北欧視察報告書ができました!

 福祉先進国といわれる北欧のフィンランド・スウェーデンを2006年5月3日から10日間訪問し、子育て支援のしくみ、障害者の住宅・就労、高齢者の住宅や福祉の制度、福祉の視点で誰もが暮らしやすいまちづくりをすすめる様子を幅広く視察してきました。視察先を報告書にまとめましたので、関心ある方はお問い合わせください。
 なお、この報告書は2005年度の福祉ツアーで訪問した、障がい者とともに働きあうことを実践している、大津市の社会的事業所「ねっこ共働作業所」に印刷製本をお願いしました。



問い合わせ先

東京・生活クラブ運動グループ福祉協議会
TEL:03−5490−8325
価格:1000円



東京・生活クラブ運動グループ福祉協議会 
福祉ツアー2006報告
福祉でまちづくりの北欧視察報告会 
〜障がいを持っても高齢になっても地域で暮らす〜

報告会を開催しました。
2006年度の福祉ツアーは、
高齢者・障がい者・子育て中のさまざまな人が高福祉に支えられて生活する福祉先進国といわれるスウェーデン、フィンランドを訪問し、保育室やデイサービス等
障がい者のグループホームの1人の住まいのリビング の福祉の機能づくりを中心とした地域コミュニティや、在宅サービス提供のしくみなどを中心に高齢者・障がい者・子育て中の人が共に暮らすコレクティブハウス、デイサービス(認知症・障がい者)、知的障がい者のためのグループホームを中心としたまちづくり、障がい者の働くカフェ等、地域での暮らしの視察を行いました。

福祉ツアー2006北欧視察報告会
2006年9月2日(土)14時〜16時

生活クラブ世田谷センター 3階
  (小田急線経堂駅下車2分)
参加費 1,000円(報告書代含む)
 

写真 
ストックホルムのハンマルビー・ショースタッドの再開発地区にできた、新しいタイプの知的障がい者グループホームの1人分の住居のリビング。報告・写真は下に続きます!



福祉ツアー2006年報告 福祉協議会通信No25 掲載
障がいを持っても高齢になっても地域で暮らす
福祉でまちづくりの北欧視察                     報告 佐久間寛子  
                                          
「衣食住」の考え方での住まい方
 スウェ−デンは住宅省を置き、住まい方を社会政策の優先順位としている。誰もが尊厳を持って暮らす上で欠かせない住まいとは、台所、風呂、トイレを備えていることを最低居住空間条件とした。世代隔離、所得による住み分けはしないとし、高齢者、障がい者、移民のひとに対してインテグレートするコミュニティづくりを目指してきた。
障がい者グループホームの1人分のグループホームの1人の住まいのベットルーム
ハンマルビー・ショースタッドの再開発地区の知的障がい者グループホームの1人住まいのベットルーム
グループホームの1人の住まいの台所
上記に同じグループホームの1人住まいの台所です。 自立の基本は食事作りということで、 共有のリビングは勿論ありますが、 各人の居室にも台所がついているのは当然のことだそうです。
上記と同じグループホームの共有部分のリビングです。

  都市部は殆どが集合住宅で、その戸数の20%を高齢者や障害者の住宅として市に提供している。ストックホルムの再開発地区で、最も人気が高い最新デザインのアパートは日当たりのよい角部屋に重度知的障がい者グループホームがある。サービスハウスを改造した認知症老人グループホ−ム、精神障がい者サテライト型グループホームも訪問した。共に共有スペ−スのキツチン、リビングのほかに、各個室はこの最低条件が満たされていた。ノーマライゼーションが住まい方として実践され、穏やかな暮らしぶりが伝わってきた。

「豊かな人材で」
 フィンランドのヴァンター市にある保育園と高齢者介護付き住居併設の施設を訪問した。入居者8人(障がい者3人)が大規模施設に疑問をもち、家庭的ケアで個人経営を続け10年。6人の職員と補助員4人でケアしている。フィンランドは高齢者ができるだけ長く自宅で暮らせるよう体制づくりをすすめている。労働者人口が減少してきたことから、移民者の就労による人材確保を行っているとのこと。

 スウェーデンでは自宅での生活に必要なメニューを提供するため、2006年より三ヵ年の検証が始っている。訪ねた地区は特別老人ハウス、サービスハウス、自宅など介護が必要な高齢者900人に、250人のヘルパーが対応。認知症高齢者へは心配事コミュニケートで緊急ボタンの活用。服薬への支援はホームヘルパーの訪問と医療センターとの連携で。家族負担軽減のためにはショートスティの確保。これらに個人負担はない。(ショートスティは収入に応じて負担)

 重度知的障がい者グループホームは入居者5人を常勤スタッフ8人でケア。買い物や料理、掃除、洗濯など本人がやったと言う実感が持てるようサポート。病院生活が長期になり社会に適応しにくい人へは、サテライト型を利用。グッドマン(第三者による権利擁護)を利用し、知的、精神障がい者は巳常の金銭管理をしている。
 自治体直営、民間でもその財源は同じで人件費に差はない。ヒューマンケアをないがしろにしないことはノーマライゼーションの追及につながると実感した。福祉のまちづくりがしっかり根付いていると実感できた。

北欧視察・訪問先
ヘルシンキ
Annantalo Arts Center
カンピッ・デイサービスセンター
Helsingin kaupunki Terveyskeskusヘルシンキ市健康医療センター
知的障害児の保育もしているラーカヴォリ・パイヴァコティPaivakoti Laakavuor保育園で講義と視察
高齢化研究所Ikainstituutti視察
ヴァンター
Kartanonvakiカルタノンヴァキ小規模老人の家
通訳の菊川さんからフィンランドの教育制度について話を伺う
ストックホルム
通訳の藤井恵美さん宅訪問
最新の再開発地区Hammarby Sjostadハンマルビィーショースタッドで、知的障害者グループホーム
Huddinge Kommunフディンゲ・コムーン
Sjodalens Servicehusショーダーレン・サービスハウスで老人住宅、認知症グループホーム、ショートステイ
Ostermalm地区で精神障害者グループホーム
ナッカ地区で知的障害者デイケア
Hammarby Sjostadの民間賃貸シニアハウス
ストックホルム県訪問医療チームASIH
ターミナルケア、訪問ターミナル医療移動チーム、一般医療チーム
Glassade Gangennグラサード・ガンゲン知的障害者デイケアで昼食と視察
Hammarby Sjostadでオープン保育視察等
                                              


報告書のお申込み・お問い合わせ:東京・生活クラブ運動グループ福祉協議会
TEL:03-5490-8325
HOME

東京・生活クラブ運動グループ福祉協議会