな

前から見ても、後ろから見ても・・・華麗な美しさの女びな

5人ばやしの、それぞれ違った姿も楽しい・・・
男びな、女びなだけでなく、
3人官女、5人ばやしも
ていねいに説明されています。

その立体的な美しさは、和紙の美しさと、
古来から工夫されてきた折り紙の、
究極的な到達点でもあります。

触りたくてしょうがないのに、触ってはいけないと
たしなめられる豪華な7段飾り・・・
心ゆくまで触って遊んでいい「折りひな」・・・

うれしそうな子どもの顔が目に見えるようです。


(「折りひな」と「折りびな」は同じです。)
この本は従来、福音館書店で発行されていましたが、品切れ・絶版になりました。
一方この作品を惜しむ声は多く、ご要望に応え、著作者の個人出版(三人会)で少量の発行が続けられてきました。
「絵本の店・星の子」では、この三人会発行の本を長い間、あっせんし皆様にお届けしてきました。
そして年月が経ち、再び新版となって福音館書店から登場したものです。
「折りびな」は、児童文学界の大御所・石井桃子さんの「三月ひなのつき」で感動的に描かれ、広く知られるようになり、
また石井桃子さんのオススメがあって、この「折りびな」も発刊されました。
「三月ひなのつき」も、どうぞお読みください。(「三月ひなのつき」の紹介はこちらへ


★(福音館書店)「くまさんシリーズ」のおもしろさは、大人の世界をかいま見る楽しさと、幼い子どもの気持ちに添うやわらかさにあります。
絵本読み始めの子どもにとって、絵本の楽しさをきっと教えてくれるでしょう。

「くまさんシリーズ」は幼い子にとって、どうしてこんなに魅力的なのでしょう・・・
子どもにとって興味しんしんの大人たちの仕事の世界・・・それを逃げずにていねいに描き、
主人公が、自分と同じように幼く、なんとも可愛らしいからです。
「せきたんやのくまさん」


フィービとセルビ・ウォージントン 作・絵
いしい ももこ 訳


福音館書店
(900+税)
幼い子どもにとって、大人の仕事の世界はなんとも興味津々です。
朝、起きてから寝るまでの、石炭屋のくまさんの姿が、
とってもていねいに順を追って描かれます。

朝ご飯が済むと、石炭屋のくまさんは、荷馬車に乗って
「はい!はい!」と言います。
すると馬は、ぱかぱか ぱかぱか歩き出します。
荷馬車を降りて、家の戸を叩きます。
奥さんが「3袋、お願いします」と言います。
くまさんは戸口から荷馬車に戻って、石炭を背中にしょいます。
くまさんはそれを、奥さんの家の石炭置き場に投げ込みます。
どかん! どかん! どかん!
3袋が音を立てます・・・

一つ一つの動作が目に浮かぶようです。
幼い子どもにとって、それがどんなに興味深いか・・・
心騒ぐそのまんまが描かれていきます。

そしてくまさんは僕とおんなじように疲れて寝てしまうのです・・・
「パンやのくまさん」


フィービとセルビ・ウォージントン 作・絵
いしい ももこ 訳


福音館書店
(900+税)
「せきたんやのくまさん」に続いて、こんどは「パン屋さん」の
おはなしです。

パン屋のくまさんは、とても早く起きるんです。
まずは大きなかまどに火を入れます。
かまどが充分熱くなるのを待ちながら、くまさんは朝一番のお茶を
飲むんです。

それからエプロンを掛け、パンの生地を作ります。
パンの生地を、どさっ、どさっ、どさっ!とこねます。
パンの生地は膨らむまで寝かせておきます。
その間にくまさんは朝ご飯を食べるんです・・・

それから・・それから・・・くまさんはいろんな事をします。
パン屋さんはお店でパンを並べて売っているだけではないんです。
大変だけど、いいこともあるんです。
だって今日、お誕生日パーティの家にケーキを届けに行ったら、
おみやげにゼリーを一つくれたんです・・・


★(岩波書店)ロシア民話の楽しさ・おもしろさがギュッと詰まった12編の昔話集です。
しかもトルストイなどロシア文学の最高峰が、子どもたちにも作品を作っているのです。うらやましいですね。

「まほうの馬」
-ロシアの楽しいお話し-


A・トルストイ
M・ブラートフ 文
E・ラチョフ 絵
高杉一郎・田中泰子 訳

岩波書店
(1600+税)
その国の最高の作家と画家が、子どもたちのためにも作品を作る・・・
なんと素晴らしいことでしょう。
どうせ子どもだから・・・たかが子どもだから・・・と、子どもを低い目線で
見る作品が多いどこかの国と違って、子どもたちはどんなに幸せでしょう。

この本はロシアの文豪トルストイと民俗学者ブラートフが、ロシアの
民話を再話し、ロシアの子どもたちはみんなこの絵を見てキツネや
クマと知り合いになるという、ラチョフが美しい絵をたくさん描いています。

キツネが道を歩いていると、パンをこねる麺棒が落ちていました。
それを拾ったキツネはお百姓さんの戸を叩き、無理を言って泊めて
もらいます。
朝早く起きたキツネは麺棒をペーチカにくべて燃やし、「私の麺棒を
どこにやった?麺棒の替わりにめんどりをください」とお百姓に言って
めんどりをせしめます。

そのめんどりをもってキツネは、次の村でまた無理を言って泊めて
もらうのです。
次の日の朝、キツネはそのめんどりをムシャムシャ食べて、「私の
めんどりどこやった?替わりにガチョウをください」と言います。
なんと人の良いお百姓でしょう、仕方なくですがガチョウをキツネに
やってしまいます・・・

しかしそんな都合の良いことばかりは続きません。
キツネは怖い犬を与えられ、ほうほうのていで逃げ帰ります。
しかしそれだけではこの話は終わりません。
怒ったキツネは自分の耳を責めます。
「耳よ、耳よ、おまえは何をしていたのかい?」「聞き耳たててたよ」
今度は自分の足を責めます。
「足よ、足よ、おまえは何をしていたのかい?」「どんどんかけてたよ」
そしてついには自分のしっぽを責めます。
そこでなんとなんと、大変なことが起こってしまいます・・・

繰り返しの話しは単なる繰り返しでなく、次の動きをグンと呼び寄せ、
話しはアップテンポでぐんぐん進み、思わぬ展開が待っているのです。
ここにはロシアの昔話のおもしろさがギュッと詰まっていて、
動物たちの振る舞い、バーバヤガーの怖さ、お姫さまや王子さまの
ロマンス、おばかなイワンに象徴される人々の善良さと実直さが表現され、
深みのある楽しさが子どもも大人をも魅了してしまうのです。

そしてこの比較的短い12編の民話は、ロシア文学をモスクワで学び、
ロシア民話の権威者を指導教授に持った娘とその父が翻訳をしています。


(お月さまがテーマの本)
*秋は月のきれいな季節・・・「お月さん、きれいだねえ」と声を掛けると、バギーに乗っているような幼い子どもさえ、
「あ〜・・う〜」と声を上げて興味を示します。
大きくなった子どもは「今日のお月さんは半分だよ」、「私の行く方に付いてくるの・・」と指さして教えてくれます。
都会の空で星々は見えにくくなったけれど、お月さまだけは子ども達に神秘の扉を開いてくれます。


(お月さんがテーマの本 -その6-)
★(徳間書店)現代アメリカ一流の風刺作家が描いた作品らしく、ウイットに満ちたお話しは、
子どもの気持ちは子どもに聞くことの大切さを教えてくれます。

「たくさんのお月さま」



ジェームズ・サーバー 文
ルイス・スロボドキン 絵
なかがわ ちひろ 訳


徳間書店
(1600+税)
海辺の王国に、レノア姫という小さなお姫さまが住んでいました。
ある日レノア姫は、木のいちごのタルトを食べ過ぎて病気になって
しまったのです。
王さまは心配してレノア姫にたずねます。
「お月さまが欲しいな。きっと元気になるとおもうの・・・」

王さまは賢い大臣を呼び、月が欲しいと命令します。
「月は35000マイルも遠くにあるし、お姫さまの部屋より大きい、
それに溶けた銅で出来ているし・・・無理です」
怒った王さまは、こんどは魔法使いを呼びます。
月を取ってこいと言われた魔法使いは、顔からサッと血の気が引き、
「月は15万マイルも遠く、緑色のチーズで出来ていて、お城の2倍
の大きさもあるし・・・」

誰を呼んでも次々に無理だと言われる王さまは、月が手に入らないと
レノア姫の病気が治らないと悲しがり、こんどは道化師を呼びます。
そしてリュートを引いて悲しい曲を聞かせてくれるように頼みます。
道化師はリュートをつま弾きながら、お月さまのことはお姫さま自身に
聞くのがよいと答えます。
事態は急展開します・・・

子どもを気遣う王さまと、それを取り巻くかしこい家来たちをウイットに
満ちたやりとりで描きます。
そしてそこに、人の気持ちや子どもの世界を理解する道化師が
登場して事態を解決に導く・・・
わがままなお姫さまに見えたレノアは、素直な心と感性で
ジタバタする大人を笑い、あどけないようで賢い姿を見せます。
現代アメリカ一流の風刺作家らしい作品で、子どもの気持ちを
子どもに直接聞かないで行動する大人の世界を、やさしく指摘して
いるのです。


(お月さんがテーマの本 -その5-)
★(福音館書店)縦長のこのスタイルだからこそ表現できる、お月さまと地上の関係を楽しく描きます。
子どもが思い描く想像の世界がそのまま描かれて、ゆかいで楽しく、しかも美しい名作です。

「つきのぼうや」



イブ・スパング・オルセン 作・絵
やまのうち きよこ 訳


福音館書店
(1000+税)
お月さまの本・・・と言ったら、まずこれをあげる人が多いでしょう。
細長い縦長のサイズで、空高くかかるお月さまと地上の世界を
描くには、このスタイルしかないと思った作者の意気込みが
感じられます。

見開きには空高く輝くお月さま。
湖水には月が映り、そこに舟がシルエットのように浮かび
上がっています。
子どもがそれを見ています。
自転車を引いた少女が、美しい月を見上げています。
ネコだってうっとり見上げ、月明かりがそれぞれの影を
きれいに落としています・・・

そんな静かで美しい情景の中、お月さま自身は湖面の中の
お月さまが気になって仕方なく、月の坊やにこう頼みます。
「ちょいとひとっ走り、下へ降りていって、あの月を連れてきて
くれないか。友だちになりたいのだ・・・」

月の坊やが降りていく途中、うっかり星をけ飛ばしました。
するとそれは流れ星になりました。
ふわふわな雲に乗って休もうとすると、すとんと突き抜けて
びしょびしょになりました。
渡り鳥の群れの中に入りました。
飛行機にも出会いました。
飛んでいるたんぽぽのタネにも出会いました・・・
こうして地上に降りて、ついにステキなものを見つけたのです!

