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ほぼ毎日更新しているサイト・オーナー 4人が酒を酌み交わしつつ放談・酔談。 個人サイトの可能性などを語り明かした 第1回「爆笑! 四酔人 サイト問答」に 引き続き、山にこもった。 もとい、白金の秘密の石鍋屋へ結集! マスメディアは社会変革の力となりうるか。 ネットではまだ対抗しきれない既存 マスメディアの強さと、ますます深刻に なってきた時代後れの弊害を語り明かした。 題して、「爆笑! 四酔人 マスメディアの逆襲」。 日本のメディアの未来はいかに。 |
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「師匠」伊藤洋一 Ycaster 為替市場、IT、野球と幅広い話題の人気サイト |
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「かんべえ」吉崎達彦 溜池通信 政治経済にユニークな視点を提供 |
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「エセ茶人」岡本呻也 日本のカイシャ、いかがなものか! 日本の会社が抱える問題を追求 |
「門前の小僧」田中裕士 thinking about media メディアの可能性と問題を思考 |
※ なお、この座談会はあまりにも過激なため、本人以外の発言には一切の責任を負わないものとします。
※ thinking about media の日記はココに掲載しています。
(3) 商業ネットの一極集中が始まる
吉崎 この前「サピオ」に書いて、「これで俺も立派なタカ派文化人だ」とふんぞり返っていたら、知り合いからかかってきた電話が1本。メールが2通。それだけ。「溜池通信」読んで「サピオ」買ったという読者はいたけど、「サピオ」読んで「溜池通信」にアクセスしてくれた読者がいるのか、非常に疑問。案外読まれていないというか、「サピオ」の読者と自分の興味の対象がいかに乖離していることがわかりました。
伊藤 ちがうよ。みんな見ているんだって。ただ、電話したりメールを送る気にならない。新聞だって800万部出るけど、一日の投書は50通もあればいいところ。俺だって一日1000人来るけど、今までメールの交換したのって100人程度。そんなものだって。
田中 10分の1かぁ。じゃあ、100ヒットの私はずいぶんな確率だなあ。ここに3人も客が居る(笑)。
岡本 小泉さんのメルマガ200万人ってのは、どう思います。
田中 でも最後まで読む人はそんなにいないと思うよ。
伊藤 ジャンクメールだよ(笑)。
岡本 伊藤さん、テレビのコメントはそれじゃダメなんですよ(笑)。
吉崎 伊藤さんが自分の日記で小泉首相の「らいおん・はーと」の第1号を載っけたのは鮮やかな衝撃を受けましてですね。そういう発想って僕にはなかったんですよ。
田中 なんで、なんで鮮やかなの。
吉崎 伊藤さんのサイトは1日1,000人集まるんですけど、それは集まるようにやっているからなんだって。私もあれでコピーとって社内に回したんだけど。
伊藤 なにぃ! アクセスさせろ。
田中 そういうけど伊藤さん、うちの雑誌の記事をスキャンしてニューヨークに送らないように。
吉崎 私なんか、いかに自分が少数派にいて、ユニークな視点を提供できるかという点に賭けているんです。今、1日500人くらいアクセスがあるんだけど、これがいい限界くらいかな、と。
伊藤 いい限界ってあるんだよ。サイトには。
田中 マスになるかどうかですね。
伊藤 1,000人はマスじゃないよ。
吉崎 「溜池通信」の場合は、「こんなことに興味を持つのは俺だけだろう」、というような人に来てもらいたいんですよ。
伊藤 俺は違うんだよ。みんなが興味をもっている問題について独自の視点を提示できれば面白い。
吉崎 そこが違うところですね。
伊藤 一日500人の人がアクセスしてたら、それはやっぱりみんなが興味をもつ題材を扱っているんだよ。
伊藤 だって、完全にみんなが興味をもたない問題なんかあり得ないんだから。ただ、俺も今のアクセス数くらいがちょうどいい。あれ以上増えたらよくない。そりゃさ、「看護婦の私」というサイト作ったほうが、よっぽどアクセス数が多いよ。
(一同、納得)
田中 下手したら、ラジオの聴取率より上いくかもね。ラジオって、マスのメディアではないなと思うのは、あの人がああ言っていたの聞いたとか、あの番組聞いたって言えないでしょ。それってマスじゃないんですよ。とても私的なメディア。
インターネットと似ていますね。インターネットの広告と雑誌の広告で何が違うかというと、雑誌は雑誌のテイストやステイタスを借りて広告のフックを作るという部分があるけど、もう一つは「ああ出ていたね」ということなんですよ。マスメディアに広告が出ていないというのは、存在しないのと同じなんですよ。ネットの広告には、それがない。いくらasahi.comを見ていても、あそこにどんな広告が出ていたかは覚えていないし、ましてや「あんな広告がでていたね」、って話をすることはありえない。
岡本 そういう意味で雑誌とラジオってのは、個性が大事なんですよ。
伊藤 ラジオってネットでやりたいんだよ。
岡本 いやあ、私に言われても。
伊藤 局もできるんだよ。ただし、音楽がネックなんだ。インターネットラジオ局ならできる。
田中 まあ、マスになりきれないところで親和性があるかもしれません。
伊藤 田中ちゃんね、俺はこれからネットの寡占化が始まると思っている。人びとが求めているものはね、実は見方のベンチマークなんだよ。今、インターネットで何が起きているかというと、アクセスの集中化が起きているんだよ。ホームページも一杯できていて、一方でアクセスの集中化も起きている。みんな、どう思っているかな。俺は集中化が始まっていると思う。
田中 ほう、それは興味深いですね。確かに新聞社のサイトも、いつも見るのは決まってますね。スクープ合戦が一目瞭然と思ったけど、そこまでの読者は少ない。やっぱり更新の頻度や使いやすさでしょうね。
伊藤 一日100アクセスはベンチマークになっていない、1,000でもなっていないかもしれない。個人のホームページは実はそこがいいのかなあ、と思っていて。商業ベースのサイトは、ものすごく集中化する。テレビ、ラジオより集中化する。
| 「爆笑! 四酔人 マスメディアの逆襲」 連載内容 |
| 私が会社を辞めた理由 |
| みんな「この人の一言」を求めている |
| 商業ネットの一極集中が始まる |
| 新聞を読まない人間は後悔する |
| 情報の三遊間がスコーンと抜けている |
| 日本のマスメディアはなぜ軸足がブレるのか |
| 経済評論家は正体不明の人ばかり |
| ジャーナリストは未だイデオロギーの世界 |
| 迷うからこそ新たな価値が生まれる |