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泉質: |
酸性 - 単純硫黄泉(明礬泉) - ph 2.9 泉温95.0度(泉源) |
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所在地: |
秋田県鹿角郡八幡平熊沢国有林内 |
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訪れた時期: |
2002年9月 |
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個人的評価: |
期待が大きすぎたのか案外感動はなかった。 |
それぞれの湯に浸かっていた時間がやや長かったようで、どうにも時間が足りない。夕方にかかれば道路も多少の混雑は予想されるし、知らない土地なので明るい内に宿泊地にたどり着きたい。後生掛の後は玉川に行きたかったが、無理かもしれない。午後まだ早い時間だったが後生掛が八幡平最後の湯になりそうだった。この後は青森の黒石温泉郷に取った宿へ投宿せねばならない。
後生掛温泉はさすがに大きく、見落とすこともできないくらいに入り口もすぐにわかる。宿の正面まで車で入れる。途中右手には有名な地獄地帯が怪しく湯気を立ち上らせていた。あそこに踏み入っても歩けるだろうかと眺めてみる。玄関前の駐車場はほぼいっぱいで、一台出て行ったところにちょうど停める事ができた。玄関横は大きな土産物屋になっていて、漬物各種饅頭各種等等、どれも微妙に「ココ」で作られたものではないが、この地方の特産品がずらりと豪華に取り揃えられている。地獄を右手、土産物屋を左手にして横の坂道を下り、裏手(いやこっちが正面だと言いたい)にある湯治部の建物に移動。
ここで入浴券を買う。浴場は湯治部に隣接している。受付の反対側には湯治部の売店があり、こちらの品揃えはかなり日用品な感じで雰囲気がある。おばちゃんにお願いして、名入りのタオルを見繕って購入。万事整え、いよいよ風呂へ。(浴場は撮影禁止で、湯の写真はありません。ごめんなさい...)
天井の高い浴場には湯気が充満していて、奥の方はよく見えないし、浴槽がいくつあるのかもひと目ではわからなかった。見上げると浴室はロッジのような丸太を使ったつくりになっている。浴槽に浸かる人、体を洗う人、混んでも空いてもいない程度に人が行き来している。
体を流して浴槽に入る。少しぬるめに調整されているのだろうか、ゆっくり出来そうな感じだったが、次第に気になる事が気になり始めた。効能が大きいとされる湯の多くは、手触りもさらりとはしておらず、見た目からして濃厚な色つやを持ち、見た目、手触りでは清水の対極にあると思っているが、この湯は想像よりもはるかに薄くさらりと感じられた。効能の大きさを聞いていて期待が大きかっただけに、拍子抜けするくらいだった。
確かに見た目にも白濁しているし周囲には地獄も擁し、湯も豊富そうに思えるいかにも効きそうな雰囲気なのだが、想像から遙かに遠い湯には肩透かしを食らった。厳密には、湯は見た目や感覚だけでは全てを語れないものだし、効く効かないとはあまり関係ないはずだが、やはり感動はなかった。この日に行ったほかの湯と同じくらいには良いが、最もさらりとした白濁の酸性硫黄泉だと感じられたくらいか。半露天のような造りの露天風呂では湯口周りの岩が赤茶けていて、浴槽の深いほうでは湯花がこびりついていた。指でなでると白いところだけでなく赤茶けている部分までいっしょに取れた。鉄分だろうか。
やがて時間切れだなと思いながら渋々上がる。なんだか狐につままれたような、釈然としないまま、土産物屋で土産を見繕う。いろいろ買っておこうと、少し買いすぎてしまった。どうせ車だし、まぁいいか。
それにしても湯は期待したほどではなかったなぁと思いつつ車を走らせてしばらく後の事。驚きは浴後にやってきた。運転していると体や手肌から香ばしいいいにおいがする。なんだか、何かを焼いたときのようないい匂いがするのである。何かを食べたりしたわけではないし、車がこげていたわけでもない。(この匂いは結局次の湯に入るまで続いた。) こういう匂いは後生掛でしか感じたことはなかった。これも後生掛の湯の特徴なのだろうか... 確かめたいと、今頃になって後ろ髪を引かれる思いだったが、後の祭り。車は八幡平を後にして、青森を目指してもうひたすらに北上中なのであった。
酸性 - 単純硫黄泉(明礬泉) - ph 2.9 泉温95.0度(泉源)
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