空を見つめる子どもたちの想像の世界が、ゆかいに美しく
展開されていきます。
そしてこの縦長のスタイルだからこそ、空と地上の距離感や
その間で遊ぶゆったりした時間が感じられるのです。
誰でもが大好きになる名作です。


(お月さんがテーマの本 -その4-)
★(評論社)先住民族の民話を再話したお話です。
神秘的で、不思議で、読みごたえのあるファンタジーの世界は、読む者を圧倒し、とりこしてしまいます。

「おこった月」



ウィリアム・スリーター 再話
ブレア・レント 絵
はるみ こうへい 訳


童話館出版
(1500+税)
これは北アメリカ大陸の、さらに北の方に住む先住民族のお話しを
再話したものです。

夏の草原を歩いている男の子と女の子・・・
月は輝き、その光は二人を包み込んでいます。
女の子は言います。
「見てよ、あの月。顔じゅう、あばただらけ。なんてみっともない」
男の子は「しつ!月のことをそんな風に言ってはいけない」と
たしなめます。
しかし、まわりは突然の底知れぬ真っ暗なやみになります。
不思議な虹が現れ、燃え立つような光が女の子を取り巻き、
虹が消えたときには女の子はもういませんでした。

男の子は女の子の名を呼び、泣き崩れます。
ふと空を見るとお月さまの横に大きな星がまたたいています。
男の子は弓に矢をつがえ、その星に向かって放ちます。
その星は消えましたが、矢は戻って落ちてきません。
矢筒にある矢を次々に放ちます。
いつの間にか矢が鎖のような連なりとなって地面に伸びてきました。

最後の矢を放ったとき、夜は明け、太陽の光が矢の鎖を照らすと、
それは空に掛かるはしごに変わっていきました。
ぼう然とする男の子、ハッと気が付いてそのはしごを登ります。
風が吹き、雨が濡らし、はしごに手と足を絡ませて夜を眠ります・・・

恐ろしい冒険が待っていますが、不思議なことが次々に起きて、
事態を切り抜けていきます。
それぞれの場面がファンタジックで美しく、我々の想像を超えた
伝説の世界が展開され、圧倒されます。
神秘的で、不思議で、読みごたえのあるファンタジーの世界・・・
その絵もストーリ展開も、とりこになってしまう美しさです。


(お月さんがテーマの本 -その3-)
★(評論社)トミー・ウンゲラーの世界的に有名な名作です。
そのファンタジックな世界は、お月さまが持っている不思議さにピッタリでとても楽しい作品です。

「月おとこ」



トミー・ウンゲラー
たむらりゅういち・あそうくみ 訳


評論社
(1500+税)
「ゼラルダと人食い鬼」などで有名なトミー・ウンゲラーの作品で、
彼の得意とする民話風・昔話風の語り口で、不思議でゆかいな
ファンタジーの世界が展開されます。

青白いお月さんをよく見ると、ウサギがいるようにも見えますが、
実は「月おとこ」の姿が見えます。
月おとこは、毎晩地球で踊っている人々の姿を見て、うらやましくて
なりません。

ある夜、お月さまのそばを流れ星がビューン・・・月おとこはサッと
流れ星のしっぽに捕まって、地球の森の中へドスン。
大きな音に驚いて、地球を守るため兵隊さんが出動し、火を消す
ために消防士さんも駆けつけます。
見物人もたくさんやって来ますから、アイスクリーム屋さんだって
現場に急ぎます。
そしてついに月おとこは逮捕され、牢屋へ・・・

がっくりした月おとこが牢屋の椅子に座っていると・・・
あれれ、いつのまにか身体の左半分が消えています。
そうです、お月さまが欠け始めたのです。
ファンタジーの不思議な世界へ、一気に入っていきます・・・

お月さまが満ち欠けすることをテーマにした数少ないお話しです。
トミー・ウンゲラーの作品は、そのファンタジックな不思議さとともに
美しい色彩の絵にも目を見張らされます。
そして全体が楽しさとユーモアに満ちていて、うれしくなるのです。


(お月さんがテーマの本 -その2-)
★(福音館書店)まんまるいお月さまを見ると、ミルクの入ったお皿のように見えます。
それを追いかけるこねこちゃん・・・無彩色の月夜の世界が楽しく描かれます。
今夜から、きっとお月さまを見てみたくなります。

「まんまるおつきさまを
おいかけて」



ケビン・ヘンクス 作・絵
小池 昌代 訳


福音館書店
(1300+税)
表紙にはまんまるいお皿のようなお月さま・・・
そのお月さまに照らされて、草花は広がり、
ねこちゃんが、手をなめて舌なめずり・・・
これがこのお話しのテーマなんです。

そして見開きには、夜空にぽっかり浮かぶお月さま。
こねこが、じーっとそれを見つめています。
いよいよおはなしの始まりです・・・

こねこはお月さんを見て、ミルクの入ったお皿があると
思います。
目をつぶって、舌でぺろりとなめてみました。
でも、飛び込んできたのは虫だけ・・・

こんどは追いかけてみます。
道を走り、庭を横切り、野原を駆け抜け・・・
それなのにどうしたことでしょう。
ミルクのお皿にぜんぜん近づけません。

そこでこんどは高い木に登って・・・
いろんな努力のその果てに・・・うれしいうれしい事が
待っていて、心やさしい子どもたちは大喜びするでしょう。

夜は無彩色の世界・・・墨で描いたような月夜の世界を、
可愛らしいこねこの表情で描いた楽しい作品です。


(お月さまがテーマの本 -その1-)
★(ほるぷ出版)モグラ・・???モグラを見たことがある幼い子どもはほとんどいないでしょう。
そんなモグラの生態を知る、楽しさとやさしさに満ちたお話しです。

「チビモグちゃんの
おつきさま」



ハイアウィン・オラム 文
スーザン・バーレイ 絵
角野 栄子 訳


ほるぷ出版
(1400+税)
みなさんはモグラを見たことがありますか?
どんな格好をしているか判りますか・・・?
そんなモグラたちが主人公の、めずらしいお話しです。

モグラは土の中にもぐって生活をしていますから、
いつも真っ暗で、目はよく見えません。
でもモグラのチビモグちゃんは、暗いところでも目が
よく見えるんです。

あるとき、暗い森の暗い川の中でチビモグちゃんは
お月さまを見つけました。
でも、チビモグちゃんがお月さまを捕まえようとしたら、
こなごなに壊れてしまいました。

その話しをするとパパもママも信じてくれません。
次の日にみんなで見に行くことになりました。
うわさを聞いて、森じゅうの動物たちが集まってきます。
でも夜が更けてきても、さっぱりお月さまは現れません。
みんな大騒ぎになります・・・

幼い子どもがウソをつくことはありません。
チビモグちゃんのママはそれを知っていて、心やさしい
対応をしてくれます。
ステキな結末が待っています・・・


★(ほるぷ出版)ジョン・バーニンガムのやわらかな線画が美しく、やさしさに満ちたお話しは幼い子の心を捕らえます。
どうぶつがたくさん出てくるだけで子どもたちは夢中になってしまいますが、
幼い子にとってうれしい対応をしてくれる大人がいることが、この本の大きな魅力になっています。

「ガンピーさんのふなあそび」


ジョン・バーニンガム 作
みつよし なつや 訳


ほるぷ出版
(1200+税)
ガンピーさんと子どもや動物たちの、なんともステキな
ある日の出来事です。

ガンピーさんは舟を一そう持っています。
川縁にガンピーさんの緑色の家が描かれ、ガンピーさんの
舟をこぎ始めた姿が登場して、いよいよ物語の始まりです。
ガンピーさんが舟を走らせていると子どもたちの声、
「いっしょに つれてって」
「けんかさえ しなければね」・・・

みんな楽しそうに舟に乗って森の中を進んで行く姿が
描かれて、自分も乗っている気分になり、実際にも
乗りたくなってきます。
そんなとき「あたしも のれるかしら?」と羊が言います。
「のれるとも。でも めえ めえ なくんじゃないよ」・・・

こうして次々に動物たちが乗り込んで大賑わいで川下り・・・
思わぬ事が起きてしまいます・・・

一つ一つの出来事に、ガンピーさんは心から優しく
対応していきます。
大騒ぎになっても、困ったことになっても、ガンピーさんは
リンとして動じないで、淡々としていてみんなホッとします。
そればかりか、なんともうれしい心遣いで、楽しく1日が
終わるのです。

ハラハラしたり、ビックリしたりする物語の展開でなく、
やさしさと楽しさがいっぱいのお話しこそ、幼い子どもたちの
心を惹きつけてしまうのです。


★(福音館書店)ピーターラビット」のシリーズの中で、子どもたちにこれほど好かれる作品はないでしょう・・・
絵本読み始めの幼い子にとって離しがたい魅力の、なんとも可愛らしい作品です。

「モペットちゃんのおはなし」


ビアトリクス・ポター 作・絵
いしいももこ 訳

福音館書店
(700+税)
ピーターラビットのシリーズで、「こわいわるいうさぎのおはなし」
並んで、幼い子向けに描かれた可愛らしい作品です。

モペットちゃんはこねこの名前です。
ねずみの音がして、緊張してかまえる可愛いモペットちゃん・・・
ところがこのねずみは「こねこなんか怖くないや・・」とばかり
モペットちゃんをのぞいています。
モペットちゃんは、そのねずみに襲いかかります。
でもちょっと遅くて、ねずみには逃げられ、自分の頭を戸棚にぶつけて
しまいます・・・

