ひたむき

ゆずっ子

長女(大学1回生):また、朋(次女小学5年生)が風呂で大きな声で歌うととおるで。
父:ええやんか。気持ちええんやろ。何を歌とおるのか知らんけど。
長女:「ゆず」の歌や。あれに、はまっとおんのや。
父:「ゆず」の曲はええやん。
長女:この間、机に向かって一生懸命字書いとったから勉強しとるんやと思って見てたら、自由帳に「ゆず、ゆず、ゆず」って「ゆず」という字をぎょうさん書いとんねんで。なんで、そんなん書いてんにゃて聞いたら、「ゆずが好きやから、字も上手になっとかなあかあんやろ」と答えよんやで。ほんまあきれるわ。「ゆずっ子や」
父:お父さんも「ゆず」好きやから、こないだ一日CD聞いてたわ。
長女:「ゆずおやじ」やな、お父さんも。

 歳をとると、夢中になるということがそうないような気がする。趣味ということに関しても、年々じゃまくさいという気がして、何もしないようになってくる。
しかしながら、子どもは、その世界にはまりこむというか、自分の世界を作って夢中になれることが多い。それも、現実の社会と自分の世界との境界がないようで、自分の感情をそのまま表現している。それは、ある意味で自由であるということである。束縛のない自由だからこそ、ひたむきになる情熱が生まれるのだろう。
聞いたところによると、「小学生がやってみよう、やりたいという意欲を持つ教科指導法」は段階的に次のように分けられるそうだ。
|小学校低学年(1,2年生)--身の回りのことなどに新鮮な驚きの発見をする発達段階
「?」→「!」という発見の喜びを与える学習で、身の回りのものに「なに」、「なぜ」という疑問を自らが持たせるようにするとともに、「あっ、そうか」と分かる喜びを与える。
}小学校中学年(3,4年生)--自分でやってみたいと思う気持ちが強い発達段階
 体験させたり、活動させたりする学習で、実際に体験させたり、人との関わりを持たせる。
~小学校高学年(5,6年生)--ちょっとむずかしいことに挑戦したいと思う発達段階
 課題解決学習で自分でテーマや課題を設定し、自分で解決させる。
大人になっても、様々なことに関心を持ち、自分で実際にやってみたり、活動したりして、そこから何かテーマのようなものを決めて打ち込めるようなものができれば、子どものように夢中になる喜びを味わえるのではないかと思う。