方言アクセント情報を含むホームページのリンク集

・方言全般についてはふるさとの方言をはじめとする充実したリンク集がすでに存在します。ここでは、方言アクセントに関する情報を含むホームページに限って紹介します。「ある程度正確なアクセント記号付きで、語・句・文のアクセントが示されている」ものに限ります。
・音声が聴けるホームページも多く、ずいぶん充実したものもあります。例えば、山梨県方言辞典などは非常に情報量が多いものです。
・しかし、実際には、音声だけで「記号」がないものは、使いにくい・使えない場合も多いので、ここでは「記号」があるものだけを収録します。きちんとした「記号」があるホームページは、現在のところ、残念ですが、ごく少数です。
・東京式アクセントについて、「尾高型」と「平板型」の区別がなされていないものも多いようですが、区別されていなくても採用しました。
・私がそのアクセントについて十分な知識がない方言については、利用できるかどうか、よくわからないまま掲載しているものがあります。
・「この地区のアクセントは東京式である」「この地区のアクセントは言語島となっている」というような抽象的な記述だけでは採用しません。
・アクセント関係の雑誌掲載論文がインターネット上でも読める場合があります。しかし、雑誌検索で探し出して、雑誌の形で読むことが可能なので、ここでは採用しません。
・ほとんどアクセントの面からのみホームページを紹介していますので、紹介のしかたがずいぶん偏っていると思いますがお許しください(中井幸比古)


(1)北海道地方                                                                                  
北海道方言辞書 多彩な内容を含んだ、楽しいホームページです。音楽好きの方による開設らしく、わらべ歌の楽譜なんかも載っています。3段階表記。
北海道方言集 上昇 [ と下降 ] によって、一応記号化されています。
(2)東北地方
矢巾発盛岡の訛り 「アクセントの位置」でアクセントを記号化しています。東北アクセントに詳しい方の御教示によると、記号は正確で有用です。現在音声も準備中とのことです。
岩手方言辞典 矢巾発盛岡の訛(上記)と同じ著者による方言語彙集。正確なアクセント記号・別の人による音声付きで、非常に有益です。
石巻日本語 東京日本語辞典 「三省堂新明解国語辞典」の記述方法に従ったアクセント記号を採用。方言で書かれた文学作品を発表している方による開設とのこと。
(3)北陸地方
佐渡国中方言集 同名の書籍(入手可能の市販品とのこと)のホームページ版。「アクセントの位置」を表記してあります。
(4)東海中部地方
遠州相良・村語辞典 方言語彙のほか、地元の地名のアクセントも記載されています。2段階表記によっています。
愛知県方言談話資料 方言の会話を文字化し、上昇と下降のアクセント記号を付けたもの。山口幸洋氏による、アクセント記号を付けた会話資料は多量に刊行されていますが、このホームページから、その体裁を学ぶことができます。半年に一回くらいずつ、県内のいろいろな地点の、新しい資料に差し替えられるとのこと。定期的にのぞいてみてください。
やっとかめ2000 岐阜方言について、少量の語彙にアクセントが付いています。


(5)近畿地方                                                                                   
京言葉  京都アクセントに関する非常に詳しい情報が得られる力作。中近世以降のアクセント変化までも扱っており、通読すれば、市販のアクセントに関する教科書を1冊読む以上の情報が得られます。開設者藤月氏の言葉に関するこだわりがよくわかります。
わたさんの大阪アクセント講座 大阪生まれ・育ち、広島在住のクリスチャンによる大阪アクセントの紹介です。キリスト教用語の大阪アクセント・主の祈りの大阪弁版など、いかにもクリスチャンに相応しい情報が含まれています。
東京弁は感染るんです(関西弁基礎講座17) 神戸市須磨出身の人の、1から40まで節を付けて数える時の節、こどもの遊びの唱えごと(以上基礎講座1);いろは歌、九九(以上基礎講座17)を掲載。関西の中でも世代差・地域差が若干あるようです。
ドクトルDの泉州佐野弁講座 大阪府南部に位置する、泉佐野の方言語彙にアクセント記号が付けられています。大阪府南部は、大阪市内よりやや古いアクセントの特徴を保存している点が興味深いホームページです。
但馬方言辞典 兵庫県但馬地方は近畿地方に属しますが、そのアクセントは共通語に比較的近いものです。このホームページでは但馬地方の方言語彙にアクセント記号がついています。アクセント解説も現在執筆中で展開が待たれます。
兵庫県氷上郡方言アクセント体系の記述       兵庫県氷上郡の「垂井式」アクセントの「垂井式B式」→「垂井式A式」への変化の報告。「4類」のアクセントが平板から頭高に変化しているというのです。伝統方言でも「垂井式A式」は東京式と垂井式の接点で見られますから「垂井式B式」が全国共通語の影響を受けて「垂井式A式」に変化しつつあると考えられます。
(6)中国地方
鳥取の方言 簡単な鳥取県方言の解説と、ごく少数の語彙のアクセント。
(7)九州・沖縄
南茶庵 鹿児島方言のアクセント記号付き語彙集ですが、ア〜ナ行までしかないようです。ハ行から後の完成を期待しましょう。
琉球語音声データベース 今帰仁方言と首里・那覇方言の両方について、それぞれ、膨大な量の語彙について、音声とアクセント記号が付けられています。琉球アクセントを知りたい人は是非参照すべきホームページです。但し、解説によると、音声とアクセント記号が対応していない場合もあるとのことで、注意が必要です。今帰仁は仲宗根政善『今帰仁方言辞典』の、首里は国立国語研究所『沖縄語辞典』の、各語彙を収録し、さらに後者については増補も行っているとのことです。