そこでモペットちゃんは仕返しをしようと策を練るのですが・・・

なんとも可愛らしく無邪気な作品ですが、そこに描かれたネコや
ねずみの姿は写実的に描かれ、それでいてユーモラスな雰囲気が
伝わってくるのです。
動物画家としてのポターの妥協の無い表現と、愛情がストレートに
描かれ、誰にも愛されるシリーズとして魅力を放っています。


★(福音館書店)ピーターラビット」、この名前を聞いたことの無い人がいないほど有名な、ビアトリクス・ポターの作品です。
イギリスの湖水地方に展開する動物たちのお話しを、動物たちの生態をきちんと見つめながら描いた可愛らしい名作です。

「こわいわるいうさぎの
おはなし」



ビアトリクス・ポター 作・絵
いしいももこ 訳

福音館書店
(700+税)
ピーターラビットの絵本はみんな大好きです。
出てくる動物たちもみんな可愛らしく、なんともほほえましい・・・
それでいてワクワクしてくるのです。

でもピーターラビットの編集者のお子さんがこう言ったそうです。
「ピーターラビットはいい子すぎるから、こんどはほんとうに悪い
うさぎの話が読みたい・・・」
こうしてこのお話しが作られました。

おとなしい、いいうさぎはお母さんからニンジンをもらい
おいしそうに食べています。
それを見ていた悪いうさぎは、自分も欲しくなってしまいます。
でも悪いうさぎは「ください」などとは言いません。
いきなり横取りしてしまうのです。
そこへ鉄砲を持った猟師が通りかかります・・・

単純で明快、わかりやすいお話が展開されます。
猟師が出てくるので、ひょっとしたらとドキドキしますが、
やさしい結末でホッとします。

ピーターラビットの絵本は24冊もありますが、やさしい本から
読みごたえのある絵本まで幅広いので、1巻から順に読む
というよりも、まずはこの本から読み進めるのが楽しいでしょう。
誕生日や入学祝い、クリスマスプレゼントに・・・お孫さんへの贈り物に・・・
「ピーターラビットの絵本 贈り物セット(全24巻)」
があります。 
誰もが大好きになるピーターラビットのお話し・・・
全24巻が美装ケースに収められた贈り物セットがあります。

そ〜っと開けてみると、ステキな絵本がいっぱい・・
子どもたちは抑えきれないワクワク感と
うれしさに満たされるでしょう。

イギリスの湖水地方を舞台に展開される動物たちの物語。
それはビアトリクス・ポターの、生き物に対する
ごまかしのない絵と、生きざまを描いた作品だからこそ、
可愛らしいだけの魅力を越え、全世界を惹きつけるのです。
「ピーターラビットの絵本 贈り物セット(全24巻)」 (福音館書店) 17000円+税


★(福音館書店)有名な「3びきのくま」です。トルストイが幼い子どもたちのためにステキな作品を作ってくれました。

「3びきのくま」


トルストイ 再話
バスネツォフ 絵
おがさわら とよき 訳


福音館書店
(800+税)
その国の最高の作家と画家が、子どもたちのためにも
絵本をつくってあげる・・・外国ではそんな風潮があります。
これもそういう作品のひとつです。

ページを開くとなにやら深〜い森・・・
女の子が森で遊んでいる内に道に迷い、小さな家を見つけた
場面が描かれています。
その家は扉が開いていて、屋根の上のオンドリが女の子の
様子をじっと見ています。
いよいよなにが始まるか・・・ワクワクする物語の始まりです。

女の子が家の中に入ってみると、テーブルの上にスープの
入っている大きなおわんと中くらいのおわん、それに小さな
青いおわんが置いてあります。
女の子はそれぞれのスープを飲んでみましたが、一番
おいしかったのは小さなおわんのスープでした。

ちょうどこの頃、この家の3びきのくまはお散歩に行っていて
留守だったのです。
けむくじゃらのおとうさんぐまを先頭に、日傘をさして、花かごを
手に持って歩くおかあさんぐま、おかあさんのスカートのヒモに
つかまって歩く子どものクマ・・・みんな楽しそうです。

そんなことを知らない女の子は、家の中を探検し、ベッドの上で
寝てしまいます・・・。
さてどんなことが起きるでしょう・・・

ゆったりとしたお話のはこび、最後まで野性的な展開にも
かかわらず、ユーモラスに満ちたあたたかさ・・・
ロシアのおはなしの醍醐味が、幼い子向けの作品にも
現れていて、気持ちの良い作品です。


★(偕成社)正しい「おはし」の持ち方で、食べ物を挟んだり、切り分けたり、魚の骨を取ったり・・・とってもカッコイイですね。
一家に一冊置いておきたい必携の書です。幼稚園に行く前に、小学校に上がる前に、プレゼントにも喜ばれます。

おかあさんといっしょに
「はしのもちかた」



小永井道子 作・絵

偕成社
(1000+税)
最近は「おはし」をきちんと使える子が減っているようです。
ですから小学校の受験で、大豆を「おはし」でつかむことをさせる・・・
こんなところが増えているそうです。
その子どもの力量というより、親のしつけを見ているのでしょうか・・

これはそういう実利のためでなく、「おはし」をキチンとつかむ、キチンと
使える・・・そんな当たり前に大切なことを、子どもに身につけてもらう
ため、はしの「つかみかた」「はしづかい」を、大きな絵で判りやすく
説明した絵本です。

子どもがうまく使えないとき、親自身が間違えて覚えてしまったとき、
どうやって教えたらよいか・・・スプーンから初めて「おはし」に移行する
とき、どういう手ほどきをしたらよいか・・・
そういうときに、この本があると本当に助かります。
間違って覚える前に、初めがしっかりしていればとても楽です。

伝統的で、機能的で、見た目にも美しい「はし使い」・・・
食べ物を挟んだり、切り分けたり、魚の骨を取ったり・・・そんなことが
スムーズに出来る子どもを見ると、とてもさわやかで、美しく見えます。
それが、とってもカッコイイのだと思います。


★(フレーベル館)子どもたちの大好きな「おやすみなさい おつきさま」のワイズ・ブラウンが
ステキな詩の絵本を作ってくれました。

ワイズブラウンの
「詩の絵本」

マーガレット・ワイズ・ブラウン 詩
レナード・ワイスガード 絵
木坂 涼 訳

フレーベル館
(1600+税)
ある いえに たまねぎ いっこ ありました
おりょうり おばさん すぱっと きると
なんと おいおい なきだした
おいおい めそめそ めそめそ おいおい

おどろいたのは おかみさん
なぐさめようと とんできた
ところが みるみる おかみさん
ぽろぽろ めそめそ ぽろぽろ しくしく・・・

これは「たまねぎのうた」の一節です。
さらに、旦那さんも坊やも何事かと駆けつけます。
いったいどうなったことでしょう・・・
この詩に付けられたワイスガードの、ユーモア
あふれる絵も、子どもたちは大喜びです。

ワイズブラウンと言えば
「おやすみなさい おつきさま」で詩のように美しい
お話しの流れを感じた人も多いでしょう。
この詩の本は、虫たちの気持ち、鳥たちの気持ち、
魚たちの気持ちを、ハッと気づかせてくれる
なんともステキな子どもたちへの詩集です。
ものがたりだけでなく、子どもたちに「詩」の世界を
積極的に紹介することは、やさしく繊細な感性を
伸ばし、想像する・考える力を与えてくれるでしょう。


★(評論社)幼い子どもたちの大好きな「おやすみなさい おつきさま」・・・同じ作者が同じコンビで描いた作品があります。

「MY WORLD」

By Margaret Wise Brown
Pictures by Clement Hurd


絵本の家
(3190+税)
ワイズブラウンとクレメントハードの最高のコンビで
描かれた「おやすみなさい おつきさま」の続編とも
いえる作品です。
英語版には a companion to GOODNIGHT MOON と
副題が書かれているほどです。

ママのイスがあります。
ぼくにもイスがあります。
低いイスだけれどもぼくのイスです。

ぼくの歯ブラシのとなりに、パパの歯ブラシが並んでいます。
ぼくにもおもちゃの車があります。
パパの車のように早く走れるといいなあ・・・と願っています。

いろんなぼくのものがあるけれど、お月さまはぼくのもの
でなく、パパのものでもなく、月おとこのものなんです。

こうして小さかったり、遅かったりするけれど、ちゃんとぼくの
ものがあり、家庭の中で愛され尊重されている姿が描かれて
いきます。

そして最後に、やがて飛び立っていく姿が象徴的に描かれ、
心に残ります。

ただ邦訳版は、ワイズブラウンの詩のように流れる簡潔な
テキストを生かせず、未熟な翻訳なのが残念です。
「おやすみなさい おつきさま」を訳した児童書界の大御所
瀬田貞二さんの素晴らしさにおおいに学び、訳者の
これからの前進に期待したいと思います。
「ぼくのせかいを
ひとまわり」

マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
クレメント・ハード 絵
おがわ ひとみ 訳


評論社
(1000+税)
「おやすみなさい
おつきさま」

マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
クレメント・ハード 絵
せた ていじ 訳

評論社
(1200+税)
ワイズブラウンと言えば
「おやすみなさい おつきさま」・・まさに代表作です。

昼間、精一杯遊んだ子どもたちが、ベッドに入り、
自分の身の回りにあるものに「おやすみなさい」を
順に告げていきます。
ワイズブラウンの詩にいざなわれるように、クレメント・
ハードが、実にストーリ性のある絵を表現していて、
何回も読むうちに、子どもたちはそれに気がついて
いくのも、この絵本の魅力です。

雅子さまが読まれた本として一躍有名になりましたが、
寝る前に読む本として、この短い作品が限りない豊かさを
子どもたちに与え、気持ちよく眠りにつく最高の魔法薬と
なりました。

