たくさんの羊と馬小屋へ? 2007年7月
(ルカ2:8〜20 による)
2歳になる孫は『クリスマスってなあに』*という絵本が大好き。せがまれて読み聞かせをするのだけれど,クリスマス以外の季節に主のご降誕について思いをめぐらす機会が与えられるというのは恵みなことだ。
そんな中,羊飼いに思いが引き寄せられた。生きた羊のいのちを見守る羊飼い。安息日を守ることは出来ない。当時のユダヤ社会では蔑まれていたのではなかったか。主のご降誕の第一報は,そんな羊飼いに届けられたのだ。父なる神はそういうお方であることに眼をとめたい。それも,「あなた方のために,(2:11)救い主が生まれた」と。でも,もし「救い主は宮殿の金のベットの上に」という知らせだったら羊飼いは「見て来よう」という気になっただろうか?しかし,そうではなかった。なんと「飼葉おけ」の中なのだ。羊飼いたちは近しさを感じたことだろう。さあ「この出来事を見て来よう。」(2:15)
さて,羊の群れを見守る羊飼い。羊をほっぽって見に行くわけにはいかない。そう,羊の群を連れてベツレヘムへの旅に出たのだ。この絵本には,羊とともに歩く羊飼いが描かれている。でも群れだったのだから(2:8)実際はひとり100 頭くらいは連れていたのでは? 3 人として300 頭だ。大変な重労働の旅だったのではないだろうか?
でも私は,この旅に学びたいと思うのだ。福祉・介護・医療・・私もいのちを見守る勤労者のひとりだ。この仕事を担うことと主に出会うことを切り離すことなく,この仕事で出会う人々とともに主に出会う者でありたい。羊飼いたちは,主に出会ったあと,「神をあがめ,讃美しながら帰っていった。」(2:20)そう,また羊とともに牧場へと・・。また始まるいつもの牧場での仕事。でも,以前とはまったく違う!神様がこんなに眼をかけて下さっていることを知ったいま,そして,みどり児イエスのいのちに触れたいま・・羊飼いたちが,前よりも羊を大切に丁寧に扱ったように思えてならない。
私たちも,職場で,家庭で,近隣で命を見守り合っている。そうした出会い・関わりの中にある方々とともに,主に出会い,神をあがめ,讃美する日々=主にある希望・平和・いのちと主のまなざしを身をもって伝えていく日々を歩んでいきたい。
*『クリスマスって なあに』ディック・ブルーナ作 舟崎靖子訳 講談社 1982
■讃美歌 367「木工のわざをば」
江國 泰介
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