2005福祉ツアー友幸農園 
             NPO法人ちばMDエコネット 
カフェひなたぼっこ報告

MDエコネット・友幸農園見学報告 
                       
多摩南生活クラブ生協  辻田友恵    
 
2005年11月26日(土)今年度最後となる福祉ツア-:MDエコネット・友幸農園視察に参加しました。障がいの中でも、地域でともに生きる・・という面では、難しい点も多い知的障がい者自身も、みんなの中で混ざって生きる・生活することこそが必要と活動を重ねてきた、MDエコネットの活動を実際に見学させていただきました。
 船橋駅からバスで20分程度郊外に出た、広々とした一帯が畑・・という中に、現在の活動の拠点となる友幸農園があります。残念ながら、当日は、企画も重なり、活動していらっしゃったのはボランティアスタッフ2名のみ。活動の中心となっている、山本夫妻(写真)から、これまでの活動・現在の状況などお話いただきました。
 「障がいがある人もない人も、ともに生きていくことを願って、普通学級での学びを・・」と活動してきた方たちが、公立高校までの学びの場に参加することができるようにもなった現在、卒業後の社会参加の場・・・として考えられたのが、この友幸農園です。

 「グラウンドワーク」、地域住民と行政・企業の3者が協力し、地域の環境(グラウンド)を住民自身が汗を流して(ワーク)再生創造していくと言う活動に出会い、これこそが、自分達が目指す活動の手段となると、スタートさせた経緯を説明したいただきました。知的障がいのある人たちが、地域住民とともに、公園清掃をしたりまちづくりに関わることで、誰もが住み良いまちづくりが実現できる。また、参加するメンバーとして住民としてともに生きる実態が作られる・・と考えてのことと伺いました。
 現在、会員は、個人71名・団体5.この活動の中心にいる若者は、18歳から25歳までの11人の若者です。地域(千葉工大:カマタ研究室の学生との交流)や地元企業の応援もある中、現在の地に農園を作って2年になる活動は、さまざまに工夫され、農園自体が生み出す農産物の活用・困難ながら自立を目指す活動に向けた経済的な視点での活動展開もめざし、進められています。

 
体験農園としての活動展開や、会員が管理・作業しやすい体制での農産物作りという点では、低木の果樹(ラズベリー・ブルーベリ-・ブラックベリ−など)を中心にした特色ある農園作りを進めていました。観光農園・農業体験の場など、工夫を重ねて、この活動をしっかりと育てて生きたいと話してくださる山本夫妻ですが、この活動の基盤ともなる「農地の確保」という面では、大きな課題となっていました。

  農地には難しい問題が多くあります。千葉でも、後継者の問題などで、耕作されてない農地は多く存在しながら、継続して、この活動のための農地を確保できてないというのは、活動を進める上でも大きな問題です。地主との契約も紙面で行われていませんし、いつ地主から「返却して」といわれても対応できるように、鉢のまま地面に植えられているブルーベリーが、農地に関して不安な危うさを示しています。地域福祉の活動を積極的に応援している千葉ならこその行政支援策など、考えられればと思わずにいられません。また、この会の活動自体、次世代の育成がかぎになっている点、就労の場としては、不十分な活動費しか実現できてない現在ですが、福祉作業所にない新たな視点での活動として、このMDエコネットの活動がヒントになるとも感じられた見学でした。

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