これに惹かれて、その絵本ポスターを部屋に飾る方が多く、
とても人気です。(絵本ポスターのページへ
「ぼく にげちゃうよ」

マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
クレメント・ハード 絵
いわた みみ 訳

ほるぷ出版
(951+税=)
マーガレット・ワイズ・ブラウンとクレメント・ハードのコンビの
作品の中でも、とりわけ楽しい人気の絵本です。

外へ飛び出したくてしかたないこうさぎ・・・
「ぼく、にげちゃうよ」と母さんに言います。
「母さんが追いかけてきたら、ぼくは小川の魚になって
泳いでいっちゃうよ」
そこで母さんは「おまえが小川の魚になるのなら、お母さんは
漁師になっておまえを釣り上げますよ」と答えます。

こうさぎは今度は「ぼくは小鳥になって逃げていくよ」と
言います。
「おまえが小鳥になって逃げていくのなら、母さんは木になって、
おまえが止まりに帰ってくるのを待っていますよ」
と答えるのです。

こうさぎと母さんの楽しい掛け合いが続きます。
親と子の信頼に満ちた言葉のやりとりが、ステキな結論へと
導かれていきます。
読み返すたびに、うれしくなる作品です。
ワイズブラウンとクレメントハードの最高のコンビでつづる「おやすみなさい おつきさま」「ぼくのせかいをひとまわり」
「ぼくにげちゃうよ」
3冊セットは、絵本読み始めの子どもたちへのプレゼントとしてとても人気です。(こちらへ


ドイツからやってきた「ものがたりさがし絵本」の、「ミニ版4冊セット」が登場です!
−ものがたりさがし絵本
ミニ版4冊セット−


「さがしてあそぼう
冬ものがたり
春ものがたり
夏ものがたり
秋ものがたり」

ロートラウト・スザンネ
・ベルナー 作

ひのくま出版
(\3200+税)

昨年(2006年)、この「ものがたりさがし絵本」の大型サイズが
出たときは、大変な人気を呼びました。
絵の中に、いくつものものがたりを見つける楽しさは、
見るたびに新しい発見があって、
子どもの心をワクワクさせました。

そして今、この楽しさを手軽に、外出先や、レストランや
結婚式、電車の中などの待ち時間でも楽しめるよう、
ミニサイズになってうれしい登場です。
−ものがたりさがし絵本−

「さがしてあそぼう
春ものがたり」

ロートラウト・スザンネ
・ベルナー 作

一つ一つは13cm*17cm・・
持ちやすいサイズで
しかも十分絵を楽しめる
大きさなのです。
ちょっと中をのぞいてみましょう・・・

郊外ののんびりとした動物たちの様子が描かれています。
いよいよものがたりの始まりです・・・

街に出るとにぎやかなざわめきが・・・小さな事件、
大きな事件が始まっています・・・
コウノトリはどこへ行くのでしょう、バスに乗り遅れて走って追いかける人がいます、道ばたに落ちているお財布の行方は・・・
ページをめくるたびに、たくさんのドラマが楽しく展開し、絵を探す楽しみ、見つける喜び、ストーリを感じるうれしさで夢中に
なってしまいます。

かっこいいお兄ちゃんが
散歩していると・・・

ボール蹴りをしている子どもに
出会い、一緒に走ります・・

突然、ワンちゃんが加わって
走る、走るっ!

あっ、ボールがお店のガラスに
ぶつかって怒られ・・(続く)
このボール蹴りのお話しは、やがて素敵な結末を迎え、見るものをホッとした気分にさせてくれます。
こんな風に小さなドラマ、大きな事件が沢山ちりばめられ、ページを開くたびにあたらしい発見があってうれしくなります。
大人がさがし迷っているうちに、子どもは素早く見つけ得意になり、やがてお話しを自分で作って説明してくれたり、
部屋の隅っこで、自分で作ったお話しの世界に一人で見入って、トリコになってしまうでしょう。
大型サイズの説明は・・・・「冬ものがたり」「春ものがたり」こちらへ「夏ものがたり」「秋ものがたり」こちらへ


★(エクスプランテ)人気の「紋切り型」に、初めての人でも判りやすく解説した本と、折り紙や型紙などの材料を揃え、
贈り物にもステキなパッケージにして、新作が登場です。

「いろはに もんきりあそび」

下中 菜穂 著
(エクスプランテ)
(\1500+税)

折りたたんだ和紙を、型紙通りに切って、そっと開く・・・
江戸時代に楽しまれた「紋切り遊び」が
ここによみがえりました。
和紙と型紙が付いて
すぐに楽しむことが出来ます。
(本と10色50枚の和紙折り紙、35種の型紙が付いています)
*写真はすべて「いろはに もんきりあそび」より抜粋です
街を歩くと
ちょうちんやハッピ姿に描かれた
ステキな文様に出会います。

そんな文様は「家紋」にもなり、
江戸時代には
その型紙が「紋切り型」になり、
紋切り遊びが楽しまれました。

和紙を折って、型紙通りに切って
そっと広げると・・・

いまにもパタパタと飛んでいきそうな
コウモリが出来ました。
ワアーッと子どもの歓声が上がります。
春には桜の花が咲き
夏には飛び交うツバメや緑のササ・・・
秋はお月見・・・
そして冬には雪が舞う・・・
人々は自然の姿、自然の力、自然の恵みに力を得て
文様にもしてきました。
季節ごとに美しい紋切りの型が、
江戸時代のいわれを含め解説されています。
美しさと楽しさがバツグンの「紋切り型を」をどうぞお楽しみください。
小さな子にとって、ハサミで紙を切るのは楽しく、手や指の機能を大きく発達させます。
そして器用になるということはとてもステキなことで、その後の発達に大きな広がりをうながすでしょう。
「紋切り型」の楽しい解説や、他の作品の紹介は・・・「紋切り型」のページへ


子どもに「詩」なんて・・・まだ早い?
美しいことばの響き・・・ことばのおもしろさ・・・心に響くことば・・・ことばのおかしさ・・・
楽しいお話しとともに、美しいことばの世界をひろげ夢をはぐくむ
「詩」を、子どもの心に届けませんか!

クマのプーさんの息づかいが聞こえてくる・・・やさしく楽しい詩の絵本が子どもの心をとらえます
ミルンとシェパードの「プーさん」コンビは、子どものための詩集も書きました。
子どもの遊びや自然の中での姿とともに、物語性の高いたのしい詩も多く含まれ、
どの詩を読んでもその中にユーモアがあふれ、人間らしさがあふれています。
そしてこの原詩の持つひびきの美しさを感じてもらいたい、声を出して読んでもらいたいと
小田島夫妻が協力して、ステキな訳で登場しました。
「クリストファー・ロビンのうた」

A・A・ミルン
E・H・シェパード 絵
小田島雄志 小田島若子 訳

晶文社
(1400+税)
どうしても どうしてもぼく きらいだった
「きをつけなさい」っていわれるの
どうしても どうしてもぼく いやだった
「手をつなぎなさい」っていわれるの
どうしても どうしてもぼく はらがたった
「木にのぼってはだめ」っていわれるの
いってもだめなのに おとなたちはわからない・・・

ミルンは息子のクリストファーが3才になる頃、
子どものための詩を書き始め、それをまとめたのが
この本です。(「クマのプーさん」を生み出す前でした)
子どもの想像力の豊かさを実によくとらえたこの詩集は、
英語の美しい響きを、日本語で声を出して読みたく
なるような調子を出すように、小田島夫妻が協力して
翻訳したものです。
「クマのプーさんとぼく」

A・A・ミルン
E・H・シェパード 絵
小田島雄志 小田島若子 訳

晶文社
(1400+税)
りっぱな騎士になるときはいつも
ぼくはきっちりよろいをつけて
騎士にふさわしい仕事をさがす
たとえば竜のすみかをしゅうげきし
つかまっていた人たちをすくいだし
竜をあいてにたたかったりする
たたかいがはじまるとぼくは
竜が勝ってもいいとおもう
ぼくが負けてもいいとおもう
だってあいては竜だもの・・・

ミルンたちが「クマのプーさん」を発表した翌年、
子どもたちへのステキなプレゼントとなった、詩の絵本。
イギリスではこの詩を聞くと、子どもたちの身体が
しぜんに踊り出すといわれています。


★(偕成社)日本の歴史と文化を伝える、子ども向けの滅多にないステキな絵本に出会いました。

源平絵巻物語 第1巻
「牛若丸」


赤羽末吉 絵
今西祐行 文

偕成社
(2718+税)
牛若丸・・・日本の歴史上で、これほど誰からも好かれた
人物は少ないでしょう。

今は去ること800年ほど前、平家との戦いで敗れた源氏は
京の都から逃れます。
お母さんの常磐(ときわ)に連れられて、雪の中を奈良へ
向かったとき、牛若はまだ乳飲み子・・・
しかし清盛は「源氏皆殺し」を狙います。
泣く泣く母の常磐(ときわ)は、自分の夫義朝を殺した清盛に
仕え、牛若は鞍馬寺へ・・・そこで天狗に出会います・・・

このお話しを、作者は古典をていねいに調べ、今考えられる
限りの英知で、自然なもっとも美しい形で表現しました。
もちろん牛若ゆかりの地を実際に歩き、その風土を確かめ
ながら、国際アンデルセン賞の画家賞を得た赤羽末吉が、
なんとも情緒あふれる絵を描いています。

日本の歴史と文化を伝える、子ども向けの滅多にない
ステキな絵本に出会いました。
このお話しに続く形で、主人公を変え10巻が出ています。



アンデルセン作品に色濃く反映された彼の生涯・・・
それぞれの作品のおもしろさがグンと高まるステキな伝記が出ています。
「アンデルセン」
-夢をさがしあてた詩人-

ルーマー・ゴッデン 著
山崎時彦
・中川昭栄 共訳


(偕成社)

(\2427+税)
アンデルセンの伝記といえば、世界中でルーマー・ゴッデンの
この作品が読まれています。
ゴッデン自身も人の気持ちを情感深く表現する作家として知られ
「クリスマス人形の願い」こちらへ「バレエダンサー」こちらへ)に
魅了された方も多いでしょう。

アンデルセンは俳優を目指し、詩人・劇作家・小説家として自立しようと
努力をしますが、挫折のくり返しも大変なモノで、恋にも破れ続けます。
ゴッデンはアンデルセンの気持ちに添いながらも、ただほめたたえるだけの
ヒーロー伝記を避けています。
人に認められないときでも「彼の才能は理解されなかった」と書かず、
彼女に振られたときも「彼の素晴らしさを見落としていた」と表現せず、
デンマーク語を正しく書けず、礼儀を忘れ、独りよがりで、人の気持ちを
まったく理解出来なかった・・・と率直で批判的な視点も忘れず、それが
アンデルセンの生涯や生き方を理解する上での、絶妙な描き方になって
います。
そして豊富な写真と絵、童話や手紙の引用が素晴らしく、彼の生きた
デンマークそのものへの愛情も激しく伝わってきます。
「アンデルセン自伝」
-わが生涯の物語-

大畑 末吉 訳


(岩波文庫)

(\800+税)
私の生涯は波乱に富んだ幸福な一生であった。
それはさながら一編の美しいメルヘンである・・・

この自伝はこんな風に始まります。

メルヘン作家アンデルセンは、自叙伝さえも
自分を主人公とする一編の物語のように描きました。
まさにその通り、アンデルセンは自分の生い立ちを、
恋人とのはかない別れを、率直に、実に興味深く、語っています。
長い間手に入らなかった本の重版です。
アンデルセンの作品に酔いしれませんか・・・アンデルセン特集のページはこちらへ



★2003/5月に出たばかりですぐ品切れになりましたが、再び手に取れるようになった話題の本です。

「人間になれない子どもたち」
現代子育ての落し穴

清川輝基


(えい出版社)
(\1500+税)
筆者はNHKの「新日本紀行」「ニュースセンター9時」を担当した
元ディレクタ。
そして現在は「子ども白書」「子ども劇場全国センター」にかかわる。

今、子どもたちの背筋力調査は行われていない・・
それをやると腰を痛める子どもが続出するからである。
子どもの身体がむしばまれている・・・

少年少女の事件が続発する・・
そのたびに「家庭の責任」「親の責任」が追求される。
ますます密着する親子関係が、親の規制や親の顔色を見る
「外からのブレーキ」を子どもたちに加える・・
しかし子どもたちが自分で考える「内からのブレーキ」は
育たない・・子どもの心がむしばまれていく。

本書は科学的分析を基礎に、具体的にどうすればよいかを
解き明かしていきます。


本の情報-4-(良い絵本・児童書を選ぶために・・・)


良い本・すぐれた本を探し出すのは、大変ですね・・・
そんなとき、参考にして欲しいことをご紹介します。
「星の子・ぜひ読んでいただきたい子どもの本」
そのお子さんの発達に見合った本を、どうやって与えたらいいでしょう・・・
絵本や児童書は、年令によって決まるというより、その子の絵本経験によって
大きく異なります。
「もう3才だから・・・」などと出版社の決めた推奨年令の本を、無理矢理与えると
子どもはイヤになってしまいます。
ですから年令別コースは弊害が多いと考えています。

そんなとき、その子それぞれの発達段階にあわせた本を選べるように、
「絵本の店・星の子」が選りすぐった「コース別・子どもの本」があります。
世界中の子どもたちから、長い間親しまれてきた、まさに試されずみの
すぐれた本ばかりです。
「絵本コース」「ものがたりコース」・・・どれも夢あふれる7コース。
どうぞお楽しみください。
「星の子・ぜひ読んでいただきたい子どもの本」のページへ)
「星の子・子どもの本の講座」
「絵本の店・星の子」では、時に応じて「子どもの本の講座」を開いてきました。
その時の講師の先生方が語った、ステキな本の紹介パンフレットがあります。
この欄で紹介の冊子をぜひお読みください。
「季刊・子どもと本」
山本まつよ さん、青木祥子 さんらを中心とする絵本・児童書研究家、
「子ども文庫の会」が「子どもにとってすぐれた本とはなにか」を
歯に衣着せぬ論評で、すべて具体例で紹介をしていきます。
「星の子」ではバックナンバーのすべてを揃えています。
「絵本の店・星の子 ホームページ・注目の本」
「絵本の店・星の子」では、毎年たくさん出る絵本・児童書の中から、その内容を精査し、すぐれた作品を
選び出して、ホームページでていねいな説明を加え、紹介を続けています(数日ごとに更新しています)。
どうぞこの中からお選びください。また「クリスマス関連」「入学」などテーマ別にも紹介をしています。
(トップページ -本の情報 1 -欄へ) (今までの「注目の本」のページへ) (「注目の本・一覧」のページへ


★(子ども文庫の会)季刊「子どもと本」143号が出ました!この機会に定期購読をオススメします。

季刊
「子どもと本」

143号

子ども文庫の会

(\590+税)
山本まつよ さん、青木祥子 さんらを
中心とする絵本・児童書研究家、子ども文庫の会が
「子どもにとってすぐれた本とはなにか」を
歯に衣着せぬ論評で、すべて具体例で紹介をしていきます。

子どもの本に対する見方を知り、視野を広げ、
また研究をしたい方にも、道しるべとなる冊子です。

第1号から毎号載せられている「子どもの好きな本のリスト」は
その素晴らしい解説で、子どもに読ませたい本の重要な指針
として、またどんな絵本・児童書を与えたらよいか迷う親たちの
大切なリストとして、幅広く愛されつづけています。

「星の子」ではバックナンバーのすべてを揃えています。
定期購読もぜひオススメします。(季刊・年4回)
また1号からお読みになりたい方のために、
毎月1〜3冊(何冊でもご指定ください)定期的にお送りします。
バックナンバーをお読みになりながら、新号が出たときに
それを付け加えてお送りすることも出来ます。
季刊「子どもと本」では、子どもたちにぜひ読んでいただきたい基本的な本を「子どもの好きな本のリスト」
として、年令を追って1号から順に解説・紹介をしています。39号で基本リストは終わりますが、その後に出た
新しい本を含めて「リストに加えたい絵本と本」を紹介し続けています。
(そのため「星の子」では、ご要望に応え1号から数冊ずつ毎月定期配本をさせていただいています。)
「絵本の店・星の子」では、季刊「子どもと本」をテキストにした「子どもと本・勉強会」を毎月開催し、
実際に絵本や児童書を読み、楽しみながら深めあう会を開いています。あなたもぜひどうぞ!(こちらへ


子どもが小学生になった・・絵本からは離れた・・でも物語りは読まない・・こんな声を聞きます。
そんなとき「昔話」は物語りの本への良い橋渡しをしてくれます。(昔話のページへ

「昔話絵本を考える」

東京子ども図書館
松岡享子 著

(日本エディタースクール
出版部)
(1400円+税)
こわーい話を聞かせて!子どもはよく言います。
そんなとき「昔話」は魅力的です。

そして「昔話絵本」が欲しいとよくいわれます。
でも良い昔話絵本はそんなに多くはありません。
「絵本の店・星の子」の「昔話のページ」でも絵本よりも
「お話し」の本が中心です。
本書はどうして昔話が大切かということはもとより、
昔話を安易に絵本化することで、「昔話の本質」が
ないがしろになる危険を具体的に示しています。

最近になってグリム童話の「7わのカラス」が復刊されました。
とりわけこれを事例として解説されている本書は
あらためて判りやすくなりました。
「昔話の本質」
むかしむかしあるところに

マックス・リューティ 著
野村ひろし 訳

(ちくま学芸文庫)
(950円+税)
*品切れ・版元重版未定
昔話の特質を解説した、わかりやすい一級の書。

上記「昔話絵本を考える」は、
この本を根底において事例を浮き彫りにしています。

むかしむかしあるところに、おじいさんと・・・
昔話って、世界でも日本でもどうしてこんな表現なの?
どうしてこういう話しの展開なの?
世界中の子どもたちを魅惑する昔話・・
昔話を民俗学の立場から迫った柳田国男とは別の視点で、
文学の立場から迫ります。(現在 品切れ・再販未定)
「昔話のページ」をどうぞごらんください(こちらへ)。

★(東京子ども図書館)石井桃子さんが始めた「かつら文庫」は、2008年に100才で他界された後も続いています。
その活動を振り返るこの冊子は、「文庫活動」のみならず、子どもにすぐれた本を手渡したい親にとっても、たくさんの教訓に満ちています。

「かつら文庫の50年」
-石井桃子さんがはじめた
小さな子ども図書室-



財団法人 東京子ども図書館


(952+税)
石井桃子さん・・・
日本の児童文学の草分け的存在であり、作家として、翻訳家として
膨大な作品を子どもたちに提供し、この人無くして現在の児童書・絵本の
世界を語ることが出来ません。
「プー横丁にたった家」「くまのプーさん」「海のおばけオーリー」「百まいのきもの」
「ムギと王さま」「ひゃくまんびきのねこ」「おやすみなさいのほん」「せいめいのれきし」
「ちいさいおうち」「ピーターラビット」シリーズ「サリーのこけももつみ」「ビロードうさぎ」
「野うさぎのフルー」「エリナー・ファージョン作品集」・・・
数えればきりがありません。
「絵本の店・星の子」でも、そのすべてが人気作品です。

その石井桃子さんは、自分の家を開放し「かつら文庫」を開きました。
子どもたちを招き入れ、自由に本を読んでもらい、なにも規制しない空間は
本の素晴らしさを、本の魅力を知る素晴らしい場所になり、その後活躍する著名な
人々を育てました。
そしてそれは「東京子ども図書館」へと発展していきます。

この文庫活動に影響を受け、励まされた方は数多く、今「家庭文庫」は全国に
3000を越えるほどにまでなっています。
その文庫活動を知りたいと「かつら文庫」の50年を記念して、様々な行事が開かれ
たくさんの写真とともにまとめられたのが、この本です。

「東京子ども図書館」現理事長の松岡享子さんは語ります。
「かつら文庫」の活動の中で浮かび上がったのは3つ、子どもが安心して、
自由でいられる楽しい空間、ある基準で選ばれたすぐれた蔵書、そして子どもと
本の仲立ちをする大人(おねえさん・おばさん)の存在だといいます。
貴重な経験と教訓が次々と語られ、それぞれの家庭での本の与え方にも
大きな指針が与えられます。
とても貴重な、実践的な内容で、大いに参考になるでしょう。

★「星の子・子どもの本講座」での吉田真澄さん講座
「楽しみの質をみきわめた読書」
の講演記録

(C) masumi yoshida
この講演で吉田真澄さんは絵本や児童書を選ぶ・楽しむことの基本に
”楽しみの質”という視点で多くの事例をあげながら語りかけています。

「国語専科教室」で子どもたちに接しながら、実際の反応に裏付けられた
吉田さんのお話しは、私たちの本選びに大きな示唆を与えてくれます。
講演内容や質疑応答はもちろん、紹介された本52冊の書誌情報が載せられ、
日頃の本選びの参考に、また、読みきかせ活動や、読書グループなどの
勉強会テキストにもピッタリです。

そしてこの冊子はリサイクル用紙に大豆インクで印刷されています。
300円+税
新制度メール便で
送料80円
この冊子は講座の参加者”林さかな”さんがまとめてくださったものです。
そのご苦労に心から感謝します。
*品切れになりました*


(向井惇子講演記録)「星の子・子どもの本の講座」第5回の講師・向井惇子さんが、ある企画講座で
おこなったていねいな記録・・・絵本選びに大切な視点を与えてくれます。

「心を育てる絵本選び」

向井惇子講演記録

採録・東山絵本勉強会

(400+税=420円)

*品切れになりました
これはある企画講座「子育てに絵本を - 豊かな心を育むために」での
向井惇子さんの講演を、絵本の勉強会グループが採録し小冊子に
まとめたものです。

いくつもの本を読みながら、事例をあげながら、時には別の本と「くらべ読み」
しながら、それぞれの特徴を明らかにしていきます。
そして向井惇子さんの確かな目は、その本のすぐれた点を引き出し、
私たちが絵本を選ぶ際に大切にしたい視点を、具体的にあぶり出して
いきます。

講演での質疑応答も逐一採録され、その一つ一つの答えが
中身をさらに深めてくれます。

「絵本の店・星の子」での講演を機会に、この冊子を紹介しました。
読み聞かせやおはなしかいグループでの勉強会にも最適です。

*星の子で開かれたセミナーリポート児童文学研究者・鈴木宏枝さんの「子どもの本の講座」第2弾をぜひどうぞ!
「絵本の店・星の子」
子どもの本講座No3 講演録


「子どもの本、その先へ」

鈴木 宏枝 著
田中 美穂 表紙

(400+税=420円)
2002/9/28 「星の子」で開かれた
鈴木宏枝さんセミナー・・

「絵本」の好きなお母さん方が、
やがて向き合う「物語り」の世界・・
そのすばらしい魅力を、
児童文学の研究家・鈴木宏枝さんが
英米語圏から北欧の子どもの文学まで
みずみずしい切り口で語ります。
また参加者の生々しい質疑応答も
ていねいに再現されて理解を深めます。

この1年前、Book Galleryトムの庭
での講演録「子どもの本の豊かな泉」
も併せてごらん下さい。
「子どもの本の豊かな泉」
(400+税=420円)
*品切れになりました


2003/9/21(星の子・子どもの本の講座No4)「楽しみの質をみきわめた本選び」で、講師吉田真澄さんが
実物を紹介された本は次の通りです。どうぞ本選びの参考にされてください。(詳しくはこちらへ)

ラン パン パン(インド民話) シナの五にんきょうだい(ビショップ)
へびのクリクター(トミー・ウンゲラー) ブラックサンボくん(ヘレン・バナマン)
あおい目のこねこ(マチーセン) がちょうのペチューニア(ロジャー・デュボアザン)
あくたれラルフ(ジャック・ガントス) ロバのシルベスターとまほうのこいし(ウイリアム・スタイグ)
ぞうのババール(ジャン・ド・ブリュノフ) おおきくなりすぎたくま(リンド・ワード)
神の道化師(トミー・デ・パオラ) ビロードうさぎ(マージェリー・ウイリアムズ)
赤い目のドラゴン(リンドグレーン) きかんぼのちいちゃいいもうと(ドロシー・エドワーズ)
ポリーとはらぺこおおかみ(キャサリン・ストー) やかましむらのこどもの日(リンドグレーン)
大どろぼうホッツェンプロッツ(プロイスラー) 日本昔話百選(稲田浩二・稲田和子)


★(童話館出版)松井るり子さんによるすぐれた絵本の紹介と、子どもの気持ちの世界へ入って
見ようという試みの楽しいエッセイが出ました。

「絵本をとおって
子どものなかへ」


松井 るり子

童話館出版
(1500+税)
子どもの気持ちを理解する上で、シュタイナー教育の概念を知る上で、
評判を呼んだ「七歳までは夢の中」の著者松井るり子さんの最新作。

家族で不承ぶしょう旅に出たときに見つめた子どもの姿・・・
そこで感じた子どもの世界と大人の世界の話しを皮切りに、
子育てを考え、しつけを考え、大人のあり方を考える・・
そんなエッセイの中に散りばめられた沢山の絵本の紹介・・・
そして多くのすぐれた絵本を知るだけでなく、絵本を通して、
子どもの世界を知り、子育てのあり方を深めます。

松井るり子さんが訳した「うまやのクリスマス」こちらへ)の翻訳裏話も
興味深く、読みやすい平易な文章と、きっぱりとした意見が魅力です。

「みんなで話そう、本のこと」
子どもの読書を変える新しい試み

エイダン・チェンバーズ
こだま ともこ 訳

(柏書房)
(\2200+税)
自分が読んだ「本」について話すこと・・・
ともに語り合うこと・・
それはきっと読書そのものを変えていく!

「ねえねえ、あそこすっごくおもしろかったねえ」
「どうしてそんなふうにおもうんだろう?」
みんなが知っている本を事例に、
実際の子どもたちの会話を再現し、
本の新しい発見や読書そのものを豊かに変えていく
ブックトークの素晴らしさ・・

子どもの読書に関わるみんなに読んで欲しい本です。

★(紀伊國屋書店)子どもたちにすぐれた本が与えられる過程を描いて、良い本とはなんなのかを解き明かしていく、
児童書フアンにとって必読の書と言えるでしょう。

「本・子ども・大人」


ポール・アザール
矢崎源九郎・横山正矢 共訳


紀伊國屋書店
(1456+税)
この本は、子どもの本に関心を持つ人々にとって、欧米では
必読の名著になっています。

最初に、世界の歴史の中で子どもの本がどのような経過を
たどって提供されてきたかが、興味深く語られます。
子どもたちは、現実と空想の世界をないまぜにして遊び、
その世界を広げるために、大人に「おはなし」を求めます。
でも大人はそんな子どもの心を無視して、しつけのための作品や
知識のための本、空想をばかばかしいこととして物語性の無い、
現実的な理性を貫いた作品が提供され続けてきたのです。

子どもたちも、大人の支配に屈服していただけではありません。
デフォーはただただ金儲けのためにだけ「ロビンソンクルーソー」
を書きました。
話しは教訓話に満ちていました。
でも子どもたちは小うるさい教訓の部分など読み飛ばし、
ロビンソンの不思議な冒険話に夢中になったのです。
そして、くどくどしい、読んでいて不愉快になるお説教の部分を
省いて、サッパリとした作品に作り替えられてしまうのです・・・

ガリバーやドンキホーテのお話も、同じように子どものために
書かれたモノでないにもかかわらず、子どもたちがそれを捉えて
いきます。

そしてやがて、グリムやアンデルセンにいたる解放者たちが
やってくるのです・・・

著者のアザールは、たくさんの具体例を通じて、子どもたちが
可能性をいっぱい持っていて、それにふさわしい本を与えて
欲しいと訴え、そのための秘訣をこの本で教えてくれています。
絵本や児童書を愛する人々に、ぜひ読んで欲しい作品です。


★(日本エディタースクール出版部) わたしたちが悩む「すぐれた絵本・児童書とは?」という課題に真っ正面から取り組み、
たくさんの具体例で示唆を与える手引き書が出ました。

「行きて帰りし物語」

斎藤 次郎 著


日本エディタースク−ル出版部
(1900+税)
著者の斎藤次郎が、ファンタジーの原点ともいうべき
「ホビットの冒険」に出会ったところから、この話は始まる・・・
愛すべき主人公ビルボ・バギンズが冒険から帰り、旅の記録
を「行きて帰りし物語・あるホビットの冒険」という名前に
することにして、この魅惑的なファンタジーは終わる。
この最後の部分で強い印象受けた著者は、児童文学界の
大御所・瀬田貞治の「幼い子の文学」(星の子の常備本です)
で、さらに次のステップを踏んだ。
この「ホビットの冒険」について、「行きて帰りし」に構造上の
特徴があることを論じていたからである。
それから著者の「行きて帰りし物語」の解明を求める研究が
始まった・・・

まずは判りやすい「アンガスとあひる」から始まり、センダックの
「かいじゅうたちのいるところ」、日本昔話の「ももたろう」
「不思議の国のアリス」・・・次々に具体的に例を挙げて進む
その絵本・児童書の特徴と、そこに脈々流れる「行きて帰りし」
の系譜・・・それは単なる元のところに戻ってくる、一安心では
無かった。

わたしたちが悩む「すぐれた絵本・児童書とは?」という課題に
真っ正面から取り組み、たくさんの具体例で示唆を与える
手引き書である。


「星の子」の良いおもちゃ

在庫にないものは、ニキティキカタログなどからお取り寄せ・お取り置きいたします。
(良いおもちゃの解説のページ1へ)(解説のページ2へ)(おもちゃの紹介のページへ)。


見るだけで楽しい「おもちゃカタログ」・・・おもちゃ選びの参考に、ぜひお手元に
「星の子」で扱っているすぐれたおもちゃは、各輸入元からたのしいカタログが出ています・・・
「ニキティキが選んだ
ヨーロッパのおもちゃ」


アトリエ ニキティキ

(800+税)
「おもちゃ箱の
仲間たち」


おもちゃ箱

(1000+税)
ネフスピール、積木などネフ社、幼い子のためのジュバ、シグナ、
プラステン、汽車セット、ドールハウスやジルケ人形、さらに
鉄琴やオルゴールなどの楽器などヨーロッパのおもちゃ紹介。
シュトックマーの蜜ろうクレヨンや粘土、キッチンスタンド、
羊毛あそびの材料、ライヤーやグロッケンなどの楽器、
シュタイナー関連のおもちゃなど柔らかなタッチの製品。
「遊びの環境づくり
カタログ」


エルフ

(286+税)
「グッドトイカタログ」


ジョルダン

(953+税)
幼い子のためのモザイク遊びやレインボー積木、ひも通しビーズ
お医者さんごっこセットやままごと遊びの道具、ハリガリなどの
カード遊び等幼稚園・保育園で人気のおもちゃが家庭向けにも
歯がためや叩いたり、はめたりする赤ちゃん向けのおもちゃ、
リリアン編みなど編み道具、砂場遊びのバケツやクマデ、
パズルやカード遊びなど小さい子のためのおもちゃ中心。
「星の子」のHPで紹介されていないものも、このカタログからご注文いただけます。(おもちゃの解説のページへ


布の柔らかい感触が夢中にさせる・・・小さい子の必需品「ふわふわ布」(ジョーゼット布)
これはジョーゼット布です。
なんともやさしい手触りの良さ・・・
しわになりにくい、扱いやすさ・・・
透けて見える楽しさ・・・
そしてなによりも安全・・・

このすばらしい布が
小さい子の遊びの素材として
無限の広がりを
見せてくれます。
詳しくは「0〜1.5才のおもちゃ」のページ


「おしゃれセット」「工具セット」「ままごとセット」・・・道具を使うのは楽しい!(「お道具セット」のページが出来ました!)
おしゃれ道具セットほど
子どもをワクワクさせるものはないでしょう。

セットのケースを開けると
夢にまで見たブラシ、ドライヤー、クシ・・・
それに髪の毛止め、口紅・・・
それに鏡まで!

お母さんになった気分で一生懸命・・・
ある時は美容師さんになった気分で一生懸命・・・
もう夢中で止まらない・・・

*左の写真は「ウォルドルフ人形」
髪の毛があつかえて、おしゃれ遊びや着せ替えには
最高の人形です。
一緒にお風呂に入れて洗うことも出来ます。
「ウォルドルフ人形材料キット」のページへ



ドイツ製 オーガニックランドセル 

これを背負って 学校へ行くのが うれしくって 楽しくって
卒業をしても いとおしくて 今も手提げカバンにして使っている

最高品質の「なめし革」の魅力に もう一生 手離せない
そう これは 6年で終わらないランドセル・・・

今 大きくなって感じる 親への感謝の気持ち
ちょっと遅かったかな・・・
   ドイツのマイスター(名職人)から

日本の子どもたちへ

最高品質のステキなプレゼント!
   
 詳しくはドイツのランドセルのページへ(こちらへ)


からだを動かす楽しさ・・・スイス生まれの「ビリボ」(bilibo) (ACTIVE PEOPLE社)
絵本を読んだり、
おもちゃで遊ぶのは楽しい・・・
でも運動不足になりがち・・・

これはスイスで開発された
子どもたちがおもわず夢中になる
シンプルで楽しい道具です。

寒い時期、部屋にこもりがちな子ども
たちにとって、からだを動かす遊びは
たのしくってしょうがないようです。

どんなに楽しいか・・
からだを動かすおもちゃ」の
ページへどうぞ!

ぐらぐらぐら・・・からだ動かすって最高に楽しいっ!


ヘラー社の身長計・海
柱のき〜ずはおととしの〜
せいが伸びる・・・子どもにとって大きなよろこびと誇り・・・
楽しくステキな身長計は部屋飾りにも贈りものにも最適です。
(詳しくはこちらへ


(ケルナースティックの壁掛け時計)

ケルナースティックの
ユーモラスあふれる人形たちが
こんなに楽しい時計になりました!

ブタさんのところに針が来たら・・・おやつの時間
カエルさんのところに来たら・・・お昼寝の時間

”時間”と楽しく遊びます。
生活習慣をつけるために・・入園・入学のお祝いに・・・
部屋がグンと楽しさに満ちてきます!
(詳しくはこちらへ


「良いおもちゃ」ってどんなもの?・・(解説して欲しいというご要望に応えて)
「星の子」がよりすぐった、ほんとうにすぐれたおもちゃを少しずつ紹介します。
ご期待下さい。

- 8回目は優雅で美しい「紋切り型」・・だれでも出来るキットが出て親しみが増します -(詳しくはこちらへ)
(No.8)「もんきりがた」(らくらくの巻)(エクスプランテ 下中菜穂 著)

色紙を二つ折りや三つ折りにたたむ・・・
型紙をあてて、ハサミで切り抜く・・・

優雅で美しい「日本の形」(紋)が現れる・・・

紋切りあそび・・・江戸時代こんなステキな遊びがありました
「紋切り型」・・・これは江戸時代の「紙切り遊び」の型紙のことです。
紙を折って、型紙通りに切り抜いて「紋」の形をつくる・・・
人々は「紋」や「文様」を、着物やのれん、提灯や食器、てぬぐいなど生活のあらゆる場面でつかっていました。
そのデザインは自由自在に工夫され、ユーモアや機知に富んだ美しいかたちの宝庫・・・
どうぞお楽しみください。(詳しくはこちらへ
中をあけると
きれいな和紙で出来た
15色100枚の折り紙
(洋紙ではありません)
それに型紙が
20種も付いています

紙を折って
型紙通りに
ハサミで切ると・・・
折った紙を広げると・・・

大きな口にぐるぐる目玉。
土偶の顔みたいな紋です。
あっ、ご飯の時間だ!
禅寺で修行する僧に時刻を
知らせる打板です。
こんな楽しい説明が
付いているのです。
三枚笹・・・
よく見る紋が出来ました・・・

笹や竹は、冬でも枯れずに
いつも青々・・
そしてまっすぐにすくすく・・
昔から人々に好まれ
縁起がよいとされました。
「もんきりがた」(らくらくの巻)(エクスプランテ 下中菜穂 著)(詳しくはこちらへ)


(No.7)組み立ておもちゃ「ケルナースティック」(フィグーレン社・ドイツ製)
(組み立ておもちゃ)子どもは入れたり、さしたり、はめたり、とったりが大好きです。そんな気持ちにピッタリ応えたおもちゃです

自分でつくる楽しさ・・・
自分でも出来るよろこび・・・

組み立ておもちゃは
なんでも「じぶんでっ!」と
言い出す年令の頃から
子どもの夢をふくらませ
子どもの想像力を広げ
やがて確立する
自分の世界へ
いざなってくれます。
ケルナースティック・・・
おもちゃの国ドイツからやってきて
日本で紹介されたのは最近(2001年)

それぞれのパーツが美しく、
押し込むだけで出来る簡単さ、
自由に角度を変えられるジョイント、
ゆかいで楽しいすぐれたデザイン性・・・
ドイツ若手デザイナーの作品です。
組み立ておもちゃの楽しさ・・・その洗練されたデザインパーツを一つつけるたびにワクワクし、
ジョイントの向きを変えるたびに想像の世界に夢が広がります。
そして出来たあとに、動かす楽しさと、さらに相手をつくる夢がまた広がります。(詳しくはこちらへ)


(No.6)「レジスター」(ドライ・ブレッテル社PB7012・ドイツ製)

お母さんは毎日お買いもの・・
お店で、スーパーでチーン、ガチャガチャ
レジでのやりとりも興味しんしん・・

自分でやってみたい!・・
レジスターは大人気のおもちゃです
すっかりお店やさんになりきって
はい、おつりをドウジョっ!
レジスターおもちゃの魅力は、なんといっても、自分がお店やさんになりきって遊べることにあります。
数あるレジスターの中で、このおもちゃは、しっとりとしていて丈夫で、気品のある木のおもちゃであるばかりでなく、
ボタン、精算の時のチリン、おつりの引き出し、レシートのそれぞれがきちんと動くのです。
この部分はおもちゃだから出来ない・・でなく、基本機能がキチンとおさえられていて一連のやりとりが出来るのです。
子どもはそれが本当にうれしくなってしまうのです。本格気分でどうぞお楽しみください。
最近は機能がいろいろ付いて、自動で動く、ランプが点く大型のものが増えていますが、シンプルで場所を取らない小型、
なによりも自分の手ですべて動かすというのも大きな魅力です。(W16*H18*D15cm)
(詳しくはこちらへ)


(No.4)ドールハウス「人形の家」(バウアー社A13-1・ドイツ製)
みんなの欲しいドールハウス・・・

子ども自身が自分の世界に入り込み
夢を広げていく・・
だれにも文句を言われない自分の自由な世界が
気持ちをのびのびとさせてくれる・・

最近はとても立派な家・豪華な設備が進み
彩色もきらびやかになりました
しかし見た目は良いようでも
小さな子にとっては扱いにくいものが増えています
その中でシンプルで美しく、堅牢な材質で
なによりも小さな子が扱いやすいものを選びました
(詳しくはこちらへ)
これは「人形の家」ブランドとして定評のあるバウアー社の作品の中で、サイズはあまり大きくないものです。
パイン材の木にラッカー仕上げの、しっとりとした美しさ、家具や人形のていねいな作りは素晴らしいものがあります。
しかし「星の子」が注目した点はその品質だけでなく、小さい子にとっての遊びやすさです。
その視点で見てみましょう・・・
(詳しくはこちらへ)


(No.3)”おもちゃ箱”社の「キッチンスタンド」
子どもたちが、自分一人で、みんなで、夢中になるお料理の世界・・・
でも、手頃ですぐれたキッチンセットは多くありません。

コンロだけでは遊びが広がりません。
流し台が付いたものは大きなシステムキッチンになり、
価格も高く、広い場所も必要です。
いくら充実したセットでも、
派手な色合いのものは、気持ちが落ち着きません。

シンプルで、しかも遊びが広がる内容を持ち、
落ちついていて場所を取らない「キッチンスタンド」
探していましたが、ようやく良いものが見つかりました!

流し台に蛇口がついて、
2口のコンロ台があるなんて!
しかも・・・

キッチン台の下は、冷蔵庫
お野菜やお肉を入れましょ
いや食器棚、オーブン?おもちゃ入れ?

こんなにステキなキッチンセットが
部屋のすみっこに収まって・・
コンパクトが魅力なんだって・・

さあニンジン洗って、ダイコン切って、
コンロで煮て・・お塩をふって・・
おいしい料理の出来上がり!

あらっ、わたししょう油をかけるの
忘れちゃったっ!ああ忙しいっ。
(2才の子でも扱いやすい大きさです)
”おもちゃ箱”社の
「キッチンスタンド」


キッチンセットは欲しいけれど
ちょうど良いものがないとの
ご相談が多く、「星の子」では
長い間探していました。

よく考え抜かれ、楽しい工夫もある
作品がようやく見つかりました!
(詳しくはこちらへ


(No.1)シュトックマー「蜜ろう」クレヨン
ちいさい頃から
絵本に親しんできた子どもたちは
「絵」に特別の関心を持ち
「絵」を描くのが大好きです。

そして、良いクレヨンが
夢の世界を広げていきます。
(こんなクレヨンがあったとは・・!)
シュトックマー社の
良質の「蜜ろうクレヨン」だからこそ出来る
1(重ね塗り)2(スクラッチ)3(溶かし絵)
が、描くおもしろさと夢を広げます。
幼児から大人まで楽しめる「蜜ろうクレヨン」・・どうぞお子さんとあなたのお手元に・・(詳しくはこちらへ)


小さい子にとって絵本の前に大切な「わらべうた」と「良いおもちゃ」・・
大きい子にとって、自分の夢と想像と創造の世界にのめり込ませてくれる「良いおもちゃ」・・
「星の子」ではヨーロッパのすぐれたおもちゃを中心に、比較的価格の安価なものを取りそろえています。
「子どもの発達をうながす良いおもちゃ」の観点から選んでいます。(すぐれたおもちゃのページ追加作業中)
魔法の積み木・人気のカプラ がらがらどん遊びは飽きない・・ ままごとセット・・これだけ揃えば・・
美しさと面白さのネフスピール! 楽しさバツグン!ぶた積み木 音が出るのはたのしい!とても不思議

*「星の子クラブ」にご入会いただくと、常時特別割引でお求めになれます。(日本の作家のもの他一部除く)


「星の子」からのお知らせ

★品切れ・絶版・重版未定の絵本・児童書の情報は「品切れ・絶版情報」のページへ


子どものためのステキな食器 森正洋デザイン・ユニバーサルプレート
しっとりとした美しいお皿が
食器だなでその出番を待っています。

そうです、これは
食器デザイナー森正洋さんが
デザインされ
グッドデザイン賞に輝いたのです。

しかしそれだけではありません。
乳幼児が自分でスプーンを使って
食べる楽しさを
助けてくれる工夫がされています。
お母さんが子どもをヒザにかかえながら、
片手でスプーンを使う工夫がされています。
お皿の内側がせりあがって
内側に軽く湾曲をしています。
スプーンを使った時、キレイにすくい取れて、
しかも余裕のあるフチで、外にこぼれにくいんです。

そして、この大きなフチがついているから、
食器に手を添えて
安定した姿勢で食事が出来ます。
子どもにとっても親にとってもうれしいユニバーサルプレート・・・詳しくはこちらへ


楽しい食事と、お手伝いをしたい子どもたちへ
子どものことを考えたこんなに美しい食器具があります。ののじシリーズのご紹介のページへ
ののじ
魔法のスプーン


たべこぼさない、
たべさせやすい
美しく不思議な形!
ののじ
トング・お玉
サーバー
しゃもじ・・・


具も汁もシッカリつかめ
配ることが出来るから
ボクはお手伝い大好き!
毎日の食事・・・でもこぼすわ、こぼれるわで大変!その原因に対処したスプーンがあります。
子どもはお母さんのお手伝いがしたい!・・・でもうまくよそえないし、こぼして怒られる・・・
その原因に対処した食器具があります。
全国の保育園・幼稚園・学校に広まりつつある「ののじシリーズ」が、ご家庭でも入手できるようになりました。
ていねいな説明をしたページをつくりました。どうぞこちらへ


ウォルドルフ人形とは・・・子どもの心を映す余地を残した人形!
あなたもつくってみませんか・・・
ウォルドルフ人形の作り方を
ていねいに教えてくれる
本があります。
ウォルドルフ人形は手作りが基本です。
「スウェーデンひつじの詩舎」の
材料キットが用意されています。
みなさんといっしょに
初めて作ったウォルドルフ人形です。
(C体) (星の子・店主)
「ウォルドルフ人形」の本や、材料キット、「スウェーデンひつじの詩舎」の講師陣による作品例のページはこちらへ
初めてお作りになるあなたのために「星の子・ウォルドルフ人形入門セット」があります(こちらへ


絵本ポスターがやってきた!・・・子どものよろこびの顔が見える・・
かいじゅうたちのいるところ
(センダック)
おやすみなさい おつきさま
(クレメント・ハード)
部屋に飾ってうれしい、絵本の主人公が語りかける! 「絵本ポスター」のページはこちらへ


ステキな「絵本カード」を用意しています。
バーナデット・ワッツ、エルサ・ベスコフ、ブルーナ、H・A・レイ、ワイルドスミス・・・
みやざきひろかず、どいかや、安野光雄、たむらしげる、田中清代、山本容子・・・
内外の著名な絵本作家のカードが揃いました。
(HPでも紹介したいのですが、あまりにもたくさんで遅れています。)

良いおもちゃも厳選して用意しています。
赤ちゃん時代〜1才頃は絵本をあたえてもなめたり、かんだり・・・。
むしろこの時代に、子どもに触れあい、発達させる「おもちゃ」や
「わらべうた」は母乳のように大切といわれています。
価格の高いおもちゃは分割払いお受けします。
見るだけで楽しい(おもちゃの解説のページへ)

「星の子クラブ」会員募集中!(年会費800円) 会員の皆様には年4回発行する「星の子通信」を
 お送りし、おもちゃ(500円以上)は日本の作家のものなど特別なものをのぞいて5%割引します。
 またクリスマス前など年3回おこなうおもちゃフェアの期間は、さらに5%引き(計10%)の
 特典があります。

「星の子・商品券」発行しました。本やおもちゃなど店内の全ての商品と交換できます。
 
500円券と1000円券の2種が用意されています。

 なにを選んだらよいか判らないときのプレゼントに最適です。

★季刊
「子どもと本」(子ども文庫の会)は第1号から常備在庫しています。
 定期予約購読も承ります。
 また、「子どもと本」で紹介された絵本・児童書は極力とり揃えるようにしています。

「絵本の選び方・子育てと絵本・良い絵本とは?」などのお話しをしながら、
本の出張販売などもさせていただいています。
グループや団体、幼稚園、保育園、児童館、小学校などの研修、学習会、イベント等でご利用ください。


「育児相談」「子どもの相談」は開店時間外でもOKです。事前にご連絡ください。

「絵本の店・星の子」のHPは「リンクフリー」です。リンクしていただければ大変うれしく思います。
リンク後にご連絡メールをいただければ、いずれ「リンクページ」を作成した時、こちらからも相互リンク
させていただきます。


みなさん、こんにちは!
私は今まで保母をしていました。

その経験を生かし
小さな店ではありますが
良い絵本や児童書、おもちゃを並べて
皆さんのお越しを待ちしています。

お見えになりましたら、
気軽に声をおかけください。


(「星の子」3周年のごあいさつはこちらへ
絵本の店・星の子

(開店日)
ご注文はメール・faxでいつでもお受けしていますが
店舗も木・金・土曜は営業をしています。
どうぞお越しください。
誕生日プレゼント等お急ぎの時は、上記以外の日
でも対応しますので、事前にご連絡ください。
(開店時間)11:00-18:00(土曜17:00迄)
*ご連絡があれば19時まで
*また行事のある時間は、お店も開いています。

〒145-0061
東京都大田区石川町1-26-8
tel/fax 03-3727-8505
東急大井町線「緑が丘」下車
徒歩5分
★ここにくれば本当によい絵本に出会えます
★大人も読んでみたい本が並んでいます
★そして楽しいオモチャもあります


気持ちのなごむゆったりとしたお店を
めざしています
お気軽にお立ち寄り下さい


絵本・児童書以外の一般書も
お取り扱いしますので
お気軽にお申し付けください
★どうぞお店(絵本の店・星の子)にお越しください。地図はこちらへ
★ご注文やご連絡はメール 気軽にメールを hoshinoko1@nifty.com
お名前・〒番号・ご住所・電話番号をご連絡いただければ発送をいたします。
「郵便振替用紙」を同封しますので、それにてお支払いください。

*「携帯電話」のメールによるご注文は、こちらをご注意ください
03-3727-8505(tel/fax)でもどうぞ。   (「特定商取引に関する法律」に基づく表示)
*10〜12月のクリスマス繁忙期は、ミスを防ぐため出来るだけメールまたはfaxにてお願いいたします。

「絵本の店・星の子」へのアクセス
*東急大井町線「緑が丘」は
大井町線の「自由が丘」の一つとなりの駅です。
(急行は止まりませんのでご注意下さい)
東急東横線「自由が丘」からは、大井町線に
乗り換えになります。

緑が丘駅前の「果物屋」さんの通りを
左に進み、「ファミリーマート」の前の
踏切を渡ってください。


「呑川」の左岸(下流に向かって左側)の道を
お歩き下さい。


「絵本の店・星の子」は
・東急大井町線「緑が丘」から5分
・東急目黒線「大岡山」から10分
・東急池上線「石川台」から12分

いずれも「呑川」に出ればわかりやすいと思います。

[絵本の店・星の子] 

〒145-0061
東京都大田区石川町1-26-8
 03-3727-8505

「絵本の店・星の子」の ていねいで詳しい絵本・児童書、おもちゃ、わらべうた、ウォルドルフ人形の解説をお楽しみください。
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